ちょっとタイトル詐欺ってますが、Galaxy S8シリーズの内Galaxy S8+を購入したのでそちらのレビューをしたいと思います。
今回購入したのはau版のSCV35のモデルです。特にドコモ版のSC-03Jとの変更もないので、ドコモ版の購入を考えていた方にも参考になると思います。
レギュラーサイズ、という言い方は変ですが通常のスマホ同等のサイズ(5.8インチ)のGalaxy S8と大画面6.2インチのGalaxy S8+と今モデルでは用意されていますが、今回は個人的にも大画面が好きだということとGalaxy Note難民な方々もS8+には興味を持っているだろうという考えからGalaxy S8+のレビューを行おうと考えました。
今モデルではまず狭ベゼルによる画面占有率の高さが目を引くデザインになっていますが、デザイン以上に細部の機能性が高く強化されており、ぶっちゃけGalaxy S7 edgeユーザーに対しても買い替えを推奨したいぐらいに満足度の高いスマホになっているのを感じます。
触っていて本当に凄いと感じるところが多かったので、その辺り今回のレビュー記事で伝わればと思います。
Galaxy S8+スペック・デザイン
Galaxy S8 | Galaxy S8+ | |
OS | Android 7.0 | Android 7.0 |
CPU | Snapdragon 835 | Snapdragon 835 |
RAM | 4GB | 4GB |
ディスプレイ | 5.8インチ QHD+(1440×2960) | 6.2インチ QHD+(1440×2960) |
ROM | 64GB/外部メモリ256GB | 64GB/外部メモリ256GB |
バッテリー容量 | 3000mAh | 3500mAh |
サイズ | 68×149×8.0mm | 73×160×8.1mm |
重量 | 150g | 173g |
カメラ | メインカメラ:1220万画素 サブカメラ:800万画素 |
メインカメラ:1220万画素 サブカメラ:800万画素 |
その他機能 | 光学手振れ補正 ワンセグ・フルセグ(要アンテナケーブル) IPX5/IPX8防水 ハイレゾ |
光学手振れ補正 ワンセグ・フルセグ(要アンテナケーブル) IPX5/8防水 ハイレゾ |
RAMは4GBのモデルが日本では取扱いの対象です。
どちらも防水に対応しており、これからの季節でも雨の中でスマホを使っても安心できるでしょう。
CPUはExsynosではなくSnapdragon 835を採用。このため一部海外モデルに当てはまる高音質DACの利用というものは出来なくなっているようです。
ホームボタンを疑似的にして廃止、その分ベゼルが上下に狭くなっており高い画面占有率を誇るようになりました。狭ベゼル化によって画面の比率は18.9:9というものになっており、縦に長いこれまでのスマホにはないサイズとなっています。
Galaxy S8/S8+ともに画面のサイズは大きいのですが、端末自体のサイズはエッジスクリーンの効果によってスリム化を果たしており、大画面なのに片手で持ち易いサイズとなっています。この持ち易さというのは他の大画面スマホにはないポイントかと思われます。
セキュリティ面では後述もしますが生体認証によるロック解除を複数の手段で用意しています。
充電しながら端末初期化、アプリダウンロードを大量にやっても発熱が少ない!
今回Galaxy S8+を購入して最初に驚いたところは発熱の少なさです。
GalaxyかつSnapdragonの組み合わせだとこれまでExsynos版よりも発熱が高めというイメージを抱いていたのですが、このGalaxy S8+に関してはその発熱の心配がほとんど不要と見て良いかもしれません。今回購入直後に充電器をぶっさしながら一旦初期化して最初から端末設定からの必要アプリをダウンロードするという、かなり負荷の強い操作を続けていました。
通常のスマホであったらこれだけやれば結構な熱を持ってしまい、充電していなければバッテリーもがっつり減らされてしまうと思うのですが、Galaxy S8+の場合だとこれだけの負荷でも発熱はほんのりするぐらいのレベルにとどまっており、かなり驚かされました。
これから夏になるので、もう少し全体的な傾向として発熱はしやすいものになるかとは思いますが、普通のコンディションの下で操作するだけであればまず発熱などを心配するレベルにはないでしょう。
それ故に電池持ちというのも昼間70%ほどのものが夜20%程度まで残っていました。普通の人よりもスマホを触る機会が多い人間が使ってこれなので、よほどの使い方をしなければバッテリー持ちについても安心して利用できるでしょう。
大画面を活かす機能が満載過ぎて非常に高い満足感を得られる
Galaxy S8/S8+の最大の魅力はその画面サイズでしょう。本体サイズ目一杯に画面サイズを当てはめた画面占有率の高い、LG G6やXiaomi Mi MIXのような流行りの狭ベゼルモデルのため、これまで以上に大画面かつコンパクトなスマホになっています。
大画面スマホ好きとしては今回のGalaxy S8+はもうその画面サイズだけでも満足できるレベルなのですですが、今モデルでは更にこの大画面を活かす各種設定項目や機能というのが揃っており、ただの大画面スマホという風には終わっていません。この辺りの大画面と相性の良い設定項目や機能について触れていきましょう。
表示サイズや文字サイズの変更が可能
まずはAndroid 7.0以降のスマホに搭載されているdpiやdensty値の変更、いわゆる表示サイズの変更がこのGalaxy S8+でも可能になっています。3段階までではあるものの、比較的表示サイズを狭くしてくれるため、最も小さい表示サイズになると情報量が多くなり大画面を存分に活かしてくれるものになっています。
流石にタブレットUIみたくなるわけでないですが、情報量は普通のスマホよりも多くて大画面の強みを感じられるのは間違いないでしょう。
画面の解像度や全画面アプリを指定可能
まだ具体的な利用方法はぶっちゃけわからないのですが、画面の解像度を3種類から選ぶことが出来ます。動画やVRコンテンツを表示するときにより鮮明な画質での視聴が出来ることになるでしょう。
またアプリの中から18.9:9の全画面表示を可能にするアプリを選ぶことが出来、ここでも画像コンテンツなどに特徴のあるアプリを最大限に活かせる表示をすることが可能になっています。
画面全体のカラーバランスや画像の色合いなども変更可
こちらもまだ活用する場面というのは出てこないものの、大画面によるコンテンツ閲覧を最大限楽しむためのカラーバランスの調整といった機能が利用できるようになっています。
色合いの鮮やかさといったものを決める調整から、ディスプレイ全体を寒色暖色に調整することが出来るので、ブルーライトや有機ELの青さというのが自分と合わないようならばこちらの調整を行えるのは地味にありがたい機能です。
ナビゲーションキー周りやスリープ時のディスプレイ表示もカスタマイズできる
また他にもナビゲーションキーの配置やバックカラーの変更や、Galaxy S7 edgeにもあったAlwaysDisplay機能も用意されており、弄り甲斐のある項目が揃っています。ナビゲーションキー自体のサイズも変更出来ればなおよかったところではあるのですが。
情報量が非常に多くて国内の大画面スマホの中でも満足度が別格
こんな風にただの大画面ではなく、それをより楽しめて便利にできる設定項目が用意されているのがGalaxy S8+です。表示サイズが最小状態ならば情報量も多くなり、国内の大画面スマホの中でも相当に満足度の高い表示領域というものを得ることが出来ます。
流石にXperia Z Ultraのような機種からの代替にはならないものの、Galaxy Noteシリーズの次が中々見つからないというユーザーにとっては一つの候補になるのは間違いないでしょう。
顔認証・虹彩認証でスムーズすぎるロック解除が可能
Galaxy S8+では指紋認証も兼ねていたホームボタンが廃止、指紋認証は背面のカメラ横という馴染みの薄い位置に変りました。
こちらの使い勝手については慣れるまでちょっと苦労しそうです。Galaxyシリーズ使いだと背面での認証というものは初めてでしょうし、中央にないという点は使いづらさを感じてしまいます。
ですがそもそも指紋認証機能はこのGalaxy S8+においてはほとんど使わないでしょう。
生体認証として搭載されているその他の方法である「虹彩認証」「顔認証」の精度およびロック解除スピードが素早く、疑似ホームボタンを押してスマホを顔の前に持ってくるだけでロック解除がされ、無駄な操作などなくすぐさま操作に移行することができるようになっています。
うまく文章で表現できませんが、虹彩認証も顔認証も本当に一瞬です。顔とスマホの向きを合わせるだけでロック解除されるのでストレスがほとんどありません。これまでにない快適さです。
こちらの認証機能があるため、指紋認証が背面の変な場所に移動して使いづらさはあるものの、実際にはそれ以上に快適なロック解除をすることが出来るようになっています。
エッジスクリーンは抑えめ。ショートカットの使いやすさは変わらず
Galaxy S8シリーズはナンバリングのフラグシップモデルであり「edge」の名を冠してないにも関わらずエッジスクリーンが搭載されています。個人的にはエッジスクリーンモデルとノーマルスクリーンモデルとで選びたかったので、最初このニュースを聞いたときにはあまり良い印象を受けなかったのですが、実際に触ってみるとエッジスクリーンの曲がり具合は抑え目であり、これならノーマルスクリーンと同じような使い方が自然にできると感じました。
Galaxy 7 edgeでは斜めから見た時に遠いほうのエッジ部分に映った文字や画像が見にくいという問題がありましたが、Galaxy S8シリーズでは曲がりが緩やかになっているために逆サイドの文字も読みやすくなっています。
曲がり方は緩やかにはなりましたが、エッジスクリーン機にSamsungが搭載しているエッジパネルによるショートカット機能などは相変わらず便利に利用できます。主要なアプリをこちらのエッジパネルに移せるため、メインのホーム画面はシンプルな状態を維持し続けることができます。
エッジスクリーンによって端末サイズがスリムになり、独自のショートカット機能を利用することによってより便利に使えるようになっています。エッジ部分がちょっと気になって購入を迷っているという方でも、手に取って実際に使ってみるとほとんど気にならないのではないかと思います。
メリットや便利さの代償で曲がっているわけですが、代償と言ってもそこまでのデメリットもないデザインのはずです。
動きはわざわざレビューするのも失礼なぐらいに快適
動作についてはもはやわざわざレビューして褒めたりするのがむしろ馬鹿にしてるのではないかというレベルで良いものになっています。
大画面に映ったコンテンツをサクサクと操作できるのはとても快適です。
タッチパネルも個体差さえなければ反応も問題なく、ベンチマークスコアも極めて優秀です。
「端末のメンテナンス」という項目では使用しているRAMやROMAなどを確認できます。購入ちょくどでは約1GBのRAMの余裕と50GBのROMの余裕があるのをau版では確認しています。こちらの機能でこまめに最適化をしていくことで、さらに動作は快適さを保つでしょう。
カメラ機能は素早い操作切り替えが可能で使いやすく画像も問題なし
カメラ機能は左右へのフリックで様々な撮影方法への変更と、フィルターの利用などを選ぶことができます。上下で自撮りモードへの変更が可能になっており、非常にわかりやすい形で撮影方法を変更することができます。
フィルターは4×8の32種類から選ぶことができ、雰囲気のあるフィルター効果を写真に加えることが出来ます。
撮影設定には複数の項目が用意されています。ちょっと食事モードはベタ塗り感が強いのが気になりますが、そのほかの設定項目については様々な場面でカメラ機能を活かしてくれるはずです。
実機での写真は以下になります。左がGalaxy S8+、右がiPhone 7 Plusで、どちらもオートモードで撮影した撮って出しの風景です。Xperia XZsのような青色が強いというようなこともなく、自然に見たままの風景を簡単に撮ることができるのがわかります。
まとめ:圧倒的満足度の大画面スマートフォン。10万円前後の支払いもやむなし
以上がまだまだ触って間もないGalaxy S8+のレビューになります。
正直満足感では非常に高いものを得られるのは間違いないです。通常の性能面での良さはもちろんですが、端末サイズを活かす細かな設定ができる「痒い所に手が届く」仕様というのは触っていてうれしく思う場面が何度かありました。
大画面スマホ好きなら買って満足することができるでしょう。不満なポイントというものがそうそうありません。
Galaxy S7 edgeを購入していたので不要なのでは、という思いもあったのですが、段違いの使い心地というものを体感することになったためおもいきって買ってよかったと感じました。
10万円前後を付ける金額になってしまうわけですが、その価値を感じさせる確かな性能と操作性というものを感じさせました。価格は高いものの、余裕があるならば手を出してみてほしいスマートフォンです。大画面の情報量と諸々をサポートする機能性の高さ、そして文句なしの性能は『最強』感に溢れています。
1日触っただけで惚れたレベルですので、他の方にもぜひおすすめしたいスマホです。購入資金に目途が立つようならぜひ。
au onlineshop:Galaxy S8+ SCV35
気になるGalaxy S8+(Galaxy S8)の価格の話
レビューとはまた異なる話題として価格についても触れていきたいと思います。
今回購入したGalaxy S8+はドコモもauも高額となっています。
それぞれの価格は以下の表のとおりです。
Galaxy S8+ | ドコモ | au | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
契約種別 | 機種変更 | 新規 | MNP | 機種変更 | 新規 | MNP |
販売価格 | 118,584円 (4,941円×24回) |
99,360円 (4,140円×24回) |
||||
割引サービス | ▲2,241円 | ▲2,241円 | ▲4,293円 | ▲1,665円 | ▲1,665円 | ▲1,665円 |
実質価格 | 64,800円 | 64,800円 | 15,552円 | 59,400円 | 59,400円 | 59,400円 |
詳しい維持費は以下の記事で
Galaxy S8/S8+ SC-02J/SC-03Jの価格・料金/維持費/キャンペーン【機種変更/新規/MNP】 | スマホ辞典
au Galaxy S8/S8+ SCV36/35の価格と維持費 | スマホ辞典
auはギリギリ9万円台、ドコモはもう思い切って10万円を超えてきました。この価格のため、正直購入はしにくいかと思います。ドコモの場合はMNPなら月々サポートが高額に適用されて安いのですが、機種変更になると結構な負担を強いられます。
契約はオンラインショップで
なお今回もしも契約をするならドコモオンラインショップを利用することをおすすめします。なぜならオンラインショップでは場合によっては12,000円以上お得に契約することが出来るからです。
また待ち時間や契約時間といったものにも悩まされず契約できるので、その辺りの時間の使い方についてもメリットのある契約が出来ます。
なぜドコモオンラインショップを利用すると安くなるのかというと以下の5つのメリットが用意されているからです。
- 頭金が端末にかからない
- 事務手数料が0円
- 待ち時間がなく契約完了まで5分程度
- 自宅への配達やドコモショップへ配達してくれて無料で初期設定
- チャットサポート完備でプラン相談などが可能
こうしたメリットがあるためにドコモオンラインショップでの契約というものを勧めています。
頭金と事務手数料は特にドコモオンラインショップのメリットとなるポイントです。頭金は5,000円ほど、事務手数料は最低でも2,000円かかる支払いですが、そうした支払いがオンラインショップでは無料になるため、そこは本当に大きなメリットとなっています。
他にもオンラインショップでは手続き全般がネット上で冗談ではなく2,3分で終わらせることが出来るようになっていて、時間的な浪費というのがかなり少なくなっています。どこからでも申し込み可能でありながら、時間が全くかからず契約できるのはオンラインの大きな魅力です。
さらに最近ではチャットサポートも実施することによって相談窓口というのも設置することが出来ており、オンライン契約の不安点であるプランや端末の疑問点が解決できない、という問題が解消しています。
オンラインショップではそのメリットとして頭金と事務手数料分お得に契約できるという特徴を持っています。そしてそれ以外にも時間をかけず(メンテナンス時間以外は)24時間いつでも申し込みをすることができる簡単さというのもありますし、サポートも充実しだしたという良さもあります。
こうした理由からオンラインショップは契約をするのにおすすめすることが出来るわけです。
せっかく安いスマホを契約するのですから、安いままの料金で契約するようにした方がお得になるのは間違いないため、特に機種変更のような頭金の付けられやすい契約はオンラインショップで契約したほうがお得になります。