ドコモから約1年ぶりにXperiaのコンパクトモデルの新作が発売となります。
Xperia XZ1 Compact SO-02Kとして発売される今モデルでは、前回のX Compactのようにスペックを抑えることなく、現状の最高峰のCPUを使ったフラグシップモデル級のスペックで発売されています。
その割には価格も安くて買いやすいスマホになっているので、冬モデルのスマホの中ではそのコストパフォーマンスも含めて注目される機種となっています。
今回こちらのXperia XZ1 Compact SO-02Kについての実機レビューを行ってみたいと思います。
Xperia XZ1 Compact SO-02Kデザイン
まずはデザインから。
従来のXperia Compactモデル同様に小型モデルとして発売されています。4色展開となっており、ブラック・シルバーの他にブルーとピンクといったカラーリングが用意されています。
この中ではシルバーの具合の良さ、オレンジ混じりのピンクのユニセックスな映え方などは個人的にも気に入っています。
背面はガラスではなくアルミに。ボタン類はXZ1同様に片面に偏っています。
厚みは結構あるため、カバーなどをつける場合には薄型のものを用意したほうがいいでしょう。
カメラの出っ張りや電波を通すためのラインといったものがないので、統一感のある端末デザインとなっています。
iPhone 8との比較
端末のサイズ感はiPhoneに近いです。
厚みはXperia XZ1 Compactのほうがありますが、カメラの出っ張りがない分置いたときの安定感はあります。
丸みと薄さがある分持ち易さではiPhoneのほうが上のように感じますが、カメラ撮影やゲームをしようと横持ちの時にはしっかりとグリップ出来るXperia XZ1 Compactの方が上でしょうか。
丸みを帯びたスマホと角ばったスマホ、どちらにより惹かれるかといったところで好みがわかれそうです。
Z5C以来のハイエンドの小型モデル!S835搭載で妥協の無い性能に
Xperia XZ1 Compact SO-01K | |
OS | Android 8.0 |
CPU | Snapdragon 835 |
RAM | 4GB |
ディスプレイ | 4.6インチ HD(1280×720) |
ROM | 32GB/外部メモリ256GB |
サイズ | 65×129×9.3mm |
重量 | 143g |
バッテリー容量 | 2700mAh |
カメラ | メインカメラ:1920万画素 サブカメラ:800万画素 |
その他機能 | 電子手振れ補正 ワンセグ IPX5/IPX8防水 ハイレゾ |
Xperia XZ1 Compactのスペックや動作についてのレビューを。
Xperia XZ1 Compactは小型モデルとしては久々のハイエンドモデル扱いとなるフルスペックスマホとして登場しています。
Xperia X CompactがCPUにSnapdragon 650という、当時としてはミドル~ハイレンジのCPUを使っていて、決してハイエンドモデルとは言い難いスペックだったのに対して、Xperia XZ1 CompactではCPUにSnapdragon 835、RAMも4GBとXperia XZ1やXZ Premiumといったハイエンドモデルと同じスペックで登場した小型モデルとなっています。
こちらのSnapdragon 835というCPUの性能に関しては、同じXperiaシリーズのXperia XZ1のレビューやXZ Premium、Galaxy S8+にNote8でのレビューでも高く評価していることからもわかるように、現状このCPUを使ったAndroidスマホには不満をほとんど感じることなく利用を続けることが出来ます。
実際Xperia XZ1 Compactでも動作面での不満はありません。快適で詰まったり引っかかったりすることのない動作やスクロールが実現できていますし、そうした動作が4GBものRAMのおかげで長時間色々なアプリを使った後でも継続できているのでストレスを感じることがありません。
全体の使いやすさは気持ちよく、ゲームや動画もスムーズにこなせるので、小型モデル=スペックが低いというイメージには当てはまらないハイエンドモデルとなっています。
これだけの性能を有しながら実質価格で2.5万円からという価格はかなりお買い得に感じられます。
3D撮影&スーパースローモーションなどの機能に対応のハイエンド
Xperia XZ1 Compactは機能性やスペック面ではほぼXperia XZ1と変わらないというようになっています。
Xperia X Compactでは機能全体がハイエンドモデルと比べると落ちていたのですが、今回のXperia XZ1 Compactではコンパクトモデルながら5インチ級のXperiaシリーズと同等の機能性を有しているスマホとなっており、妥協感といったものが少なくなっています。
特にカメラ周りの機能では削られがちな最新機能である3Dスキャン撮影やスーパースローモーション、先読み撮影などをこちらのXperia XZ1 Compactでも利用することが出来るので、これまで以上に多彩な撮影シーンに対応できます。
またインカメラにおいては他のXZ1/XZモデルにはない広角レンズを採用しており、超広角でのセルフィーで大人数での集合写真にも対応することが出来ます。
相変わらずフルセグには対応できていませんが、それでも全体の機能・スペックにおいて高性能モデルとそん色のない機能性を有したスマホとなっています。
発熱の改善とバッテリー持ちは優秀
こちらもXperia XZ1のレビューやその他のSnapdragon 835を搭載したスマホレビューでも何度も触れていますが、Xperia XZ1 Compactにおいても発熱問題が大きく改善されています。
元々Xperia X CompactやXperia Z5 Compactでも同時期に発売された5インチ級のXperiaと比べるとそこまで発熱は無かったのですが、Xperia XZ1 Compactでも同様に発熱の低さはしっかりと実現できています。
充電しながらAntutuのベンチマークを3回連続で実施という熱の出やすい負荷実験を行ってみても、端末の温度は40℃をギリギリ超えないレベルに抑えられています。
発熱が少ないゆえに動作の安定感も向上。アプリを多く展開しても、長時間使っても同じような快適な動作を常に実現してくれます。
この発熱の少なさは動作の安定の他にもバッテリー持ちの良さというメリットをもたらしてくれており、長時間利用していてもバッテリーがモリモリ減ってしまう、という感じのSnapdragon 810/820搭載機種のような問題は起こりません。
5.2インチモデルのXperia XZ1と同じ2700mAhのバッテリー容量に加えてSTAMINAモードによる省電力化によって、バッテリー持ちはサイズ感の割に良いです。
ゲームや動画などの迫力などには欠けるが持ち易さや取り回しの良さは見事
Xperia XZ1 Compactは4.6インチということもあり、サイズ感としては昨今のスマホの中では小さめの部類です。大画面スマホにあるようなゲームや動画を見た時の迫力や没入感といったものは少なめです。
ただこの大きさという事もあり、持った時の手の馴染み方などは高く、持ちやすいちょうど良さというものを感じやすくなっています。
ベゼルは広めではありますが、上下均一感があり指を置いておく余裕のあるスペースともなっているので、横持ちでゲームなどをするのにも適しています。
コンテンツ系の受容にはあまり適さない大きさかもしれませんが、その大きさはあらゆる操作をするときに使いやすさを感じられるものになっているので、大画面スマホが苦手な方におすすめすることが出来ます。
カメラは寒色寄りも、XZ1ほどではない
カメラについては出っ張りがないのが地味にうれしいです。肝心の写真については多少寒色寄りで暗めにはなってしまいますが、Xperia XZ1のような強い寒色を見せることなく割と自然です。
多少明るさの調整は必要かもしれませんが、撮って出しで対応できるだけの写真は取れるかと思います。
このカメラについてはXperia XZ1と同じなのかなと思ったのですが、意外にもちゃんとした色合いが反映されています。
またインカメラは広角が便利に使えるので、自撮り・セルフィ―をする機会が多いようであればXperia XZ1 Compactは魅力的な機種だと思います。結構な広角具合なので、大人数も背景もしっかりと収めることができます。
価格も安く小型モデルの中では決定版
Xperia XZ1のレビュー内容と被るところも多々ありますが、Snapdragon 835を搭載した動作の安定したスマホとしてXperia XZ1 Compactも同様に高く評価できるかと思います。
小型モデルながらフルスペックな形で登場しているため、長期的な利用・2年以上長く使っても性能で遅れをとらないスマホです。安心して取り換えることのできるスマホとしてXperiaユーザー含めAndroidスマホを利用している方におすすめできます。
動作面での不満も機能面での不満というのもないので、デザインやサイズ感といったものが気になるなら購入に後悔はないかと思われます。機種変更の実質価格でも26,568円と安さが目立つため、この性能でこの価格なら大分コストパフォーマンスの良いスマホとなっています。
不安だったカメラについてもXperia XZ1よりも個人的には満足していますし、フロントカメラは様々なシーンに使えそうな予感がする広角域対応で他にはない利点を見せます。
小型モデルとしては今冬の決定版としてこちらのXperia XZ1 Compactはおすすめできます。性能に妥協がない中で価格も安い素晴らしいモデルです。
追記:実質価格が大幅に低下!実質15,552円というSnapdragon 835機種としては驚異的な安さに
7月1日追記
現在これだけしっかりとした性能のスマホであるXperia XZ1 Compactの機種変更価格が驚異的な安さを実現しています。なんと実質価格が15,552円というその性能比からは考えられないような安い金額を実現しています。
Snapdragon 835のSoCを搭載したスマホが大画面機種だと実質7万円前後、通常の5インチ以上の大画面の機種でも4万円以上の実質価格が設定されています。
それだけこのSoCは性能がよくて値下げされることは少ない機種なのですが、後継モデルが発売されているという影響からかその性能を考えたときにはとんでもない安さとなっています。
後述にもあるように下取りプログラムや、残されているdポイントなんかを使うことで実質1万円ほど、うまく条件が揃っていれば実質0円での機種変更もできる可能性があります。
現在ドコモオンラインショップでは最新のXperia XZ2 compactよりも販売ランキングが上位に位置するという、その価格の安さ・コスパの良さから異例の人気状況となっています。現状在庫限りとなっているため、コスパの良いスマホの契約となるXperia XZ1 compactはその価格の安さからもおすすめできるスマホに進化しています。
正直機種変更価格としては安すぎる内容になっているので、うまくポイントなどを使って契約するようにしましょう。
同じSnapdragon 835を搭載したスマホのレビューはこちら。
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/xperia-xz-premium-so-04j-review/”]
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/galaxy-s8sc-03j-scv36-review/”]
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/special/galaxy-note8-review/”]
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/xperia-xz1-review/”]
※月々サポート/端末購入サポート特価の特徴
今回の値下げ価格については、それぞれ月々サポート/端末購入サポートが適用されての価格になります。
実質価格:月々サポートを24回=24ヶ月適用し続けた場合の通信料割引分を端末値引きとして考えた時の価格。2年間の継続利用を前提とした価格になるため注意が必要
一括価格:端末購入サポート適用後の価格。端末購入サポートは14ヶ月の間機種変更や解約に対して解除料・違約金がかかる。一括で安く買えるものの、最低でも14ヶ月は継続して利用しないと一括値引き分の割引相当を解除料で支払う必要あり。
このように実質価格は24ヶ月の利用を前提とした価格、一括価格は最低でも14ヶ月は使い続けないとこちらの価格にならない、という注意点は確認しておいてください。
以下それぞれの割引サービスの説明についてです。
端末購入サポートについて
https://www.mydocomo.com/onlineshop/campaign/campaign_detail.html?campaign_code=support&_=1554117471684
下取りプログラムを使えば実質価格はさらに安くなる
さて今回のXperia XZ1 Compactの契約を考えている方の中には、過去のXperiaのコンパクトシリーズを使っている方も多いのではないかと思います。
そういった方は現在利用している機種を下取りプログラムに出すことによって、ポイント等による還元を受けることができ、機種によっては実質的な購入価格を1万円以下にすることが出来て0円に近い金額で購入できるようになります。
11月17日時点でもXperia Z3 CompactやXperia A4といった結構古いコンパクトモデルに対しても16,000円を超える下取り価格が付けられています。
どちらも過去のセールで安く買ったドコモユーザーも多いと思いますが、今回のXperia XZ1 Compact購入に際して実質価格を0円にしてくれるようになるので、最後の最後まで美味しく利用することが出来るようになっています。
Xperiaシリーズは日本で人気ということもあり、下取り価格が何年たっても高値を維持しやすいため、こちらのXperia XZ1 Compactも2年後に機種変更しようと思ったときに高額なリセールバリューが期待できます。こうした将来的な価値も含めてXperia XZ1 Compactは安いと思うので、下取りに使えるスマホを利用している場合には査定額が高いうちに機種変更してしまったほうが良いかと思われます。
白ロムショップに売るのも良いですが、使用感があっても満額で査定してくれるのがキャリアの下取り施策のため、汚れや塗装禿げなんかがあるようならばこちらのキャンペーンを利用しましょう。
ドコモオンラインショップでは頭金なし
なお今回もしも契約をするならドコモオンラインショップを利用することをおすすめします。なぜならオンラインショップでは場合によっては12,000円以上お得に契約することが出来るからです。
また待ち時間や契約時間といったものにも悩まされず契約できるので、ショップ店頭を使うよりもお得になっています。
なぜドコモオンラインショップを利用すると安くなるのかというと以下の5つのメリットが用意されているからです。
- 頭金が端末にかからない
- 事務手数料が0円
- 待ち時間がなく契約完了まで5分程度
- 自宅への配達やドコモショップへ配達してくれて無料で初期設定
- チャットサポート完備でプラン相談などが可能
こうしたメリットがあるためにドコモオンラインショップでの契約というものを勧めています。
頭金と事務手数料は特にドコモオンラインショップのメリットとなるポイントです。頭金は5,000円ほど、事務手数料は最低でも2,000円かかる支払いですが、そうした支払いがオンラインショップでは無料になるため、そこは本当に大きなメリットとなっています。
他にもオンラインショップでは手続き全般がネット上で冗談ではなく2,3分で終わらせることが出来るようになっていて、時間的な浪費というのがかなり少なくなっています。どこからでも申し込み可能でありながら、時間が全くかからず契約できるのはオンラインの大きな魅力です。
さらに最近ではチャットサポートも実施することによって相談窓口というのも設置することが出来ており、オンライン契約の不安点であるプランや端末の疑問点が解決できない、という問題が解消しています。
オンラインショップではそのメリットとして頭金と事務手数料分お得に契約できるという特徴を持っています。そしてそれ以外にも時間をかけず(メンテナンス時間以外は)24時間いつでも申し込みをすることができる簡単さというのもありますし、サポートも充実しだしたという良さもあります。
こうした理由からオンラインショップは契約をするのにおすすめすることが出来るわけです。
せっかく安いスマホを契約するのですから、安いままの料金で契約するようにした方がお得になるのは間違いないため、特に機種変更のような頭金の付けられやすい契約はオンラインショップで契約したほうがお得になります。