複数のWi-Fi機器を所有している方が気にしているとおもわれることの一つに、Wi-Fiルーターの性能ということがあるとおもいます。
特に持ち運びができる小型のWi-Fiルーターはどれも値段が高く、しっかりとした一台を選びたいとおおもいでしょう。
今回は、持ち運びのできるモバイルWi-Fiルーターの中で、docomoのSIMおよびMVNOのSIMが使える、白ロムのWi-Fiルーターのおすすめを紹介したいとおもいます。
バランスのとれた多機能ルーターL-03E
現在、docomoのSIMおよびMVNOの格安SIMが使えるWi-Fiモバイルルーターの中で、個人的に最もおすすめな機器は、L03EというdocomoのLTE通信Xiに対応したモバイルルーターです。
このモバイルルーターの特徴を挙げると以下のようになります。
- 10時間を超える通信が可能な大容量バッテリー
- スマートフォンへの充電に対応
- XiのLTE通信に対応
- 過去のルーターよりも高い安定性
まず最大の魅力は10時間を超える長時間通信が可能という点でしょう。
l09CやL04Dという過去のルーターが長くて6時間という中で、10時間以上は使えるというのは革新的です。このモデルからはスリープ機能も搭載されており、スマートフォンとの通信が確認出来ない場合は、自動でスリープ状態に入り、電池を節約できます。さらに通信を開始させたい場合は、スマートフォン側を軽くいじるだけで、スリープが解除されてすぐに通信が可能です。
カバンにいれておけば、通勤通学といった長時間外で活動している日でも、丸一日電池が持つことでしょう。
また、L03Eはこの大容量のバッテリーを活かすもう一つ電源周りで大きな特徴を持っています。
それはスマートフォンの充電機能です。10時間以上の連続通信ができる、大バッテリールーターにも関わらず、さらにスマートフォンを充電させるパワーを持っているのです。
これらの特徴の他にも、高速通信Xiに対応していること。また過去のl09CやL04Dといったルーターよりも、はるかに高い安定性を見せている点は評価に値することでしょう。
L03E以降ではHW02Eなどのルーターが出ていますが、価格の安さや動作の安定度、機能の充実性などで、L03Eのほうがまだまだ人気は高いといった状況です。
MVNOの格安SIMなら、SIMロック解除などの手続きをしなくてもそのままAPNを設定すれば通信が可能になります。複数のWi-Fi機器を持っていて、通信費を抑えたいという方は、こちらのルーターにMVNOの格安SIMを入れるのがいいかとおもいます。
白ロム価格は2万円前後から下がる気配は無し
これだけ性能のいいモバイルルーターのL-03Eですが、その白ロム価格は長い間2万円前後で高値安定となっています。
というのも、docomoの使う通信方式は世界で最もポピュラーな通信方式であるため、SIMロックを解除すると世界中で使えるモバイルルーターになります。今回のL-03Eは質が高いため、海外からも需要が高く、白ロム価格が下がらないという現象が発生しています。
ですので、L-03Eの白ロム価格は現在の2万円前後というので安定していくとおもわれます。白ロムが安くなるのを待っている方は、他のルーターも値下がりがおこっていないため、L-03Eの安売りは望みが薄すぎるといえます。ですので、本当にこのルーターが欲しい方は、この段階で購入しても問題はないとおもわれます。