Galaxy Z Fold2に関する情報として、価格やベンチスコアやバッテリーの性能それに発熱といった基本性能と、使っていて感じたデメリットといったところを確認していこうと思います。
メリットや魅力といったところは別の記事や動画で紹介をしているのでそちらを確認してください。
Galaxy Z Fold2がさらに便利に進化してて2020年ベストバイスマホ確実な件 | スマホ辞典
ここではそうした魅力以外となるGalaxy Z Fold2のスマホとしての基本性能とデメリット中心に見ていこうと思います。
Galaxy Z Fold2の価格・ベンチ性能・バッテリー・発熱について
まずは発表されているau版の価格と基本的なスマホとしての性能といったところをチェックしていきます。
Galaxy Z Fold2 SCG05の価格とかえトクプログラム
Galaxy Z Fold2 SCG05の価格についてをまずは確認をしていきます。
Galaxy Z Fold2 SCG05 | Galaxy Fold | |
販売価格 | 259,980円 | 245,520円 |
かえトクプログラム | 155,940円 | ─ |
前回のGalaxy Foldの24万円という価格同様、Galaxy Z Fold2 SCG05も価格は高額と言わざるを得ません。
約26万円の価格に加えて、ケータイ補償オプションが正確な金額はわかりませんが毎月1,190円かかる可能性もあり、オプションを加えると総額では29万円に近い金額になってしまうレベルの価格の高さとなっています。
ただ今回のGalaxy Z Fold2ではかえトクプログラムが利用できるのは大きなポイントです。
Galaxy FoldではアップグレードプログラムEXが利用できず、契約においては24万円を満額支払う必要がありましたが、今回のGalaxy Z Fold2では2年後に端末の返却を行うことによって、端末利用の負担額を安くすることができるかえトクプログラムが使えるというメリットがあります。
かえトクプログラムでの負担金額は15万円。2年間で15万円というのはスマホに支払う金額としては高いものの、Galaxy Z Fold2に支払う金額としては安いです。
2年後にGalaxy Z Fold2を売ろうと思った場合、10万円以上の価値があるようならばかえトクプログラムは利用しない方が得ですが、現状Galaxy Foldが24万円だったのが1年で中古の価値が10万円ギリギリといった相場になっているため、2年間使った後でも10万円相当の価値を見出して回収してくれるこのかえトクプログラムはかなり良い条件になるかと思います。
こちらを使えば15万円とそれでも高く感じられますが、26万円といった価格よりは安いですし2年でまた新たな特徴を持った次世代機に買い替えることができるので、こちらのかえトクプログラムの利用はGalaxy Z Fold2を契約するなら前向きに考えたいところです。
Galaxy Z Fold2のベンチマーク・性能
Ver8.4.3 | Galaxy Z Fold2 | Galaxy S20 | Xperia 1Ⅱ | iPhone 11 Pro |
---|---|---|---|---|
総合スコア | 605985 | 555619 | 548762 | 539249 |
CPU | 170618 | 167092 | 182784 | 162700 |
GPU | 237722 | 221758 | 208291 | 229733 |
MEM | 103761 | 86333 | 82540 | 63037 |
UX | 93884 | 80436 | 75147 | 83779 |
性能に関してはベンチスコアを参考にしていますが、ついに60万点を超える数値が出てきています。
これは文句なしでしょう。
この大画面で2020年発売スマホの中でも最高性能を有しているというのは、ゲームユーザーのみならずスマホで動画編集などの作業をしていきたいという方にも最高の構成になっているかと思います。
ここの部分では不満もなく満足しかありません。Snapdragon 865+の実力は確かなものです。
Galaxy Z Fold2のバッテリー
テスト内容 | バッテリー状況 |
---|---|
AOD・アンビエント表示オン:スタンバイ状態で10時間 | 100%⇒94% |
AOD表示オフ:スタンバイ状態で10時間 | 100%⇒98% |
明るさオートでYoutubeスポーツ2時間(720p)(メインディスプレイ) | 100%⇒86% |
明るさオートでYoutubeスポーツ2時間(720p)(サブディスプレイ) | 100%⇒88% |
フォートナイト、パーティーロイヤル1時間エモート | 100%⇒69% |
YouTube推移
(同時記録ではなくそれぞれ購入直後の推移。気温差などで同条件ではないものの、バッテリー劣化する前の結果として比較の参考にしてください。)
1時間 | 2時間 | 3時間 | 4時間 | 5時間 | |
Galaxy Z Fold2(メイン) | 93% | 86% | 79% | 72% | 64% |
Galaxy Z Fold2(サブ) | 94% | 88% | 83% | 77% | 71% |
Xperia 5Ⅱ | 95% | 89% | 83% | 78% | 72% |
iPhone 11 Pro | 99% | 91% | 86% | 79% | 71% |
iPhone SE | 89% | 76% | 63% | 50% | 26% |
Xperia 1Ⅱ | 93% | 80% | 76% | 71% | 62% |
Redmi Note 9S | 96% | 92% | 88% | 82% | 76% |
Pixel 4a | 92% | 82% | 76% | 71% | 62% |
Mi 10 Lite 5G | 96% | 92% | 87% | 83% | 78% |
au公式電池持ち時間
連続通話時間 | 約1,740分 |
---|---|
電池持ち時間 | 約105時間(4G) 約100時間(5G) |
待ち受け時間 | 約290時間 |
バッテリーに関してはGalaxy Foldよりも消費しやすいのを感じます。
数値上での比較はできていませんが、体感では「1年使ったGalaxy Fold」よりも「購入直後から3週間ほど使ったGalaxy Z Fold2」の方がバッテリー持ちは悪いものになっています。
数値としてもそうですが、体感としても夕方から夜に数分間の充電をしないと夜寝る前まで持たないものになっています。
Galaxy Foldでは結構ギリギリ寝る前まで耐えてくれましたが、ほぼ同じ使い方(かなりヘビーなメイン機としての使い方ですが)をしているFold2ではこの辺り厳しさを感じます。
120Hz有効化モードにしているということも考慮に入れるべき点ではありますが、常に120Hzとはならない仕様のモードなのにこの消費具合は気になるところです。
Galaxy Z Fold2の発熱
Antutu連続起動 | バッテリー温度 | CPU温度 |
---|---|---|
1回目 | 35.9℃ | 40.8℃ |
2回目 | 36.9℃ | 43.1℃ |
3回目 | 37.1℃ | 45.2℃ |
発熱も若干高めです。Snapdragon 865+ということなのでこの点に関しては仕方ないでしょうか。
特にCPU側は結構しっかり熱をもつため、長時間のゲームなんかには注意したいところです。
一応金属ボディということもあって少し休ませればすぐに熱は引くのですが、発熱自体は高くなりがちではあります。
現状この発熱による影響というのはバッテリーの減りやすさが加速するぐらいしか問題は見つけられていません。
基本性能に関してはこのようになります。
Snapdragon 865+という現状最高性能のCPUということもあり、性能の高さはしっかりと数値には出てくれるものの、バッテリーや発熱といったところはある程度犠牲になってしまうものになっています。
Galaxy Z Fold2のデメリット
ここからは現在Galaxy Z Fold2を使っていて感じるデメリットな部分を紹介していこうと思います。
26万円、2年間の利用で15万円という高額な買い物になるため、この辺のデメリットといったものの方が購入の際には気になってくるポイントになるかと思います。
ここではそうしたデメリットとして現在感じている部分をチェックしていきます。
ディスプレイに最初から貼ってある保護フィルムのコーティングが悪い
これは初代Galaxy Foldでも同じような問題があったのですが、今回のGalaxy Z Fold2でも同じように問題があった上に初代Foldの時よりも質の悪さというのを感じるものになっています。
Galaxy Z Fold2ではメインディスプレイに最初から保護フィルムが貼り付けられているのですが、これのコーティング剤の質が悪いのか指紋や手脂といったものが結構べったりとくっついて残ってしまいます。
ただ指紋が残るだけとかならマシなのですが、まだら模様に画面が汚れてしまうものになっていて特に暗い画面にしていると目立ってしまいます。
こちらは実際に自分のFold2を見てもらえればわかると思いますが、1ヶ月経たない内にこんな感じになってしまいます。
これはちゃんと拭いてから撮影しているのですが、布で拭くだけでは汚れがこのように残ったままです。除去するには水で濡らした布でごしごしふき取る必要があり、扱いの面で不安を感じます。
そのためデフォルトの保護フィルムの上からさらに保護フィルムを貼り付けて指紋や手脂への耐性を強くすることはGalaxy Z Fold2を買った後にすぐにでも行うべきです。
保護フィルムが1,000円以上するものばかりではありますがこれは必須の出費となるほどに、快適な利用のためには保護フィルムの貼り付けが必要です。
大画面だからこそ綺麗な状態のディスプレイで楽しみたいものですが、それがしにくいものになっているというのはまず最初に感じる不満でありデメリットな部分と言えます。
バッテリー持ちの悪さ
こちらは基本性能のところで結果を見てもらえばわかると思いますが、バッテリー持ちの悪さというのはデメリットの一つです。
Galaxy Foldと比べるとヘビーに使った時に丸一日は持たない感じで電池が減ってしまうため、Foldから乗り換えようと考えているユーザーは注意が必要になってきます。
性質的にメインスマホとしてガンガン使い倒す機種かと思うので、このバッテリー持ちの悪さに関しては購入前によく考えてもらいたいです。
充電環境のあるところでなら使い倒しても大丈夫ですが、生活の中で充電が限られたタイミングのみだということだとちょっと使いにくいスマホになるかもしれません。
フレックスモードが便利だけどカメラの出っ張りのせいで安定感がない
Galaxy Z Fold2ではGalaxy Foldにはなかった折り曲げたままで使う、という利用方法が新たに加わりました。
これによってスマホスタンド無しでも画面の半分を立てた状態で利用することができ、動画が見やすくて何か作業をしながらでもブラウジングを出来るというのは非常に使いやすさを感じます。
しかしこの使いやすいフレックスモードもカメラの出っ張りのせいで常時快適さがあるわけではありません。
カメラを地面に触れる形でフレックスモードにすると段差が激しいゆえにガタガタと安定しませんし、カメラを上の方にすると安定はするのですが、立たせた画面側が重たいゆえに直角付近以外の角度だとコケてしまうことが多々あります。
このためどちらの画面を下においても、なにかしらの安定感が失われてしまっているため、このモードを何度も使ったり長時間使ったりすると段々とストレスも感じられてしまうのは確かです。
他のスマホにはない使い方ができるのは間違いないのですが、不安定さというのは問題として有しています。
現在Galaxy Z Fold2を使っていてデメリットとして不満を感じる部分としてはこれらのポイントが挙げられます。
特に日常で影響が出てくるのは画面が汚れやすいのとバッテリー持ちの2点です。
こちらは価格なんかを考えるともっと快適に画面を扱えてバッテリーへの不安というのを持たずに使いたかったところです。
どちらも日々使っていくと必ずストレスを感じられてしまうものになるため、こうした弱点を持つスマホに26万円を支払うべきか、というのは購入前に考えてもらいたいところです。
個人的にはこうしたデメリットを帳消しにするだけのメリットも有しているのがGalaxy Z Fold2であると評価しているため、購入して非常に満足はしているのですが、さすがに26万円も支払うスマホではあるために今回のデメリットの存在から他の人に気軽にはおすすめできません。
26万円という価格、2年後の返却を前提とした15万円という支払い額に見合う買い物であるか、というのは今回の基本性能の数値やデメリット、それに別記事のメリットといったところを見てもらった上でよく考えてもらえたらなと思います。
個人的には2020年ベストバイ級なのですが・・・価格がね。。。
auオンラインショップ:Galaxy Z Fold2 SCG05