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2019年モデルスマホレビュー

Google Pixel 3a 実機レビュー 低価格なのに十分すぎる性能と鮮やかな写真が撮れるカメラを持った良コスパ機

ドコモとソフトバンク、それにSIMフリーモデルでの発売が行われているGoogle Pixel 3aのレビューを行いたいと思います。

Google Pixel 3aはGoogle Pixel 3シリーズの廉価モデルとして販売が行われているモデルです。

SoCはグレードダウンしていますが大きな性能ダウンとはならず、他のスペック面でもGoogle Pixel 3に近いハイエンド寄りの機能を持った機種になっています。またカメラもミドルレンジモデルの価格帯でありながら、Google Pixel 3相当のカメラを用意したということもあり綺麗で鮮やかな写真が撮れやすくなっています。

Google Pixel 3aはその価格がスペックが意外と高いにもかかわらず今回結構安く設定されていて、同価格帯のミドルレンジモデルのその他のスマホが霞むレベルのお買い得感を実現しています。

Google Pixel 3aはかなり良いコストパフォーマンスを見せるスマホとなっているので、あまりスマホにお金はかけたくないが良い機種が欲しい、という方にぜひこのGoogle Pixel 3aは確認しておいてもらいたいスマホになっています。

※追記:現在このPixel 3aは、ソフトバンクオンラインショップにおいて定価が21,984円というとんでもない安さで販売されています。

これは別にセールとかではなく「定価値下げ」によるものになっており、恐ろしくコストパフォーマンスの良い高性能格安スマホというものになりました。

在庫は復活するもののすぐに無くなってしまうほどの人気になっていますが、根気強く在庫復活のタイミングをブラウザ更新しながら待つ甲斐のある超特価スマホになりました。

Google Play:Google Pixel 3a

ドコモオンラインショップ:Google Pixel 3a

ソフトバンクオンラインショップ:Google Pixel 3a

※現在キャリアでの購入よりも白ロムでの購入の方が安くなっています。

こちらのスマホに興味がある方は、赤ロム保障・SIMロック解除周りの保証があるイオシスやじゃんぱらなどの白ロムショップでの購入も検討をしてみてください。

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Google Pixel 3aのスペック・デザイン

Google Pixel 3a
OS Android 9(Pie)
SoC Snapdragon 670
ディスプレイ 5.6インチ
(1080 x 2220),18.5:9
RAM 4GB
ROM,SDカード対応 64GB
アウトカメラ 1,220万画素(標準/F1.8)
インカメラ 800万画素(標準/F2.0)
ビデオ撮影対応 1080p/120fps,720p/240fps
サイズ 151.3 x 70.1 x 8.2mm
重量 147g
バッテリー 3,000mAh
その他 防滴・防塵
指紋認証
おサイフケータイ
「この曲なに?」機能

Google Pixel 3aはSnapdragon 670を搭載したミドル~ハイエンドのスマホとなっています。安価でありながら「ミドルレンジ」と呼ばれる機種よりも高い処理能力を持ったスマホとして利用できるスマホです。

似たようなスマホとしてイメージしやすいのはiPhone 7でしょうか。最新モデルほどの性能はないですが、普段使いではほぼ困ることもないサクサクの性能を有し、ゲームなどにもある程度まで対応できます。

Google Pixel 3よりも画面が0.1インチアップ。僅かですが大画面になってはいるものの、その弊害として横幅が2mmほど分厚くなってしまっています。これによって持った時の感触・フィット感というのが結構変わっており、Google Pixel 3で感じた気持ちいいぐらいの持ちやすさといったものが少し薄れています。

この辺りの微妙な仕様変更は使いやすさに影響しています。

デザインはシンプルです。カメラは凹凸あり、背面指紋認証、電源ボタンはワンポイントで映えるカラーリングが施されています。

価格が安い分機能は限定的です。

Google Pixel 3では用意されていた防水機能というのは省かれており、防滴までの仕様になっています。

ある程度の雨の中での利用には問題ないものの、それ以上の状況においては対応できない仕様になっています。

防塵はしっかりと対応しています。

またおサイフケータイにも対応。こちらはGoogle Payのような便利な機能と合わせることで残高確認もまとめてできますし、キャンペーンへの参加によってよりお得に電子マネーでの買い物ができるようになるので嬉しいポイントでしょう。

画面をノックすることでスタンバイが解除される機能も用意されています。またPixel 3に搭載されていた「この曲なに?」機能が用意されており、街中で流れている曲の曲名が画面上に表示されます。

一方でワイヤレス充電には非対応と、やはり価格差がある分機能性が削られているところは目立ちます。

ベンチマーク

もう少し詳しくGoogle Pixel 3aの性能面などを確認していきましょう。

ベンチマークスコアはこの後紹介している価格を考慮した場合かなりの高さに。内容的にはiPhone 7と遜色のない性能になるため、安価なモデルであっても使いやすさというのが強く感じられるものになっています。

Snapdragon 670とミドル~ハイレンジのSoCらしい十分すぎるほどのベンチマークスコアを記録しています。

他のスマホと比較してみても結構安心できる数字ではないでしょうか。

 Google Pixel 3a Xperia Ace iPhone 7 P20 lite
総合スコア 158349 88483 161233 86127
CPU 61950 39174 62098 40339
GPU 44139 19824 63225 12512
UX 40614 25483 29879 24621
MEM 11646 4005 6031 8655

この後のレビューのところでもドコモの同じ時期に発売されている「スタンダードモデル」との比較も用意していますが、そちらと比べても頭2つ近く性能がとびぬけているのがわかると思います。

少なくともベンチマークスコアを見た時にGoogle Pixel 3aの安心感及びコストパフォーマンスの良さといったものは素晴らしい内容になっているのがわかります。

Geekbenchのスコアは以下の通りです。

Geekbench Google Pixel 3a
Single Core 1627
Multi Core 5174
RenderScript 6334
Battery Score 4275

ゲームについてもある程度遊べます。

他のミドルレンジモデルだとメニュー画面ですら動きの重い時があった中で、画面切り替え時にある程度ストレスの少ない操作性というのが確保されています。

タッチレスポンスも比較的良いです。18.5:9のアスペクト比のために表示もXperia 1のように帯が出たり上下が切れるということは少なく画面いっぱいに表示を出すことができます。

ただ若干有機ELディスプレイが鮮やかすぎるため、長時間見るのが目につらいでしょうか。彩度強めに出るため美しいのですが見ていて刺激は強めです。

電池持ち・バッテリー

電池持ちはGoogle Pixel 3aの一つの弱点になってしまうでしょうか。ハイエンドモデルと比べるとそこまで見劣りはしませんが、同じ価格帯のモデルと比較すると若干消費しやすいものになっています。

テスト内容 バッテリー状況
スタンバイ状態で10時間 100%⇒90%
明るさ50%でYoutube映画2時間 100%⇒81%
黒い砂漠モバイル1時間オート戦闘 100%⇒89%

スタンバイ時の電池消費がアプリ状況によって減りやすくなる場面というのが結構多く、この点が若干安定していない印象が強いです。タスク処理などでバッテリー面を考慮していない挙動をしています。

この辺りGoogle Pixel 3と同じ弱点になるでしょうか。

常時画面上に時刻や通知を表示するアンビエント表示がONでもそこまで影響はないものの、スタンバイ時やちょっと利用時間長めのアプリ使用をしたときの電池消費は少し気になるところがあります。

そこまで悪いわけではありませんが、比較すると弱さを感じるポイントではあるでしょう。

Geekbenchのスコアはこちら。

発熱

SDM670の発熱の具合を確かめています。

テスト結果は以下の通り。

Antutu(気温21度室内) バッテリー温度 CPU温度
1回目 31.3℃ 37.8℃
2回目 33.6℃ 38.7℃
3回目 36.8℃ 40.2℃

室温が他の機種の計測時よりも低めということもあり、バッテリー温度もCPU温度も低めに推移しています。

4回以上ベンチマークを回していっても大した発熱量にはならないために、元々のCPUパワーなどを考えると発熱周りに関しては心配する必要がないレベルで優秀であるのを感じます。

カメラモードによって発熱量が上がるという事もないため、多くの作業を発熱の心配なしに長時間行うことが可能になっています。

Google Pixel 3a、各販売網の価格

価格はこちら。

Google Pixel 3a 64GB
Google直販 49,500円
ドコモ 46,728円
(1,298円×36回)
SoftBank 57,120円⇒36,720円
(765円×48回)

SIMフリー版も用意されているのがGoogle Pixel 3aです。

キャリア版のメリットは修理対応や補償オプションの有無といったところでしょうか。ドコモ版はdポイントなどを購入時に利用できればお買い得な価格設定と言えるかもしれません。

ドコモはスマホおかえしプログラムの適用は出来ません。一方でソフトバンクは半額サポートを利用することが出来ます。

性能不足を感じることがなく、なおかつ後述しているようにカメラもかなり良い機種として利用できるため、そうしたスマホが5万円前後で買えてしまうのは間違いなくコストパフォーマンスの良さを感じる内容と言えます。

※SoftBank版のGoogle Pixel3aが大幅に値下げされました。

2度の値下げで4万円台に値下げされていたのですが、2019年の終わりに更に大きく値下げされて遂に36,720円という非常に買いやすい価格へと値下がりしています。

これは相当に安くなったのではないでしょうか。しっかりした性能・カメラを持ったスマホが4万円以下というのはかなり熱い契約内容になるかと思います。

Google Pixel 3aの良いところ・悪いところ

上記のようなスペック面以外のところでGoogle Pixel 3aを使っていて感じた良いところ・悪いところといった点をまとめてみました。

良い所
  • iPhone 7に近い性能の高さ
  • おサイフケータイなどの機能を用意
  • カメラの品質も高い
  • それでいて価格が安いためにコストパフォーマンスが非常に良い
  • 薄くて軽い端末ボディ
悪い所
  • カメラは一部状況でAIオート撮影が極端な色付け
  • 防水機能はなく防滴止まり

上記のようなスペック面以外のところでGoogle Pixel 3aを使っていて感じた良いところ・悪いところといった点をまとめてみました。

性能は十分なレベル、しかも価格が高くないために分離プラン移行後でも契約しやすいコストパフォーマンスの高さ

Google Pixel 3aの最大のメリットはそのコストパフォーマンスの良さでしょう。

性能が十分に高いにもかかわらず価格が安くなっているために、ライトユーザーを中心に非常に安心できるスマホ契約というものを実現できるようになっています。

ドコモもソフトバンクもミドルレンジモデルのスマホと言うものを揃えていますが、そうした機種よりもAntutuの数字が高い=性能が高いのがGoogle Pixel 3aとなっており、しかも価格も同程度になっているということで価格比での性能の良さというものが強く目立ったものになっています。

性能面ではAntutuベンチマークの項目でも書いたようにサクサクと動かすことができます。動きが鈍く感じるアプリというのも出にくいため、Google Pixel 3の廉価モデルと言っても想像以上に快適さが強いスマホとなっています。

ゲームもやろうと思えば画質やパフォーマンスを調節することで対応することのできるアプリというのも十分にあるため、そうしたエンタメ方面でも一定の活躍が期待できる性能を持っています。

こうした普段利用の性能の良さと価格の安さといったところを表にしたのが以下の内容です。

Google Pixel 3a Xperia Ace arrows Be3
販売価格(ドコモ例) 46,728円 49,896円 34,056円
Antutuスコア 158349 88483 72079
Geekbench(シングル/マルチ) 1627/5174 831/4058 780/3961
SoC Snapdragon 670 Snapdragon 630 Snapdragon 450
RAM 4GB 4GB 3GB

ドコモの同じミドルレンジ・スタンダードモデルといった格安機との比較をしていますが、そちらとほぼ同じような価格でありながら性能面では圧倒的な存在感を見せているのがわかると思います。

※ちなみにSoftBankではarrows Beに近い価格で買えてしまうという更なるお得感があります。

同じミドルレンジ扱いの機種の中では割と飛び抜けた性能でありながら、価格が抑えられているというのはユーザーにとってはコスパの良さという大きな魅力を感じられるものになるでしょう。

  • 性能
  • 価格

といったライトユーザーを中心に求められる主要な項目が非常に良い内容になっているのがこのGoogle Pixel 3aです。

また性能だけでなくカメラも良いというところも、Google Pixel 3aのコスパをさらに感じさせるポイントになっています。

ある程度問題点もありますがそちらはカメラのレビュー項目でやるとして、この価格帯のカメラにしては非常に綺麗に撮影することができる能力を持っており、安価な機種であってもSNS映えを狙える高品質な写真を撮ることができます。

通常この価格帯だとダイナミックレンジが狭くて白飛びしやすく光量がなくなるとすぐ暗い写真が撮れたり、ノイズが多くなってしまう写真が撮れたりしてしまうわけですが、Google Pixel 3aはかなり安定感の高い写真が撮れるようになっています。

性能に加えてカメラも良いのにこの価格というのは、特にキャリアスマホにおいて驚異的なコストパフォーマンスを見せるのは間違いない存在と言えます。

これで防水対応であればさらにコスパは良いものになってくるのですが、残念ながらそこまではいっていません。

それでも防滴仕様となっており、おサイフケータイも使えるという点は評価することができるポイントでしょう。コスパの良さを見せるHuaweiスマホの多くが防水やおサイフケータイに非対応のモデルが多い中で、今回のGoogle Pixel 3aはおサイフケータイと一応の防滴と防塵仕様となっており、利便性や安心感といったところは上回ってきています。

良コスパを誇るHuawei機に対しても、それを上回るレベルの性能や機能、カメラを持って価格が安いのがGoogle Pixel 3aとなります。

本当にコストパフォーマンスといった観点では頭2つぐらい飛び抜けています。

Xperia Ace SO-02L レビュー/評判/口コミ 気持ちよく使える持ちやすさだが比較した時のコストパフォーマンスは劣りがち

電池持ちはミドルレンジ・スタンダードモデルと比較して良さは見えない

基本的な性能や機能に関しては価格以上の良さを見せるのがこのGoogle Pixel 3aですが、あえて難点として挙げられる点には電池持ちの部分があります。

Google Pixel 3aは決してそこまで悪い電池持ちにはなっていないものの、他のミドルレンジ・スタンダードモデルの機種と比較した場合に、特にスタンバイ状態での電池持ちというのが良くないために放置している間のバッテリー消耗度が他のミドルレンジモデルと比べて目立つものになってしまいます。

具体的なバッテリー状況の比較は以下の通りです。

Google Pixel 3a Xperia Ace arrows Be3
スタンバイ状態で10時間 100%⇒90% 100%⇒97% 100%⇒96%
明るさ50%でYoutube映画2時間 100%⇒81% 100%⇒84% 100%⇒82%

Xperia Aceやarrows Be3などの同時期に発売されることになったミドルレンジモデルと比較をしていますが、そちらと比べると電池持ちの具合が若干良くないのがわかります。

2日3日と放置していても他の2機種はそのまま余裕で外に持ち歩いて使えるバッテリーを残してくれる安心感がありますが、Google Pixel 3aでは状況によっては既に電池が切れているなんてこともあります。

酷い・悪い電池持ちということでは決してないものの、他のモデルの省電力さと比べると見劣りしてしまうところがあるのは間違いありません。

1日使ったら夜には充電が必要と感じられるバッテリー持ちのため、この点は特に優秀さを感じられない部分、他のスマホに比べて気になるデメリットに近い部分となっています。

Google Pixel 3と比べると持ちやすさは劣化

Google Pixel 3との比較ではやはり性能面や機能性の充実といったところで劣ってきてしまうのですが、個人的に大きく劣化を感じたのが持ちやすさの部分です。

Google Pixel 3が68.2mmの横幅に対してGoogle Pixel 3aは70.1mmの横幅と、2mmほど太くなってしまっているのがスペックからわかると思います。

70mmでもこれはこれで十分に持ちやすい横幅にはなるのですが、Google Pixel 3の持ちやすさ・使っていて手に馴染む気持ちよい指の移動や稼働といったところは、Google Pixel 3aではあまり体感できないものになっています。

Google Pixel 3のレビューではこの持ちやすさや扱いやすさといったところを高く評価しており、個人的にもそこが気に入ったポイントだったのですが、残念ながらGoogle Pixel 3aではそうした体験を得られなくなっています。

あまりにも細かいポイント・体感重視の評価かもしれませんが、検索体験を高めていたGoogle Pixel 3の持ちやすさと比べてしまうと、Google Pixel 3aは使っていてもそこまでの気持ちよさがありません。

デメリット、というには言い過ぎですが、Google Pixel 3との比較では持ちやすさが平凡化してしまったのを感じます。

なお横幅以外の点、特に軽さというのは持ちやすさ・扱いやすさといったところでポジティブな要素になっています。

スタンダードモデル系のスマホで重いスマホというのはあまりないため差別化とまではいかないものの、この点は扱いやすさを向上させる良い部分です。

[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/review-google-pixel-3/”]

Google Pixel 3aのカメラ・実機写真

Google Pixel 3aのカメラ性能についても確認していきましょう。

Google Pixel 3aはGoogle Pixel 3と同等のカメラモジュールを採用しており、その能力はハイエンドモデルとなるGoogle Pixel 3と同等と言われています。

実際の写真もかなりダイナミックレンジが広くて白飛びや黒飛びのしにくい写真が撮れやすくなっているため、その「同等」という表現は誇張でもないでしょう。

アウトカメラ 1200万画素
画角28㎜/f1.8
2160@30fps (4K) または1080@30fps
インカメラ 800万画素

カメラUIは以下の通り。

撮影モードは

  • 動画
  • ポートレート
  • Google Lens
  • パノラマ
  • スロモ録画
  • マニュアル撮影
  • 夜景モード
  • 360℃パノラマ
  • フォトブース
  • タイムラプス
  • Playground

となっています。夜景モードは暗い中での撮影においてより正確な暗部のディテールを掴むことができるため、積極的に使っていきたい機能になるでしょう。

DxOMarkのスコア

カメラの実際の写真を確認する前にカメラ比較・評価の一定の基準になるであろうDxOMarkのスコアとレビュー評価を確認しておきましょう。

DxOMarkでのGoogle Pixel 3aのスコアは100点です(これは100点満点中100点という意味ではないので注意を)。

Google Pixel 3が101点となっているためにカメラが同等であると言えるのは確かなようです。1点差の違いはDxOMarkによると動画性能によるものとのこと。

主だったGoogle Pixel 3aの評価は以下のようになっています。

良い点

  • HDRが強く高コントラストのシーンでも潰れたり飛ばない
  • 色調のバランスが良い
  • シングルレンズながらズームはiPhone XR以上

悪い点

  • ポートレートモードの背景ボケは機械的
  • 画面端の描写においてシャープネスが低くなる
  • 暗い所でのビデオ撮影能力が低い
  • 青色が強い場面が多い

強調している部分は実際の写真でも感じられる部分になっています。

こちらの評価も一つ参考にしながら以下の実際の写真も見て行ってもらえればと思います。

以下では少ないですが撮影した写真をあげておきます。

なお写真はサーバーの保存容量の関係で圧縮しているのでご容赦ください。細かいところの表現に関しては拡大した際こちらの写真ではノイズが乗ってしまっていますが、実際にはもっと少ないものになっています。

自撮りでは結構背景をぼかすことができます。

ハイエンド端末でもここまでぼかせる機種も多くない中でGoogle Pixel 3aは自撮り撮影でも背景をぼかして人物のみを強調することが可能です。

ポートレートモードでの撮影もやはり背景のボケ具合が強烈です。また髪の毛や体の一部がボケることもないために対象物をしっかり切り取って写すことができます。

ただしボケみはあまり美しくないのは見てわかる通りです。機械的なぼけの印象が強いのが感じられます。

一応ぼけ感は調節することが可能ではありますが、調整は結構振れ幅が大きくしにくいのが正直な感想です。

こちらのポートレートモード及び先ほどの自撮り撮影は、1度に2枚の写真を生成しています。1枚はこちらのように背景がぼけている写真ですが、もう1枚は背景が比較的くっきりと表示された写真の2枚です。

なので背景をぼかしたくない場合でもぼけのありなし両方が選べるようになっているのは助かるポイントです。

青空と緑が含まれた写真はGoogle Pixel 3aのカメラの傾向がわかりやすい題材でしょう。

まず見てもわかるようにかなり鮮やかです。若干不自然さを感じるぐらいに鮮やかになります。写真としては自然さはないかもしれませんが、SNSで共有することが多いならばこの鮮やかさというのは良いかもしれません。

そしてダイナミックレンジがかなり広いです。というかこちらも不自然なぐらいに広すぎます。青空がくっきりと残って暗部も持ち上がっているのは決して悪いわけではないのですが、場面によっては不自然さや「スマホのカメラ」感を強く感じられてしまうところがあるかもしれません。

それでもこの価格で白飛びも黒つぶれもしにくいというのは相当に優秀かと思われます。不自然さよりもディテール消失の方が不利益は多いので、多少彩度強めでもカメラとしては優秀です。

夜景に関してはこの価格帯のカメラとしてはかなり光源に強く、白飛びしにくい写真を写すことが出来ています。

後述している夜景モード撮影も加えれば色調の乱れも修正できた上に、暗部を持ち上げての撮影といったものも可能なため、通常のカメラモード・夜景撮影モードのどちらもが暗い所での撮影に適しているものになっています。

上の写真は全て通常のカメラモードになりますが、これだけでも十分すぎるほどに綺麗な写真が撮れているのがわかると思います。

その他料理なども綺麗で鮮やかになるため、見た目が良くSNS投稿に適した写真となっています。

AI判定は暗い所で青色を強調しがち?違和感があるようなら夜景モードでの撮影を

一つGoogle Pixel 3aで気になるのは、AIオート撮影が鮮やかさを求める傾向にあるためか、薄暗い状況において青さを写真全体に乗せがちになるという点です。

上記の写真例にもありますが、こちらは曇り空という環境下で撮影をしたのですが、青空感を反映させようとしているのか曇りなのに空が青みがかっています。

この青みを付け足す処理は薄暗い環境下で撮影をすると出てくる傾向にあり、若干見た目とは異なる印象を与えます。

この青みがかった画作りがされてしまった場合には夜景モードで撮影すると見た目に近い色合いに戻ります。

以下にその写真を比較しているので確認してみて下さい。

Google Pixel 3a 通常のカメラモード撮影
Google Pixel 3a 夜景モード撮影
Google Pixel 3a 通常のカメラモード撮影
Google Pixel 3a 夜景モード撮影

結構はっきりと青みが減っているのがわかると思います。実際に見た目に近いのは圧倒的に夜景モードとなっているので、薄暗いまたは暗い場面で青くなってしまう補正が行われてしまう場合には、夜景モードでの撮影をおすすめします。

かなり印象が変わるので夜景の場面では2つの撮影を行ってみたほうが良いかもしれません。

AIオート撮影時のこの暗めの状況で青くなってしまうというのはGoogle Pixel 3aのカメラを使う上でネガティブなポイントに感じます。ただ一応対応策として夜景モードが利用できるので、暗い場面では念のため2通りで撮影しておくと良いでしょう。

カメラに関してはこの価格にしては非常に良い性能を持っているかと思います。一部気になるところもあるのですが、価格を考えればメリット面の方が多くなるでしょう。

価格5万円以下のスマホということもあり通常だとなかなかカメラへの期待はできないものの、Google Pixel 3aに関しては正直期待以上のものが用意されています。

その他の写真についてはインスタグラムの方で不定期に上げていますのでよかったらフォローして貰えれば。

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性能・カメラを見ても価格が安すぎる部類に コストパフォーマンスは最良の1機種

  • メリット:性能が高く、カメラも非常に良い。それでいて価格も安いためにコストパフォーマンスという点で優れている
  • デメリット:機能はミドルレンジレベル、カメラは自然な発色というよりもSNS向け

一応デメリットについても挙げてはいるものの、そこまで大したものはありません。

持ちやすさが減ったと言っても70mmという横幅はコンパクト機と比較しなければ十分にグリップ感を感じられるものになっていますし、電池持ちも優秀なミドルレンジではなく消費電力の多いハイエンド系のスマホと比較したらこちらも十分なレベルになっています。

防水がないのは残念ですが、とりあえず防滴と防塵は対応しているので最低限の機能は有しているでしょうか。

カメラのAI補正がP20 Pro並みに効きすぎている点は好みが大きく分かれるところだと思いますが、白飛びしてしまうカメラよりは断然いいでしょう。

メリットに関しては特にコストパフォーマンスが優秀すぎるために、他のスマホと比べても圧倒的な存在感を見せています。

単純な性能も良く、カメラの品質も基本は高く、それでいて価格面で手を出しやすいというのは多少のデメリットがあっても他のミドルレンジスマホよりも大きな魅力を持った機種として考えることができるでしょう。

SIMフリースマホと比較、ドコモのスタンダードモデルやソフトバンクのミドルレンジと比較してもまずその価格と性能のバランスがずば抜けているため、安価なスマホが欲しい時にGoogle Pixel 3aを選ばない理由がない状態です。

多少機能面での不足感はあるものの、それ以上に他のミドルレンジモデルを圧倒する処理性能とカメラ品質を実現した「格安スマホ」になっているため、2019年の廉価モデルラインナップにおいてはこのGoogle Pixel 3aをまず選ぶところから始めるべきでしょう。

やっぱり断トツでコスパが良いです。

特にSoftBankでミドルレンジスマホを買おうと思っていた方には真っ先におすすめできるコスパの良さです。

Google Play:Google Pixel 3a

ドコモオンラインショップ:Google Pixel 3a

ソフトバンクオンラインショップ:Google Pixel 3a

※現在キャリアでの購入よりも白ロムでの購入の方が安くなっています。

こちらのスマホに興味がある方は、赤ロム保障・SIMロック解除周りの保証があるイオシスやじゃんぱらなどの白ロムショップでの購入も検討をしてみてください。

イオシス

契約は各キャリアのオンラインショップで。

なぜオンラインショップを利用することをおすすめするのかというと以下の5つのメリットが用意されているからです。

  • 頭金が端末にかからない
  • 事務手数料が0円(ドコモのみ)
  • 待ち時間がなく契約完了まで5分程度
  • 自宅への配達やショップへ配達してくれて無料で初期設定
  • チャットサポート完備でプラン相談などが可能

こうしたメリットがあるためにオンラインショップでの契約というものを勧めています。

頭金と事務手数料(ドコモのみ)は特にオンラインショップのメリットとなるポイントです。頭金は5,000円ほど、事務手数料は最低でも2,000円かかる支払いですが、そうした支払いがオンラインショップでは無料になるため、そこは本当に大きなメリットとなっています。

他にもオンラインショップでは手続き全般がネット上で冗談ではなく2,3分で終わらせることが出来るようになっていて、時間的な浪費というのがかなり少なくなっています。どこからでも申し込み可能でありながら、時間が全くかからず契約できるのはオンラインの大きな魅力です。

さらに最近ではチャットサポートも実施することによって相談窓口というのも設置することが出来ており、オンライン契約の不安点であるプランや端末の疑問点が解決できない、という問題が解消しています。

オンラインショップではそのメリットとして頭金と事務手数料分お得に契約できるという特徴を持っています。そしてそれ以外にも時間をかけず(メンテナンス時間以外は)24時間いつでも申し込みをすることができる簡単さというのもありますし、サポートも充実しだしたという良さもあります。

こうした理由からオンラインショップは契約をするのにおすすめすることが出来るわけです。

特に今回のGoogle Pixel 3aは価格が低めに設定されているため、なるべく頭金などの無駄な支払いは避けて安いままに契約をしておきたいところですのでこちらのオンラインショップを利用するというのは賢い契約方法への第一歩になるでしょう。

ドコモオンラインショップ

ソフトバンクオンラインショップ

POSTED COMMENT

  1. MATSUMOTO HIROSHI より:

    有益な内容の記事で、大変参考になりました。ありがとうございました。
    一点、次の事項に誤解の懸念を感じました。電池消費の測定に照度50%で試験していますが、当該機の照度50%は暗いため、現実とかけはなれています。測定に何かの規定があると思われますが、試験方法に要一考と覆われます。

    • smaho より:

      コメントありがとうございます。
      とりあえず50%で他のスマホと並列で計測していますが、明るさの違いを考慮すると自動調整での測定の方がいいかもしれませんね。
      ただ結構比較として50%で計測したものが多くなってしまって中々切り替えが難しいものになっています。。。

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