Xperia 1Ⅱで撮影した写真といったものがそこそこ溜まったため、その他のハイエンドモデルと一緒に比較してみようと思います。
今回の比較では
- iPhone 11 Pro
- Galaxy S20
- Xperia 1
といった同等の高性能モデルや過去モデルとの比較となります。
こちらの記事を書いている時点でPhotography Proのソフトウェアがアップデートされていません。
アプデ後に大きく写真の発色なんかが変わることは想定しにくいですが、一応こちらはアプデ前のカメラ性能を中心に見ていったものになります。
なお動画性能についてはYouTubeの方で載せているので、そちらを確認してもらえればと思います。
Xperia 1Ⅱのカメラについて
今回のメインの機種となるXperia 1Ⅱのカメラ性能についてを確認しておきましょう。
アウトカメラ | 1,220万画素(広角24㎜/F1.7) 1,220万画素(超広角16㎜/F2.2) 1,220万画素(望遠70㎜/F2.4) 3D iToFセンサー |
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インカメラ | 800万画素(広角) |
カメラ機能 | 瞳AF リアルタイム瞳AF(要アプデ) 最大20コマ/秒の高速連射(要アプデ) 低照度撮影(要アプデ) デュアルフォトダイオード ハイブリッド手ブレ補正(光学式+電子式) ツァイスレンズ |
動画機能 | cinematography Pro搭載 インテリジェントウィンドフィルタ |
Photography Proは発売時点でソフトウエア更新待ち。
4K60fpsの撮影機能などもカメラアプリ更新後に利用できるものになります。
カメラ設定は基本(AI)オートでの撮影
写真比較での設定に関してはどの機種も
- オート設定(AIサポートがある場合はオン)
となっており、基本カメラ任せに撮影をしています。
なので露出補正やホワイトバランスの修正が必要な難しい場面でも、基本的にはカメラが判断した設定で任せて撮影しています。
一部の機種ではAIによるシーン最適化機能が用意されていますが、そちらが利用できる場合にはそちらもオンとなっています。
なおサイトのアップロード容量の関係で写真は圧縮してあるため、細かく見ていくとブロックノイズや色調に関して乱れが発生している場合があります。
ただ全体的な印象については損なわれていないかと思うので、ご了承いただければと思います。
オリジナルファイルについてはもし必要なら言ってもらえれば対応するかもしれません。。。
それでは早速写真の比較の方を載せていきます。
日中(広角カメラ)
Xperia 1Ⅱについては自然な色合いといった表現が合うでしょうか。
青空の鮮やかさについてはGalaxy S20やiPhoneの方が上に感じられますが、緑の木々の写真で比較してみるとGalaxyなんかの鮮やかさは不自然なレベルになっており、あまり好ましいものではありません。それと比較するとXperia 1Ⅱはまだ自然さがあります。
iPhone 11 Proと比べると暖色の方が強調されているでしょうか。それによって青空の表現に違いが出ています。
日中(超広角カメラ)
緑の表現はGalaxy S20よりも自然なものの、青空の表現は暗めというか赤めなのが感じられます。
青空では色合いは不自然な感じに映ってしまう点は注意する必要があるでしょう。
また通常の広角レンズとの色味の乖離の激しさが強く、Galaxy S20のように広角も超広角も同じように同じ色合いになっていないところ、その統一感の無さは気になるところです。
日中(望遠カメラ)
望遠については評価が難しいというか、個人的にあまり利用しない撮影方法なので例がうまく撮れませんでした。
他社相当の望遠撮影というのは明るい日中なら実現できそうという事になるでしょうか。
若干他の機種よりも暖色が強めです。
食事
食事については自然な光、色合いというのを表現している印象がありますが、少し鮮やかさというところでやはり足らないのを感じます。
そのままネットに載せられるのはGalaxy S20の写真になるでしょうか。
AIオートでも食事シーンで黄色くなりすぎないため、扱いやすさは向上している印象はあります。
花
花自体の鮮やかさはGalaxy S20の方が勝っていますが、背景のボケ方なんかはXperia 1Ⅱの方が美しい感じでされているかと思います。
これは標準のAI判定で撮影していますが、Xperia 1Ⅱにはボケモードなんかも搭載されているため、さらにボケみにはこだわりを見せることが可能です。
夜間(広角カメラ)
夜景はかなり安定した印象を受けます。
結構暖色は強いものの、発色がおかしくなるような場面も少なくなっており、他機種に十分対抗できるだけの実力をXperia 1Ⅱも持っているのがわかります。
光源が少ないと黒潰れしやすくなるために夜景以上に暗いところは苦手ですが、他のスマホもそこまで大きな違いが生じていないため、これだけの夜景撮影能力を持っているのは日常使いには十分と言えましょう。
さらなる暗所性能を求めると他スマホには負けますが・・・。
夜間(超広角カメラ)
超広角での夜景を比較してみるとiPhoneよりも明るさがあるのが感じられます。
全体的に暗くなってしまいがちなiPhoneと比べてもXperia 1Ⅱは明るさを維持しており、美しい写真が撮れています。
Galaxy S20に近い表現が出来ており、日中に感じた赤みというのもそこまでありません。
夜間(望遠カメラ)
望遠での撮影は暖色・そして緑じみた色も混じり、他のスマホと比べると見劣りしてしまうのは感じます。
ピントも合いにくいのを操作してて感じるため、この望遠レンズに関しては日中とは異なり、そこまで期待出来ないものになるかと思います。
比較をしなければ割とよく見えるカメラではあるのですが。
カメラ・写真に関するXperia 1Ⅱと他のスマホとの比較はこのようになります。
簡単なまとめ方にはなりますが、購入の際の判断に利用してもらえればうれしいです。
追記:Photo Proアップデート開始、機能や撮影上の違いなど
6月18日のドコモ版発売に合わせて、Photo Proのアップデートが行われました。
Photo Proは画質を向上させる、といった類ではなくあくまでも撮影方法が変化する、というものになりますがより多彩なアプローチをスマホからでもしやすいものになっています。
- 露出補正
- シャッタースピード
- フォーカス固定
- ホワイトバランス変更
- 測光方法の変更
といった調整が通常のカメラappよりも手軽に変更できるようになっており、マニュアル気味の撮影をする時の面倒くささといったものがなくなっています。
さらに以下の画像のように多くの設定項目も用意されています。
Photo Proの機能の中で特に目立つのが最大20コマ/秒の撮影が可能な高速連射機能、そしてオートHDRによる強力な補正機能です。
高速連射はその名の通り1秒間に最大20枚の写真を撮ることができるため、動きの多い被写体に有効です。瞳AFを機能として持っているため、子供やペットの写真を撮る時に活かせます。
補正機能ではオートHDRの効き方が「今どきのスマホの写真」が撮れるものになっています。補正にはDレンジオプティマイザー(DRO)も用意されていますが、こちらは暗部を持ちあげるだけの機能のため、そこまで変化はありません。
オートHDRの場合だと結構全体の明るさがハッキリと変わってくるため、「今どきのスマホのような晴天時はクリアな明るさ」が欲しい時や「パッキリした夜景の明るさ」が欲しい時にはこちらをオンにするといいでしょう。
全体の比較画像については容量の関係上Instagramの方で確認をしてもらえればと思います。
その他の写真についてはInstagramの方で。あとはYouTubeでも上げているかと思います。
https://www.instagram.com/smadictio/?hl=ja
端末自体のレビューはこちらの記事に任せています。またこちらもYouTubeでもレビューしているので確認をしてください。
Xperia 1Ⅱ(SO-51A/SOG01)レビュー 機能の追加で便利になったがバッテリー周りに不安あり | スマホ辞典