※当サイトはアフィリエイト広告の運用で運営が行われています。記事中の商品リンクにはアフィリエイト広告が含まれています。

UQモバイル・WiMAX2+

URoad-Home2+契約レビュー、モバイル回線を使った固定代替的Wi-Fiルーター

「URoad-Home」の後継端末として登場した「URoad-Home2+」を契約しました。
固定回線の代替として利用されることを前提にした据え置きタイプのWiMAX2対応Wi-Fiルーターです。

URoad-Home2+は前作URoad-HomeのようにROM書きされたルーターではなくSIMカードによる通信で、au 4G LTEには非対応となるためギガ放題プランでも7GB制限になる心配はありません。
WiMAXとWiMAX2の電波を利用できます。ルーターとしては2.4GHzだけでなく5GHzの電波を使うことができるため、集合住宅などでルーターの電波同士で干渉する心配が若干取り除かれています。
モバイルルーターのように自身にバッテリーがなく、電源環境のある屋内での利用に主に限定されますが、コンセントに繋げばエリア内ならば何処でも通信できるため、わざわざ固定回線を自宅で契約するのが面倒な方にはSoftBank Airと同様に一つの選択肢になるかと思います。

実家の固定代替として利用していたURoad-Homeをタダ替えキャンペーンで0円+3000円の商品券でURoad-Home2+へと契約変更しました。
契約期間は引き継がれず、2年契約が新たに始まる形になります。契約プランは無制限となるギガ放題です。
まだ使って1週間も経っていませんが、気になる部分についていくつかレビューをしてみたいと思います。

URoad-Home2+

URoad-Home2+のまずは外観から。
前回のURoad-Homeからは一回り大きくなったぐらいです。アンテナ部分が大きさをかさ増してますが、位置を変更できるのでそれほど影響はしないでしょう。ルーターとしては置き場所に困らない大きさにはなっています。

uroadhome2

ただし実際に設置してみると必要なスペースは本体サイズ以上に取っておかないとダメだと感じました。というのも前作のURoad-Homeでは表示が前面、接続端子各種は側面という形になっており、狭いスペースでも設置しやすくなっていました。
一方で最新のURoad-Home2+では表示が前面でありながら端子の接続が背面に設置してあるため、壁際に設置するには背面側にコードが通るスペースを用意する必要があります。
付属の有線LANコードだと結構硬いため、背後のスペースは広く取らないと前面の表示域を見ることが出来ないため、せっかくの省スペースなサイズが台無しになっています。

uroadkabe

窓際ギリギリに今までURoad-Home設置していた方は、このスペースも計算に入れて「タダ替え」をしたほうがいいでしょう。
LANケーブルを変えても電源コードがあるため、壁ギリギリに設置するのは中々難しいルーター端末になってしまっています。

 

わかりやすい通信状態のビジュアル

URoad-Home2+は端末にデジタル表示の類はありませんが、比較的わかりやすい表示方法をとっています。
とりあえず全部「緑」の表示になっていれば、ルーターとしてベストに近いパフォーマンスを見せれることになります。

WiMAXへの接続は青に変わります。うちの実家では置き場所を窓際・壁際にしないと緑にはなってくれません。
またそれまでWiMAX2を掴んでいた場所でも、電源をいれた直後は表示が青色のWiMAXに落ちてしまい、WiMAX2への接続がしづらいのかなとも感じました。
これは何度か再現している現象なので、ちょっとURoad-Home2+を扱う場合には注意したほうがいいと思います。特に購入直後で部屋の何処に置いてもWiMAX2を掴まなかったとしても、焦ることなくしばらく放置してから置き場所を選んでみることを推奨します。
多分URoad-Home2+の不具合レベルまではいかないものの問題のありそうな仕様っぽいので、電源投入後はしばらくWiMAXの状態で我慢しましょう。

またこれとは別にたまにWiMAX2で継続利用中に、同じ位置に設置しているのにWiMAXに落ちる時もあります。
これは基地局や外の電波状況などでも影響が出ているかと思いますが、端末の問題だとちょっと心配にはなります。
今は両方の電波も受信できるためいいですが、WiMAX2のみのエリアの場合は困る挙動です。

 

ウサミミアンテナは緩め

今回はウサギの耳のようなアンテナがついていますが、正直今の所効果は不明です。
一応NAD11よりもWiMAX2を掴みやすいとは感じていますが、どれほどの効果があるのかはよくわかりません。公式ではURoad-Homeより1.4倍通信がしやすくなったようですが。

効果は検証できていませんが、とりあえず本体との接続が緩めです。
油断するとアンテナが下向きに倒れてしまいます。うまく設置すればその問題もないのですが、ちょっと触れただけでバランスが失われるので、若干イラつきます。

 

電波強度の表示が点滅する謎の挙動

これは自分が使っている個体の問題なのかわかりませんが、電波強度と示されている表示が時折エラーを示す赤色になって点滅します。
ただこの状態でも普通にネットができる状態なので、何がエラーなのかが不明です。
まだ1週間経ってない状態で使用していますが、この表示は初日からWiMAX・WiMAX2接続のどちらでも何度も発生しており、かなり気になります。

tenmetu

ネットも出来ますしただの表示エラーなら別にいいのですが、少し不安にさせられます。

この電波強度エラーが発生すると、若干スマホ等にWi-Fiの電波が届く距離が短くなるかな、というのが体感できたエラーと関わりそうな内容ですが、実害は正直不明です。

 

速度計測結果

速度は室内でこのような感じです。WiMAX2接続・電波強度「3/4」・スマホへWi-Fi接続・Ishikariサーバーという環境下で測っています。

uroadhome2

20Mbpsぐらいは出ているので、この高速通信状態なら多少電波状況が悪くても固定代替としては十分でしょう。と言っても4月からは3日間の総通信容量が3GBを超えた場合に、速度制限がかかります。

先ほど言ったエラー点滅中でもストリーミング動画を普通に見れていますので、今のところ接続が切れるなどの障害は感じません。機器による相性などはあるかもしれませんが、とりあえず通信が瞬間的にでも止まってしまうようなことは今はまだありません。

 

ハイスピードモード、ノーリミットモードの切り替えが可能

期間限定のメリットではありますが、URoad-Home2+はWiMAX2(ハイスピードモード)とWiMAX(ノーリミットモード)の切り替えが手動で出来ます。
2015年に発売されたその他のルーター(W01、WX01)だと、この手動切り替えが機能として排除されていて、自動での切り替えしか対応していません。

4月からの3日3GB制限という明文化された速度規制は、旧WiMAXでの通信(ノーリミットモード)では規制の範囲に入らないため、手動切り替えをすることで速度制限を逃れられます。ただその手法を最近発売されたWiMAX2対応ルーターでは自動切り替えのみにすることで塞いできていました。
URoad-Home2+ではどうなるか心配していましたが、今の所ブラウザの管理画面からWiMAX2接続とWiMAX接続を切り替えることが可能になっているので、速度規制を受けても手動切り替えによってWiMAXで数Mbpsの速度での継続通信が可能になるでしょう。

 

といってもこの方法も期間限定の方法で、ご存知のように現在WiMAXの速度低下はもとより、基地局自体が減少していくことは決定事項ですので、ある日突然WiMAX2のみでの接続しか出来なくなってしまう可能性もあります。

そうなった場合には速度規制を逃れる方法はこのルーター単体では存在しませんのでご注意ください。

なおファイルダウンロードが殆ど無く、夜中の動画視聴を中心に使っているだけでも3日間で8GBのデータ容量を使ってしまったので、固定代替的に使うと3日3GB規制に引っかかる方は多いと思います。

 

4月にどうなるか

とりあえず変なエラー表示こそはありますが、接続が途切れたりはしていないので、自分の環境ではURoad-Home2+は今のところ普通に使えるWiMAX2対応ルーターだと感じます。細かい不満点はもう少し使ってみてからじゃないと出てこないレベルです。
あとは4月の規制開始でどうなるか、という事ぐらいでしょう。

目安とされる規制速度、700kbpsの体感についてはUQ mobileの無制限プランが一つの参考にはなるでしょうか。
高画質動画、大容量ファイルのダウンロード以外ならばちょっと遅いと体感することはあっても、それほど困る場面はないかと思います。

UQmobileの無制限プランレビュー 速度は余裕で500kbpsを超え、更にバースト転送機能もどきの挙動も | スマホ辞典

一応WiMAXの電波が入る内は切り替えて併用する事で規制は免れますし、規制速度自体も調べ物をしたりするぐらいなら影響は少ないため、妥協点を低くすれば固定代替としての第一候補になるのではないでしょうか。

 

WiMAX2と言えば契約におけるキャッシュバックキャンペーンですが、残念な事にURoad-Home2+は販売開始となっても特に目立ったキャンペーンが行われていません。
確か前のURoad-Homeも3600Rなどに比べるとキャッシュバックなどでそれほど目立った売り方をしてなかった記憶もあるので、据え置き型はそういう宿命なのでしょうか。
安そうなのがUQ WiMAX公式から2800円に商品券5000円バックで契約するぐらいなので、モバイルタイプと比べるとお得度はキャッシュバック分下がってしまいます。

UQ WiMAX URoad-Home2+キャンペーン


1年ちょっとで新しい端末へののりかえを予定していたり、新しいサービスへの切り替えも視野に入れているようですと、解約金に充てられるキャッシュバックが無いのはちょっと抵抗感があるかもしれませんが、うちのようにあまりネットをしない家族のための固定代替としてなど、割り切った使い方をする方には今のところURoad-Home同様の使い方が出来るんじゃないかと思います。
バリバリ固定回線級に活用しようという方の場合は、4月からの規制でかなり用途が制限されると思いますので、700kbpsと言われている規制速度がどれくらい出るかという実測の口コミや評判などが集まるまでは待ったほうがいいかもしれません。

おすすめと言うにはまだちょっと結論は出ませんが、不便なく使えていることは確かなのが現時点でのURoad-Home2+に対する評価です。

追記:使って4ヶ月、規制時の速度などについて

URoad-Home2+を継続して使い続けて4ヶ月以上経過しているので、もう一度総合的にレビューしたいと思います。

接続については最初の1ヶ月ほどはたまにWi-Fiが効かないような挙動が起こっていたのですが、再起動を繰り返す内に安定してきて今ではそのような問題も感じられなくなりました。この点が最初の1ヶ月ほどは不満だったのですが、気になる問題ではなくなったので今は非常に快適です。同時に受信感度も上がって常時WiMAX2を掴むようになったので、基地局の拡充かルーターの再起動による安定化が効果をもたらしたのか不明ではありますが、不満は今では感じません。

規制時には通信速度は1Mbpsほどしか出なくなりました。700kbpsよりはマシですが、体感として遅く感じられるようになったのは間違いありません。URoad-Home2+では非常に簡単にノーリミットモードへ切り替えられるため、暫くはこの切り替えを使ったWiMAXへ接続、常時10Mbpsぐらいの速度で普通に利用できていました。2015年7月からはWiMAX2の規制速度が6Mbpsにまで引き上げられて緩和したため、最近では常時WiMAX2固定で使っても速度低下を体感しなくなりました。ブラウジング程度ならばこの速度規制値は何の不満もありません。

6Mbps出ることで規制中でもネットゲームが普通に出来るレベルになっています。流石に混雑時などでは回線が詰まってしまうこともありますが、途中退室などが気にならない遊び方をしているため、WiMAX2で余裕にネトゲを遊べてます。

※追記:GMOとくとくBBがキャッシュバックキャンペーンを始めました。更新月以外の解約が書面の郵送対応という面倒臭ささえ許せるようならば、結構なキャッシュバック金額と共に使えます。

GMOとくとくBB WiMAX2+ 月額3,609円


 

モバイルWi-Fiルーター端末であるW03についても購入して利用しています。そのレビューやキャンペーンについてまとめているのでそちらも参照してください。

[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/2016/07/w03-hwd34/”]

POSTED COMMENT

  1. 約3年間、ワイマックスのモバイルルーターを固定代わりに利用していましたが、流石に2+のギガ放題なら安い光を(すでに回線が来ている集合住宅なら尚更)引いたほうが良いでしょう。

  2. 離島の乙 より:

    名前通りの離島暮らしで、固定回線不可能、他に選択肢が無い為、URoad-HOMEからURoad-HOME2+にタダ替えしました。
    通信量節約の為、パソコン使う時はハイスピード、席を外す時はノーリミットに切り替えを習慣づけています。
    2+優先の裏技?
    ハイスピードモードなのにWiMAX無印になって、2+にするには、ブラウザでの設定からWAN、通信モードのハイスピード・ノーリミットの選択を、ハイスピードのままでもかまわずに決定するボタンをクリックすると、2+の電波さえあればほぼハイスピードに戻ります。
    設定のトップページでハイスピード/ノーリミットの切り替えをクリックしたほうがいいかもしれません。
    ただ、ハイスピードからノーリミットの切り替えは大丈夫でしたが、その逆は、一旦通信が切れたのか、オンラインゲームが落ちました…。

    • smaho より:

      なるほど。ハイスピードモードに再度設定すれば本来電波入っているはずですし切り替えられるというわけですね。2+の電波が必要な時に使えそうですね。
      WiMAXに落ちてしまう症状自体が解決してくれると本当はいいんでしょうが。
      ゲーム関連も規制が始まったら実験してみようと思います。

  3. しん より:

    sim差し替えで使用されているようですが、元々はホームルータ(uroad home?)、モバイルルータ(nad11?)どちらの契約ですか?
    モバイルで契約したsimは、ホームタイプには使用できないケースが多いようですので。
    ただ、UQには機種追加オプションというものがあるそうですが。

    • smaho より:

      今は正規のSIMを使っていますが、当時は速度規制解除のために入れ替えて使っていた記憶がありますね。

わらのいぬ(再) へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です