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2021年モデルスマホレビュー

home 5G HR01口コミ・レビュー 速度検証と3日規制or無制限か/オンライン・ネットゲームは遊べるか/他社SIM利用でのルーター化/注意事項

ドコモのホームルーターサービスであるhome 5Gと対応機種のHR01について色々と試してみたのでそちらの情報をまとめていきます。

まだ開始したばかりのサービスということもあり今後変更点などもあるかもしれませんが、現状判明しているポイントについてを確認していこうと思います。

ドコモオンラインショップ:home 5G

HR01のルータースペック

  HR01
最大通信速度

5G:受信時最大4.2Gbps/送信時最大218Mbps

4G:受信時最大1.7Gbps/送信時最大131.3Mbps

対応周波数

5G:n78/n79

4G:B 1/3/19/21/28/42

無線LAN規格

IEEE802.11a/54Mbps

IEEE802.11b/11Mbps

IEEE802.11g/54Mbps

IEEE802.11n(Wi-Fi 4)/300Mbps

IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)/867Mbps

IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)/1201Mbps

2.4GHz帯/5GHz帯対応

同時接続台数 65台(Wi-Fi:64台/有線LAN:1台)
接続機能 WPS/QRコード接続
消費電力 22W
サイズ

170×95×95 mm

重量 720g
付属品 ACアダプタ、LANケーブル

ドコモエリア網が使える、ただし登録住所のみ

ルーターのスペックは上記の通り。

触れるべきところは沢山ありますが、WiMAX2+との比較で見ると通信エリアの広さが特徴です。

ほぼ全ての対応周波数、スマホ同様のドコモの4G網/5G網で通信ができるようになっており、オプションでしか通常のKDDI網を使えないWiMAX2+よりもエリアの心配が要りません。

またWiMAX2+の場合周波数の関係で建物内部で電波強度が落ちる、という弱点を持っていましたがドコモのhome 5Gでは掴める周波数によってはそうした弱点も克服されていて、エリアの問題といったものがほとんどありません。

この点は他のホームルーター製品に比べても気軽に導入できる特徴でしょう。

ただしこのhome 5G HR01は登録した住所でしか利用できないものとなっており、登録外の住所や車載ルーターとして利用することができません。

登録住所の変更は月1回。なので頻繁に住所を変えて別の場所でも使えるようにする、という使い方はできません。

自分は家族が入院する際に病院にネット環境を構築しようとしたのですが、home 5Gではこの登録住所以外での利用規制と住所変更月1回規制によって想定した使い方が出来ず、WiMAX2のルーターを活用かつ便利に使えたというのがありました。

また引っ越しをした際にdアカウントのIDが書かれた紙を無くしたために、住所変更をするのに数日かかって別のドコモ回線SIMをhome 5Gに入れてやりくりする、なんて運用をしていました。

詳しくはこちらに書いてあるので、引っ越しなどを予定してこのルーターを買うかどうか迷っている方は見ておいてください。

引っ越したのでドコモのhome 5G HR01の「設置場所住所」を変更する流れについてを記録 引っ越しをしたのでドコモのhome 5Gが使えなくなりました。 home 5Gは契約時に登録した住所以外では使えない、という仕様...

この点は注意が必要なポイントです。

HR01の価格は4万円弱、月々サポートが適用されるため3年利用で実質0円化

home 5Gの対応端末であるHR01の価格と月々サポートについても確認をしていきましょう。

HR01には3年間割引として適用される月々サポートが1,100円分用意され、これのおかげで通信費が割引されて端末の実質価格といったところも0円になります。

詳しくは以下の表で。

home 5G
端末価格
(36回払い)
39,600円
(1,100円×36回)
月々サポート▲1,100円
実質価格0円
分割購入時一括購入時
home 5Gプラン49504950
月々サポート▲1100×36回▲1100×36回
端末代1100円×36回
(一括39,600円)
維持費4950円3850円
(最大3年間)

端末代を一括で支払えば維持費は3,850円。

分割支払いでも端末代が割引で相殺されてhome 5Gの通常の維持費である4,950円と変わりないものになっています。

この料金で無制限に通信できるというのはかなり魅力的と言えます。

ドコモオンラインショップ:home 5G

ドコモのギガホ・ギガライトに割引が発生するhome 5G セット割

なおスマホの契約回線もドコモを使っており、契約プランがahamoではなくてギガホ・ギガライトを利用している場合は、home 5G セット割という割引が適用されます。

home 5G セット割
ギガホ/5G ギガホ プレミア▲1100円
ギガライト ステップ4(〜7GB)▲1100円
ギガライト ステップ3(〜5GB)▲1100円
ギガライト ステップ2(〜3GB)▲550円
ギガライト ステップ1(〜1GB)

これによってギガホ・5Gギガホは6,215円前後になり、その他の割引も適用されるようならばさらに安くなります。

自分の場合5Gギガホを使っており、home 5G セット割とファミリー割引によって以下のような料金で5Gギガホを利用できるようになりました。

5Gギガホ契約
スマホ維持費
5Gギガホ7315円
ファミリー割引▲1100円(3回線分)
home 5Gセット割▲1100円
維持費5115円

自宅でも無制限、出先でもスマホで無制限の通信が出来るようになった上に、この安さで利用できるというのは非常に魅力的なポイントの一つになるかと思います。

home 5Gの通信速度について

home 5Gの通信速度については設置場所によって異なってきます。

そのため自宅の中でどの場所に置くと良い速度が出るのか、というのを色々と試行錯誤して探る必要があります。

そうした中で計測できた速度と、Twitterなどでシェアされている内容を確認していきましょう。

4G

現在自分の家だと4G網となるので以下のような通信速度

固定回線代わりに利用するのに十分すぎるほどの速度が出ています。

実際体感として速度が足らない、と感じる場面はほとんどなく、ゲームのダウンロードも比較的早くできますし動画のストリーミング視聴も高画質で行うことができます。

よほど大容量ファイルを高速でダウンロードしなければいけない環境でない限り、自宅の無制限回線として光回線よりも安くてお手軽に扱うことができるようになっています。

ただアップロードはモバイル回線全体の傾向と同様に高くはならないため、クラウドアップロードやYouTube配信なんかを頻繁に行うようだとちょっと物足りなさがあるでしょうか。

アップロードを多用する使い方というのは人によるかと思いますが、そうした利用をする場合には思ったよりも速度が出ないかもしれません。

規制時の速度、あるいは規制についてをWiMAX2+と比較してみる

WiMAX2の規制速度はこちら

ただこれだけの高速なデータ通信ができても規制がされてしまったら意味がない、と考えている方も多いでしょう。

WiMAX2+でも同様の高速通信が実現されているものの、18時から翌2時までの強烈な規制によって固定回線代わりにはなりえないものになっています。

home 5G HR01でも使いすぎによる速度規制が発生してしまうと、固定回線として利用していくには難しいサービスとなっていくためこの「使いすぎによる速度規制」といったところは気になる問題かと思います。

この「規制」に関しては今後サービスが広がることによって内容が変わってくるかと思われますが、現状判明している規制状況についてを確認していきましょう。

home 5Gの規制に関しては以下のような規約が用意されており、3日間で特に通信量の多いユーザーには場合によって速度規制を行う旨が記されています。

ネットワークの混雑状況によって、通信が遅くなる、または接続しづらくなることがあります。また、当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。なお、一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがあります。

これに関しては

8月31日時点の検証において「必ず適用されない」というのを確認しており、現状においては「ほぼ無制限」通信が実現するものになっています。

最新の情報は以下の記事で更新していく予定ですが、現状では1日に200GB使っても速度低下する兆しはありません。

home 5G HR01の規制の有無を検証してみる WiMAX2+のような3日15GB規制はあるのか まだまだサービス開始直後ということ、それに明確に規制について記載されていないということもあり、「かなり緩い状態」ではあるかと思われます...

ドコモの社長のインタビューをみても極力規制は行いたくない旨を表明しており、WiMAX2+のような明確な線引きをせずに回線が輻輳した時だけに限りそうです。

――home 5Gは使い放題ということだが、ネットワークへの影響はどう対応しているのか。

井伊氏
 ヘビーユーザーの方にご利用いただくことも想定してる。混み合ったときにネットワーク側で帯域制御をする仕組みを入れている。ベストエフォートということで、混み合ったときには遅くなるかもしれない、ということになるが、可能な限り、きめ細かく制御してスピード(通信速度)を維持できるよう、今回かなりしっかり対応するような準備をしている。

https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1325569.html

WiMAX2+、ソフトバンクAirの規制と比較するとこうなります。

規制や契約期間などの比較
home 5G規約上は3日間の通信量が多いと規制
ただし現状はほぼ規制のない無制限
社長インタビューからも規制はかかりにくい
途中解約による解約金はない
ただし端末代が残る場合には支払いが必要
WiMAX2+3日間で10GBまたは15GB利用で1Mbps規制
明確に規制がされて動画などが見にくくなる
規制は18時〜翌2時
建物内で電波が入りにくい
途中解約による契約解除料あり
端末代も支払いが残っている場合には支払い必要
SoftBank Air明確な規制基準はないものの、規制が厳しくある
規制時は128kbpsの速度になることも
ただし現在home 5G対抗で規制がされにくいとの噂
建物内で電波が入りにくい
途中解約による契約解除料あり
ただしこれからの新規契約の場合、解約金なしのプランが選べる
端末代も支払いが残っている場合には支払いが必要

(このまま無制限が続けば)非常に快適度の高い固定代替

このように現状であればhome 5Gは「ほぼ無制限」に利用できるホームルーターとなっており、かつての初代WiMAXサービス同様にADSLや光回線の代替となる使いやすさを持っています。

通信速度がほぼストレスを感じないレベルでありながら、規制も現状は行われる様子がないというのは、非常に利用しやすい回線であるのは間違い無いです。

今後の展開次第では規制が始まる可能性があるものの、WiMAX訴訟の例を考えても後出しで規制を強くするというのをドコモが行うというのも考えにくく、この無制限状態といったものは長く継続していきそうです。

このまま無制限通信が可能なようであれば、固定代替として非常に優秀な契約となるために脱固定回線を考えていた人なんかにはおすすめできるものになっています。

home 5G HR01でオンラインゲーム、ネットゲームは遊べるか

もう一つ検証をしてみたものとして、home 5G HR01でゲームはできるのか、といったところも確かめてみました。

固定回線を辞めてホームルーターに一本化する際に困ってくるのがオンラインゲームが遊べるか否か、といったところになるかと思いますが、そちらについて複数のゲームでどのようなプレイ感になるのかというのを確認しています。

まずhome 5G HR01でネトゲをしてみた環境についてを確認していきます。

  • 設置場所:窓際では無いもののそれに近いテレビの近く
  • 通信速度:40Mbps(Down)/6Mbps(Up)前後
  • ping値:40ms前後(ゲーミによっては20や100といった数値もあり)

詳しいラグの具合なんかは動画でみてもらえればと思います。

コールオブデューティー:出会い頭での撃ち合いで撃ち負けることもあるものの、割と結構スナイパーでも投げナイフでも当たります。立ち回りをしっかりすればそこまで理不尽な負け方、弾の当たらなさというのは実感しません。

ただやはり出会い頭での弱さというのは、実力以上に回線面の影響を感じやすいため、その辺りで負けるのを許容できないとhome 5Gでのプレイは厳しいものになってくるでしょう。

APEX legend:こちらもそこまでラグさを感じないものにはなっています。弾の弾道などがしっかり見える武器が多いため、ラグくて当たらないと感じることはそこまでありません。ただやはり真正面からの撃ち合いでは不利になることはあっても有利になることはない反応速度ではあるために、ランクマッチを中心に上位に入っていきたい場合にはあまり適していないため、その辺りフレンドとの意識のすり合わせといったものが必要になってくるかと思われます。

ダークソウル3:対人要素において回線の反応速度が重要なのがこのゲームですが、home 5Gでは本来なら当たらないような攻撃が当たってしまったりと回線側の影響というのを感じる場面が多々あります。間合い的に当たらない攻撃が当たったり、間に合わないタイミングでのパリィが決まったりと、勝敗を左右するようなラグが対戦相手次第では見られてしまいます。

パリィを狙う戦い方では結構厳しく、それ以外の攻撃方法中心で戦っていかないと確実な戦果というのを得るのは難しくなっています。

オンラインゲーム、ネットゲーム自体は遊べるものの、対戦系のゲームでシビアなタイミングの反応が求められるものは負けやすいのは確かなところです。

カジュアルに楽しめる、負けても楽しめるタイプのゲームへの接し方でないとストレスが溜まってしまうので、このあたりはhome 5G HR01で遊ぶのであれば覚悟が必要です。

またゲームのラグ以外にもダークソウル3はマッチングが何度か失敗することがあり、またAPEXでのランクマッチプレイ中に回線が不安定になって落ちてしまった時に、途中棄権のペナルティが課せられてしまい10分間試合をできない状態になってしまいました。

こうした不安定さも注意が必要なものになっているため、home 5G HR01でのネットゲームプレイはヘビーユーザーほど問題が出てくる可能性があります。

基本的には「カジュアルに遊べればいい」というユーザー向けではあります。

他社SIM利用でのルーター化も可能

HR01の機能についても見ていきましょう。

home 5Gプランで利用できるHR01はSIMフリー端末となっており、ドコモのhome 5G向けのSIM以外にも他社のSIMカードを利用することができます。

APN設定をログイン画面から行うことができ、これに他社回線のAPNを設定することによって普通にデータ通信が可能となります。

挙動を確認したのは以下の回線です。

  • 楽天モバイル
  • ドコモ通常5Gギガホ契約
  • Y!mobile
  • LINEMO

あまりHR01を他社SIM回線のルーターとして利用する機会は少ないかもしれませんが、ドコモ回線にトラブルがあった時なんかには他社SIMを使ってこちらで通信することもできるために利便性といったところも用意されています。

ただしhome 5GのSIMはスマホには利用できず、IMEI制限がある模様

一方でhome 5GプランのSIMカードはドコモスマホに差しても接続が不安定で通信を行うことができません。

IMEI制限が敷かれており、HR01以外で通信ができないようになっています。

無制限のデータSIMではあるものの、HR01での通信専用となっているのでスマホで利用するというような使い方はできません。

マイドコモから通信の最適化をオフにしておくといいかも?

こちらは必須の作業ではないですが、クラウドなりネット上から画像や動画を扱う機会が多い場合には、そうしたファイルを圧縮したりせずにダウンロード・アップロードできる環境にしておくことが望ましいかと思います。

home 5G HR01含むドコモの通信契約では、デフォルトで通信の最適化がオンになっているわけですが、これをオフにすることでファイルの圧縮(≒劣化)を防ぐことができるため、そうした圧縮を避けておきたいのであればオフに変更しておくといいかもしれません。

こちらはHR01の設定画面から変更することはできず、マイドコモからの変更が必要になります。

回線契約側の設定変更によって、圧縮されないそのままの状態のファイルダウンロードやアップロードといったものが可能になるので、気になる方はこちらの設定を行っておきましょう。

固定代替のホームルーター最強は間違いなし

現状の情報や使用感を中心に評価していくのであれば、home 5G hR01は抜群におすすめできるホームルーターとなります。

WiMAX2+やSoftBank Airと比較しても「速度規制がされない」というのは固定回線の代替として待ち望んでいた内容となっており、非常に利便性の高い回線となってくれています。

固定回線が引けない、集合住宅で光回線でも遅い、頻繁に引っ越しする機会があり固定回線では面倒といった方には、簡単に設定できて安い価格で使えるにもかかわらず、高速に利用できるということでかなりおすすめのできるホームルーターとなっています。

現在バリバリにWiMAX2やソフトバンクAirを使っているという方は、こちらのhome 5Gに乗り換える価値が十分にあるかと思います。

エリアも速度も規制状況も現状文句なしのサービスが行われているため、契約を強くおすすめできます。

ドコモオンラインショップ:home 5G

POSTED COMMENT

  1. anonymous より:

    ドコモのスマホ契約(5Gギガホ等)のSIMカードはHR01でも利用可能でしょうか?

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