この記事では2019-2020年の間に発売されたスマホを中心に、それぞれのデメリットというものをまとめてみたいと思います。
スマホ購入の際にはメリットといったところも重要ですが、長くそのスマホを利用していこうと考えると今はどのスマホも安定していて普通に使えるために、そうした使いやすい部分・メリットよりも使いにくい部分・デメリットといったところの方が気になる人の方が多いかと思います。
どんな機種も安定して使えるようになってきたがゆえに、使いにくく感じられる部分というのがスマホ選びにおいては後悔しないためにもより重要になってくるはずです。
そこでここでは今まで利用してきた各キャリアのスマホやSIMフリースマホとして発売されている機種のデメリットといったところをまとめていきます。
デメリットをまとめているスマホ【ドコモ/au/SoftBank/楽天モバイル/SIMフリー発売モデル】
今回デメリットをまとめているスマホについては以下のようになります。基本的に2019~2020年に発売されたスマホを中心に、現在もまだ発売されているか白ロムなどで入手しやすいスマホを中心にデメリットを挙げています。
- 2020年春夏モデル
- 2019年秋冬モデル
- 2019年春夏モデル
といった機種を現在ここではデメリットをまとめています。
どれも前提としては「良いスマホである」というのはあるスマホであり、デメリット中心のまとめにはなるものの基本的に使いやすいスマホが揃っているのですが、そうした状態の中から感じられるデメリットというのをここではまとめています。
AQUOS R5G:致命的なゲームアプリとの相性の悪さ
デメリットまとめ
- ゲームアプリが不具合多め
- AQUOS R3で良かったバッテリー持ちの良さが特に感じられない
- カメラ性能が価格帯の中でも低い
AQUOS R5Gの問題点は特にゲームアプリとの相性の悪さが挙げられます。
AQUOS R5Gの持つゲームモードがそもそもゲームアプリにおいて不具合が起きやすい問題と、ノッチの表示制御が独特であるがゆえに一部対応していないアプリでの表示の問題などが複合的に絡みあい、ゲームアプリでそれぞれ個別に問題が発生してしまうというデメリットを持っています。
詳しくは以下の記事に書いているので見てほしいですが、ゲーミングスマホとして使おうと思ったらこの不具合問題というのは個別のアプリで起きやすくなっており、問題に注意しないと単純にはおすすめできないものになっています。
AQUOS R5Gでゲームアプリが正しく動かない場合の対処法【荒野行動/第五人格(Identity V)など】 | スマホ辞典
せっかく発熱が少ないスマホになっているにも関わらず、ゲームアプリと相性がかなり悪い部分が目立ち、一番発熱の少なさを活かせる場面で使いにくいというデメリットがあります。
またバッテリー持ちがそれほど良くなく、特に目立っていたAQUOS R3時代の良さというものがありません。
別段悪いわけではないものの、AQUOSシリーズの売りの一つであったバッテリー持ちといったところが消えてしまっているところはデメリットとして挙げられます。
またカメラ性能もまだまだ弱いというのがあります。
10万円を超える定価で販売されているモデルにしては、同価格帯やそれ以下の価格帯のスマホと比べてもカメラ性能が弱く、写真や動画でもイマイチさというのを感じられてしまいます。
8K動画撮影時にはデフォルト設定では動画がふにゃふにゃになるなどの問題をはらんでおり、その設計の甘さなどを感じられてしまうものになっています。
AQUOS R5Gではこれらのデメリットを確認することが出来ました。
- 発熱が少ない
- 120Hzの倍速表示ができるリフレッシュレート
- 省電力Pro IGZO
- 高い機能性
- 高性能で各キャリアで通信が無制限のプランを契約できる
といったメリットがあって使いやすいものの、こうしたデメリットに関しては購入前に注意が必要となります。
Galaxy S20:高い発熱とそれに伴うバッテリー持ちの問題
デメリットまとめ
- 発熱がかなり高い
- それ故にバッテリー持ちも悪い
- 120Hzのリフレッシュレートが最高画質で利用できない
Galaxy S20の最大の問題点は発熱の高さです。
Snapdragon 865は高性能な分発熱はしっかりと生じます。AQUOS R5Gでは強力な放熱機構を搭載しているためにそこまで問題は起きないものの、そうした放熱システムが用意されていないGalaxy S20はある程度負荷のある作業をしてしまうとすぐに熱を持ってしまいます。
熱は結構高くなってしまうものになっており、かなり不安を感じるものになってしまっています。
さらにこの熱も影響するポイントとしてバッテリー持ちの悪さといったところもデメリットに挙げられます。
お世辞にもバッテリー持ちは良いとは言えず、ちょっと負荷の強い作業をすると熱が高くなってバッテリーがどんどん減っていってしまいます。
ゲームとかをするようだと丸一日バッテリーが持つかどうか不安を感じるものになっており、このポイントは弱いと言わざるを得ません。
そして目玉の一つである120Hzの高リフレッシュレートモードが、最高画質で利用できないというデメリットもあります。
せっかくの倍速ディスプレイ機能が、高画質で利用できないというのは地味に残念なところです。AQUOSシリーズが随分前から高画質でも高リフレッシュレートを実現しているのに、この機能低下を伴う形でしか120Hzのディスプレイ機能を使えないのは不満を感じます。
Galaxy S20ではこのようなデメリットが確認できます。
- 比較的軽くて横幅も70㎜以下で持ちやすくて非常に扱いやすいボディ
- 高性能なカメラ
- 発色が良くて綺麗なディスプレイ
- 各キャリアで用意されている無制限プランを利用可能で通信し放題
といったメリットのある機種ですが、デメリットもかなりハッキリとして機種になっているので、その点には注意が必要となってきます。
iPhone SE:ベゼルが太く16:9で4.7インチは狭さを感じる
デメリットまとめ
- 本体サイズの割に画面が小さい
- 16:9の比率は動画やゲーム以外ではスクロール頻度が多くなる
- 防水機能は耐水止まり、バッテリー持ちもそこまでではない
iPhone SE2はコンパクトなサイズということで大画面スマホに慣れないユーザーにとっては魅力があるのは間違いありませんが、それにしても最近のスマホとしてはベゼルが広く、本体サイズの割に画面が小さくなってしまっています。
4.7インチかつ16:9の比率の画面は、昨今の新しめのスマホを触った後だとインチ数以上に小さく感じられてしまい、迫力不足といったものを感じられてしまいます。
単純に縦が短いためにスクロール頻度といったところも多くなるため、最新スマホと比べると指の動きがせわしないものになってしまいます。
他にはバッテリー持ちがそこまで良くない、というよりも容量が少ないためにガッツリ使っていくと一瞬でモリモリ減っていきます。
そして防水機能といったところも耐水止まりになるためその辺りの機能も弱めになっています。
iPhone SEにはこうしたデメリットが挙げられます。
- 価格の割に非常に高性能
- 価格の割にカメラも性能が良い
- 電池が切れても利用できるようになったApple Pay
- eSIM対応によるデュアルSIM化
といった数多くのメリットがありますが、最新のスマホと比べるとディスプレイ周りで古臭さを感じられてしまいます。
iPhone 11 Pro:コスパの悪さが目立つ
デメリットまとめ
- とにかく高く、それだけの価値があるかもまた疑問
- カメラの出っ張りが強く、他の機器を傷つけてしまう
iPhone 11 Proはとにかく高額としか言えません。
同じ性能のCPUがiPhone SE2やiPhone 11に搭載されている中で、解像度の高さと有機ELディスプレイ、それに望遠レンズしか進化していないiPhone 11 Proが12万円を超える価格で販売されているというのは、あまりにも高すぎるという印象を与えられます。
唯一無二の性能ではなく、他にも安くて同じ性能のiPhoneがある中でこのiPhone 11 Proの価格というのはコストパフォーマンスの悪さというのを強く感じられてしまいます。
これといった大きな強みがない状態でiPhone 11から4万円前後、iPhone SE2から7万円前後高くなるというのはあまりにも明確なデメリットとして感じられてしまいます。
またカメラは3眼で出っ張っており、その出っ張りが他の機器などを傷つけやすいという特徴も持ってしまっており、ケースなどの着用が必須という所もデメリットだと感じられる部分です。
iPhone 11 Proのデメリットとしてはシンプルにこの価格が高すぎるという問題を挙げることが出来ます。
iPhone 11 Proにはこうしたデメリットがあります。
- ゲームにも耐えうる高性能さ
- 高いカメラ性能
- ちょうど良いサイズ感
といったメリットがありますが、そうしたメリットが果たしてその価格相応なのかという問題があります。
iPhone 11:解像度が画面サイズに比べて低い
デメリットまとめ
- 解像度は6インチ超えるスマホとしては低く、場面によって文字がにじみがち
- ベゼルも広い
iPhone 11のデメリットとして挙げられるポイントは、ディスプレイの解像度といったところが挙げられるでしょうか。
この価格帯のスマホとしては、ディスプレイの解像度が低くて画数の多い漢字や表示サイズによっては文字が滲みやすいものになってしまっています。
そこまで気にならない方も多いデメリットかもしれませんが、文字の多いコンテンツを中心に読んでいくと結構他のスマホと比べて文字や画像が荒く表示されてしまっています。
大画面の割に解像度は低めという点は、このiPhone 11のデメリットとしてあります。
iPhone 11ではこうしたデメリットを感じることができます。
- 高性能で高額すぎない価格でコスパが良い
- カメラ性能が高い
- グリーンカラーを中心に映える本体色が用意されている
といったメリットがあるためにそこまで気にならない問題かもしれませんが、iPhone 11を選ぶ際にはこのポイントを一つ注意してみてください。
Google Pixel 3a:バッテリー持ちが単純に弱い
デメリットまとめ
- バッテリー持ちが弱い
- 夜景撮影時に青みが強い
Google Pixel 3aはバッテリー持ちの悪さがデメリットと言えます。
悪いと言ってもそこまで急激に減るようなことはなく、上位モデルのGoogle Pixel 3なんかよりは圧倒的に使いやすいのですが、それでもミドルレンジモデル全体がバッテリー持ちに関しては良いところを見せる中ではGoogle Pixel 3aは目立たなさというのを感じやすくなっています。
普通に操作している時やスタンバイ状態の時であってもバッテリーはしっかりと消費されてしまうため、なるべく充電の頻度は増やしておかないと使いづらさを感じてしまいます。
またこれはそこまで気になるものではないですが、夜景撮影時に普通に撮ってしまうと青みの強い写真が出来上がります。
これはこれで味があるのですが、見た目の発色とは全く異なるものになってしまっているため、カメラ性能の良さはあるものの少しデジタル色の強いものになっています。
Google Pixel 3aにはこうしたデメリットがあります。
- 軽くて扱いやすいサイズ感
- 価格の割に高性能なカメラ
- ミドルレンジながら十分な性能
といったメリットがあって使いやすいスマホなのですが、デメリットに関してはこうした問題がある点には注意が必要です。
Xperia 5:21:9はアスペクト比固定コンテンツに弱い
デメリットまとめ
- 縦長画面のため、動画などの比率の決まったコンテンツとの相性が悪い
Xperia 5は21:9という特殊なアスペクト比になるため、動画やゲームのようにアスペクト比の決まったコンテンツで遊ぼうとなると、比率が合わずに画面が小さく表示されてしまうというデメリットがあります。
特に動画なんかだと16:9で撮影されているコンテンツが多いため、全画面表示にすると画面の上下がかなり切れてしまい、比率重視で表示すると左右に大きなスペースが空いてしまうという、動画との相性の悪さというのを見せてしまいます。
このため動画を1画面で楽しむには不向きなディスプレイ比率になっており、ゲームも16:9固定のコンテンツなんかだと同様の問題を抱えてしまっています。
デメリット自体は少ないものの、合わない人には合わないという結構大きめの問題を抱えています。
- コンパクトで持ちやすいのに6インチを超える大画面
- 高性能ながら各キャリアで安い価格が付けられている
- 21:9のディスプレイはスマホ向けコンテンツと相性が良い
といったメリットがあるので使いやすいスマホであるのは間違いないですが、今回のデメリットのポイントはかなり人を選ぶものになるためあらかじめ注意が必要です。
Xperia 1:Xperia 5に比べると大画面すぎてと利回りは劣る
デメリットまとめ
- 縦長画面のため、動画などの比率の決まったコンテンツとの相性が悪い
- Xperia 5に比べると本体が大きい
Xperia 1のデメリットも基本的にはXperia 5と同じです。21:9のアスペクト比となるために動画などのコンテンツと相性が悪くなっています。
ただ画面が大きくなっていることで、Xperia 5に比べても一定の迫力はある状態で動画視聴などが出来るようになっています。そのためこちらのデメリットについてはXperia 5程ではありません。
一方でXperia 5の良さでもある持ちやすさといったところはサイズが大きくなったことで損なわれています。
Xperia 1自体も大画面でも持ちやすい部類には入るものの、Xperia 5と比べてしまうとその点でデメリットを感じられてしまうものになっています。
Xperia 1のデメリットとしてはXperia 5と共通ですが、大きくなった分扱いにくさというのがデメリットとして追加されています。
- 4K対応6.5インチディスプレイ
- Snapdragon 855搭載の高性能モデル
といったメリットがありますが、今回のデメリットといったポイントもあるために注意が必要です。
Xperia 8:動きの鈍さは確実に感じてしまう
デメリットまとめ
- カメラ性能がかなり低い
- 性能が高くなく、実際の動きでも他のスマホと比べて見劣りする
Xperia 8は廉価モデルという位置づけとなるため、カメラや性能面で洗練さが欠けるものになっています。
まずカメラ性能は2019年発売モデルの中でもワーストレベルです。
空が白飛びしやすく、暗い場面では塗り絵のような印象の写真ができてしまい、綺麗に撮るにはかなりの難易度のあるカメラになってしまっています。
ミドルレンジモデルの中ではそこそこ価格もするために、そうしたモデルでありながらこのカメラの悪さというのは他のスマホと比べた時にデメリットを強く感じるものになっています。
そして性能もそこまで良くはないというのもXperia 8のデメリットです。
Snapdragon 630自体は悪くはないミドルレンジモデルのCPUですが、Xperia 8はそのSDM630搭載スマホの中でもチューニングが荒く、動きが鈍いというデメリットがあります。
同じCPUなのにXperia 8だけ1段動きが落ちたものになっており、結構なモッサリ感を感じられてしまうスマホになってしまっています。
AQUOS sense3なんかと比べても明らかに動きがカクついてしまう場面というのが増えており、CPUチューニングが最適化していないのを感じられてしまいます。
同じスペックであってもこのXperia 8というのはミドルレンジ全般の中でも操作性のストレスは高めになってしまいます。
Xperia 8のデメリットとしてはこうした点が挙げられます。
- 廉価な21:9ディスプレイ
というメリットがあるために貴重な機種なはずなのですが、結構デメリットの影響が大きいために注意が必要なスマホの一つになってしまっています。
Xperia Ace:目立つコスパの悪さ
デメリットまとめ
- 性能が高くないのに価格が高いというコスパの悪さ
- 持ちやすさなどは良いが単純に今どきのスマホとしてはベゼル広すぎ
Xperia Aceのデメリットはそのコスパの悪さにあります。
Snapdragon 630、それでいて機能性といったところも大して揃っていない機種であるにも関わらず、価格が4万円を超えて5万円に近いものになっているというのはかなり高額な価格設定と言わざるを得ません。
同じスペックのスマホが大体3万円前後で売られていることを考えると、Xperia Aceの価格はミドルレンジモデルの中でもコスパが悪いです。
またベゼルも今どきのスマホとしては上下に広く残っており、いくら廉価モデルであっても洗練されていなさが強いものになってしまっています。
持ちやすいサイズではあるものの、その割には画面がそこまで大きくないのが残念なところです。
Xperia Aceにはこうしたデメリットがあります。
- 持ちやすくてデザインはおしゃれ
といったメリットもありますが、現状デメリットの方が上回ってしまっています。
AQUOS Zero2:軽さ以外に特徴がない
デメリットまとめ
- 軽いが横幅広くて持ちやすさがない
- 機能が少なく軽さ以外の特徴が皆無
AQUOS Zero2のデメリットはスマホの使いにくさといったところが挙げられます。
こちらの機種のメリットにはその軽さといったものがあるのですが、その軽さがありながら実際に使ってみると大して快適さを感じないというデメリットがあります。
その理由としては軽いのに横幅が74㎜もあるために単純に持ちにくいという問題が発生してしまっています。
この持ちにくさがせっかくの軽さという特徴を殺してしまっており、メリットを全く感じさせないものになっているというのはデメリットの一つと言えます。手への納まりの悪いスマホになっていて、軽さがあっても操作のし辛さといったポイントが強くて使いにくくなっています。
さらにAQUOS Zero2は軽さに特化しているため機能が削られてしまっており、そういった機能面での使いにくさといったものも感じられます。
一応ゲーミングスマホといった特徴を見せて240Hzの4倍速表示という機能も用意されますが、こちらをOnにするとゲームアプリの動作がAQUOS R5Gほどではないにしても問題が発生してしまい、せっかくの機能も使いにくいものになってしまっています。
とにかくAQUOS Zero2は全体的に使いにくいというのが一つ大きなポイントになってしまっているのを強く感じます。本体設計や機能周りで十分なものを用意できていないです。
AQUOS Zero2のデメリットとしてはこうした点を挙げられます。
- 141gと6インチ超えのスマホとしては世界最軽量
というメリットはあるものの、それが活かされていないというのが正直な感想です。
AQUOS R3:カメラやノッチ制御の問題あり
デメリットまとめ
- カメラ性能が他の価格帯のスマホと比べると弱い
- ノッチ制御問題がAQUOS R5G程ではないにしても発生し、ゲームアプリで不具合が出る
AQUOS R3のデメリットは2つあります。
一つはカメラ性能の低さです。AQUOS R3はSDM855搭載スマホの中、同じような高額な価格で販売されたスマホの中ではワーストレベルにカメラ性能が低いものになってしまっています。
ミドルレンジと比べたら流石にしっかりとしたカメラ性能を持ちますが、ハイエンドモデルの中で比較してしまうと弱さといったところを感じやすいスマホになっています。
肝心の動画用カメラといったものも撮影性能が低く、カメラ周りではあまり期待出来ないのがこのAQUOS R3です。
他にもノッチ制御の問題がAQUOS R5G程ではないにしても発生してしまい、ゲームアプリを中心に表示周りの不具合が発生してしまいます。
解消方法はAQUOS R5Gと同様のやり方になるため知っていれば問題になることは少ないのですが、この問題というのはゲーム向けにスマホを買おうと思ったユーザーに大きな影響を与えてくるのは確かです。
性能が良いだけにゲームアプリで不具合が生まれてしまうのは残念過ぎるポイントです。
AQUOS R3のデメリットとしてはこうした点が挙げられます。
- 高性能なのにスタンバイ状態を含めてバッテリー持ちが良い
といった結構日常使いでは結構なメリットを感じるポイントがあるのですが、ハイエンドモデルの中では低めのカメラ性能やゲーム不具合といった問題を抱えてしまっています。
AQUOS sense3:動きにまだカクつきを感じやすい
デメリットまとめ
- 価格の安さを考えると仕方ないといっても動きのカクつきは感じてしまう
- ワンセグやワイヤレス充電などAQUOSシリーズの便利さといったものが少な目
AQUOS sense3のデメリットは動作がまだストレスなく操作できるものにはなっていない、という点です。
同じSnapdragon 630のXperia 8と比べても動かしやすくなているスマホではあるのですが、所々でモタつきや引っかかりというのを感じられてしまい、快適さというのはまだ足らないと感じられてしまいます。
同じ価格帯の中国製のスマホが結構動作が快適なものが揃っていることと比較してしまうと、AQUOS sense3の動作はちょっと物足りなさがあります。
また機能面でもAQUOSシリーズが持っていた豊富な日本向け機能を有す、といった特徴がこのAQUOS sense3の場合は少なくなってしまっているため、そこまでその機能性といったものが期待出来ないものになっています。
AQUOS sense3はこうしたデメリットがあります。
- バッテリー持ちが非常に良くてかなり安心して使える
- 持った時のサイズ感がちょうど良い
- 前面指紋認証かつMIL規格準拠した高耐久性
こうしたメリットが価格の安さの割に揃っておりミドルレンジモデルの中ではかなり使いやすいものになっているわけですが、性能を求めたい場合には十分な満足感が得られないのはデメリットと言えそうです。
Galaxy S10+:大画面モデルの割にバッテリー持ちは不安に
デメリットまとめ
- 大画面・大容量なのに待機状態でバッテリー持ちが良くない
- 指紋認証の精度が悪い
Galaxy S10+のデメリットはバッテリーが4,000mAhを超える大容量なのに持ちが悪い、という点を挙げることが出来ます。
普通に利用している時も減りやすさを感じますが、何よりも他のスマホと比べて弱く感じられてしまうのが待機状態のバッテリー持ちです。
Galaxy S10+は何もしていない時にも電池が減りやすいため、多少バッテリーに余裕があると思っていても数時間後には電池のパーセンテージがかなり落ちていることがあります。
ヘビーにこれ1台で使っていても夜には結構バッテリーの残量が不安になるレベルになっており、待機状態でも減りやすいために毎日の充電というものが必須なものになっています。
また画面内指紋認証の精度が悪く、実質的に利用できるのが顔認証のみとなるため、若干ロック解除に関しては面倒くささがあります。
Galaxy S10+はこうしたデメリットがあります。
- 高いカメラ性能
- 快適な性能
- 大画面でベゼルレスゆえの高い没入感
といったメリットはあるものの、結構普段利用では影響度の高いバッテリー周りの問題というのを持ってしまっています。
Galaxy Note10+:バランスは素晴らしいが高額
デメリットまとめ
- 12万円を軽く超えてくる価格は手を出しにくい
- Sペンの機能が頭打ち感が強くなってきた
Galaxy Note10+はAndroidスマホの中でもかなり隙のないスマホになっていますが、あえてデメリットを見出すならばその価格の高さになるでしょう。
12万円を軽く超えてくる金額となっており、分割支払いでも気軽には手を出せないというのが正直なところです。
同一性能のスマホが7万円台から購入できるようになっていることと比較すると、単純な性能比較では高く感じてしまうのは確かなところです。
またウリの一つであるSペン機能もNote9からそこまで進化しておらず、機能面・使い方といったところでSペンも頭打ち感が出てきてしまっています。
Galaxy Note10+についてはこのようなデメリットを挙げられます。
- 非常にバランスが良くて大画面スマホとしては完成形に近い使いやすさ
- SペンやDeXなどオリジナル機能が豊富
- カメラ性能も非常に高い
といった万能なスマホといった完成度を見せますが、やはり価格の高さといったところは万人向けではないのかなと思わされます。
Galaxy Fold:ベストバイスマホながら価格は高すぎる
デメリットまとめ
- 価格があまりにも高すぎる、補償オプションも高額
- 防水もおサイフケータイも用意されていない
Galaxy Foldのデメリットに関しては何と言ってもその高さが挙げられます。
やはり定価23万円超えは高すぎる金額と言えます。
特にGalaxy Foldはその構造から衝撃やねじれなどの負荷がかかると壊れやすいスマホとなってしまっており、この価格で壊れやすいのはかなり神経を使います。
補償オプションも毎月1,000円を超える高額なものになっており、このGalaxy Foldはかなりの金食い虫になっています。
さらにこれだけの価格がありながら防水やおサイフケータイといった機能も用意されていないというのは、ちょっと物足りなさを感じさせるものになっています。
Galaxy Foldのデメリットとしてはこちらの内容が挙げられます。
- 折りたたみ可能で大画面化・コンパクト化することが可能
- 高性能で動作やカメラに文句はなし
といったメリットがあり、個人的には2019年のスマホの中ではベストバイといった位置づけになるスマホなのですが、簡単には勧めることのできない価格の高さとなっており、それは明らかなデメリットと言えるでしょう。
Galaxy A20:価格以上に動かせるが期待は禁物
デメリットまとめ
- 性能は価格の割に意外と良いが、動きの悪さを所々感じてしまうことが多い
- ディスプレイが少しギラついており長時間見ると疲れる
Galaxy A20に関しては現在のキャリア販売スマホ最安というメリットを持っていますが、その分デメリットとしてはやはり動きの悪さは感じるという点です。
価格の安さがあるため、それを考えると気にしてはいけないポイントかもしれませんが、プリインアプリ程度でも動きが鈍くなってしまったりと明確に影響を感じる部分があるため、このポイントはGalaxy A20のデメリットを語る上で避けられないものになってしまっています。
仕方のない部分ではあるものの、この辺りの操作でカクついてガクガクとした動きになってしまうのは避けられないポイントと言えます。
またディスプレイの品質も高くありません。長時間見るにはちょっと明るさのコントラストも極端で、ギラつきを感じられてしまうものになっています。
Galaxy A20のデメリットはこうしたデメリットが挙げられます。
- ドコモ最安価格のスマホ
- はじめてのスマホに出費も少なく利用できる
といったメリットはありますが、やはり価格相応のデメリットといったものは感じてしまう機種になっています。
P30 Pro:バランスは完ぺきながらもSDカードは使えない
デメリットまとめ
- 良いカメラを持っているが多く撮影しようとするとSDカードよりも高いNMカードを買わなければいけない
- アップデートが今後期待できない
P30 Proのデメリットを挙げるとしたらまず外部のストレージ追加がSDカードではなく、NMカードと呼ばれるHuawei機独自規格となってしまっているところです。
カメラ性能がかなり高いためにカメラ撮影が楽しくそれ故にストレージ容量を多く使いがちな機種がこのP30 Proな訳ですが、そのストレージ追加の方法がSDカードではなく独自規格で流用があまり効かず、しかも価格も高いNMカードのみとなっている点は使いにくさを感じてしまいます。
高額かつ凡庸性の低い外部ストレージしか使えないのは、カメラの良さが光るP30 Proだからこそデメリットに感じる部分です。
さらにP30 Proはアメリカとの対立によって今後Huawei機がGoogleのサービスを利用できない、といった制裁の煽りを受けて、P30 Proに関しては今後のAndroidのメジャーアップデートが期待出来なくなっています。
Googleサービス自体はP30 Proなら制裁・規制の対象外のために使えるものの、本体のアップデートが期待出来ないというのは若干使いにくさを感じてしまうポイントになるでしょう。
P30 Proのデメリットはこうしたポイントが挙げられます。
- 非常に良いカメラ性能
- Antutu40万点ほどの高性能さ
- バッテリー持ちが非常に良い
というかなりバランスが良くメリットに溢れるスマホではあるのですが、制裁問題以降アップデート周りでデメリットを持つようになってしまっています。
OPPO Reno A:コスパが良く使いやすいがOSの挙動は癖がある
デメリットまとめ
- 性能もカメラも良いがOSのタスクキル周りが強烈で癖が強い
- アップデートが遅い
Reno AはAndroidをベースにして独自のカスタマイズを施したColor OSといったが利用されています。
こちらのColor OSは基本的な使い方はAndroidと全く変わらないのですが、若干そのアプリのタスクキルや同期周りにおいて特徴的な挙動をしています。
特にバッテリー持ちを良くするために、バックグラウンドでの処理といったものを強引に打ち切る傾向があり、普通のスマホの感覚で使っているとアップロードやダウンロードが終わっていなかったり、アプリを切り替えて戻ってきた時にアプリ側に再起動がかかるなどの挙動が発生します。
この辺りあまり気にならない人も多いかもしれますが、複数のデバイスでファイル共有などをしているようだとこのバックグラウンドでの処理の制御のされ方というのは結構気になるものになってしまっており、それまでのスマホとは異なる使い勝手になってしまいます。
また独自OSということもありアップデートが遅い、というか行われない機種もあってその辺りにこだわると問題を強く感じられてしまうものになっています。
OPPO RenoAにはこうした問題があります。
価格が安いのに防水やおサイフケータイもしっかりと搭載
カメラ性能が高く、価格帯の中では夜景などに強い
とかなりコスパの良いスマホではあるのですが、OS周りの独自性などなんかは明らかなデメリットとなっています。
LG G8X ThinQ:コスパが良く高性能だがキワモノすぎる
デメリットまとめ
- 本体が重く、2画面利用ではかなり重い
- 2画面はかなり特殊で使いこなすのが大変
G8X ThinQはデメリット、といったところを本来は気にせずに使う変態端末ではあるのですが、それでも今回はデメリットがテーマなのでそちらを語っておきましょう。
まず2画面ケースを取り付けて利用する「普通の運用」において、重さが驚異の331gというかなり重たいものになってしまっています。
G8X ThinQの最大の売りは2画面での運用になるわけですが、分厚くて幅も広いためにポケットに入れて持ち歩く、というような使い方はほぼ不可能になっています。
またこの2画面、かなり特殊な使い方が色々とできるのですが、それに慣れるのが結構大変です。
片方の画面を使ってカメラ撮影のチェックやライブビューの画面変更、リンク先への変遷を別画面展開したりゲームパッドとしての活用といったオリジナルの2画面運用というものが出来るようになっていますが、どれも便利ではあるもののそこまで頻繁に利用するものではないために慣れるまでが大変です。
どこまで後継機が出てくれるのかという不安もあるため、機能自体に慣れすぎて次の機種変更がしにくくなるというのも避けたいポイントではあります。
G8X ThinQにはこのようなデメリットがあります。
- Snapdragon 855なのに5万円台の格安価格
- 着脱式で2画面運用ができる
- 防水・防塵、おサイフケータイ・DACなど機能性に優れている
といったメリットがあるために結構買いなスマホではあるのですが、2画面路線が今後も続くのかどうか、このスマホに慣れてしまうと他のスマホで代替できないなどのデメリットがあります。
LG Style2:前モデルから大画面化してしまい、性能は上がらず
デメリットまとめ
- 名機だったLG Styleの良さを消す大型化
- 性能もアップしていない
LG Style2のデメリットは、名機だったLG Styleの後継機でありながらそのLG Styleの良さを消してしまう大画面化によって持ちにくくなったというデメリットが挙げられます。
せっかくちょうど良いサイズ感のスマホに多機能性といったところを詰め込んだLG Styleの良さといったところに、大画面化によって持ちにくいというマイナス要素が加わってしまったことで、バランスの取れていたその良さというのが失われてしまっています。
さらにスペック・性能といったところもアップしておらず、2020年以降で利用していくにはパワー不足を感じられてしまうSnapdragon 450をCPUに採用しています。
LG Styleが発売されてから半年以上たってから発売されていながら、性能がそのままといったところは非常に問題があるものになっています。
性能面でパワー不足から使いにくさというのも感じられてしまうものになっており、快適さというのが低いスマホになってしまっています。
LG Style2のデメリットにはこうしたポイントが挙げられます。
- 格安機なのに機能がハイエンド並みに揃っている
といったメリットはあるものの、ミドルレンジの中でも評価が高かったLG Styleの良さがなくなった後継機というデメリットがあります。
arrows Be3:性能さえ良ければミドルレンジで第一候補になったはず
デメリットまとめ
- 高機能だが性能が低く、動きが結構モッサリとしている
- 性能で見た時のコスパが悪い
arrows Be3のデメリットは性能が高くないというところに尽きると思います。
流石にSnapdragon 450の機種をここから2年3年と長く使っていくことを考えると、ストレスを感じる場面というのがなんでも出てくることが予想され、2020年にスマホを契約するのだったらもっと性能の良いスマホを選びたいというのが感じる本音です。
これで3万円台というのも他の3万円台のスマホと比べた時にコスパの悪さというのを強く感じられてしまいます。
arrows Be3に関しては機能面での充実っぷりが目立つ一方で、性能が物足りなさ過ぎて人におすすめするには躊躇させられます。
arrows Be3のデメリットにはこうしたポイントが挙げられます。
- 機能が豊富でワンセグもアンテナ内蔵
- MIL規格23項目準拠で壊れにくい
といった機能面でのメリットは多いのですが、やはり性能の低さといったところはデメリットとなってきていしまいます。
基本的には使いやすいスマホが増えているが、デメリットに目を向けると完ぺきなスマホは少ない
このようにそれぞれのスマホのデメリットについてまとめてみました。
デメリットだけだとそれぞれの機種が「悪いスマホ」のように思えてしまうかもしれませんが、基本的にはどれも大きな不具合もないために使いやすいスマホであるのは確かです。
ただ問題点・使いにくさを感じる部分に目を向けると、今回取り上げているような部分が気になってくるのは確かなので、一つ利用において参考にしてもらえればと思っています。