現在楽天モバイルやOCNモバイルONEなど、MVNOやサブブランドといった事業者において回線セットで非常に安い価格で売られることの多いOPPO A5 2020についてレビューをしていこうと思います。
OPPO A5 2020は元々が低価格機種ということもあり、割引を少しでも加えてあげると非常に安いスマホへ生まれ変わるということで各事業者がセット販売で1円~数千円での端末販売を実施してきています。
あまり見ることが出来なくなった超低価格な特価販売スマホとして売られることがあるため、そうした特価契約前にOPPO A5 2020がどういったスマホなのかといったところを確認するためにも今回のレビューを残しておきます。
なおこのOPPO A5 2020の安売りを実施している事業者の中でも特に高額な還元を付けることが多いのは楽天モバイルとOCNモバイルONEのセール時においてです。
もしも興味がある場合にはこちらでセールが実施しているかどうかを確認してみて下さい。
セール情報記事はこちら。
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なおその他の競合するであろうミドルレンジスマホのレビューについては以下の記事で用意しています。
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『OPPO A5 2020』の特徴をピックアップ!
まずはOPPO A5 2020の持つ特徴を確認していきましょう。
1:低価格ながらSnapdragon 665搭載を搭載
OPPO A5 2020はSIMフリーモデルで約2万円台前半の価格で販売されるかなりの低価格モデルとなっていますが、その性能はミドルレンジモデルの中でも高いものを持っています。
Snapdragon 665と呼ばれる2020年のミドルレンジスマホに搭載されるCPUとしては合格点を与えることのできるものを搭載しており、性能面で大きな不満を感じることのないスペックを有しています。
低価格なスマホは性能が悪い、というイメージも強いかと思いますが、この機種ではそうした問題が大分解消されたスペックになっています。
2:大容量バッテリーと省電力CPU、無駄な電池消費を抑える独自OS
OPPO A5 2020はCPU以外でもそのスペックの高さが目立ちます。
特にバッテリー容量の多さは目を見張るものがあります。5000mAhと大容量すぎるレベルのバッテリー容量を持っています。
加えてCPUも省電力、OS側の制御も強いということで電池持ち周りに力を発揮するものになっています。
3:機能性は防塵のみ、防水やおサイフケータイはなし
性能やバッテリーといったところは価格の割に良いものになっていますが、日常使いの機能といったところでは充実さはありません。
Renoシリーズで好評だった防水やおサイフケータイといった機能は搭載されていません。
こちらは価格相応感が強いです。
『OPPO A5 2020』:廉価スマホながら普段使いに耐えうる性能
OPPO A5 2020は機能性こそ少ないですが、性能は価格を考えたら十分以上な内容かと思います。
Snapdragon 665に5,000mAhと、性能やバッテリー持ちといったところを安いスマホに求めたいならばかなり適した機種と言えそうです。 価格を考えた時にこのスペックを用意しているというのは、いわゆる「コストパフォーマンス」といったところで優れたものになっています。 |
『OPPO A5 2020』のスペック
OPPO A5 2020 | |
OS | Color OS6(Android 9) |
SoC | Snapdragon 665 |
ディスプレイ | 6.5インチ (720×1600) |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
アウトカメラ | 1200万画素(広角) 800万画素(超広角) 200万画素(ポートレート) 200万画素(モノクロ) |
インカメラ | 1600万画素(標準) |
サイズ | 163.6 x75.6 x 9.2 mm |
重量 | 195g |
バッテリー | 5000mAh |
通信機構 | Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac(5GHz対応) |
生体認証 | 指紋認証・顔認証 |
その他 | 防塵、イヤホンジャック |
『OPPO A5 2020』の価格【SIMフリー/楽天モバイル/OCNモバイルONE】
販売価格 | 補足 | |
SIMフリー(店頭価格) | 29,480円 | ECサイトによる各種値下げあり |
OCNモバイルONE | 16,390円 | キャンペーン時には一括1円(要回線契約) |
楽天モバイル | 22,020円 (834円×24回) |
キャンペーン時にはポイントバック20,000円相当で実質2,020円、さらに追加のポイントバックによって実質0円契約も可能 |
こちらの価格についてはやはりセール時の価格の方を注目してもらいたいです。
OCNモバイルONEは1円、楽天モバイルにおいては定価以上のポイントバックが用意されており、実質価格が0円以下になるという売られ方をしています。
どちらも回線とのセット契約が必須ではあるものの、正直これだけの安い価格を実現してくれるならば回線費用の負担も苦ではないはずです。
OCNモバイルONEは最安1,180円、楽天モバイルならばRakuten UN-LIMIT回線が1回線目ということであれば1年間無料で使えてしまいます。
維持費負担も許容できる内容で端末価格も安いというのは非常にお買い得と言えます。この価格だけでもOPPO A5 2020は買いと言えます。
『OPPO A5 2020』のデザイン
デザイン面では特にこれといって特徴はないというのが正直なところでしょうか。
イヤホンジャックと背面の指紋認証といったところが一つ特徴的ではあるでしょうか。
デザイン的には最近の中国製スマホっぽさが全面に出てきている印象です。
『OPPO A5 2020』の各種ベンチマーク
性能・Antutuスコア
まず性能面をベンチマークアプリで確認をしていきましょう。
性能に関するベンチマークについては最もポピュラーなAntutu Benchmarkアプリを利用し確認していきます。
こちらの数値を他のモデルと比較していくことで、OPPO A5 2020の実力がどの程度あるかというのを確かめてみます。
基本的に数値としては20万点を超えるようになると普通の使い方なら体感での差は少なくなり、ゲームなど一部の重いアプリの挙動に差が見えるのみになってきます。
OPPO A5 2020 | Redmi Note 9S | Xperia 10Ⅱ | Reno3 A | |
総合スコア | 168908 | 249133 | 172592 | 181873 |
CPU | 68505 | 100321 | 70368 | 70047 |
GPU | 31420 | 49736 | 34225 | 33682 |
MEM | 36982 | 46883 | 36079 | 44125 |
UX | 32001 | 52193 | 31920 | 34019 |
Antutuベンチマークスコアでは16万点台後半を記録しています。
同じCPUを持つXperia 10Ⅱと甘く見ていますが似たような数値ということになります。
価格を考えればこの数値というのはかなり良い部類に入るかと思います。Redmi Note 9Sを除いては同等の性能を持つスマホというのが大体3万円台から4万円ぐらいで販売されていることを考えたら、単純な価格比ではOPPO A5 2020のコスパといったところはとんでもなく高い部類に入るでしょう。
完全にサクサク動作、というわけではないものの、低価格スマホながらしっかりと動かしやすい性能を持ったスマホであるというのがこのベンチスコアからわかると思います。
ただ個人的には同じSnapdragon 665搭載のXperia 10Ⅱより動きの質が落ちているのを感じます。若干この辺りチューニングが同じSoCを使っていても他社スマホよりもうまくいっていない印象です。
バッテリー性能
バッテリー持ちについても複数の状況下で検証をしているので参考にしてもらえればと思います。
テスト内容 | バッテリー状況 |
---|---|
100%⇒% | |
AOD表示オフ:スタンバイ状態で10時間 | 100%⇒98% |
明るさオートでYoutubeスポーツ2時間 | 100%⇒91% |
黒い砂漠オート戦闘1時間 | 100%⇒92% |
バッテリー容量が5,000mAhに加え各種要因といったものも重なり、バッテリー持ちに関しては全く心配が不要なレベルになっています。
スタンバイ状態の安定感や動画を見ていてもしっかりと電池は残るものになっているため、安心感といったものはかなり強いものになるでしょう。
このバッテリー容量と電池持ちの良さを活かしたテザリング運用など、ただ電池持ちの良いスマホという使い道以外にも使いやすいものになってくれます。
このポイントはOPPO A5 2020を使う上で非常に役立ってくれるものになり、この機種を選ぶ理由にもなるでしょう。
発熱
発熱に関してはAntutuを連続で起動し、Antutuアプリで観測した数値を確認していきます。
Antutu連続起動 | バッテリー温度 | CPU温度 |
---|---|---|
1回目 | 34.3℃ | 40.7℃ |
2回目 | 35.4℃ | 42.1℃ |
3回目 | 35.4℃ | 42.7℃ |
(同じ環境下:7月の気温(24℃ぐらい)で比較)
ミドルレンジ機種/同一環境下 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
---|---|---|---|
OPPO A5 2020 | 34.3℃/40.7℃ | 35.4℃/42.1℃ | 35.4℃/42.7℃ |
Reno A | 36.1℃/38.1℃ | 37.3℃/40℃ | 37.4℃/42.7℃ |
Redmi Note 9S | 32.6℃/32.4℃ | 34.7℃/34.1℃ | 34.8℃/35.2℃ |
発熱もCPU側が高いですが、実利用においてはほとんど心配は要らないレベルです。
テザリング時にはどうしても発熱してしまいますが、それ以外では特に大きな負荷をかけて操作するようなスマホでもないため、発熱に関して悩まされるという心配はないでしょう。
発熱によって一番影響が強いバッテリー周りへの悪影響といったところも、そもそも5,000mAhも容量があるために発熱が電池持ちに影響してもそこまで深刻なものにはならないでしょう。
ゲーミング機能
Snapdragon 665自体がそこまでゲーム向けの性能を持っていないため、ゲームプレイ自体にはあまり向いてはいませんが、一応ゲーム周りの性能についてどれぐらいのものが用意されているのかを確認していきましょう。
荒野行動に関しては最高画質やフレームレートの最高設定というのは選べません。
普通に設定を変えずに操作するとカクつきも見られてしまいます。一方で画質を落とせば結構引っ掛かりも感じずにプレイできるので快適さはあります。
ミリシタは一応3D高画質(13人ライブ)が普通に動きます。ただしフレームレートは高くありません。
第5人格辺りは動作に少しですが余裕があります。
フォートナイトはアプリをそもそもダウンロードできませんでした。性能や独自OS的にもダウンロードできないゲームというのはそこそこの数出てきそうです。
こんな感じで軽めのゲームアプリならある程度遊べますが、3Dゲームの場合には設定でパフォーマンスを優先するような画質などを落とす設定にしたほうが、動きの悪さといったものが気にならないものになるでしょう。
また購入時に最初から付いている画面保護フィルムも剥がした方が良いかもしれません。滑りが良くない為に若干文字入力がレスポンス悪く、もしゲームとかするとなるとあまり滑らかさというのが感じられないものになってしまいます。
ゲームスペース
ゲーミング機能には「ゲームスペース」を用意。
この機能には以下のような特徴が用意されています。
- ゲーム向けにパフォーマンスの最適化
- 通信安定化のためにバックグラウンド処理を制限
- 通知制御
- 一部メッセージアプリをポップアップ表示
- スクショ・画面録画機能の利用
といったものです。
このOPPO A5 2020でゲームを遊ぶ目的に買うということはまずないかと思いますが、こうした遊びやすい環境を構築してくれるゲーミング機能が用意されているのもOPPOスマホの魅力になっています。
『OPPO A5 2020』のカメラ性能をチェック!
続いてはOPPO A5 2020のカメラ性能についてを実際の写真と共に確認していこうと思います。
カメラスペック
アウトカメラ | 1200万画素(広角) 800万画素(超広角) 200万画素(ポートレート) 200万画素(モノクロ) |
---|---|
インカメラ | 1600万画素(標準) |
用意されている撮影モード・撮影機能は以下の通りです。
撮影モード
- 写真
- 動画
- 夜
- プロ(エキスパート)
- パノラマ
- タイムラプス
撮影機能
- スローモーション
- 自動HDR
- グリッドライン
- 機種名透かし
- ミラーモード
といった内容です。
OPPO A5 2020実機で撮影した写真
それではOPPO A5 2020のカメラで撮影した写真を見ていきたいと思います。
撮影はAIオートです。なおこのレビューを書いている時点で関東は雨が止まず、晴れの日が全然ないために後日また別の写真の例をアップします。
まだ緑中心の写真しか撮れていません。
撮影していて感じるのは明るい所はまだ画になる感じはありますが、暗め・明るさが不足しているところでは色合いが一気に淡泊になってしまうという所でしょうか。
この様子だともう少し暗くなった時の撮影というのはちょっと辛いものになってきそうです。
価格を考えればあまりカメラ性能に期待しても仕方ないのですが、価格相応感が感じられるカメラであるというのがこのテスト撮影では感じられます。
インスタグラムの方に20枚ほど写真を追加しています。
こちらを見る限りは多少は日中の写真というのは見れるものになっていますが、夜景の弱さや超広角側の色崩れといったところの目立ち方は気になるものになっています。
日帰り旅行的な感じで明るい場面だけの写真を撮りたいなら十分ではあるものの、暗い場面での撮影はかなり不向きであるというのを感じます。この点はA5 2020において期待出来ないものになるでしょう。
『OPPO A5 2020』のレビュー
ここからは実際にOPPO A5 2020を触ってみて、感じたポジティブな・ネガティブなポイントといったところをレビューとしてまとめていきたいと思います。
1:防水やおサイフケータイは無いものの、ソフトウェア機能は価格帯にしては豊富
OPPO A5 2020に関してはAndroidをカスタムした独自OSであるColor OSを搭載しています。
こちらはタスクキルやバックグラウンド処理において普通のAndroidよりも強めに制御されて、アプリごとに通知やバックグラウンドの動作が普通のAndroidと少し異なる、というような癖のある動きをすることがあります。
これは人によってはとっつきにくくてデメリット的に感じることもあるかもしれませんが、それ以上にメリットを用意してくれています。
それがソフトウェア面での機能においてはハイエンドモデル並みに使える、という点です。
OPPO A5 2020はエントリーモデル~ミドルレンジモデルの間ぐらいの機種ではありますが、Color OS自体はOPPOのハイエンドモデルと共通ということで、そこに内包されている機能もOPPO A5 2020では利用できます。
便利なものとしては以下の機能が挙げられるでしょう。
スマートサイドバー
スマートサイドバーはショートカットランチャーを画面端から呼び出すことのできる機能です。
アプリや設定、機能の呼び出しといったものを一度ホーム画面などに戻ったりせず、アプリを展開したままに次のアプリなどの呼び出しを行えるようになるため、より効率的に操作を変遷させていくことが出来ます。
よく使うアプリや機能を登録しておけば普段の操作がかなりストレスなく利用できるようになるので、こちらの機能が使えるというのは魅力の一つです。
ロングスクリーンショット・画面録画
スクリーンショット系の機能も別のアプリなんかをわざわざインストールしなくても使いやすいのは特徴です。
スクリーンショットは画面範囲外もスクショできる縦長なスクショを取れますし、画面録画という形で操作中の動作を記録することが出来ます。
アプリをインストールすれば他のスマホでも可能な機能ですが、デフォルトでこうした機能が最初から利用できるというのは面倒なことをしなくて良いので嬉しいポイントでしょう。
APP Cloner
中華スマホ系の機種ではお馴染みのアプリ複製機能も用意されています。
全てのアプリが複製できるわけではありませんが、LINEやフェイスブック、Viberなどのメッセンジャー系の機能を持ったアプリが複製できます。
ちょうどデュアルSIM運用ができるため、複数のアカウントを異なる電話番号で認証することもしやすくなっています。
LINEなどを複数アカウントで運用したいという人は多いと思いますが、それを1台で利用できるというのは面白いポイントです。
2:動作は多少モッサリ感はあるが価格を考えれば優秀、ただし文字入力ソフトは変更を推奨
OPPO A5 2020はスペック的には悪くないものになっていますが、実際の動作といったところは若干モッサリしたところを感じます。
と言ってもそのモッサリ感というのも普段の利用に影響する場面は少ないですし、Snapdragon 400番台の機種を触ったことがある方なら余裕で許容できる動作の質を持っています。
セール価格含めた販売価格の安さを考えれば、十分すぎる性能を持ったスマホとして評価することが出来るでしょう。
ただ個人的にはデフォルトのIME、文字入力ソフトといったものの操作が結構モッサリ感が強いため、こちらに関しては別のIMEを設定することを推奨したいです。
ATOKやGoogle日本語入力に変更すれば多少レスポンスは良くなりますし、フリック感度も調整できるのでそちらも弄れば自分好みの環境にしやすいです。
この文字入力ソフトを変更すれば普段の利用における快適さといったところが毎日使っていく中で向上してくるかと思うので、そちらは購入後に試してみて下さい。
3:バッテリー容量、省電力CPU、独自OS、HD解像度と電池持ちが良い要因が多数用意されている
OPPO A5 2020のバッテリー持ちの良さは検証の通りです。
- バッテリー容量が5,000mAh
- そもそも過大な負荷をかけない省電力CPUであるSnapdragon 665搭載
- 独自OSによる強めのバックグラウンド制御
- HD+の解像度
と電池持ちに良い特性というものをいくつも持っているのがこのOPPO A5 2020です。
電池持ちといった特徴に対して重きを置いているのなら、このOPPO A5 2020は低価格モデルの中では非常に高く評価できるスマホとなるでしょう。
さらにデュアルSIMでトリプルスロット(SIM×2とSDカード)ということで通信周りの拡張性も高いため、それとこの電池持ちを活かしてテザリングによるモバイルWi-Fiルーター的に運用するのもありかと思います。
特にこのOPPO A5 2020は無制限回線である楽天モバイルでのセールが多いため、そちらの回線と組み合せることでルーターとしての活用に対してかなり使いやすいものを感じられるはずです。
4:セール前提で考えたい価格面の安さ
このOPPO A5 2020を今更レビューする理由としてはやはりセールが増えたということ。
楽天モバイルでは実質価格で、OCNモバイルONEでは一括価格で。セールが実施されていることを前提としていますが、セール時にはかなり安い価格で購入できるようになっています。
回線セット契約が必須ではあるものの、OCNモバイルONEは1,180円から、楽天モバイルに至っては1回線目なら1年間無料で利用できるためにその維持費の部分でもあまり影響は無いでしょう。
最安価格としてはこれまで一括1円、実質0円以下といった価格が付けられており、これまでのレビューにもあるように機能性の高さや単純な性能の高さ、それにバッテリー持ちの良さといったところを含めて考えると、相当にお買い得というかコストパフォーマンスといったものが良いものになっています。
『OPPO A5 2020』レビュー総評:セール前提ではあるものの、1台は持っておきたい安定性能のスマホ
良い所
- 普段使いで考えれば十分なスペック
- 安定かつ長持ちな電池持ち
- 楽天モバイルやOCNモバイルONEを中心に非常に安いセールが実施されることがある
悪い所
- 動き自体は良い部類だがモッサリ感はある
- 防水やおサイフケータイが使えない
- カメラ性能は高くなさそう(要追加確認)
OPPO A5 2020に関しては価格やセールの実質を前提とした評価になるものの、ほぼタダに近い価格で買えるセールが行われるスマホとしてかなり買いのスマホになるかと思います。
防水やおサイフケータイが使えない、Color OSの挙動がちょっと馴染みにくいというデメリットはあるものの、それが気にならない価格の安さ・基本性能・バッテリー持ちの良さというものがあり、しかも価格に関してはキャンペーン次第では相当負担が減るということで、全体的なバランスの高さはかなり高く評価出来ます。
セールの実施を前提としていることでレビューとしては評価がブレるものになってしまっていますが、安売りの始まった現状のOPPO A5 2020はこの価格も魅力の一つになるかと思うので、価格の安さといったところは外せません。
セールがされやすいというところは一つOPPO A5 2020をこれから買う理由に十分になり得るでしょう。
性能面ではSnapdragon 665搭載ということで基本的な動作にほぼストレスが無いのは良い部分です。文字入力やスクロールでモッサリすることもたまにありますが、それも過去の低スペックミドルレンジモデルの動作ややはり価格といったところを考えればそこまで我慢できないものではないです。
他にもバッテリー持ちといったところに付加価値があり「安くて性能が良いスマホ」となっていて、その中でも「安い」という部分により特化したスマホとしておすすめすることが出来る1台となっています。
低価格スマホのため価格面にどうしても話が行ってしまいますが、価格を考慮した時に予想以上にストレスが少なく使えるという確かな良さを持ったスマホになっているのは間違いなく、価格を見て買ったとしても後悔するということはないでしょう。
Wi-Fiルーター的にも使える安心感もあるため、実用性といったところはかなり広い範囲で充実していると感じます。
楽天モバイルやOCNモバイルONEでのような低価格セールを前提にしていますが、もしそちらでのセールが実施されているタイミングであるようならば、サブスマホとして一台持っておくのも悪くない機種になるでしょう。