Y!mobileが月額割引の金額をプラン毎に増減する変動制に一部変更。プランSは値上げ、プランLは大幅値下げに

LG製の廉価モデルスマホが発売となったY!mobileですが､それに伴って月額割引の適用の法則に変化が生まれたようです｡
これまでの一律に同額の割引が効いていた月額割引の適用ですが､契約するプランによってその割引金額に差が出るようになってしまいました｡

今までの内容は以下にあります。
Y!mobileの月額割引金額をまとめてみた。11月契約分からNexus5がMNP一括、月950円で使えるように!? | スマホ辞典

これによって今までのY!mobileスマホの維持費用というのも変わってきますので､変更点などをここでは確認したいと思います。

月額割引の金額が、プランによっての変動制に

他社における月々サポートや月月割というのは、パケット定額プランの大小に関わらず、適用されれば同じ金額が割引されるのが常でした。
Y!mobileでも同じような形で従来の月額割引を最近になって復活されていたのですが、これを2月19日から一部の機種でスマホプランの大小によって割引である月額割引が増減する変動制を採用するようになりました。
同じグループのSoftBankで、iPhone 5sのMNP限定で契約するデータプランによる月月割の変動というものがありましたが、同じやり方をY!mobileスマホの多くの端末で行うことになるようです。

傾向を簡潔にまとめてしまえば、安いプランは割引が減って高く、高いプランは割引が増えて安く過去の月額割引よりも使えるようになりました。
スマホプランSで充分だった方には19日からの料金は値上げに近くなりますが、スマホプランL（端末によってはMも）を契約予定だった方には19日からの月額割引の変動制移行によって、今までよりも安い金額で契約することが出来るようになっています。

具体的にスマホプランSでMNP一括契約、月額割引適用という条件で契約した場合、これまでだとNexus5を1490円で使えましたが、変動制になったことでこれが540円ほど値上がってしまいますが、スマホプランLだと変動制後は1080円安く使えるという感じです。

実際の月額割引の変動についてそれぞれの月額割引をY!mobile公式オンラインショップからまとめてみました。

		スマホプランS 月額割引	スマホプランM	スマホプランL
Nexus6 MNP		▲756円	▲1296円	▲2376円
Nexus5 MNP		▲1188円	▲1728円	▲2808円
spray MNP		▲756円	▲1296円	▲2376円
STREAM S DIGNO T	MNP	▲1080円	▲1620円	▲2700円
	新規	▲1080円	▲1620円	▲2700円

 

月額割引に違いが出るのはMNP契約がほとんどです。機種変更でも月額割引が付いている端末もありますが、こちらは変動制ではなくどのプランでも一定の割引額がついています。
大体の端末で今までの月額割引がスマホプランMのみでの適用になって、Sでは減額、Lでは増額という法則性を持っているようです。

2000円以下で使えたこれまでの月額割引付きのY!mobileスマホというのが、今回の変動制への変更によって利用できなくなってしまいましたが、今まで540円しかなかったNexus6への割引増額やスマホプランLでの大容量通信をしたかった方には朗報かもしれません。
スマホプランLだとNexus5でも3650円で300回の通話定額と7GBまでのデータ容量が使え、更にシェアプランで3枚のデータ専用SIMカードを無料で追加できるため、MNP一括での購入が前提ではあるものの非常にコストパフォーマンスの高い普段利用に適した回線を契約することが出来ます。

シェアプラン/nanoSIMでY!Mobile iPhoneを一応実現、初月は最大9GBのデータ容量付き | スマホ辞典

スマホプランSで契約予定だった方には毎月500円ほど高くなる端末もあったりと改悪気味ですが、Y!mobile回線で一本化を検討していた方ならばスマホプランLの月額利用料がかなり安くなったので、契約するいい機会かと思われます。
各月額割引の正しい金額については契約前に公式でその都度確認して下さい。
Y!mobileオンラインストア

また街の携帯ショップで購入する場合、一括価格が安い場合に月額割引が適用にならないお店もあります。ちゃんと月額割引があって安いかどうかを確認してから契約するようにしましょう。