2020年〜21年は低価格帯のスマホがさらに進化した年と言えるでしょう。
2~4万円の新たにメジャーになってきたミドルレンジの価格帯が激戦区となり、価格からは考えられないくらいに高性能なスマホが揃った1年となりました。
今回はそんな4万円ぐらいまでのスマホの中で、実際に使ってみた上でおすすめできる機種というのをまとめてみようと思います。
多くの選択肢が出てきた中で、どのスマホを選べばいいかわからないという方も多いかと思うので、その辺り個人的な見解と色々と比較してみての紹介といったものをしたいと思います。
SIMフリー/ドコモ/au/SoftBank/楽天モバイルでおすすめできる2~4万円台のスマホ
早速ですがおすすめスマホをいくつか利用キャリアや用途別に紹介をしていこうと思います。
まずは結論としてどのモデルを買うべきか、というのを確認してもらい、詳しい性能比較や各種数値といったものは後述の部分で見てもらおうと思います。
なお今回比較した2〜4万円のスマホは以下の機種です。これらの実際に使ってみたスマホの中からおすすめの機種を選んでみたいと思います。
価格は小売価格・定価、キャリア向けモデルはドコモ向け価格を中心に見ています。
今回比較対象にしている2~4万円のスマホと参考価格
- Rakuten Hand:20,000円
- Redmi Note 9S:24,800円~
- Mi 10 Lite 5G:28,970円
- OPPO Reno5 A:18,000円~
- Mi 11 Lite 5G:20,000円〜
- Galaxy A41:37,224円
- LG Style3:34,276円
- Reno3 A:39,800円
- Xperia 10Ⅱ:41,976円
- AQUOS sense4(sense4 lite):37,224円
- Pixel 4a:42,800円
Mi 10 Lite 5G:auユーザーを中心におすすめ
auユーザーはもちろん、今回この記事に辿り着いた人全てにおすすめしたいのがこのスマホ。
auからの端末のみ購入を行ってSIMロック解除をしてでも使いたいコスパの良さがあります。
性能と価格比ではキャリアモデルの中では最上位のバランスの良さ
Mi 10 Lite 5G | |
OS | MIUI 11/Android 10 |
SoC | Snapdragon 765G |
ディスプレイ | 6.6インチ (1080×2400) |
RAM | 6GB |
ROM,SDカード対応 | 128GB,micro SD 非対応 |
アウトカメラ | 4800万画素(広角) 800万画素(超広角) 200万画素(マクロ) 200万画素(深度センサー) |
インカメラ | 1600万画素(標準) |
サイズ | 164 x 75 x 8.7 mm |
重量 | 193g |
バッテリー | 4160mAh |
通信機構 | Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac(5GHz対応) |
生体認証 | 顔・指紋認証 |
その他 | ハイレゾ |
Mi 10 Lite 5Gのここが良い
- auスマホの中ではかなり安いのに高性能
- ゲームなども余裕で遊べるAntutu30万点超え
- バッテリー性能も高いために長時間安心して使える
- Xiaomiスマホ特有の機能をキャリアモデルでも利用できる
auユーザーが安くて性能の良いスマホを買おうと思ったらMi 10 Lite 5Gをおすすめします。
このスマホはSnapdragon 765Gを搭載しながら価格が3万円台ということでコスパの良さといったものが際立っているのが特徴です。
また省電力かつ大容量バッテリーということで電池持ちが良いのも魅力です。性能と電池持ちのどちらも良くて尚且つ価格が安いというかなり高コスパなスマホとなっています。
ここにXiaomiスマホ独自の機能というのも、キャリア販売によって塞がれることなく利用できるようになっており、セカンドスクリーンやデュアルAPPなどのモードが利用できるようになっています。
またカメラ性能も高く、性能や機能、バッテリーと合わせて高水準で使えるポイントが数多くあります。
性能面においては非常に隙の無い実力を持っており、auユーザーで安くて高性能なスマホが欲しいならこのMi 10 Lite 5Gが一番適しているでしょう。
コスパはいいが日本向け機能は少なめ
Mi 10 Lite 5Gのここがダメ
- おサイフケータイ機能などはない
- 防水もないのはちょっと不安
Mi 10 Lite 5Gは非常にコスパの良いスマホな訳ですが、ほぼグローバルモデルに近いために日本向け機能というものが用意されていません。
おサイフケータイなどの機能が利用できないために、利便性といったところにおいては欠けたものになってしまっているのはデメリット的な部分と言えます。
防水・防塵機能というもののもなく、公式の審査に通っていない生活防水程度の防滴機能しかありません。
この辺りの機能は普段使いにおいて便利さを強く感じる機能となるため、それが用意されていないというのは若干の使いにくさを感じるところです。
Mi 10 Lite 5Gは発売当時の価格においても十分性能比を考えたら安かったわけですが、それが値下げされて32,470円という価格になったことでもっと安さを感じられるものになり、その性能を合わせたらこの価格帯のスマホの中ではずば抜けて良い契約になってくれるはずです。
防水やおサイフケータイが使えないといった弱点はあるものの「安くて性能の良いスマホ」といったものが欲しいならばこのスマホです。
このスマホを問題なく契約できるのであれば(auユーザーだったりMNPしてもいいならば)、正直ここから先の他のおすすめスマホを見る必要がないぐらいに完ぺきなコスパスマホになっています。
追記:白ロムが2万円前後に突入!au回線向けではあるものの史上最強のコスパスマホ化が進む
現在こちらのMi 10 Lite 5Gはau版で大きな値下げが発生し、さらに白ロムも驚異的な安さでの販売が始まっており、現在のスマホの中では最もコスパの良いスマホの一つになっています。
特に白ロムの安さは単純に性能と価格比を見たときにありえないレベルにまで下がっており、多くのユーザーにとって安く買えることができるスマホになっています。
auユーザー的には補償オプションが加入できるために公式で買っておきたいところですが、白ロムでも後悔しないレベルの安さになっているので、万人におすすめできます。
対応周波数の関係上、au回線向けとなるためにUQモバイルやその他au回線対応のMVNOで使うことが必要になってきますが、そうした問題が気にならないほどのコスパの良さであることは間違いありません。
この安さであれば絶対におすすめです。
より詳しいレビュー記事はこちら。
レビュー動画も用意しています。
契約は人との接触が最小限で済み、頭金も0円なauオンラインショップがおすすめです。
OPPO Reno5 A:機種変更でも21,600円!Y!mobileユーザー必見の高性能スマホ
Y!mobileユーザーには絶対にチェックしてもらいたい、もしくは1年以上スマホを機種変更していないなら今すぐにでも機種変更してもらいたい。
そんなレベルの高コスパスマホとして登場してきているのがこのOPPO Reno5 Aです。
Snapdragon 765G、防水・防塵、おサイフケータイで21,600円はあまりにも安すぎる
OPPO Reno5 A | |
OS | Color OS11 |
SoC | Snapdragon 765G |
ディスプレイ | 6.5インチ |
RAM | 6GB |
ROM,SDカード対応 | 128GB,micro SD 1TB対応 |
アウトカメラ | 6400万画素(広角) 800万画素(超広角) 200万画素(マクロ) 200万画素(深度センサー) |
インカメラ | 1600万画素(標準) |
サイズ | 162 x 75 x 8.2 mm |
重量 | 182g |
バッテリー | 4000mAh |
通信機構 | Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac(5GHz対応) |
生体認証 | 顔・指紋認証 |
その他 | 防水・防塵、おサイフケータイ |
OPPO Reno5 Aのここが良い
- ラインナップの中でもトップクラスの性能
- ゲームにも強く様々な用途でストレスが少ない
- 防水・防塵、おサイフケータイに対応
- ある程度カメラも良く全体的なバランスが優れている
OPPO Reno5 Aのコストパフォーマンスの高さは並外れています。
Snapdragon 765Gを搭載していながら機種変更で21,600円というのはあまりにも安すぎるものになっており、Y!mobileユーザーならメインスマホとしてもサブスマホとしてでもとりあえず購入しておくべきレベルのお買い得さとなっています。
Mi 10 Lite 5G同等の性能となっているため、普段使いにストレスがないのはもちろんゲームもかなり余裕をもってプレイできるのは本当に価格を考えたら信じられないレベルです。
さらにMi 10 Lite 5Gとの大きな違いは防水・防塵、おサイフケータイに対応しているところです。
Mi 10 Lite 5Gにはない良さとしてこの点は非常に大きなものになるでしょう。特に防水規格は最上級の耐水性をクリアする等級となっており、非公式な防滴仕様のMi 10 Lite 5Gなどとは異なる力の入れ具合です。
全体的にバランスがよく、これがY!mobileユーザーであれば21,600円で機種変更できるというのは破格です。
液晶ディスプレイは美しさに欠け、太陽光の下で少し暗い
OPPO Reno5 Aのここがダメ
- 液晶ディスプレイは有機ELと比べると美しくなく、暗さも感じる
ネガティブなポイントはディスプレイの暗さと美しさに欠ける部分。
LG Style3なんかの有機ELディスプレイを見た後にOPPO Reno5 Aを見ると、特に動画やゲームの発色の悪さというものを感じてしまいます。
全体的に鮮やかさに欠け、太陽の下だと明るさも足りないものになっており画面が視認しづらくなります。
この点は結構気になるポイントとなっており、動画をよく見るユーザーは長く使えば使うほどこの画面の鮮やかさの無さ、というのは満足度を低く感じてしまうはずです。
それでもコスパの良さはMi 10 Lite 5Gに匹敵するのは確かです。
白ロムはまだ安くなってはいないものの、それでも3万円台前半以下ではあるためにこちらをMi 10 Lite 5Gの代わりに購入してもいいでしょう。
特に防水・防塵、おサイフケータイに対応し、micro SDカードも利用できるのは大きなポイントです。
Y!mobileユーザーであれば今までiPhoneを使っていたという人でも、サブスマホとして導入してもいいぐらいの性能と安さですし、
Androidを使ってきた人にはおそらく現状のY!mobileAndroidスマホの中では最高レベルのスペックとなっており、それがたった21,600円で機種変更できるのであれば、これはもう買うしかないでしょう。
追記:機種変更価格が18,000円に・・・Y!mobileのAndroidスマホ最高のコストパフォーマンスに
上記の内容を書いた後にさらにY!mobileでの値下げというものが敢行されており、なんと機種変更での価格が18,000円にまで下がっています。
Snapdragon 765G搭載スマホが機種変更でこの価格、というのはちょっと驚かされる内容でしょう。
今まででも十分に安かったわけですが、この値下げでさらに買いやすくなったのはOPPO Reno5 Aの魅力となるでしょう。
より詳しいレビュー記事はこちら。
Mi 11 Lite 5G:ゲームは全く勧められないが軽さは本当に魅力的
こちらはBIGLOBEでの契約を前提としていますが、そちらでの契約付きならば月額770円の維持費に加えて実質価格も2万円ちょっと非常に安くなります。
そうした安さでSnapdragon 780Gを搭載したスマホが使える、というのは非常にコストパフォーマンスが良いです。
ただゲーム操作には・・・
軽くて薄くて高性能だから使い心地は本当に良い
Mi 11 Lite 5Gのここが良い
- 軽い・薄い
- 高性能
- 防水・防塵、おサイフケータイ搭載
- 有機ELでリフレッシュレートも高い
Mi 11 Lite 5Gはここまで紹介してきたスマホの中でもトップクラスの使い心地の良さを見せてくれます。
- 159gの軽さ
- 6.8mmの薄さ
- 有機ELかつ90Hzの美しくて残像感のないディスプレイ
- Antutu50万点の高性能なSoC搭載
といったところがスマホを長く触っていく上で本当に気持ち良すぎる体感を維持してくれるため、ストレスなく普段の操作を行うことができます。
ストレスの少なさは満足度が高いものになっており、普段使いで長く使っていきたいのであればMi 10 Lite 5GやOPPO Reno5 AよりもこのMi 11 Lite 5Gの方が優れていると評価できるものになっています。
それだけこの軽さと薄さ、そして性能といったものを両立させているのは優れています。
ゲームをしないのであればこのMi 11 Lite 5GをBIGLOBEモバイルで契約する、というのが今一番2〜4万円のスマホを購入する上でコストパフォーマンスと満足度といったものが高いものになるはずです。
ゲームで不具合が多発、全然動かないものも見られてゲーム向きでは一切ない
Mi 11 Lite 5Gのダメなところ
- ゲームに不具合が多い
はっきり言ってこのレベルのスマホが契約込みで2万円台で買えるという時点で、他のスマホをおすすめする意味というのがなくなって来るのですが、Mi 11 Lite 5Gには致命的な弱点があるためにそうはいきません。
Mi 11 Lite 5Gは本来ならかなりサクサクゲームを動かせる実力を持っていながら、ゲームアプリが動かないレベルの不具合が用意されており、ゲーム向けには全くおすすめすることができません。
詳しくはレビュー記事の動画を見てもらいたいですが、音ゲーを中心にガクガクしまくっておりほとんど快適に遊ぶことができません。
性能自体は良いはずなのにゲームにおいて全く使い物にならないため、ゲームをするユーザーにはおすすめできないというデメリットがあります。
基本的にはゲームを遊ぶユーザーは買ったらダメな不具合があり、それが1ヶ月以上修正がされていません。
ただゲームをしない使い方であれば軽くてサクサクと動作もするために、軽量の高性能スマホとしては魅力的なのは間違いありません。
定価自体は43,200円、BIGLOBEで回線セット契約を行えば実質2万円ちょっとと安く購入することもでき、この価格ならばその性能はコストパフォーマンスが良いと言えるものになって来るはずです。
ブラウジング中心で動画やカメラと言ったものを低価格でも楽しみたい、という場合には向いている格安高性能スマホです。
しかしゲームをしようとすると不具合の問題が酷すぎて全く向いていないのは残念なところではあります。
詳しいレビューとBIGLOBEでの契約がなぜお得なのか、と言ったところは以下の記事でまとめています。
Mi 11 Lite 5Gレビュー ゲームの出来ない軽量高性能スマホ
LG Style3:ドコモユーザーにおすすめ
ドコモユーザーでゲームもしっかり楽しみたい、という人には低価格でSnapdragon 845を搭載したLG Style3は魅力的です。
軽さやディスプレイの綺麗さなど性能以外の部分でも価格以上のスペックを持っているスマホです。
高い性能と美しいディスプレイ、カメラも悪くなくて使いやすい
LG Style3 | |
OS | Android 10 |
SoC | Snapdragon 845 |
ディスプレイ | 6.1インチ (1440×3120) |
RAM | 4GB |
ROM,SDカード対応 | 64GB,micro SD 1TB対応 |
アウトカメラ | 4800万画素(広角/f1.8) 500万画素(超広角/f2.2) |
インカメラ | 800万画素(標準/f1.9) |
サイズ | 152 x 72 x 8.7 mm |
重量 | 160g |
バッテリー | 3500mAh |
通信機構 | Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac(5GHz対応) |
生体認証 | 指紋認証 |
その他 | 防水・防塵、おサイフケータイ、FMラジオ、MIL規格13項目準拠 |
LG Style3のここが良い
- 非常に高い性能でゲームも余裕がある
- 綺麗で大画面な有機ELディスプレイ
- 軽くてカメラの出っ張りも少なく扱いやすい
- カメラ性能も結構良好で使いやすい
LG Style3は価格の割に非常に高性能なスマホです。
Snapdragon 845を搭載して結構質の高い有機ELを搭載し、6インチを超える画面ということでゲームや高画質動画を満足して楽しめるものになっています。
さらに高性能モデル特有の重量というのも抑えられており、軽いのにパワフルなスマホとして利用できる良い意味でのアンバランスさを持っています。
性能面の高さゆえにスマホとしての使いやすさ、快適な操作のしやすさといったところは4万円台から下の機種の中ではこのLG Style3が最も良いレベルのスマホになっており、価格の安い機種の中で性能を重視したいならドコモユーザーはこちらです。
ドコモユーザーであれば機種変更する価値は十分にありますし、他社ユーザーでもMNPで22,000円還元によって非常に安い価格へと落ちるため、乗り換える価値は十分にあると思います。
日本向け機能も揃って価格も高くないが、発熱とバッテリーには弱さがある
LG Style3のここがダメ
- 発熱は起きやすくゲームを長時間するのに向いてはいない
- バッテリー消費も激しいため毎日しっかり充電する必要がある
LG Style3はこの他にも日本向け機能として防水・防塵、おサイフケータイを備えており、隙の無いスマホという風になっているのですが、
唯一問題点として挙げられるのが発熱しやすいという点とバッテリー性能が悪いという点です。この2つはLG Style3の明確な弱点と言えます。
結構この価格帯のスマホは省電力なCPUを使っていることもありバッテリー性能がよい機種が多いのですが、LG Style3はSnapdragon 845ということもあって電力消費と発熱が高く、スタンバイ状態であっても電池が他の低価格スマホよりも減りやすいという特徴を持っています。
ゲームやちょっと画質の高い動画を見ても熱を持ちやすく、その熱によってバッテリーもさらに減りやすくなるというネガティブなフィードバックが起こりがちです。
この点はLG Style3が今回のラインナップの中でも特に弱い部分となっているので、バッテリー性能を重視するとLG Style3は選びにくいスマホになってきます。
極端に悪いわけではないものの、他の同価格帯のスマホの中では見劣りします。
動きの良さ、そしてディスプレイの美しさ、端末の軽さといったものを重視するならこのLG Style3です。
ほぼ同じ特徴を持って、カメラがより良いPixel 4aという互換機もありますが、こちらのLG Style3の方が価格が安くなっており、ドコモユーザーも買いやすいということでこちらの方をよりおすすめ度高く紹介しています。
バッテリーと発熱以外は3万円台後半で購入できるスマホとは思えないぐらいのクオリティを持っているので、低価格かつゲームなんかもできる性能を重視したいならこのLG Style3はピッタリでしょう。
充電できる環境が常に用意されているならデメリットもそこまで気にしなくて良くなるため、自分の使い方と合うというドコモユーザーならばこちらのスマホをまずおすすめします。
より詳しいレビュー記事はこちら。
レビュー動画も用意しています。
LG Style3を契約するならドコモオンラインショップです。
時間がかからず各種手数料も0円で契約できるので時間とお金を節約できるはずです。
Rakuten Hand:楽天ユーザー/サブスマホとしておすすめ
低価格かつサブスマホとして選ぶならこのRakuten Handが多くのユーザーに高い満足度を与えてくれるはずです。
メインスマホとしては若干弱いものの、海外SIMフリースマホなんかと合わせるとその実力を発揮してくれる稀有なコンパクトスマホです。
価格に見合わない性能と持ちやすさが感動するレベルのサイズ感は買う価値あり
Rakuten Hand | |
OS | Android 10 |
SoC | Snapdragon 720G |
ディスプレイ | 5.1インチ (720×1520) |
RAM | 4GB |
ROM,SDカード対応 | 64GB,micro SD 非対応 |
アウトカメラ | 4800万画素(広角) 200万画素(深度測位) |
インカメラ | 1600万画素(標準) |
サイズ | 138 x 63 x 9.5 mm |
重量 | 129g |
バッテリー | 2750mAh |
通信機構 | Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac(5GHz対応) |
生体認証 | 指紋認証・顔認証 |
その他 | 防滴・防塵(IPX2/IP5X)、おサイフケータイ、イヤホンジャック、eSIMオンリー |
対応Band | B1/2/3/4/5/7/18/19/26/28/38/41/42 |
Rakuten Handのここが良い
- 2万円ジャストの安さ、ポイント還元次第では実質5,000円前後と破格
- 持ちやすさと軽さを合わせた扱いやすさは2020年最高の感触
- このサイズ感でバッテリー持ちも非常に優秀
- ここにおサイフケータイが利用できるのは神でしかない
- 性能も予想外に良くて使っていて不満が少ない
個人的にこの価格帯の中の機種からサブスマホを探しているのであればこのRakuten Handを一番におすすめしたいです。
このスマホの最大の長所はそのサイズ感。
手のひらに馴染んで持ちやすさがあり、しかも軽さもあるために本当に扱いやすいスマホになっています。
このサイズ感でおサイフケータイも利用できるため、決済用のサブ端末としても優れた存在感を持っています。
バッテリーもスタンバイ時に良いものを持っていますし、性能もSnapdragon 720Gなのでかなりしっかりとした動作をしてくれます。
これだけの充実度があって価格は2万円、というのはちょっと安すぎます。
今回のラインナップの中では最安級の価格でありながら、実用性が高くて満足度も高く購入した意味と言ったところを感じやすいスマホになっています。
フレームレート周りの問題やメインスマホでの使いにくさは2万円相応感がある
Rakuten Handのここがダメ
- eSIMだけで周波数もドコモやSoftBank向けのが一部欠けている
- フレームレートが操作中に落ちやすく、体感としてモッサリする場面がよくある
Rakuten Handは安くて性能も良いのですが、まず動作のところでフレームレートが不安定なところがあり、フレームレートが落ちると若干操作がモッサリしてしまいます。
フリックの動きなんかも落ちるため、せっかくの性能の高さというのが感じられなくなってしまうことが多々あります。
これはまずデメリットと感じられる内容のはずです。
そしてRakuten HandはeSIMしか対応してない上に周波数も他のキャリアには最適化されていないため、ほぼ楽天モバイル専用のスマホになっています。他の回線での利用というのは想定されていません。
さらにROMも64GBでmicro SDカードが使えないとなっており、ストレージ容量的に余裕が少ないです。
この辺りのデメリットは普段使っていく上で問題になってくるため、基本的にはサブスマホ的な用途で使うのがRakuten Handでは一番向いています。
Rakuten Handはサブスマホとして最適なスマホです。
持ちやすさに優れた絶妙なサイズ感、放置してても数日は持つしっかりとしたバッテリー、そしておサイフケータイが使えるというのは、サブとして各種大画面スマホなんかと組み合わせると良いかと思います。
例えば今回のラインナップの中ではXiaomiスマホなんかは大画面ではあるものの重くておサイフケータイが使えない、といった弱点があるわけですが、このRakuten Handはそれを補ってくれるので、セットで2台持ちしたりするのに適しています。
他にも海外製スマホを中心に、おサイフ用スマホとして組み合わせるのに適しているので、2台持ち運用でも問題ならばサブスマホとして使って欲しいおすすめ機種です。
より詳しいレビュー記事はこちら。
レビュー動画も用意しています。
Rakuten Handは楽天モバイル専売となるため、楽天モバイルでの購入のみとなります。
回線セットか、楽天市場での端末購入のみを選ぶ形です。
Redmi Note 9S:低価格SIMフリー/サブスマホとしておすすめ
低価格でがっつり使っていくスマホを手に入れたいならこちらのRedmi Note 9Sがおすすめです。
性能もバッテリー持ちも普段使いに全く影響がないレベルのものをもちながら、価格が2万円台という恐ろしくコストパフォーマンスの良い1台になっています。
特価セールが多い中で性能もかなり良好
Redmi Note 9S | |
OS | Android 10(MIUI11) |
SoC | Snapdragon 720G |
ディスプレイ | 6.67インチ (1080×2400) |
RAM | 4GBor6GB |
ROM,SDカード対応 | 64GBor128GB,micro SD 512GB対応 |
アウトカメラ | 4,800万画素(広角/F1.8) 500万画素(望遠/F2.4) 800万画素(超広角/F12.2) |
インカメラ | 1600万画素(標準) |
サイズ | 165.7 x 76.6 x 8.8 mm |
重量 | 209g |
バッテリー | 5020mAh |
通信機構 | Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac(5GHz対応) |
生体認証 | 指紋認証、顔認証 |
LTE Band | B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28、B38/40/41 |
Redmi Note 9Sのここが良い
- 価格が2万円台と安い上に、MVNOセット契約で非常に安くなる
- 性能が高く価格のわりにかなり良い
- Xiaomi独自機能が詰まっており便利
- カメラも2万円台にしては安定した撮影能力
Redmi Note 9Sは今回紹介するスマホの中ではかなり安い機種に分類されるのですが、その性能の高さは非常に優れたものになっています。
Snapdragon 720Gを搭載していることもあり、2万円台なのにAntutuベンチマークは24万点を超えています。Rakuten HandやAQUOS sense4のようにスマホ独自に発生する変なモッサリさもなく、SDM720Gスマホの中では一番サクサク動く機種です。
機能もXiaomiの面白い機能をほぼフルで使えるため、安いながら実用性の高さといったところは非常に優れています。
カメラも意外によく、撮影アプリを変更したりすれば夜景撮影にも耐えられます。
そしてなんといってもその安さでしょう。
2万円台という定価の安さはもちろん、MVNO回線とセットで契約した時には最安で200円なんていう価格で売られた時もあり(OCNモバイルONEで)、回線セットでの安さというのは突出しています。
維持費を払っても十分な安さを実現できるため、もしもRedmi Note 9Sを契約するのならば回線とセットで契約するようにしましょう。
重くて機能も少ないために性能重視な使い方向け
Redmi Note 9Sのここがダメ
- 画面が大きく横幅も太く、重たさもかなりあるために持ちにくい
- 防水、おサイフケータイにはどちらも非対応
Redmi Note 9Sの問題点は防水やおサイフケータイと言った日本向けの機能が用意されていないというところにあります。
そうした機能を必要としていない、というような使い方でないと日々の利用には少し不満や不安を感じるでしょう。
また端末が重くて横幅も広いために持ちにくさというのもあり、長時間手に持って利用するのが疲れるスマホでもあります。
性能重視で見た時の使いやすさというのは価格の割にすごく高いのですが、重さや便利機能といったところに目を向けると物足りなさというのは感じてしまうものになっています。
価格の割に非常に優秀なスマホではあるものの、多くを求めることは出来ないものになっています。
Redmi Note 9Sは定価の安さはもちろんですが、MVNOセールのタイミングによっては1,000円以下という驚異的な安さでの契約もできます。
Snapdragon 720Gの高性能さに加えて、バッテリーの良さやXiaomiスマホ向けの各種機能も使えて1,000円以下の価格というのは破格すぎます。
見た目やその他の機能といったものを無視すれば、低価格帯の機種の中では1番安い上に性能も高いため、サブとしてももちろんメインとして使うスマホに選んでも後悔の少ない機種になりそうです。
より詳しいレビュー記事はこちら。
レビュー動画も用意しています。
Redmi Note 9Sを契約するならOCNモバイルONEのセールを狙いましょう。
回線セットながら過去には最安200円で購入することもできたため、Redmi Note 9Sのセールにおいては他の事業者が太刀打ちできないものになっています。
Pixel 4a:カメラを重視したいユーザーにおすすめ
カメラ性能の高さを重視したい方にまず候補の一つとして考えて貰いたいスマホがPixel 4aです。
SoftBankだけでなくドコモなんかでもしっかり使え、扱いやすいスマホとしておすすめできます。
高い夜景撮影能力、デジタルみは強いが発色も良くダイナミックレンジの広いカメラ性能
Pixel 4a | |
OS | Android 10 |
SoC | Snapdragon 730G |
ディスプレイ | 5.8インチ (1080×2340) |
RAM | 6GB |
ROM,SDカード対応 | 128GB,micro SD 非対応 |
アウトカメラ | 1220万画素(広角) |
インカメラ | 800万画素(標準) |
サイズ | 144 x 69.4 x 8.2 mm |
重量 | 143g |
バッテリー | 3140mAh |
通信機構 | Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac(5GHz対応) |
生体認証 | 背面指紋認証 |
その他 | おサイフケータイ |
Pixel 4aのここが良い
- 高い性能を持ちゲーム操作にもほぼ心配がいらない
- 軽くて持ちやすさも兼ね備え、背面指紋認証で扱いやすい
- カメラ性能が今回比較した機種の中でも高く、万人受けしやすい画作り
- eSIMとおサイフケータイを搭載
Pixel 4aは使いやすいスマホです。
まず性能が良く、ゲームであってもサクサクと操作できる快適さを持っていますし、端末自体が軽くて持ちやすいために長時間使ってもストレスがありません。
このスマホとしての扱いやすさ、といったところはLG Style3同様の気持ちよさを持っています。
防水規格は取得していないものの防滴・生活防水程度は耐えてくれ、おサイフケータイが使えるという機能も用意されていてここでも使いやすさは優れたものになっています。
単純なスマホとして使いやすさを備えている点はまず高く評価できるポイントです。
さらにPixel 4aはカメラ性能、特に写真撮影の能力がこの価格帯の機種としては非常に良いものを持っており、特に夜景撮影においては4万円ほどのスマホの中ではトップクラスの実力を有しています。
この価格帯でカメラを楽しみたいとなったらPixel 4aは必ず候補にいれるべきスマホになるでしょう。
超広角レンズなどがなく、その点ではLG Style3やMi 10 Lite 5Gには劣るものの、非常に強い夜景モードなんかを搭載しており、標準の広角レンズでの撮影能力であれば価格帯随一の実力となっています。
軽くて性能が良いというスマホとしての良さに加え、カメラも十分すぎるほどの実力を備えているというのはPixel 4aの良さとなっています。
eSIMも使えておサイフケータイも利用できるものになっているので、そこでの利便性といったところも評価できます。
発熱がしやすく、バッテリー持ちもそこまで良いとは言えない
Pixel 4aのここに注意
- 発熱のしやすさはLG Style3と並んでこの価格帯で比較したスマホの中ではワースト
- 発熱に影響されてバッテリー持ちも良くない
Pixel 4aの悪いところとして挙げられるのは、まず発熱のしやすさといったところが挙げられます。
他のSnapdragon 700番台の機種がどれも発熱が抑えられている中では、Snapdragon 730Gを搭載したPixel 4aは発熱の高さが目立ってしまいます。
ゲームなどの負荷の高い操作を行うと十数分で筐体にかなり熱を持ってしまう傾向にあり、他の機種よりも不安にさせられるレベルです。
この発熱が起きるとゲームの動作が落ちたりバッテリー持ちが悪くなる、という影響がスマホにおいては起きるのですが、Pixel 4aの場合だとバッテリー持ちに影響が出やすいです。
この価格帯のスマホは一部のコンパクトモデルを除いてはバッテリー性能の高い機種が揃っている訳ですが、それらと比較するとPixel 4aのバッテリー持ちというのは見劣りします。
カメラを使ってても発熱しやすく、そこからのバッテリー持ちの悪さというのもあるため、充電しやすい環境で生活をしていないと丸一日使っていくことを考えた時に不安があるのは事実です。
この点はPixel 4aのネガティブな要素です。
Pixel 4aはSIMフリー機かつeSIMにも対応しているという事で、販売を行っているSoftBankだけじゃなくドコモはもちろん楽天モバイルなんかでも活用できるスマホです。
性能の良さ、軽くて使いやすいサイズ感、カメラの高性能さといったところは4万円ほどで買えるスマホとしては標準点以上のものになっているはずです。
一方で長く使っていく上で重要なバッテリー持ちといったところは、特にAlways On Displayをオンにしたときに減りやすいため、運用においては毎日の充電と利用中のチェックが欠かせないものになっています。
この辺りの問題を許容できる使い方でないとPixel 4aは合わない人も出てくるかもしれません。
追記:SoftBank版が大幅値下げ!3.6万円にポイント還元などを利用すればもっとお得に機種変更やMNP契約も可能に
Pixel 4aにも現在大幅値下げが行われており、これまで5万円近い価格がされていたのがSoftBank版に限りGoogle公式よりも大幅に安い36,720円という金額にまで落ちてきました。
これによってSoftBankユーザーならば機種変更でもこの価格なのはもちろん、ポイントを使えばさらに値引きさせて契約することができますし、MNPで契約すれば2万円割引からの1万円台購入というのが可能です。
こちらを購入後はLINEMOなどに変えることで維持費といったところも節約可能なため、非常にお買い得なキャリア販売スマホになっています。
公式よりも1万円以上安い価格となっており、気になっていた人は在庫があるうちに買ったほうが良いものになっています。
より詳しいレビュー記事はこちら。
レビュー動画も用意しています。
Google Pixel 4aに関してはSoftBankかGoogleストアでの購入が基本になります。
ここにそれぞれの回線を組み合わせるのがデフォになるでしょう。
上記のスマホなら後悔も少ない低価格スマホになるはず
多くの2〜4万円のスマホが登場していますが、その中でもおすすめできるのは今回まずここまでに記してあるスマホとなります。
これらのスマホならば基本的な動作に関しては不満を持つことは少ないはずです。
ほぼどの機種もサクサクと動かすことができ、ストレスも少ないので価格が安くても使いやすいです。
あとは自分の使い方に合わせてその他の機能やサイズ感といったものを考慮して選べば良い買い物ができるはずです。
より詳しい内容はレビュー記事をそれぞれ用意しているので気になったスマホがあれば見てもらえればと思います。
以下ではこうしたおすすめのモデルを選んだ基準となる性能面やバッテリー面の数値の比較といったものを確認してもらおうと思います。
性能やバッテリー、発熱の比較と他機種をおすすめ出来ない理由も
ここからは上記のスマホをおすすめとした理由の裏付けとして、各種基本性能の比較を用意しておこうと思います。
今回の比較では以下のスマホをベンチスコア/バッテリー性能/発熱/機能性といった点から比較しています。
- Galaxy A41
- Xperia 10Ⅱ
- Reno3 A
- Rakuten Hand
- Redmi Note 9S
- AQUOS sense4 lite
- Pixel 4a
- Mi 10 Lite 5G
- LG Style3
- iPhone SE
ベンチスコア
まずはベンチマークスコアを性能面での比較要素としてみていきましょう。
2019年のモデルはこの価格帯だと10万点ちょっとの数値しか出せませんでしたが、2020年以降は低価格機でも性能面での向上が大きくみられるものになっています。
Rakuten HandやRedmi Note 9Sといった2万円台の機種でも20万点を超えるものが出てきており、低価格なスマホでも十分な性能を求めることができるようになっています。
そうした中で各機種のベンチスコアはこのようになっています。
Galaxy A41 | Xperia 10Ⅱ | Reno3 A | Rakuten Hand | Redmi Note 9S | |
総合 | 158633 | 166800 | 183092 | 273319 | 243030 |
CPU | 59921 | 70812 | 70236 | 102075 | 101088 |
GPU | 32602 | 26159 | 33876 | 73709 | 50849 |
MEM | 33473 | 35034 | 44362 | 43081 | 43573 |
UX | 32637 | 34795 | 34618 | 54454 | 47520 |
AQUOS sense4 | Pixel 4a | Mi 10 Lite 5G | LG Style3 | iPhone SE | |
総合 | 238527 | 279338 | 322708 | 318435 | 466347 |
CPU | 83227 | 96497 | 103351 | 104776 | 127443 |
GPU | 63469 | 72178 | 94651 | 105707 | 202660 |
MEM | 40690 | 54240 | 64696 | 51347 | 56056 |
UX | 51141 | 56423 | 60010 | 56605 | 80188 |
基本的に今回おすすめしている機種の全てが20万点を超える数値を見せています。
おすすめスマホに入らなかった機種はやはりこの性能面でのパワーが他の機種よりも劣り、異なる部分はあるにしろ動作がモッサリと感じる場面がおすすめ機種に比べると目立つ場面が多いために、厳しい評価になっているものがあります。
今回おすすめ機種に入れなかったスマホの中ではReno3 Aが人気も高い機種かと思いますが、こちらは個人的に全くおすすめしていません。
理由としてはベンチスコアはそこそこ高いものの、実際に文字入力やスクロール動作を確認してみると、ベンチスコアが低いスマホよりもカクついてしまうことが多く、操作していてストレスを感じてしまいます。
機能なんかは良いものを持っていますが、正直価格相応の性能といったものを持っていないレベルなので、Reno3 Aは全くおすすめできず褒められない部類に入ります。
バッテリー性能
バッテリー性能についても比較をしています。
こちらはどれも購入時期が違うため、それぞれの購入直後のバッテリー持ちについての比較を残しておきます。
Galaxy A41 | Xperia 10Ⅱ | Reno3 A | Rakuten Hand | Redmi Note 9S | |
スタンバイ10時間 (AODオン) | 100%⇒90% | ─ | ─ | 100%⇒73% | ─ |
スタンバイ10時間 (AODオフ) | 100%⇒98% | 100%⇒98% | 100%⇒98% | 100%⇒96% | 100%⇒98% |
Youtube2時間 | 100%⇒89% | 100%⇒91% | 100%⇒88% | 100%⇒84% | 100%⇒92% |
フォートナイト1時間 | 100%⇒80% | 100%⇒81% | 100%⇒80% | 100%⇒76% | 100%⇒88% |
AQUOS sense4 | Pixel 4a | Mi 10 Lite 5G | LG Style3 | iPhone SE | |
スタンバイ10時間 (AODオン) | ─ | 100%⇒89% | ─ | 100%⇒87% | ─ |
スタンバイ10時間 (AODオフ) | 100%⇒98% | 100%⇒97% | 100%⇒99% | 100%⇒92% | ─ |
Youtube2時間 | 100%⇒95% | 100%⇒82% | 100%⇒92% | 100%⇒83% | 100%⇒76% |
フォートナイト1時間 | 100%⇒85% | 100%⇒78% | 100%⇒77% | 100%⇒76% | ─ |
これを見るとバッテリー性能が良いスマホが多い中で、LG Style3とPixel 4a数値が低めです。
どちらもおすすめできるスマホではあるものの、このバッテリーの問題が許容できるかどうかはしっかりと考えてもらいたいところです。
iPhone SEに関しては購入後数日でのテストをYoutubeでしかしてないため、他の機種との比較は参考程度になります。
発熱
発熱の高さについても比較をしています。
冬のあまり暖房が効いていない室内で計測したため、若干全体的に低めの数値になっているので、そこは少し注意してみてもらえればと思います。
バッテリー温度/CPU温度 | Galaxy A41 | Xperia 10Ⅱ | Reno3 A | Rakuten Hand | Redmi Note 9S |
1回目 | 27.1℃/37.5℃ | 30.3℃/38.9℃ | 29.5℃/34.9℃ | 32℃/35.5℃ | 29.1℃/28.5℃ |
2回目 | 29.3℃/39.7℃ | 31.5℃/38.5℃ | 32.9℃/41.7℃ | 35.4℃/39.7℃ | 31.1℃/30.4℃ |
3回目 | 32.8℃/38.8℃ | 34.8℃/41.2℃ | 34℃/38.9℃ | 38.3℃/41.5℃ | 32.4℃/32.1℃ |
AQUOS sense4 | Pixel 4a | Mi 10 Lite 5G | LG Style3 | iPhone SE | |
1回目 | 34.1℃/35.4℃ | 30.5℃/44.1℃ | 30.1℃/35.1℃ | 32.8℃/37.5℃ | ─ |
2回目 | 34.4℃/39.4℃ | 32℃/49℃ | 32.1℃/39.7℃ | 35.5℃/40.8℃ | ─ |
3回目 | 35.6℃/41.1℃ | 32.2℃/51.9℃ | 34.6℃/40.8℃ | 38.2℃/49.3℃ | ─ |
SDM665や700番台の機種は全体的に発熱が抑えられているわけですが、Pixel 4aやLG Style3といった機種は熱が持ちやすいものになってしまっています。
発熱が強いとそれが影響してバッテリー持ちの悪さやゲームをしててもカクついてしまうことがあるわけですが、そうした不安がこの2機種の場合だと他の機種よりも感じやすいものになるかもしれません。
機能性
機能性についても各スマホの対応しているものをチェックしていきましょう。
これについては表を確認してください。
Galaxy A41 | Xperia 10Ⅱ | Reno3 A | Rakuten Hand | Redmi Note 9S | |
防水・防塵 | IPX5/8 IP6X | IPX5/8 IP6X | IPX5/8 IP6X | IPX2/IP5X | ─ |
おサイフケータイ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
生体認証 | 指紋/顔 | 指紋 | 指紋 | 指紋/顔 | 指紋 |
AQUOS sense4 lite | Pixel 4a | Mi 10 Lite 5G | LG Style3 | iPhone SE | |
防水・防塵 | IPX5/8 IP6X | ─ | ─ | IPX5/8 IP6X | IP67相当 |
おサイフケータイ | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 (同等機能) |
生体認証 | 指紋/顔 | 指紋 | 指紋 | 指紋 | 指紋 |
コスパが優れているXiaomiスマホですが、国内向けに便利に使えるおサイフや防水といった機能が使えないものになっています。ここはXiaomiスマホを選ぶ上で厳しいポイントになるユーザーは多いと思います。
ただXiaomiスマホおよびPixel 4aの場合には生活防水、防滴程度の耐水性は持っている、という風にされているので、お風呂場など水の貯まったところや湿度の高いところでの利用は難しくても、小雨程度であれば傘の中での使用に耐えうるだけのある程度の防滴仕様にはなっている、とされています。
Antutu20万点以下は同価格帯の中でも動きに気になるところが多く、おすすめに入ってくるまでではない
基本性能や機能の比較に関してはこのようになります。
今回のおすすめスマホに関してはこれらの性能や機能面をベースにした上で、実際に触って使ってみた感想を交えて取り上げています。
そのためやはり各種性能の数値が低かったり見劣りするような機種というのはおすすめ機種としては取り上げにくいものになっています。
特にこの価格帯は2020年頃から高コスパ化が目立つようになり、安いのにAntutu20万点を超える機種も出てきて性能面での差が顕著に見られるようになりました。
実際の動作にもそのスコア差が反映されやすいものになっており、スコアの低い機種は同じ価格帯に良機種が揃っている現在だとおすすめしにくいです。
例えばReno3 Aは人気が高いですが、4万円近い価格にしては動作のモッサリ感が気になります。
動画を見てもらえばわかるかと思いますが、Snapdragon 720G機種よりも動きがもたつくために、同じような価格で売られるスマホと比較すると動作の満足度が低いです。
Xperia 10ⅡやGalaxy A41もReno3 Aとほぼ同じような理由でおすすめ度は他のスマホよりも後ろの方になってしまいます。
AQUOS sense4はバッテリー性能が非常に高く、機能性も豊富で堅牢さというのもある事からおすすめできる実力ではあるのですが、スクロールが遅くなるようチューニングされ、タッチパネルの精度も高くない為にモッサリ感が他のスマホよりも強いです。
動作の面で同じ価格帯の機種よりも見劣りする部分があり、人によってはその動きがストレスに感じられるのは確かなため、バッテリー性能が良くて機能も揃っているAQUOS sense4ですが、ここではおすすめには挙げていません。
※追記:ただし最近楽天モバイル版のAQUOS sense4 liteが実質1円化がされたため、超低価格スマホとしてはおすすめできる存在になっています。
ただ価格の安さや、動作よりも機能やバッテリー持ちといったところを重視するならおすすめ度は高いです。この点は同価格帯の他のスマホでも真似できないポイントになるため、ここを重視するならAQUOS sense4およびLiteは十分良い買い物になるはずです。
ただ個人的には今回おすすめスマホとして挙げた機種の方を優先して選んでもらった方が満足度は高いかなと思います。
このように安くて買いやすい価格帯のスマホが増えていますが、結構スマホとしての差が激しい価格帯となっているため、しっかりとした性能を持ったスマホというのを選んでいかないとコストパフォーマンスの悪い買い物になってしまいます。
今回のこの記事がそのスマホ選びの一つの参考になれば幸いです。