Xiaomiが格安スマホ界を荒らす価格破壊スマホ『Redmi Note 9S』を繰り出してきました。
その価格、そのスペックから驚異的なコストパフォーマンスの良さというものを見せており、ちょっと次元の違うお買い得さというものを見せています。
発売後は各ネットショップにおいて品切れが多発するなど、そのコスパの良さが既に高い人気を見せています。
なおその他の競合するであろうミドルレンジスマホのレビューについては以下の記事で用意しています。
LG Style3 L-41Aレビュー ドコモスマホの中でコスパの良さが光る高性能なのに価格が安い稀有な一台 | スマホ辞典
Galaxy A41レビュー(SC-41A/SCV48) バランスは悪くないが相対的な魅力の少なさはネック | スマホ辞典
Xperia 10Ⅱ(SO-41A/SOV43)レビュー スペックアップ&バッテリー持ち向上で使いやすさが大きく増した廉価版Xperia 5 | スマホ辞典
『Redmi Note 9S』の特徴をピックアップ!
まずはRedmi Note 9Sの持つ特徴を確認していきましょう。
1:ミドルハイなCPUであるSnapdragon 720Gを搭載するのに3万円以下のコスパスマホ
Redmi Note 9Sはミドルレンジあるいはエントリーモデルの部類に入る価格設定がされています。
スペックの低い4GB/64GBモデルでは24,800円といった公式の税込み価格が設定されており、SIMフリースマホの中では安価です。
にもかかわらずスペック面においてはミドルハイクラスに該当するSnapdragon 720Gを搭載しており、スペックと価格が良い意味で釣り合ってなく、コストパフォーマンスが非常に目立ったスマホになっています。
2:防水・おサイフケータイはないけれど、5020mAhのバッテリーや4眼カメラなどは価格以上
同じくコストパフォーマンスの良さが高く評価されたReno Aと比べると、防水やおサイフケータイといった機能は用意されていませんが、それでもCPUの高さだけでなく5,020mAhのバッテリー容量やカメラは4,800万画素の高画質センサーを中心に4眼構成になっているなど、やはり価格以上のスペックの充実さといったものがあります。
スペック上の各数値・構成といったところがとても3万円以下の販売価格を見せるスマホではなく、多くのSIMフリースマホ、格安スマホといったものを置き去りにするスペックの充実さが、繰り返しになってしまいますが見られるスマホです。
『Redmi Note 9S』は圧倒的なコスパ機種
![]() |
あまり「コスパ」といった言葉を用いてスマホを語ることは好きではないですが、このRedmi Note 9Sについてはその言葉を使わないで語るというのがちょっと難しいぐらいに、コストパフォーマンスの良さが光るスマホになっています。
この価格設定でこのスペックというのは他のSIMフリースマホでは見られないものを持ってきており、販売開始直後に各ショップ在庫切れを起こしているのも納得の内容になっています。 多少の機能不足といったところもあるものの、それを気にさせない基本性能の高さといったものがあります。 |
『Redmi Note 9S』のスペック

Redmi Note 9S | |
OS | Android 10(MIUI11) |
SoC | Snapdragon 720G |
ディスプレイ | 6.67インチ (1080×2400) |
RAM | 4GBor6GB |
ROM,SDカード対応 | 64GBor128GB,micro SD 512G
B対応 |
アウトカメラ | 4,800万画素(広角/F1.8) 500万画素(望遠/F2.4) 800万画素(超広角/F12.2) |
インカメラ | 1600万画素(標準) |
サイズ | 165.7 x 76.6 x 8.8 mm |
重量 | 209g |
バッテリー | 5020mAh |
通信機構 | Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac(5GHz対応) |
生体認証 | 指紋認証、顔認証 |
LTE Band | B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28、B38/40/41 |
『Redmi Note 9S』の価格
公式価格 | RAM4GB+64GB | RAM6GB+128GB |
---|---|---|
Redmi Note 9S | 24,800円 | 29,800円 |
Amazonなどでの公式価格はこちら。
ここに楽天市場やヤフーショッピングのようなポイント還元が用意されているネットショップだと、さらにポイント分お得に購入することが出来ます。
MVNOでは楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT回線とのセット契約やOCNモバイルONEとのセット契約によって非常に安くお得な形で契約できるようにもなっています。
最安値を追うときりの無いものになっているため、自分の買いやすいやり方で購入方法を採れば、満足いく価格での購入が出来るはずでしょう。
『Redmi Note 9S』のデザイン

Redmi Note 9Sについて見ていくとまず気になるのがその大きさ。
6.67インチというディスプレイサイズ同様に本体のサイズ感も大きく、かなりの存在感を見せてきます。

またその大きな本体に加え、カメラの出っ張りの主張といったところも目立ちます。
本体ボディとかなり段差が激しいものになっており、ちょっとこれまでのスマホにはないカメラの高さがあります。

良い部分はSIMスロットがトリプルスロットになっており、micro SDカードを挿入してもSIMスロット2つが潰れません。
またイヤホンジャックも用意されています。



『Redmi Note 9S』の各種ベンチマーク

性能・Antutuスコア
まず性能面をベンチマークアプリで確認をしていきましょう。
性能に関するベンチマークについては最もポピュラーなAntutu Benchmarkアプリを利用し確認していきます。
こちらの数値を他のモデルと比較していくことで、Redmi Note 9Sの実力がどの程度あるかというのを確かめてみます。
基本的に数値としては20万点を超えるようになると普通の使い方なら体感での差は少なくなり、ゲームなど一部の重いアプリの挙動に差が見えるのみになってきます。

Ver8.3.7 | Xperia 10Ⅱ | OPPO Reno A | Xperia 10Ⅱ | iPhone SE(2020) |
---|---|---|---|---|
総合スコア | 275104 | 194151 | 175405 | 468492 |
CPU | 101963 | 65874 | 71235 | 121407 |
GPU | 71784 | 54387 | 34674 | 205341 |
MEM | 48544 | 36979 | 37440 | 62288 |
UX | 52813 | 36911 | 32056 | 79456 |
ベンチマークスコアは27万点台。今回はRAM4GBモデルとなりますが、それでこのスコアです。
この価格帯としては本当に驚異的な数値が出ているのがわかるかと思います。
2.5万円でAntutu27万点はちょっと衝撃的です。2019年の良コスパ機であったReno Aを軽々と超えるスコアを見せ、キャリアモデルで価格が約2倍近いXperia 10Ⅱよりも10万点近く差をつけています。
このスコアは文句ありません。そもそも2.5万円からの価格でSnapdragon 720Gを搭載している時点でもはやコストパフォーマンス最強レベルなわけですが、実際の数値でもそれが証明されています。
不安定なGPUスコア
あえてこのスコアに対してちょっと不安な部分を挙げるとすると、そのスコアの不安定さです。
Redmi Note 9Sはベンチスコアが計測の度に24万点辺りから27万点辺りをつけ、あまり安定していません。特にGPUスコアが不安定です。何度も繰り返してAntutuを起動するような方法ではなく、発熱がない落ち着いたタイミングで測定しても違いが出やすいものになっています。
特にこのRedmi Note 9Sを気になっているユーザーは格安機でしっかりとゲームをしたい、なんて思いを持っている人が多いと思うのですが、そうしたユーザーにとってはGPUスコアが安定していない、というのは気になるんじゃないかなと思います。
普通にGPUスコアで1万点ぐらいの差がついており、これが実際のゲームプレイでどの程度の影響を及ぼすのか少し不安になります。
海外ではゲームプレイ時にfpsが下がったなんて報告がありますが、そういった問題と関係あるのかな・・・?
具体的な影響といったものは体感していないのですが、少し気になるポイントではあります。
バッテリー性能
バッテリー持ちについても複数の状況下で検証をしているので参考にしてもらえればと思います。
テスト内容 | バッテリー状況 |
---|---|
100%⇒% | |
アンビエント表示オフ:スタンバイ状態で10時間 | 100%⇒98% |
明るさオートでYoutubeスポーツ2時間 | 100%⇒92% |
黒い砂漠モバイル1時間オート戦闘 | 100%⇒93% |
フォートナイト、パーティーロイヤル1時間エモート | 100%⇒88% |
YouTube推移
(同時記録ではなくそれぞれ購入直後の推移。気温差などで同条件ではないものの、バッテリー劣化する前の結果として比較の参考にしてください。)
1時間 | 2時間 | 3時間 | 4時間 | 5時間 | |
iPhone 11 Pro | 99% | 91% | 86% | 79% | 71% |
iPhone SE | 89% | 76% | 63% | 50% | 26% |
Xperia 1Ⅱ | 93% | 80% | 76% | 71% | 62% |
Redmi Note 9S | 96% | 92% | 88% | 82% | 76% |
Pixel 4a | 92% | 82% | 76% | 71% | 62% |
Mi 10 Lite 5G | 96% | 92% | 87% | 83% | 78% |
バッテリー性能も素晴らしいものになっています。
5,000mAh超えのバッテリー容量や、中国メーカーのスマホにありがちなバックグラウンド処理の制御の強さによって、バッテリーの減りにくさというのが非常に強いものになっています。
どのような使い方においてもバッテリーに関してはほぼ心配不要なレベルになっており、待機状態・スタンバイ状態では放置し続けても数日しっかり電池が持つものになっており放電の心配がありません。
日々の生活で電池を1日で使い切ってしまうということがまずないスマホになっています。
このバッテリー性能の高さはRedmi Note 9Sで高く評価できるポイントの一つになります。
発熱
発熱に関してはAntutuを連続で起動し、Antutuアプリで観測した数値を確認していきます。
Antutu連続起動 | バッテリー温度 | CPU温度 |
---|---|---|
1回目 | 36℃ | 33.9℃ |
2回目 | 36.8℃ | 37.1℃ |
3回目 | 37.2℃ | 38.6℃ |
発熱に関しても非常に優秀であるという評価が出来るでしょう。室温で25℃といった中でもこの安定感を見せます。
ゲームを軽くして見ても熱をハッキリと持ったのはフォートナイトぐらいで、その他のゲームでは30分ぐらいプレイしてもほんのりとした温かさに抑えられているため、かなり快適度は高いです。
暑い日の屋外でなければ、多少負荷の強めの作業をしても熱に関しては心配不要なものになってくるでしょう。
ゲーミング機能
Redmi Note 9Sには「ゲームターボ」といったゲーミング機能が用意されています。
こちらのモードを有効化すると
- パフォーマンス優先モード
- スクリーンショット撮影
- スクリーン録画撮影
- フローティング通知の許可・拒否
- Wi-Fi・SIM通信選択
- ワイヤレスディスプレイ表示
- バックグラウンドでゲームアプリを実行
といった操作をすることが出来ます。
またCPU利用率やGPU利用率、それに現在の表示fpsなんてのもリアルタイムで確認できるようになっており、割とゲーマーが知りたいパフォーマンスの部分を数値として確認させてくれるようになっています。

ゲーミング機能としてはこのfpsの確認や、バックグラウンドでゲームを実行しダウンロードを継続出来たり、通信方式の選択が可能というのはかなり面白い内容になるかと思います。
フォートナイトなどのハイパフォーマンスが必要とされるゲームは画質が落ちるものの、操作が多少カクつく程度で済むパワーを持っているため、その他の普通のゲームプレイであれば一定以上の快適さをもって遊ぶことが出来るはずです。
『Redmi Note 9S』のカメラ性能をチェック!
続いてはRedmi Note 9Sのカメラ性能についてを実際の写真と共に確認していこうと思います。
カメラスペック

アウトカメラ | 4,800万画素(広角/F1.8) 500万画素(望遠/F2.4) 800万画素(超広角/F12.2) |
---|---|
インカメラ | 1,600万画素(標準) |
用意されている撮影モード・撮影機能は以下の通りです。
撮影モード
- 写真
- 動画
- ナイトモード
- ドキュメントモード
- シネマティックポートレート
- 48M撮影
- プロモード
- パノラマ
- 背景ぼかし
撮影機能
- セルフタイマー
- 透かし機能
- 美肌効果
- バーストモード
- マクロカメラ
- 超広角歪み補正
といった内容です。
Redmi Note 9S実機で撮影した写真
それではRedmi Note 9Sのカメラで撮影した写真を見ていきたいと思います。
サイト容量の関係上、写真はオリジナルファイルから圧縮しており、一部の写真は容量削減のためInstagramの方へアップしています。
しっかりと光源のあるところでの写真はこれが2万円台のスマホなのかと思わせるものがあります。
白飛びは多少あるものの、やはり価格を考えたら十分な耐性はあるかと思います。
夜景撮影においてもしっかりと夜景モードを活用すれば光源が白飛びしたりするのを抑えられます。さすがに暗闇では黒く潰れてしまう傾向はありますが、見た目の雰囲気はとても2万円台のスマホとは見えないものになっています。
普通に記録用としてなら十分な実力をもったカメラであり、3万円以下のスマホとしては贅沢な部類のカメラ性能とも言えます。
AIはSNS向けの味付けの濃さ 環境によっては不自然さが強まる
AIによるシーン撮影との比較もしておきます。
左が通常、右がAIアシスタントをオンにした状態です。
AIアシスタントをオンにすると明るくなって色鮮やかにはなりますが、若干強調が激しくて現実の風景からは結構離れた美しさといった表現がされてしまいます。
SNSなんかに上げるにはいいかもしれませんが、常用は正直避けたい味付けの濃さかとは個人的に感じます。
『Redmi Note 9S』のレビュー

ここからは実際にRedmi Note 9Sを触ってみて、感じたポジティブな・ネガティブなポイントといったところをレビューとしてまとめていきたいと思います。
1:海外で報告されている問題は現状同様の問題を確認できる
正直このRedmi Note 9S、触っていて特に操作面における不満点といったものが中々見つからずちょっとレビューに困っていました
そのため公式のアプリとしてもプリインされている「Mi community」においてどのような不具合報告がされているのかを世界中のユーザーの報告から確認を行いました。
そうすると以下のような内容が出てきています。
- Amazon PrimeのフルHD画質で再生できない
- 音量がアプリによって一定にならない
- イヤホンジャックでのゲームプレイ時などに音質が悪化する
- Whats Appで近接センサーの問題が発生
といった内容です。
この内Amazon Primeの画質が最高画質にならない問題はすでに解決に動いているようなので待っていれば問題ないでしょう。
音量が一定に調整されていない問題、それにイヤホンで音楽が籠る問題は自分の環境でも確認ができました。
これに関しては今後のソフトウェアアップデートで解決するのかどうかわからないため、購入前に自分の使い方と合わせてよく考える必要があります。
Bluetoothイヤホンでは起こらないようなので、そちらを使っても問題ないなら影響は少ないでしょう。
2:あまりにも大きいカメラ

デザイン面で非常に気になるのがカメラモジュールの高さです。
決して薄い厚みではないボディに対してさらに分厚いカメラを持ってしまっています。
これはかなり邪魔です。存在感が大きすぎてポケットの中で引っかかったりしてしまいます。
付属品のケースをつけてもまだカメラ部分を隠せないゆえにその部分がサポートされていたりと、そのアンバランスさが際立つデザインは良好ではありません。
唯一の救いはカメラ周りが鋭角ではなく丸みを帯びているため、このカメラを他のスマホのディスプレイにぶつけても傷がつきにくい、という点です。
カメラモジュールの高さ自体は邪魔ですが、この傷つけにくいという点は評価できます。iPhone 11 ProやiPhone XSだとこのカメラ周りが鋭角じみており、他のスマホを傷つけてましたがそれがRedmi Note 9Sにはありません。
3:大画面スマホだから仕方ないが重さは驚異的
6.6インチを超える大画面スマホということで仕方ないという部分もありますが、それにしても200gを超える重さというのは昨今のスマホにおいてはちょっと気になるポイントです。
ケースやガラスフィルムといったところも加えていくとさらに重さが増してしまうために、この重量というのはもっと抑えておいて欲しかったというのが正直なところです。
重みが手にずっしりとくるため長時間の利用は手首に確実に負担を感じますし、ポケットに入れてもかなり存在感は強いものになっており、下手したらズボンなんかがその重さでずり落ちるレベルです。
特に他のスマホと併用しているとこのRedmi Note 9Sの重さというのはかなりインパクトがあるものになってしまうため、もしもこの重さといったところで過去に使っていたスマホでストレスを感じたことがあるならば、Redmi Note 9Sは全くの不向きな端末になってくるでしょう。
4:バックグラウンド処理の制御は強めも、個別に解除可能
中国製のメーカーのスマホはバッテリー持ちを良くするためにバックグラウンド処理の制御を結構きつめにする傾向があります。
このRedmi Note 9SおよびMIUI11でもその傾向は見られ、対象アプリが他のアプリの起動などによってバックグラウンドの奥の方に行ってしまったりするとタスクキル状態になってしまい、アップロードやダウンロード、または通知が届かないといったような自体が起きてしまいます。
これはいわゆる中華スマホと呼ばれる機種全般で結構見られる仕様で、この仕様についてある程度知識が無いと大事なメールやアプリ通知、あとはクラウドサービスなんかが使いにくくなってしまいます。
これに関しては解決方法がしっかりと用意されているので、購入後にこのバックグラウンド処理の制御が強すぎるだろ・・・と感じたらぜひ試してみてください。
バックグラウンド処理をしっかりと有効化させるには、設定項目の「バッテリー」から「アプリバッテリーセーバー」を選択

そこから個別のアプリを選択し「制限なし」に切り替えるとバックグラウンド処理が進行したまま利用することが出来るようになります。
5:サクサクさは本当に価格からは想像つかない

良い所として挙げられるのはやはりその動きの良さです。
Snapdragon 720Gのそのベンチスコアからもわかる通り、実際の操作はかなりサクサクしたものになっており、この価格帯が信じられないほどに驚異的なものになっています。
一応ここまでデメリット的な部分について紹介をしていきましたが、それらがどうでもよくなるぐらいにはその価格から見せる動きの良さというものに満足が行きます。
これを3万円以下、というか2.5万円以下で出してくるというのは今後の「格安スマホ」系のSIMフリースマホは非常に難しい立場になってくるかと思います。
ゲームもある程度遊べて基本の操作においてかなりストレスの少ないスムーズさを見せてくれるため、この性能の良さという1点だけでも十分に高く評価することができ、なおかつその価格の安さといったところを考慮すると、デメリット的な部分も許せてしまうものに感じられるとてつもないコストパフォーマンスの良さといったものがあります。
『コスパの良い機種』といった評価においては過去最高のものを手にしたスマホになるでしょう。
6:楽天やヤフショのポイント還元を使えばさらにお得になるのも驚異的
さらに恐ろしいのはここにポイント還元まで用意されているということ。
定価の24,800円からの価格だけでも現状のSIMフリースマホの中では「コスパ最強スマホ」の座を掴んでいるわけですが、それが楽天市場やヤフーショッピングのPayPayモールといった高ポイント還元のショップで購入すると、還元施策にもよりますが5,000ポイント前後の還元というのも期待できるものになっています。
さらにMVNO回線とのセット契約をすることによって、やはり高額なポイント還元や値引き施策といったものが期待できることになるため、ただでさえコストパフォーマンスの良さが最高レベルにも関わらず、さらにそれが強いものになるという本当におかしなレベルの安さを見せてきます。
ポイント還元の強い楽天やヤフショ、それにOCNモバイルONEをはじめとしたMVNO回線セットのセールにおいて、Redmi Note 9Sは驚異的な価格を見せてくれることになります。
7:独自設定はしっかり把握して活用していければ便利なものに

MIUI独自の設定機能などはRedmi Note 9Sを使う上でしっかりと目を通しておくことをおすすめします。
先ほどのバッテリーセーバーによるバックグラウンド処理の変更も含めて、設定を変えることで使いやすさといったところが向上するかとおもうので、そちらの変更は必須です。
ショートカットを画面横から取り出せる「クイックボール」や、
電源ボタンを触れずに画面のスリープや起動が出来る「ダブルタッチ解除」「ボタンのショートカット」、
こういった機能が用意されているので、しっかりと設定しておけばかなり使い勝手は上がります。
とても3万円以下、というか施策次第では2万円を下回るスマホとは思えない使い勝手の良さです。
『Redmi Note 9S』レビュー総評:コストパフォーマンスの良さにおいてはスマホ界トップクラス おサイフ・防水が不要ならばこれ一択の状況に

良い所
- 性能がかなり高く、動作全般に不満を感じにくい
- 価格が安くコストパフォーマンスでは圧倒的
- セールを含めれば対抗機種が見当たらないレベルの良コスパに
- バッテリー性能が非常に高く安心感がある
- 癖はあるが独自の設定項目の多さは便利
悪い所
- とにかく重たい
- カメラの出っ張り主張が強すぎる
Redmi Note 9Sについては一応報告されている不具合系の諸問題、それに使いにくいと感じた部分といったところを挙げておきましたが、もはやそれを気にするのも野暮、っといったぐらいにそのコストパフォーマンスの良さというものが優れたスマホになっています。
定価で24,800円から、ポイント還元や回線契約とのセット次第ではさらなる安さを余裕で実現するものになっており、この安さを見せるなら多少気になるポイントがあってもそれは許せてしまうでしょう。
防水やおサイフケータイといったところは結構痛いものの、その辺りはReno Aとうまく差別化されているポイントかと思います。
もはやほとんど語る必要もないぐらいに買い物としてはかなり良いものになっています。
性能面もほとんど不満を感じることもなく、細かい問題しか持っていないため、価格の安さ含めて満足度は高いでしょう。
MVNOセールやポイント還元セールと合わせてうまくより安い形での購入というのを目指すべきスマホです。
サブスマホとしてはこれ以上ない機種になってくれますし、メインの機種として十分に活躍してくれるはずです。