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2020年モデルスマホレビュー

Snapdragon 865/スナドラ865搭載のスマホまとめ SoCの評価や発熱・ベンチマーク・バッテリー目安

2020年春モデル以降のスマホ、特にハイエンドモデル/フラグシップモデルを中心に採用されている『Snapdragon 865』について、その性能や実力といったところをまとめていきます。

今回の記事では『Snapdragon 865』が採用されている国内販売スマホ・キャリアスマホのラインナップ、それにSnapdragon 865がどのような性能・実力を持っているのかといったところをベンチマークスコアを中心に見ていくことで確認していければと思います。

またSnapdragon 865搭載スマホの中で実際に触って利用してみた機種については、同時に簡易的レビューとしてその機種ごとの特徴を紹介しておくので、購入の際には参考にしてもらえればと思います。

Snapdragon 865対象スマホ:ドコモ/au/SoftBank発売予定スマホ

まずはSnapdragon 865を搭載予定のキャリア機種について現在判明しているスマホについてをまとめたいと思います。

今回のSnapdragon 865はキャリアにおいて、2020年においては最上位のスマホに搭載される形となります。

販売機種 取り扱い予定キャリア
Galaxy S20 docomo/au
Galaxy S20+(オリンピックエディション含む) docomo/au
Xperia 1Ⅱ(マークツー) docomo/au
AQUOS R5G docomo/au/SoftBank
arrows 5G docomo
LG V60 ThinQ docomo/SoftBank
OPPO Find X2 Pro au
ZTE Axon 10 Pro 5G SoftBank

Snapdragon 865搭載モデルとしては現状これらの機種が対象となっています。

Snapdragon 865自体が5Gモデムに対応していることもあり、すべての機種が5G通信網に対応したスマホとなっています。

Snapdragon 865の実力

Snapdragon 865がどういったSoCなのかといったところは、各ベンチマークアプリや実際の利用における体感といったところをベースに紹介していこうと思います。

ベンチマークアプリの各数字については他のSoCやiPhoneとも比較をしていますが、iOSとAndroid OS、それにアプリVerといったものが更新された場合なんかの際には、今回の数値と異なる差が出る点には注意してください。

今回のSnapdragon 865の実力検証には、発売時期の早かった

  • Galaxy S20
  • AQUOS R5G

の2機種を利用しています。

メーカーによってチューニングの仕方・制御の仕方といったところでベンチスコアの数値が変わってくるのですが、大まかな挙動なんかにはそこまで大きな違いもなく似通ったものになっています。よほど下手な制御をしていなければ、Snapdragon 865搭載スマホは今回の検証と同等の能力を見せてくれるはずです。

Antutu

まずはSoCの実力を単純な数字で比較することができるベンチマークアプリの中でも最もポピュラーな「Antutuベンチマークスコア」を用いてSnapdragon 855の実力を確認してみましょう。

Antutuアプリでは

  • CPU:スマホ全般の処理性能について。アプリの処理全般の快適さに関わってくる数値です。
  • GPU:こちらは2Dや3Dグラフィックスの演算処理の速さを見る項目です。主にゲームアプリなんかで行われる3D処理に対する強さです。
  • UX:こちらはユーザー体験と訳される項目で、実際のユーザーの使いやすさというのを数値化しています。マルチタスク状態での動作の軽快さなどを測定しています。
  • MEM:RAM容量・RAMの読み書き速度、ROMの読み書き速度についての数値。数値が高いほどアプリが落ちにくく変遷時の挙動も安定してくるはず・・・。

といった項目を測定することができます。当然ですが各項目の数値が高いほど性能的には優れているということになります。

この中ではMEM、UXが機種に依存しやすいものになっているため、こちらの数字によって機種ごとに総合評価の数値が上下しますが、CPUやGPUといった項目はSoCのグレードに依存するためにここは各スマホ似通ってきます。

実際にGalaxy S20とAQUOS R5Gをベースに他のSoCを搭載したモデルと比較していきます。

Antutu Ver8.3.0

Galaxy S20
Snapdragon 865
AQUOS R5G
Snapdragon 865
iPhone 11 Pro
A13
Galaxy Note10+
Snapdragon 855
総合スコア 524035 567914 5503095 450562
CPU 152521 176687 169625 131838
GPU 215475 208566 234676 166071
MEM 74112 94741 64923 83275
UX 81927 87920 83871 69378

AItutu

AItutu Galaxy S20
Snapdragon 865
AQUOS R5G
Snapdragon 865
iPhone 11 Pro
A13
Galaxy Note10+
Snapdragon 855
総合スコア 451738 441581 アプリ無し 193785
画像分類 249017 245832 100300
オブジェクト検出 202721 195749 93485

Snapdragon 865では遂に50万点を超えるAntutuスコアを記録するようになりました。

性能といったところでは本当に文句のつけようがない実力を持っており、ゲームアプリや動画編集アプリなんかの負荷の強い作業をしていてもカクつくことがほぼないSoCになっていると言えるでしょう。

ストレスの無い操作性といったものを実現できているため、性能の部分での扱いやすいさといったところは非常に高いです。

発熱が強くなると各スマホある程度CPU性能を落として処理を行いますが、その状態でも40万点前後を余裕で記録するために、多少クロックダウン・CPU制御が行われたとしてもほとんど操作性には影響のないものになっています。

一応AI版のAntutuスコアも記録していますが、こちらはSnapdragon 855と比べても非常に高いスコアを付けています。

正直AItutuの検証の効果がどれほどなのかというところはまだイマイチつかめていないのですが、それでも高性能・ハイスコアであるのは間違いがないために、やはり性能面ではこれまでのモデルを遥かに凌駕するスコアが記録されています。

Geekbench

同じくベンチスコアを測定するアプリである「Geekbench」でも数値を確かめてみましょう。

Galaxy S20
Snapdragon 865
AQUOS R5G
Snapdragon 865
iPhone 11 Pro Galaxy Note10+
Snapdragon 855
シングルコア 3514 2566 アプリがないため測定不可 717
マルチコア 11136 9136 2539
OpneCL 7154 13987 2413
バッテリー 6728 4700

こちらのスコアも順調にSnapdragon 855からアップしているのがわかります。

性能の高さというのはベンチマークアプリを通して確かにわかるポイントになってくるかと思います。

発熱やバッテリー持ちについて

SoCによって影響してくるのは性能といったところ以外にも、「発熱」や「バッテリー持ち」といったところにも影響を与えます。

過去にはSnapdragon 810や820が発熱がひどくてバッテリー食いするSoCとして悪い意味で有名でした。

今回のSnapdragon 865ではどれだけ発熱が抑えられて、バッテリー持ちが続くのかということを検証から確認していきたいと思います。

搭載スマホによって差は出てきますが、こちらも参考してGalaxy S20とAQUOS R5Gベースで発熱とバッテリー性能を見ていきます。

バッテリー性能
Galaxy S20 AQUOS R5G
アンビエント表示オン:スタンバイ状態で10時間 100%⇒85% 100%⇒91%
(非常時点灯型)
アンビエント表示オフ:スタンバイ状態で10時間 100%⇒90% 100%⇒91%
明るさ50%でYoutube映画2時間 100%⇒82% 100%⇒84%
黒い砂漠モバイル1時間オート戦闘 100%⇒83% 100%⇒86%
発熱検証
Antutu連続起動
バッテリー温度/CPU温度
Galaxy S20 AQUOS R5G
1回目 30.4℃/40.7℃ 30.2℃/42.8℃
2回目 37.8℃/46.8℃ 36.2℃/47.2℃
3回目 40.8℃/50.5℃ 38.8℃/50.1℃

バッテリー持ち、発熱といった部分はそこまで悪いものではないものの決して良いと褒められるものでもありません。

割と従来のシリーズでスタンバイ状態のバッテリー持ちが良かったAQUOSでも、このSnapdragon 865では結構スタンバイ状態だけでも電池が減ってしまっているのがわかります。

バッテリー持ちに関してはSDM810のような異常消費などはないものの、しっかりと使った分は減っていってしまうSoCになっていると言えそうです。

発熱に関しても特に目立って良い部分というのは見当たらず、とりあえず高い負荷がかかれば処理をするためにしっかりと熱を持ってしまうというのがあります。

Galaxy S20のような放熱性が高くない、ミッシリと内部にハードが詰まったスマホだと夏場の利用が若干心配になる熱の持ち方をするため、環境によっては利用するアプリを制限するなどの工夫がいるかもしれません。

このようにSnapdragon 865は非常に高性能であることは間違いなく、ゲームユーザーや動画編集などスマホの性能をフルで利用する作業をする使い方においては過去最高の快適さを与えてくれます。

もちろん通常の操作も快適に行えますし、大体のスマホがRAM容量も大きくなっているために多くのアプリを同時に展開しても重たくならずに快適な環境で利用し続けることができます。

その一方で発熱やバッテリー持ちに関してはこれといって褒める部分は少なく、使用した分はしっかりと発熱が起こりますしバッテリーも減ってしまいます。

この辺りヘビーユーザーにとってはある程度充電環境や、利用を一時中断して熱を冷ますなどの行動といったものが必要になってくるかもしれません。

Snapdragon 865に関してはこうした特徴が現在のところ見てとれるようになっています。

Snapdragon 865使用機種情報

以下では実際に当サイト管理人が手に入れたSnapdragon 865機種の簡易的なレビューを用意しています。もっと詳しい内容や詳細なベンチマークスコア、それにバッテリー持ちの検証や発熱の検証といったところは関連記事に用意してあるので、個別の機種を確認したい場合には参考にしてもらえたらと思います。

Galaxy S20

Galaxy S20
OS Android 10
SoC Snapdragon 865
ディスプレイ 6.2インチ Quad HD+
RAM 12GB
ROM,SDカード対応 128GB,micro SD 1TB対応
アウトカメラ 1,200万画素(広角/F1.8)
1,200万画素(超広角/F2.2)
6,400万画素(望遠/F2.0)
インカメラ 1,000万画素(標準/F2.2)
サイズ 152 x 69 x 7.9 mm
重量 163g
バッテリー 4,000mAh
通信機構 Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac/ax(5GHz対応)
生体認証 指紋認証、顔認証
その他 防水・防塵、おサイフケータイ、ハイレゾ、ワイヤレス充電
5G 最大受信速度3.4Gbps

Snapdragon 865を搭載したスマホの中でも、スマホのサイズがコンパクトで軽くて扱いやすさを感じられるのがこのGalaxy S20です。

ほぼ最高性能のスマホでありながら、この軽さと扱いやすさを兼ね備えていることでかなりスマホが快適に使えます。

機能面でもワンセグ・フルセグ以外は全て用意しており、万能感の高いスマホであることは間違いありません。

ただ問題点としては放熱機構をこれといって用意しておらず、さらに端末自体のサイズもかなりコンパクトに仕上げていることもあって発熱が起きた時に熱がこもりやすくなってしまっています。

これによって発熱の具合は同じ時期に発売されたSDM865搭載のAQUOS R5Gに比べても強くなっており、ゲームなんかも2試合ぐらいすると結構な熱を帯びてしまいます。

またこの発熱に関係する事項として、バッテリー持ちといったところも決して高性能ではないという問題があります。

SoC由来なのか、Galaxy側の調整の問題なのかはもう少しSDM865対応機種が増えるのw待つ必要がありますが、決して優秀ではないバッテリー持ちというのはGalaxy S20を使っていく上で一つのウィークポイントになってきます。

この発熱とバッテリー持ちといったところは弱点になってしまっているのがGalaxy S20のため、購入前にはその辺りをどれだけ許容できるのかというのが焦点になってきます。

ただSDM865の高性能で快適すぎる操作性を、軽くてコンパクトなスマホの本体で利用できるという点は非常に優れたポイントでもあるため、どちらの体感をより重視して使うか、というのがGalaxy S20を選ぶポイントになってきそうです。

120Hzの高リフレッシュレートモードも用意されたことで、これまで以上に快適な使い心地が得られるスマホであるのは確かであり、多少の発熱とバッテリー持ちの悪さといったところが問題にならない使い方であれば、このGalaxy S20は本当に常に気持ちよく使えるスマホになってくれています。

またカメラ性能が高い所も評価を高く出来るポイントです。

詳細なレビューはこちら。

Galaxy S20レビュー カメラ性能の良さが目立ち、高性能で持ちやすく気持ちの良い体感ができる1台

AQUOS R5G

AQUOS R5G
OS Android 10
SoC Snapdragon 865
ディスプレイ 6.5インチ Quad HD+
RAM 12GB
ROM,SDカード対応 256GB,micro SD 1TB対応
アウトカメラ 1,220万画素(広角/F1.7)
4,800万画素(超広角/F2.9)
1,220万画素(望遠/F2.7)
インカメラ 1,640万画素(標準/F2.0)
サイズ 162 x 75 x 8.9 mm
重量 189g
バッテリー 3,730mAh
通信機構 Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac/ax(5GHz対応)
生体認証 指紋認証、顔認証
その他 防水・防塵、おサイフケータイ、ハイレゾ
5G 最大受信速度3.4Gbps

Snapdragon 865を搭載したAQUOSシリーズのフラグシップモデルとして登場しているのがこのAQUOS R5Gです。

未だに上下のノッチというのは主張が激しいですが、過去のAQUOSシリーズと比べて大分ノッチの縁どりというのは細くなり、画面の占有率も上がってデザイン面での野暮ったさというのは薄れています。

今回のAQUOS R5Gはワイヤレス充電こそ機能から省かれてしまっていますが、それ以外の日本向け機能といったところはしっかりと充実させてきています。

機能性の高さは充実しており、画面の調節だけでもいくつもの機能が用意されるなど弄りがいのあるスマホではありますが、若干初心者にはわかりにくいポイントも多いのは注意したいところです。

120HzのハイスピードIGZO・なめらかハイスピード機能は標準搭載。Galaxy S20と違って個別アプリに適用の有無を設定でき、電池持ちにもさほど影響を与えないという良い部分があります。

端末のサイズが大きいため、その分放熱性は高め。同じSDM865でも発熱はGalaxy S20と比べても低くなっているため安心して利用することができます。

バッテリー持ちについてもGalaxy S20よりもしっかりと持続するため、使いやすさといったところでより高く評価出来ます。

端末自体はベゼルがまだまだ広く感じて重さもあるため、そこを比較するとGalaxy S20よりも洗練さが足りてない印象ですが、SDM865を搭載した機種の中でも発熱やバッテリー持ちといったところでの使いやすさは優れているために、バランスの良さといったところではかなり優れたスマホになっています。

カメラ性能も大きく向上しており、明るい場面での撮影は白飛びとかもしなくなって使いやすいものになっています。一方で暗い場面ではまだ弱いところが目立ち、さらに4K8K動画のふにゃふにゃ問題というのも設定次第では生じてしまうため、その辺りを考慮するとまだカメラ性能は他のスマホの方に分があります。

詳細なレビューはこちら。

AQUOS R5G レビュー 万能スマホとして高いバランスの良さを見せる安心のハイエンドモデル

Xperia 1Ⅱ

Xperia 1Ⅱ
OS Android 10
SoC Snapdragon 865
ディスプレイ 6.5インチ
(1644×3840)
RAM 8GB
ROM,SDカード対応 128GB,micro SD 1TB対応
アウトカメラ 1220万画素(広角/F1.7)
1220万画素(超広角/F2.2)
1220万画素(望遠/F2.4)
インカメラ 800万画素(標準)
サイズ 166 x 72 x 7.9 mm
重量 181g
バッテリー 4000mAh
通信機構 Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac(5GHz対応)
生体認証 指紋認証
その他 防水・防塵、おサイフケータイ、ハイレゾ/DSEE Ultimate

人気の高いXperia 1ⅡもフラグシップモデルとしてしっかりとSnapdragon 865を搭載してきています。

RAMは8GBと他のハイエンドモデルと比べると少ないですが、その分待機状態での電池持ちは良いものになっています。

一方実際に使っていくと4K解像度が負担になっているのか他のSnapdragon 865機種と比べても減りやすいのを感じます。発熱も高めのため、今回のSnapdragon 865機種の中ではかなり発熱と電池持ちの部分が弱点になってしまっているスマホです。

特に発熱はAQUOS R5Gと比べてもしやすいものになっているため、気温の高い中での利用には注意が必要になってきます。

一方で良い部分としては21:9のアスペクト比を持ち、縦スクロールのコンテンツに強いという点については個人的に嬉しい部分です。WebサイトやSNSを中心に、縦スクロールするコンテンツの情報量が増えるため、見やすくて情報収集もより効率化されます。

縦長ゆえに2画面表示もしやすくなっており、情報処理のしやすさに力が入れられています。

この他にも非常に便利な機能としてHSパワーコントロールといった、「バッテリーを傷めずに長時間のゲームやアプリ利用ができる」といった機能も用意されています。

こちらはゲーマーやYouTubeのヘビーユーザーを中心に利用を強くおすすめしたい機能です。

詳しくはこちらの記事にありますが、本当に長時間対応しているアプリを利用する方、充電しながらゲームや動画を見る方なんかには非常に助かる機能になってくるはずです。

Xperia 1Ⅱのバッテリーを傷めないゲーミング機能『HSパワーコントロール』はゲームのみならず動画などでも有効化できる | スマホ辞典

Xperia 1Ⅱはこの機種にしかない特性といったものを持つ一方、他のSnapdragon 865機種に比べて発熱やバッテリーといったところが弱く、その辺りをどれだけ許容できるかといったところがカギになってきそうです。

Xperia 1Ⅱ(SO-51A/SOG01)レビュー 機能の追加で便利になったがバッテリー周りに不安あり | スマホ辞典

各スマホについてはキャリアのオンラインショップでの契約をおすすめします。

頭金や事務手数料がなく、さらに待ち時間や人混みを避けて契約できるために時間も感染症問題も気にしなくていいです。

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