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arrows 5G F-51Aレビュー 軽量大画面なハイスペックだがarrowsらしい機能が少なくなって物足りなさを感じる1台

arrows 5G F-51Aレビュー 軽量大画面なハイスペックだがarrowsらしい機能が少なくなって物足りなさを感じる1台

富士通から発売されているarrows 5G F-51Aについてお借りすることができたのでそちらのレビューを行っていきます。

過去のモデルの不評が結構尾を引いているarrowsシリーズですが、個人的にはarrows NX F-01K辺りからその機能性の豊富さといったところに強く魅力を感じており、評価として結構高いものを与えてきています。

今回のモデルはそうした機能性の豊富さを継承しながら、かなり久しぶりにハイエンドモデルを投入してきたために、使いやすさと性能を両立させたバランスの良い機種といったものが出来上がったのではないかと期待されます。

注目度は低めかもしれませんが、どれほどの機能や性能があるのかといったところを検証しているので、ぜひレビューを見ていってもらえればと思います。

 

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『arrows 5G F-51A』の特徴をピックアップ!

まずはレビューの前にarrows 5Gの持つ特徴やメーカーが推している部分を確認していきましょう。

1:6.7インチの大画面で171g、厚さ7.4㎜のボディ構造

arrows 5Gは5Gスマホの中でも大画面さが特徴のスマホになっています。6.7インチの有機ELでQuad HD+の解像度となっています。

こうした大画面モデルになると、スマホとして大きくて重たいものになってしまいがちですが、このarrows 5Gは使いやすさを維持した171gという重量と本体の厚みも7.4㎜という薄さを実現しており、サイズを考慮すれば十分に軽いスマホになっています。

大画面でありながらある程度使いやすさを維持してくれる軽さと薄さといったものがあるのは一つの特徴です。

2:ベイパーチャンバー機構を搭載し発熱の高さを抑える

他の5Gスマホ、Snapdragon 865搭載スマホの共通の問題としてあるのが発熱のしやすさ。

CPUや5Gモデムといったところが発熱がしやすいものになっているのか、結構な熱を持ってしまうのが多くの機種で見られます。

このarrows 5GではGalaxy Sシリーズの中でもプラスシリーズに搭載されているベイパーチャンバー機構を用意し、発熱を抑える工夫が施されています。

具体的にこの機構がどれだけ効果を発揮しているか、といったところについては発熱の検証部分で用意しているので見てもらえればと思います。

3:arrows初の高画質トリプルカメラを搭載&Photoshop標準搭載

arrows 5Gは久しぶりのハイエンドモデルとして登場することになるarrowsであり、ハイエンド向けの機能・性能といったところで初お披露目のものが多く用意されています。

中でも今回はカメラがハイエンド向けに3眼仕様となり、デュアルフラッシュや独自のソフトウェアなど「富士通の本気のスマホカメラ」といったものを見ることができるようになっています。

さらにデフォルトのカメラアプリにPhotoshop expressを連携させており、撮影した写真をPhotoshopによって最初から自動修正させて綺麗にすることもできるようになっています。

 

『arrows 5G』は久々のハイエンドモデルarrowsに

arrows 5Gは久しぶりに登場してきたハイエンドarrowsという位置づけになります。

これまでミドルレンジモデルを中心に展開していく中で動作の安定感や機能性の高さといったところが着実に評価されてきたわけですが、そうした中で満を持してのハイエンド向け市場に復帰をしてきています。

ハイエンド市場で要求される性能やカメラといったものがどれだけ進化しているのか、というのをこれからのレビューで見ていきます。

 

『arrows 5G』のスペック

arrows 5G
OS Android 10
SoC Snapdragon 865
ディスプレイ 6.7インチ
RAM 8GB
ROM,SDカード対応 128GB,micro SD 1TB対応
アウトカメラ 4800万画素(広角/f1.7)
1630万画素(超広角/f2.2)
800万画素(望遠/f2.4)
インカメラ 3200万画素(標準/f2.0
サイズ 164 x 76 x 7.7 mm
重量 171g
バッテリー 4070mAh
通信機構 Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac(5GHz対応)
生体認証 指紋認証
その他 防水・防塵、おサイフケータイ

 

『arrows 5G』の価格【ドコモ】

販売価格 2年後返却時の実質価格
ドコモ 112,508円(5GW割適用時)
(3,125円×36回)
75,005円
(3,125円×24回)
  • ドコモオンラインショップ:9月30日までの応募かつ先着20,000名を対象にdポイントを5,000円相当分プレゼント

ドコモオンラインショップ:arrows 5G F-51A

 

『arrows 5G』のデザイン

指紋認証の位置は高め。

ボディの中間より少し下というところに位置しており、片手だと正直押しにくい部分にはあります。

背面デザインは結構おしゃれです。

遠目には伝わりませんが、波状のテスクチャ-とグラデーションが高級感を感じさせるものになっています。

厚みはないもののカメラ周りの厚みは結構目立つものに。

せっかく大画面で軽いスマホですが、ケースやカバーを付けてカメラの段差を解消しておきたいところです。

 

『arrows 5G』の各種ベンチマーク

性能・Antutuスコア

まず性能面をベンチマークアプリで確認をしていきましょう。

性能に関するベンチマークについては最もポピュラーなAntutu Benchmarkアプリを利用し確認していきます。

こちらの数値を他のモデルと比較していくことで、arrows 5Gの実力がどの程度あるかというのを確かめてみます。

基本的に数値としては20万点を超えるようになると普通の使い方なら体感での差は少なくなり、ゲームなど一部の重いアプリの挙動に差が見えるのみになってきます。

Ver8.4.3 arrows 5G Xperia 1Ⅱ AQUOS R5G iPhone 11
総合スコア 481825 542895 563420 539249
CPU 140684 181413 174010 162700
GPU 186036 206710 210567 229733
MEM 83687 80326 92548 63037
UX 71418 74446 86295 83779

Snapdragon 865という最新の高性能CPUを搭載しているのがarrows 5Gですが、そのベンチスコアの数値は他の同一CPU採用機種と比べても1段低めです。

これはわりと衝撃的な結果かと思います。初期の頃は45万点前後で留まることも多く、Snapdragon 855相当のスコアしかでないことも珍しくありませんでした。

Snapdragon 865にしては低いこのスコアの意図はわかりませんが、クロックダウンをさせてバッテリー消費や発熱といったものを抑える意図があるのかもしれません。

ベンチスコアはゲームモードを適用させてCPUブーストをかけても高くはならないため、他社のスマホのような55万点前後という数字をだすのが難しいものになっています。

ベンチスコアはあくまでも参考程度の役割かと思いますが、それでもスコア差が大きいというのは気になる部分です。

普段の操作やゲームとかの場面でも大きな操作性の違いはそもそもの性能的に少ないかと思いますが、せっかく現状最高スペックかつ高額なモデルを契約したにも関わらず性能が抑えられているような挙動を見せるというのは、今あえてハイエンドモデルを買う層にとっては納得しにくい仕様かと思います。

性能は抑えられててもバッテリー性能や発熱への影響を少なくしながら動きの良いミドルレンジモデルが増えている中で、あえて最上位のCPUの性能を抑えているモデルにどれだけの価値や意味があるのか、というのは気になります。

 

バッテリー性能

バッテリー持ちについても複数の状況下で検証をしているので参考にしてもらえればと思います。

テスト内容 バッテリー状況
AOD(Always on display)表示オン:スタンバイ状態で10時間 100%⇒69%
AOD表示オフ:スタンバイ状態で10時間 100%⇒83%
明るさオートでYoutubeスポーツ2時間 100%⇒85%
黒い砂漠モバイル1時間オート戦闘 100%⇒89%
フォートナイト、パーティーロイヤル1時間エモート 100%⇒78%

バッテリー性能に関しては特にCPUの制御を抑えた効果というのも見られず、他のSnapdragon 865スマホと同様かあるいはそれ以上・それ以下と感じられるところもあり不安定です。

特に気になるのは待機状態の消費のされ方です。

表示を何もさせない状態で放置していてもしっかりと減っていってしまうため、充電を忘れると2日目の使用というのが結構難しく感じます。

さらにAlways On Display的な機能をオンにした場合、電池消費が恐ろしいほどに激しくなってちょっと異常なほどに減っていきます。

後述もしていますがAlways On Display的な機能は用意されてはいるものの、実用性といったものはないといえるでしょう。

 

ドコモ公式のスペックとして待ち受け時間はAQUOS R5Gより上であるとされていますが、

待ち受け時間(ドコモ公式)
AQUOS R5G 約380時間
arrows 5G 約460時間

100時間近くarrows 5Gが上の数値を残しているのが本当なのか疑わしいです。

自分の使い方、検証の結果としてはAQUOS R5Gよりも特に待機中の電池持ちは減りやすいというのを感じられたため、利用の仕方によってはこの公式スペック通りの結果にはならない、という点には注意をしてください。

 

一方でゲーム中の電池消費は他のスマホと比べても緩やかです。

後述している発熱が冷めやすいという特性があるゆえに、長時間の持続的なアプリ利用において熱によるダメージが抑えられている、のかもしれません。

待機中の電池持ちは悪い一方でゲーム中の電池持ちは良いという少し不思議な挙動になっています。

 

発熱

発熱に関してはAntutuを連続で起動し、Antutuアプリで観測した数値を確認していきます。

Antutu連続起動 バッテリー温度 CPU温度
1回目 33℃ 40.9℃
2回目 35.5℃ 44.4℃
3回目 35.2℃ 45.2℃

(同じ環境下:8月の気温(34℃ぐらい、エアコン26℃設定)で比較)

ミドルレンジ機種/同一環境下 1回目 2回目 3回目
arrows 5G 33℃/40.9℃ 35.5℃/44.4℃ 35.2℃/45.2℃
AQUOS R5G 33.2℃/38.1℃ 37℃/42℃ 38.5℃/42.8℃
Xperia 1Ⅱ 35.2℃/40.7℃ 39.1℃/43.8℃ 39.6℃/44.6℃

発熱については色々補足事項があります。

まず結果としては比較3機種の中では一番発熱が高いというものになっていますが、あくまでこれは瞬間的な発熱の高さというものということを補足しておきます。

瞬間的には特にCPU温度の熱は高いようですが、arrows 5Gは放熱性能が高いために結構熱が引くのが早いです。

そのため今回の検証の数値よりも実際の運用においては発熱といったものの体感値は低くなります。

ゲームなんかの継続的な負荷のかかる操作においては、ベイパーチャンバーによる放熱性の高さが良い作用を働いているのか、よほど発熱を伴うアプリじゃない限りは発熱を気にしなくていい余裕を持った操作というのが出来ます。

一応検証では発熱の高さというのが見られますが、そもそものバッテリー温度の安定感やCPUの熱の放熱性といったところが優秀なためにこの部分は評価できる部分となるでしょう。

 

ゲーミング機能

ゲームに関しては平均的なアプリの操作にほぼ問題はありません。

「荒野行動」「第五人格」などの操作においてなにか不満を感じるところ、というのはありません。

またゲームの高負荷なベンチマークとして最近利用している「フォートナイト」においては気になる挙動があります。

一瞬ではあるものの操作をしていてカクついたり、画質の劣化といったものが他のSnapdragon 865スマホに比べると感じられました。

基本的な操作に支障はないものの、ハイエンドモデルのスマホである、という見方をして操作をしているとところどころ「あれ?」と思わせる部分があるのは確かです。

これが先ほどのAntutuベンチマークスコアの低さと関係があるのかどうか気になりますが、超高負荷なゲームにおいて他のSDM865スマホに比べて気になる動きの質というのが見られるため、ゲーム向けとして選ぶ場合には若干の注意が必要になってくるでしょう。

ゲームツール

arrowsのゲーミング機能としては「快適ゲーミング設定」といったものが用意されています。

この機能では

  • CPUブースト
  • Wi-Fiローレイテンシー
  • 着信・通知抑止
  • スライドインランチャー無効化
  • ナビゲーションバーロック
  • スクリーンショット

といったものの設定が利用できます。

CPUブーストをオンにしても特にベンチスコアが変わるということが無かったため、どれほどの効果があるのかは多少疑問もありますが、ゲーム向けかつ集中してプレイできる環境というのが作られています。

 

『arrows 5G』のカメラ性能をチェック!

続いてはarrows 5Gのカメラ性能についてを実際の写真と共に確認していこうと思います。

カメラスペック

アウトカメラ 4800万画素(広角/f1.7)
1630万画素(超広角/f2.2)
800万画素(望遠/f2.4)
インカメラ 3200万画素(標準/f2.0

用意されている撮影モード・撮影機能は以下の通りです。

 

撮影モード

  • 写真
  • 動画

撮影機能

  • Photoshop Expressモード
  • ポートレート撮影
  • ワイプ撮影
  • Live Auto Zoom
  • AIスローモーション
  • マニュアル

といった内容です。

カメラ設定について

arrows 5Gのカメラ設定においてAIモードを用意していますが、こちらを適用するとHDRの常時適用ができません(ただしAI判定で必要と判断された場合にはHDRは都度適用される)。

一方でHDRを常時オンにするとAIモード及び手ぶれ補正などのカメラ設定が有効化されません。

この辺りAIによるシーン判定にかかる時間や自動補正としてのPhotoshopの存在を考慮しながら、自分に合った設定を決めるようにした方がarrows 5Gのカメラは使いやすくなるでしょう。ちなみにAI判定は正確さよりもシーンごとにユーザーに選んでもらう形を優先しており、比較的判定は早いです。

そのためHDRを手動でオンにしなくてもHDRをオンにされるAI設定での撮影というのが瞬時にできる可能性が高くなっているので個人的にはAI優先でいいかと思います。

 

arrows 5G実機で撮影した写真

基本的にAIオートでの撮影となります。

サイトの容量の関係上、オリジナルファイルを圧縮してアップしていますがご了承ください。

明るい場面や一定の光量がある場面での写真というのは決して悪くないかと思います。

多少の白飛びなんかは逆光下において発生してしまいますが、写真として問題になるようなレベルではないためにある程度の実用性というのは高いかと思います。

光源のある中でのカメラ性能というのは問題にはなりません。

一方で気になるのが暗い場面での撮影。

最初の2枚ぐらいの光量のある場面ならまだなんとかなるものの、光源が少ないシーンにおいてはかなりノイジーな写真に仕上がってしまいます。

夜景モード自体はないものの一応AIモードで低照度向けの撮影は可能ですが、それにしても10万円を超える価格のスマホとしては夜景撮影能力が低いといわざるを得ません。

この暗い場面での撮影能力の高さというのは、他のスマホにおいては高価格帯のスマホを買う意味の一つとなっている中で、arrows 5Gの撮影能力の低さ・弱さというのはネガティブな評価となってくるポイントになります。

 

Photoshop Expressについて

最近のスマホのカメラ性能といったところは、各メーカーの画像修正ソフトウェアの性能に依存しているところがあるわけですが、富士通ではその独自のソフトウェア周りの写真修正といったものを自社で行うのではなく既存の外部アプリに任せるという方法を採用しています。

それがカメラアプリと連携されているPhotoshop Expressです。

こちらのアプリ機能を使った撮影を行うと、「通常のカメラで撮影した写真」と「Photoshopで自動補正された写真」の2つが記録されます。

自動で明るさや彩度といったところを補正して綺麗な写真にしてくれ、なおかつそれが気に入らなくても元の写真は残っているために、別の修正をかけることができます。

実際の写真はこちら。

左がPhotoshop Expressによる自動加工、右が同時に保存されたオリジナルの写真です。

先ほどの通常カメラといくつか同じシーンでの撮影をしていますが、そちらと比べるとPhotoshop Expressでは大分加工がされていますし、オリジナルとして保存された画像といったところも通常カメラ撮影とまた異なるものになっているのがわかります。

明るい場所では暖色強めの処理が行われ、オリジナルとされる写真も白飛びが感じられる点、さらに暗い場面での撮影においてどちらもノイズが激しく出てしまっているという点から、あえてPhotoshop Expressを使わずに通常のカメラで撮影するのが最適解かと個人的には感じます。

画像の修正を外部のアプリに任せるという面白い試みでしたが、デフォルトのカメラ性能やアプリの性能といったところが足らない部分があったのか、イマイチな結果になってしまっています。

 

Photoshop Expressの注意点

このPhotoshopモードでは撮影したその場で自動修正をかけるため、その修正処理が行われている間は次の写真が撮れないという注意点があります。

その場で連続して撮りたい場合や角度を変えて色々なパターンを撮りたい場合には、このモードだと不向き・時間がかかるというものになっています。

また超広角レンズに非対応で、ズームなども通常のカメラモードのようにワンタッチで切り替えができるようにはなっていないため、若干の使いづらさというのが上がってしまいます。

 

動画撮影では4K撮影のし始めがカクついてしまう

動画撮影能力といったところも確認をしていますが、そちらについては後日アップ予定のYouTubeのレビュー動画の方に任せます。

特に気になったのが4K動画撮影時に撮影直後にカクついてしまう、という点です。

長時間撮る際にはそこまで気にはなりませんが、短時間の動画をいくつも撮りたいという場合にはストレスを感じる問題点になっています。

『arrows 5G』のレビュー

ここからは実際にarrows 5Gを触ってみて、感じたポジティブな・ネガティブなポイントといったところをレビューとしてまとめていきたいと思います。

1:便利機能、独自機能は今回もしっかりと用意されている

ここ数年のarrowsシリーズの良さはソフトウェア面において充実した便利機能を用意している点です。

性能面でミドルレンジモデルと呼ばれる機種を中心に展開していく中で、機能面を充実させたことによってファンが増えたのを感じています。

このarrows 5Gにおいても過去のarrowsに搭載された評判の良い機能が継承されているためにそこは評価できるポイントです。

ATOK ULTIAS

デフォルトの文字入力ではATOK ULTIASが今回も採用されています。

個人的には文字入力アプリでは最強と感じているのがこちらのアプリで、早く有料アプリとしてでもいいから他のスマホにも開放してもらいたいと感じている、arrowsシリーズ専用のIMEです。

こちらのATOK ULTIASは滑らかにフリック入力ができた上に、手書き入力の切り替えなんかもスムーズに行えて認識もよく、既存のATOK以上に使いやすい文字入力アプリになっています。

可能であればこのアプリを全ての所有スマホに入れておきたいと思えるほどに使いやすい文字入力アプリなので、こちらが今回もarrowsシリーズに搭載されている点は高く評価できます。

ミドルレンジモデルで利用した時に感じるそのフリックの滑らかさと軽さというのは、流石にハイエンドモデルのarrows 5Gだと当たり前に感じられて相対的にインパクトは薄いですが、このarrowsだけが使えるATOK ULTIASの存在はarrows 5Gのポジティブなポイントに確実になるはずです。

スライドインランチャー

ショートカットランチャーであるスライドインランチャー機能ももちろんハイエンドモデルでも継続しています。

今回は今までと異なり左右2か所のスライドインスポットからショートカットランチャーを引き出せるものになっています。画面端で複数の選択肢があった過去の機能と比べると少し自由度は下がります。

呼び出せるのはショートカットのみとなっており、4つのプリセットを用意しておくことができます。

アプリ上からわざわざホーム画面なんかに戻らずにお気に入りのアプリを呼び出せるので、よりスムーズな操作を行うことができるようになっていてかなり便利です。

キャプメモもなぞってコピー

キャプメモのようなスクショに書き込みを入れる機能や非常にコピペが楽になるなぞってコピーも継承しています。

特に個人的にはなぞってコピーは利便性が高いために活用を積極的におすすめしていきたい機能になっています。

画面を長押しすることなくなぞるだけで文章をコピーでき、その場で共有するアプリなんかにすぐに変遷することが出来ます。

長押しが効かないアプリ・画面表示でもこのなぞってコピーを使えば文章をコピー出来るようになるので、arrows 5Gを使っていくならこの機能は文章コピーの際に積極的に利用する習慣を付けておくといいでしょう。

キャプメモはマーカーを簡単に付けられるというのが一つ利点でしょうか。共有したいポイントをチェックできるのは便利なポイントです。

FASTフィンガーランチャー

今回のarrows 5Gではショートカットに近い機能というのを充実させているのを感じます。

その一つがFASTフィンガーランチャーです。

こちらは指紋認証でロック解除を行う際に、指定された指でのロック解除において特定のアプリを起動させることができる機能です。

このarrows 5Gでは5つの指紋を登録できて、その指紋がどの指によるものなのかまで設定できるのですが、それに加えて特定の指で指紋認証をした際にアプリ起動も同時に行う割り当て設定が可能です。

これによって即座に起動したいアプリ、特にキャッシュレス系のアプリなんかを割り当てることで、レジの前でアプリを探して起動する必要もなくすぐにアプリの利用が可能になります。

中々使い道が難しいところではありますが、即時起動が求められるアプリを使っているということであればこの機能は面白い存在になってくれるでしょう。

FAST APPドライブ

同じくショートカットに近い機能として、アプリを素早く起動できるFAST Appドライブという機能も用意されています。

こちらは登録をしたアプリを対象に、起動に時間をかけずに即座にアプリの利用が始められるという機能です。

こちらを利用してみて観測したところ、仕組みとしてはタスクキルが起きないようにアプリをロックして、常時バックグラウンドでスタンバイ状態にしておくもののようです。

そのためゲームアプリを一度終了させてもログアウトやネットワーク切断が起きないのですが、その分電池消費は激しくなってしまうので注意が必要です。

最も効果的なのはやはりキャッシュレス系のアプリでしょう。読み込みなしに立ち上げることが出来ますし、先のFASTフィンガーランチャーと組み合わせれば指紋認証完了後すぐに支払い可能な状態にすることが出来ます。

 

2:とは言っても過去arrowsに用意された便利機能がなくなっているのはあまりにも残念過ぎる

新しいものも含めて便利機能をこれまで通り数多く用意してきたarrows 5Gですが、一方で今まで便利に使えてきたいくつかの機能というのが無くなってしまっており、そちらは過去のarrowsを割と評価していた身には非常に残念なポイントです。

  • 画面に触らずスクロールすることができるExlider
  • 20項目以上のMIL規格に準拠した耐久性
  • 中高年向けのシンプルホーム
  • ワンセグ・フルセグ
  • ワイヤレス充電
  • 虹彩認証

これ以外にも微妙な電話帳の変化などが発生しています。

本来であればハイエンドモデルに搭載されてしかるべき高機能性といったものがarrows 5Gでは省かれてしまっているのは非常に残念なポイントです。

特に耐久性といったところはここ数年arrowsシリーズ全体で推していたポイントであったはずですが、それがハイエンドモデルになった途端になくなっているのは気になります。

ワンセグ・フルセグ、ワイヤレス充電といったところも過去に「全部入り」を標榜していたARROWSシリーズを見てきた身としてはやはり物足りなさを感じます。

新機能の搭載は評価できますが、ここ数年のarrowsユーザーの慣れ親しんだ機能が使えなくなっているというのはかなりガッカリさせられるポイントになっています。

 

3:薄くて軽いのは高評価、もう少し持ちやすければ完ぺきだった

arrows 5Gは6.7インチのサイズ感でありながらも、そこまで重さはなくて厚みも少ないために扱いやすさは見た目以上にあります。

6.7インチハイエンドとして171gというのは優秀な軽さでしょう。

他の5Gスマホと比べても10g以上軽いというのは中々強烈です。

この辺りは利用においてのストレスが軽減されるポイントとして高く評価できます。

一方で横幅についてはかなりあるため、単純に持ちにくさというのがあります。

大画面ゆえに横幅が犠牲になるのは仕方ありませんが、他の5Gスマホと比べても幅広であるために単純に長時間使っていくのに快適さはありません。

持ちやすさ比較 横幅/重さ
arrows 5G 76mm/171g
Galaxy S20+ 74mm/186g
AQUOS R5G 72mm/181g
Xperia 1Ⅱ 75mm/189g

せっかく今回エッジディスプレイを採用したのですから、ベゼルやカーブぐらいを工夫してもう1mm2mmほど補足なれば持ちやすさといったところも兼ね備えた扱いやすさがあったのに、と勿体なさを感じさせます。

 

4:ノッチではなくパンチホールなのは評価したいが、ステータスバーの占有範囲が広すぎて良さが消えている

arrows 5Gのインカメラはノッチによる切り欠きスペースの生じないGalaxy的なパンチホールタイプになっており、こちら自体は個人的に没入感を高めてくれるために評価したかったのですが、実際に運用をしてみると表示周りでノッチ以上に気になるところが多いです。

パンチホールカメラの周縁部がかなり太くなってしまっており、その結果ノッチ以上に表示スペースを埋めてしまっています。

特にステータスバーの表示といったところが特に広く表示されてしまうものになっており、表示範囲を小さくしても結構太いステータスバーが画面を占有してしまい、せっかくの6.7インチモデルの大画面表示の良さといったものが活かされないものになっています。

また一部のゲームではデフォルトでは全画面表示がされずパンチホール部分に黒帯が表示されてしまうため、こちらもやはり大画面の良さを消してしまっています。

ハイエンドモデルにしてはあまりにも野暮ったさ、洗練されてなさを感じるパンチホール部の調整というのが気になるのは確かです。

 

5:Always On Displayの詳細設定ができない、充電の進行度が確認できないのは面倒なポイント

arrows 5GのAlways On Display的な機能の弱点についてはバッテリーの検証項目で触れた通りで、ちょっとこれまでのスマホには見られないほどにバッテリー消費が激しいです。

この機能を常時オンにするのは常用に耐えうるものではありません。

設定を変えればどうにかなるか、というものでもなくて設定項目がいじれないものになっており、Always On Display的な機能をオンにした時にこのバッテリー消費の激しさを改善することが出来ません。

充電中の進行具合もパーセンテージが出てくれないためわかりにくい所があり、機能として用意されているのは助かるものの実用性はかなり低いものになってしまっています。

他のスマホではそこまで大きな電池消費もなく、カスタマイズ性も高い中でarrows 5GのAlways On Display的な機能はあまりにも雑と言えます。

 

『arrows 5G』レビュー総評:便利機能は用意されているが、従来の機能の削減や期待されたほどではないカメラ性能は価格相応とは言い難い

良い所
  • 面白い独自機能が充実している
  • 6.7インチと大画面ながら軽い
  • 発熱の体感は低め
悪い所
  • ベンチマークスコアがスペックの割に50万点に満たない
  • 最近のarrowsシリーズに用意された便利機能がなくなっている
  • カメラ性能は価格を考えると期待ハズレ感強い

arrows 5Gに関しては便利機能が充実している点が評価できますが、一方でそれ以上の物足りなさも感じられてしまうスマホです。

従来のスライドランチャー機能や今回登場してきた「ファスト」系の機能といったところでは、これまでのarrowsを踏襲した高機能性として評価することが出来ますが、一方で長くミドルレンジモデルで採用されてきた機能が消滅していたりと、従来のarrowsの良さというものが無くなってしまっていることには不満を感じます。

またそれだけでなく「arrows」や「国産」といったところに惹かれるユーザーが一定数求めるであろうワンセグ・フルセグといったところも用意されていないのが気になります。ワイヤレス充電にも非対応と、10万円を超える価格でありながらコストカット感が強い機能の削減というのを感じられてしまいます。

久しぶりのハイエンドモデルゆえに、従来のarrowsの良さを引き継いだ高性能モデルとして確立して欲しかったわけですが、機能性が一部削がれておりベンチスコアも見る限りではクロックダウンさせているような数値になっているために「ハイエンドモデル」としての充実度は少な目と言わざるを得ません。

 

さらにカメラではPhotoshopによる画像修正という面白い取り組みを行っていますが、正直これに関しては失敗感が強いものになっています。

修正後の画像自体あまりシーンに最適化されている感はないですし、同時に保存されるオリジナル画像といったところも通常撮影とはまた異なる色合いになっており、どちらも満足感が少なくて普通にPhotoshopモードをかまさずに撮影したほうが自然です。

暗い場面でのノイズの多さや4K動画撮影開始時のカクつきなどもカメラでは気にあるポイントで、他の10万円を超えるモデルのカメラと比較した時に質の悪さというのを感じます。

放熱性の高さや大画面に対しての薄さや軽さ、オリジナルな機能といったところに関しては評価することができるものの、従来のarrowsの使い勝手をハイエンドモデルでも求めていたという人や価格相応の性能やカメラを求めていた人にとっては、納得しにくい作りになってしまっています。

単純な5Gスマホとしては十分に比較候補に入ってくるかと思いますが、「ようやくのハイエンドモデルarrows」として見た時に物足りなさというのは感じます。そこをどれだけ許容できるかが一つ選ぶ際に重要になってくるでしょう。

 

ドコモオンラインショップ:arrows 5G F-51A

 

機種変更をするならオンラインショップで

契約、特に機種変更はオンラインショップで。

なぜオンラインショップを利用することをおすすめするのかというと以下の5つのメリットが用意されているからです。

  • 頭金が端末にかからない
  • 事務手数料が0円
  • 待ち時間がなく契約完了まで5分程度
  • 自宅への配達をしてくれる
  • チャットサポート完備でプラン相談などが可能

こうしたメリットがあるためにオンラインショップでの契約というものを勧めています。

頭金と事務手数料は特にオンラインショップのメリットとなるポイントです。頭金は5,000円ほど、事務手数料は最低でも2,000円かかる支払いですが、そうした支払いがオンラインショップでは無料になるため、そこは本当に大きなメリットとなっています。

他にもオンラインショップでは手続き全般がネット上で冗談ではなく2,3分で終わらせることが出来るようになっていて、時間的な浪費というのがかなり少なくなっています。どこからでも申し込み可能でありながら、時間が全くかからず契約できるのはオンラインの大きな魅力です。

さらに最近ではチャットサポートも実施することによって相談窓口というのも設置することが出来ており、オンライン契約の不安点であるプランや端末の疑問点が解決できない、という問題が解消しています。

 

オンラインショップではそのメリットとして頭金と事務手数料分お得に契約できるという特徴を持っています。そしてそれ以外にも時間をかけず(メンテナンス時間以外は)24時間いつでも申し込みをすることができる簡単さというのもありますし、サポートも充実しだしたという良さもあります。

こうした理由からオンラインショップは契約をするのにおすすめすることが出来るわけです。

特に今回のarrows 5Gは価格の高さが目立つため、なるべく頭金などの無駄な支払いは避けて追加の値上げなく契約したいところですのでこちらのオンラインショップを利用するというのは賢い契約方法への第一歩になるでしょう。

 

ドコモオンラインショップ

 

COMMENTS & TRACKBACKS

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  1. いつも的確なスマホレビューを参考にさせていただいております。
    教えていただきたいのですが、カメラのパートで撮影されたハンバーグの上にアボガドが乗っかった(様に見える)料理は何でしょうか?美味しそうなので差し支えなければメニュー名をご教示いただけませんか?

    • 確かアボカドだったのでアボカドハンバーグ的な名前だったのを記憶しています。
      正確な名前とかお店の名前は記憶してないのですが・・・、とりあえず町田のお店で撮ったやつですね。

  2. ありがとうございます。見つかりました。人気店のようですが今度行ってみます。

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