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2020年モデルスマホレビュー

ThinkPad X1 Foldレビュー 見た目だけじゃなく実用性でも満足度が高いベストバイ

2021年の終わり、欲しくて欲しくて仕方なかったThinkPad X1 Foldをようやく買うことが出来ました。

値下げとメルマガクーポンなんかによって価格が20万円以下となったことでようやく自分も買える価格となり、この特徴的な「折りたためるノートパソコン」を手にすることができています。

値下げの情報はすでに触れているので、今回はこのThinkPad X1 Foldを1ヶ月ほど使ってみての感想というのをまとめてみたいと思います。

ThinkPad X1 Foldが遂に20万円以下!ロマン溢れるデバイスが買いやすい価格に 自分も買ったので紹介したいと思います。 後継機に向けて、もしくは純粋に在庫処分ということかもしれませんが、ThinkPad X1...

色物感が強いですが、実際に使ってみるとその見た目やギミックだけではなく、実用性といったところでも高い満足度を得られたのでその辺りについてを紹介していく内容となっています。

高い買い物ではあるかと思うので、まだ迷っている人向けに購入の参考にしてもらえれば幸いです。

Lenovoオフィシャルストア:ThinkPad X1 Fold

ThinkPad X1 Foldを1ヶ月使ってみて感じた良い部分と悪い部分

それでは早速このThinkPad X1 Foldを使ってみて良かったところと悪かったところをまとめていきます。

主観的で感覚的な内容になっていますがそこは大目に見てもらえれば。

折りたたんだ時のコンパクトさからの大画面化は使用にも持ち運びにも便利すぎる

まずその「折りたたみによる利便性の高さ」は良い部分の一つです。

ThinkPad X1 Foldはディスプレイを折りたたみできるノートパソコンというものになっており、見た目のキワモノ感といったところが目立っていますが、

実際に使用してみるとこの折りたたみ機構によって非常に高い利便性を備えています。

(開いた時は13インチ級ノートと同程度)

(持ち運びの時は大きく異なるサイズ感)

通常のノートパソコンだと画面サイズが持ち歩き時のサイズとほぼイコールなわけですが、ThinkPad X1 Foldは13.3インチとA4サイズに近い画面を持ちながら持ち歩きの際には9~10インチ程度、B5サイズ程度に収めることができます。

大画面で扱えるにも関わらず持ち運びの際にはUMPC並みのサイズ感になる、というのはまさに「モバイル」向けの機器として自分が望んでいた役割であり、このThinkPad X1 Foldは見事にそうした他のPCでは実現できなかった運用ができるようになっています。

決して大きくないカバンなんかにも忍ばせることができ、それでいて取り出した時には13.3インチの画面で利用できる、というのは持ち歩き端末として非常に快適度が高いです。

「モバイル」という使い方においては現状最強クラスの持ち運びのしやすさを感じられ、この役割だけでも本当に買って良かったと思わせるものになっています。

UMPCを持ち歩きたいけどイマイチしっくりこない、という人にはぜひ体感して欲しい使用感です。個人的にはUMPCライクな使い方でここまで満足度の高いPCには出会ったことありません。

唯一無二の特殊ガジェットとなっています。

さらに大画面での利用時にはこのようにソフトウェアの拡大縮小の比率もあらかじめ決められたものに表示することができたりするため、

(アプリウィンドウの最適配置がしやすいのでマルチタスクが簡単にできる)
(簡単な操作で画面を分けられるのは楽)

資料を見ながらライティングする時なんかに非常に便利な2窓表示ができます。

折りたたんだ時のコンパクトさからは想定できなかったですが、作業効率の高い使い方が簡単にできるようになっているのも快適さを高めてくれます。

またこのディスプレイを折りたためるという特徴によって、異なる仕様の2in1ノートパソコンとして利用できる点も評価できます。

キーボードをドッキングさせた状態では丁度良いサイズ感のUMPC的に扱えるわけですが、大画面に広げた時には各種作業も視認性が高くなる実用的なノートパソコンに変わってくれます。

この異なる使い方を今までは別々の機器でそれぞれ回していたわけですが、それがThinkPad X1 Foldになってからは1台で済むようになりました。

場面に応じて使い方を変えられるのも利便性が高く、しかも他のPCでは代替できないというのは強みの一つです。

Windowsタブレット的な役割もこなせるため、2in1どころか3in1と言ってもいいかもしれません。

漫画や動画などのコンテンツ閲覧にも中々使い勝手が良い

タッチ操作に対応してタブレット的な用途をすることもできるということで、漫画や雑誌読み放題系のサブスクサービスや動画向けの大画面端末としても楽しめる点も良い部分です。

特に雑誌読み放題系のサービスは同じ折りたたみ端末であるGalaxy Z Fold3では微妙に小ささを感じる場面があるため、より本物の雑誌に近いレベルで閲覧できるサイズとなっているこのThinkPad X1 Foldとの組み合わせはかなりピッタリなものになっています。

また画面を折りながら読むことで漫画や雑誌を読んでいるような疑似体験もできるので、やはり他の大画面デバイスとは異なる使用感というのを得られる面白さがあります。

動画に関しても13.3インチという画面で見れるのは十分すぎる大きさですし、折りたたみスマホと比べても折り目の主張が少ないためにかなり自然な印象で動画を視聴し続けることができます。

漫画読み端末としては大画面ですがその分重いところはあるのでそこまで最適な端末とは言えないものの、書き込みの多い漫画なんかでは他のデバイスと比べても目が痛くならない楽な読み心地となるので、多少の重さにも不満はありません。

地味に便利な付属のペン

自分にはそこまで必要ないと思っていたペンの存在も使ってみると地味に便利です。

大画面ということとディスプレイ強度の心配から、タッチパネルになっていると言ってもあまり頻繁に触ってダメージや指紋を残したりしたくないわけですが、

そうした心配もペンを使っていくことで解決します。

2つのボタンも設定で右クリックを中心にスクロール動作やコピペなどの様々な役割を任せることができるので、地味に欲しかった「マウス的な操作ができるペンデバイス」になっています。

画面を汚さず、設定次第ではマウスやリモコン的に使える拡張デバイス的なものになっており、当初はいらないと思っていましたが今ではこのThinkPad X1 Foldの一つの強みだと感じられるものになっています。

充電をしないといけないのが面倒ではありますが、それだけの価値を持つ快適操作をさせてくれるものになっています。

絵も描かないし文字入力もペンでやることはありませんが、単純なブラウジングのお供にこのペンの存在は欠かせないものになっています。

大画面で動画が見れる、のにスピーカーはノートPCモードに最適化されていて迫力不足

ここからは不満点を挙げていきますが、まずスピーカー音質には不満があります。

せっかくの大画面での動画を見ていても、スピーカーが大画面化での運用に対応しておらず迫力のなさが際立つものになっています。

スピーカーはノートPCモードの時に左右と上辺というバランスの良い配置になるのですが、大画面モードだと左側にスピーカーが集中してしまい、迫力のない音響環境になっています。

そのため大画面モードでは基本はイヤホンなりヘッドホンなりをBluetoothで繋いで動画なりを見る必要があります。

ぼーっと見る感じの動画なら音が悪くてもあんまり気にしませんが、映画や音楽、MVといったところを視聴しようとすると別途スピーカー代わりのデバイスは必要です。

aptX対応ということでBluetooth接続でも一定以上の音質が維持されているため、動画視聴なんかはイヤホン・ヘッドホンと組み合わせるのが必須です。

一応ノートPCモードでもそこそこ大きな画面で動画が見れるので、そちらで満足であれば問題ないのですがどうせなら大画面で楽しみたいですし、そうなるとやっぱりイヤホンやヘッドホンは使いたいところです。

キーボードはペラペラ。剛性が必要なユーザーには合わない

2in1、あるいは3in1PCとしては非常に優秀なのがこのThinkPad X1 Foldなのですが、単純なノートパソコンとして見たときにはキーボードの剛性の無さは長く触っていくと不満を感じるかもしれません。

結構ペラペラ感のある打鍵感となっており、がっちりキーからの反応を楽しみたいユーザーにはその軽いペシャッとした反応は違和感が強いでしょう。

キーボードを切り離してテーブルに置くと「板」感もより強くなるため、キーボードにこだわりがあるユーザーにはちょっと使いづらいかもしれません。

キー配置はサイズが小さいために普通のノートPCよりも狭くて配置も少し詰まったところにあるものもありますが、UMPC系のギチギチかつおかしなキー配置と比較すると大分マシなのでそこへの不満は個人的には少ないです。

PCパワーは価格の割に微妙、持ち運べるゲーム用PC、としてはちょっと用途が限られる

(FF14のベンチスコアはこの程度)

最近Steamのゲームとかを遊ぶようになったのですが、そうしたゲームをこのThinkPad X1 Foldで少し遊ぼうとすると、若干のパワー不足を感じることがあります。

意外と遊べることは遊べるのですが、少し3D要素が出てくると重たくなるゲームもあるため、「持ち運べるゲーム用端末」としては高い満足度を得られない可能性があります。

画質を落としたりとかしても大丈夫、ということであれば結構遊べるゲームも出てくるので個人的はこれでもいい感はあるのですが、そこにはこだわりたいというユーザーにとっては「価格の割にハイスペックマシンにはなっていない」ために注意がいります。

購入直後は不安定感が目立った。アプデが要因なのかは不明だが多少は安定感がでてきている

購入直後やアプデ直後に不安定感があったのは既に前の記事で書いた通りです。

現在では結構安定してきて不満は解消されたのですが、購入当初や数回のアプデ直後の挙動には「これ大丈夫か・・・?」と思わされました。

縦横の表示の判定がかなり鈍く、キーボードを付けたときの画面変更も反応が遅れたりしなかったりといろいろと使いづらさを感じました。

再起動で治ったものの、一度画面がチカチカ点滅するなど購入直後から不安にさせる不具合なんかもあり、価格が価格だけに結構動揺させられました。

アプデして再起動数回からの数時間使用した辺りから安定感が見違えるほどに出てきて、縦横・キーボード判定といったものが結構キビキビ動くものになっており、快適に利用できるようになっています。

ただそれでも初期の不安定さというのは利用してても不安を感じるものであり、この点は第一印象としては結構心配になるものです。

価格だけでなくこうした利用開始時の不安にさせる安定感の無さといったところは人におすすめしにくいものであるのは間違いありません。

なんだかんだ言ってベストバイ級。コンパクトで持ち運びしやすいノートパソコンからの大画面化は他のノートにはない魅力

ネガティブな部分はありますが、それでも結論としては買ってよかったガジェットと言えます。

個人的には最強のUMPC兼タブレット型PCといった位置づけとなっており、1台だけでその役割をこなすことができるのは便利すぎます。

今までコンパクトなPCとしてはGPD PocketやGPD P2 MAX、ONE MIX3なんかを使いながらもどれも合わず、毎回少し使っては売却してXperia Z4 Tablet+BKB50やVaio Canvasといった古いタブレットやPCに戻ってきてたわけですが、ようやく最新の性能を持った新たな小型PCに出会うことができました。

ノートPCスタイルで扱うときは絶妙なコンパクトサイズのPC、広げて利用する際には結構な余裕のある作業領域を持った大画面PCとなるこのThinkPad X1 Foldは、個人的に2021年の中で最も買ってよかったガジェットとなっています。

もちろんネガティブな部分のところで触れた不安定さや打鍵感の問題もあるために大きな声でおすすめ!とは言えないところではあるのですが、個人的に求める機能といったものをしっかりと満たしてくれているために、いろいろ買った21年のスマホやガジェットらを抑えてトップの満足感を提供してくれています。

コンパクトなノートPCでありながら、しっかりと出先で作業をしたい場面で情報量が多く表示できる大画面モードに変形できるこの利便性の高さは、他のノートPCにはないThinkPad X1 Foldだけの魅力です。

価格が高いためにあまり積極的に購入を推奨できませんが、価格面で折り合いがつく方やずっと気になっていたという方であれば、買って後悔する可能性よりもその利便性の高さに満足してもらえるかと思うので、ちょっとレノボの公式を覗いたり他にもThinkPad X1 Foldの情報なんかを調べてみて欲しいです。

2021年は個人的にガジェット周りであまりワクワクしない買い物ばかりだったのですが、このThinkPad X1 Foldはそうした中で普通に便利に使えた上で触る楽しさといったを満たしてくれた機器になっており、21年のベストバイガジェットとしてかなり気に入っています。

Lenovoオフィシャルストア:ThinkPad X1 Fold

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