ドコモで発売されているiPadおよびiPad Proの価格や維持費といったものの情報についてまとめていこうと思います。
ドコモではdマガジンやdビデオ、DAZN for docomoなど大画面向けのコンテンツサービスを各種用意しており、大画面タブレットのiPadと相性の良い使い方をすることが出来ます。
その他にもWebの閲覧や各種タブレット向けアプリなどが使いやすいため、持っておいて損のない端末がこちらのiPadとなるでしょう。
ただタブレットを契約するとやはり価格や毎月の維持費といったものが気になると思うので、そちらがどれくらいかかるのかといったことも含めて詳しく説明していきましょう。
iPad・タブレット契約前の基礎知識
ドコモのiPadを契約する前にまず把握すべきことについてまとめておこうと思います。
ドコモのiPadおよびタブレットを契約する場合には
- 基本的に2回線目以降のデータプランとして契約すること
- 過去のような実質0円契約はできなくなっている
ということを把握しておく必要があります。
基本的にキャリアのiPad・タブレットといったものは、現在キャリアの回線を利用している方がサブ回線として紐づける目的で契約するものになっています。
SIMフリーモデル+格安SIMのような運用では実現できない、高速通信かつキャリアサービスとして動画や雑誌系のコンテンツを楽しむ「贅沢な使い方」を目的としたユーザー向けの契約になっています。
そのために基本的にキャリアのiPad・タブレットは、既にそのキャリアでの契約回線がある方向けの契約となっています。
そしてかつて特定の安売り期間中に実施されていたタブレットの実質0円契約というものは行われていないため、タブレットの本体代というのはかつての契約よりもかかりやすくなってしまっている点に注意をしてください。
その一方で維持費は安くなっているものの、本体代として支払わなければならない価格というのは従来のキャリアタブレット契約と比べても若干抵抗を感じる金額になってしまっています。
この2つの点が把握しておいてほしいポイントになりますが、もう少し以下でその詳細を説明していこうと思います。
ドコモでは既存のスマホ回線にiPadを組み合わせるのが理想的
まずドコモのiPad・タブレットの契約回線についてです。
ドコモであえてiPadを持つ場合、ドコモのスマホ回線を持っている人でないとメリットを享受することはできません。
ドコモに限らずキャリア全般そうなのですが、キャリアのiPad契約はそれ単体で契約したら毎月の料金が高額になってしまい、無駄に高い買い物になってしまいます。
基本的にどのキャリアであっても既に持っているスマホ回線と組み合わせることによって、安い料金プランを作ることができるようになるので、キャリアのiPadを購入するなら既に使っているキャリアと契約先を合わせるようにしましょう。
ドコモの場合だと親回線となる契約を持っていることで、データ通信量をシェア出来るデータプラスへの加入が可能になります。これにより単体の契約だとタブレット契約でもギガホやギガライトが必要となるところを、1,100円のデータプランで済ますことが出来ます。
シェアという形にはなるもの、データプランが1,100円で済むというのはドコモユーザーがドコモでiPadを契約するメリットとしてはかなり大きいものになるでしょう。
ドコモのiPad契約はドコモユーザーでないとお得にはなりません。
実質0円契約はしにくくなっている点に注意
もう一つ把握すべき点は「タブレットの実質0円販売」というものが終了してしまっているという点です。
これは要は従来のキャリアタブレット契約のメリットであった安売りというものがあまり行われないということになります。
かつてのキャリアiPadは月々サポートや端末購入サポートの割引によって、維持費がそこそこ安い上に端末の価格といったところも安く済ますことが出来てしました。
ところが総務省主導の新プランにおいては月々サポートなどの割引の適用が禁止されたことによって、こちらの端末代の値下げというのができなくなってしまいました。
これによってドコモを含むキャリアのiPadは、「維持費は安くなったけれども端末代は定価に近いまま」ということになり、タブレット本体の安売りというのは望めなくなってしまいました。
※正確には22,000円までの割引なら条件次第では出来るようになっているのですが、それだけではまだiPadは高額なままなものが多いです。
一応端末代が安くならなくなった代わりに、ドコモの場合タブレットのシェア回線の維持費が2,700円から1,000円へと非常に安くなったため、長期的にキャリアでタブレット運用を続けていくのであれば、安価に済ませることができるようになっているため、そちらを考えるとお得ではあります。
下手にSIMフリーモデル+格安SIMと組み合わせて使うよりも、回線速度が速いですしキャリアサービスやdアカウント周りのサービスも利用できるためにiPadの利便性は上がっていきます。
そのようなメリットもあるために一概に値下げできなくなったというのはそこまで大きなデメリットにはなっていないのですが、それでもやはり最初に価格を見た時の印象というのは良いものにはなっていません。
この辺りの値下げがされなくなっているという点は一部注意してください。
こうした2つのポイントはキャリア・ドコモのiPadを契約する上では把握しておいてください。
要点は「端末代は安くならないもののドコモ回線を持っていれば1,100円でデータプランをシェアで利用できる」ということになります。
端末代はSIMフリーモデルと大差ないものになってしまい、これといった目立った値下げはないものの、今現在ドコモのスマホ回線を持っている方ならたった1,100円の維持費でデータシェアが可能になります。これは回線品質や利用できるサービスの多さなどを考えると破格の維持費となるため、シェアではあるものの利用にはかなりの魅力があることは間違いありません。
少なくとも同じような端末代を払って格安SIMで使うよりも快適かつ便利にiPadを同じような維持費で使えます。
こうした特徴がドコモでのiPad契約にはあります。
ドコモ取り扱いiPadの価格
こうした前提を踏まえて現在ドコモで購入できるiPadの価格をまとめました。
一部モデルにおいて割引が適用されている場合があるので、そちらも確認をしてみてください。
販売価格 | キャンペーン等の値引き | ||
iPad mini(第五世代) | 64GB | 67,320円 | 機種変更22,000円引き 新規20,000dポイント 最安45,320円からに |
256GB | 85,536円 | 機種変更22,000円引き 新規20,000dポイント 最安63,536円からに |
|
iPad(第7世代) | 32GB | 55,440円 | 機種変更22,000円引き 新規20,000dポイント 最安33,440円からに |
128GB | 67,320円 | 機種変更22,000円引き 新規20,000dポイント 最安45,320円からに |
|
iPad Air | 64GB | 77,616円 | |
256GB | 95,040円 | ||
11インチ iPad Pro(第2世代) | 128GB | 112,464円 | |
256GB | 124,344円 | ||
512GB | 148,896円 | ||
1TB | 172,656円 | ||
12・9インチ iPad Pro(第4世代) | 128GB | 134,640円 | |
256GB | 146,520円 | ||
512GB | 170,280円 | ||
1TB | 194,832円 |
キャンペーンによって一部のモデルには値引きが発生して購入しやすくなっています。
より正確な金額やキャンペーンの条件については公式オンラインショップを確認してください。
iPadのデータプラン維持費
もう一つiPadのデータプラン維持費についてもまとめておきます。
といっても維持費は非常にわかりやすい1,000円ということになっているため、データプラン自体に難しいことはありません。
データプラス | |
データプラス(2年縛り) | 1,100円/月 |
データプラス(2年縛りなし) | 2,750円/月 |
このデータプランを使うには組み合わせる回線が一つ必要になってきます。そちらはスマホ回線となるわけですが、その回線維持費といったところも確認しておきましょう。
データ量 | 月額料金 | 補足 | |
---|---|---|---|
ギガホ | 30GB | 7,678円 | 規制時1Mbps |
ギガライト | ステップ1:~1GB | 3,278円 | 規制時128kbps |
ステップ2:~3GB | 4,378円 | ||
ステップ3:~5GB | 5,478円 | ||
ステップ4:~7GB | 6,578円 |
いわゆるギガホ・ギガライトのプランと組み合わせることになります。
スマホ側にこれらの料金が発生した上で1,100円の維持費になるということは確認しておきましょう。
追記:5Gサービス開始に伴い5Gデータプラスという料金プランが用意されました。
といっても料金内容自体はデータプラスと一緒です。
スマホ回線側の料金が7,315円と少し値上げされるものの、スマホ側は無制限で利用できてiPad側の5Gデータプラス回線では30GBまで毎月使えるようになります。
スマホ回線側の契約が5Gである必要があるため、まだ対象者は少ないですが、プラン内容的にはデータプラスよりも使いやすいものになっています。
その他iPadで契約することになるデータプランの特徴というのをまとめておきます。
- データプラスプランは同一名義の回線の2回線目に組み合す形
- 親回線となるスマホ回線がなくなった場合にはギガライトでの契約に変更される
- データ通信量はスマホ回線とシェア(5Gデータプラスは名付き30GBまで)
- 2年縛りの無いプランは維持費2,750円。1,100円のプランは2年縛りありのデータプラスプラン
といった契約上の特徴が用意されています。
こちらはデータプラスを契約する場合には把握しておきましょう。
ドコモ契約のiPadはDAZN、dマガジン、dTVなどが楽しめる
キャリア・ドコモのiPadの契約というのは上記の通りになり、端末値引きといったところはなくなってしまったものの、回線維持費が安くなって長期的には持ちやすいものになっています。
ただ維持費は安くなった一方で、どうしても既存ドコモ回線へと組み合わせての運用が基本となるために、SIMフリーモデル+格安SIMのような運用と比較してしまうと若干自由度がなくなってしまいます。
そうした中であえてドコモにおいてiPadを契約する意味はと言うと、ドコモ系コンテンツおよびdアカウントサービスが利用できるという点に集約されるでしょう。
まずドコモではタブレットでの利用に適したコンテンツというのが多く提供されています。
スポーツ中継のDAZNや雑誌読み放題のdマガジン、ドラマなどを視聴できるdTVなど映像や漫画・雑誌といったコンテンツを低価格で毎月楽しむことができます。
どれもタブレットの大画面と相性の良いコンテンツとなっているため、スマホでこれらのサービスを楽しむよりも適したものになるでしょう。特に漫画は4:3のアスペクト比と相性が良いため、iPadはAndroidタブレットよりも見やすいものになります。
家族で暮らしている場合には1台リビングに置いておくだけで家族全員が楽しめるアイテムになってくれるはずです。
また関連してdアカウント周りのサービスが利用できるというのも大きなポイントでしょう。
d払いやdショッピングデーの20%還元サービスの移用はかなりお得ですし、dポイント投資のようなdアカウントと連携したサービスなんかも簡単に利用することができます。
ドコモ回線と紐づいたdアカウントを持てるということで決済系サービスが利用できて本人確認なんかもdアカウント経由で可能になるため、それらの連携サービスの利用というのがかなり便利になります。
こうしたメリットはドコモ回線で利用するiPadしか得られないメリットとなっているため、SIMフリーモデル+格安SIMではなくキャリアで購入する理由となるポイントとなっています。
特に映像系、読書系のコンテンツを楽しみたいという場合にはドコモ回線と紐づいていた方が楽しみは増えるため、よりiPadを活用したいという場合にはやはりこのドコモでiPadを契約するという選択肢をとった方がいいでしょう。
家族で使うのに特に適した情報端末となってくれるので、ドコモでのiPad契約というのはそうした使い方におすすめできます。
iPadはリセールバリューが高いため3年前後で機種変更すると良い
こちらはiPad契約と直接の関係はありませんが、今後も継続的にiPad運用なんかをキャリアでしていこうとした時にはiPadの「リセールバリュー」にも目を向けるといいでしょう。
リセールバリューとは使い終わった後に売却した時の価値の高さです。
iPadの場合、どのモデルもこのリセールバリューが高くなっており、ケースやフィルムを使ってしっかりと傷がつかないように使っていけば、3年ぐらい前のモデルでも2~3万円ぐらいの価格で売却することができるようになっています。
このリセールバリューの高さも考慮することで、高額なiPadも利用後に売却することで数万円実質価格が安くなることになります。
買い替えのサイクルを2年前後にしたとしてもリセールバリューが高いため、売却益を活かして次から購入するiPadは3万円前後安く購入することができるようにもなります。
どのような考え方であってもiPadのリセールバリューの高さを活かすことで実際には価格よりも安く購入できるようになっているのがiPadの一つの特徴となっています。
このリセールバリューの高さによって実質的には少し安くなるのがiPadとなっているため、価格の問題で契約を迷っているという方はこちらの考え方も持っておくといいでしょう。
タブレット契約はドコモオンラインショップで:頭金と事務手数料が0円というお得さ
なお今回もしも契約をするならドコモオンラインショップを利用することをおすすめします。なぜならオンラインショップでは場合によっては12,000円以上お得に契約することが出来るからです。
また待ち時間や契約時間といったものにも悩まされず契約できるので、その辺りの時間の使い方についてもメリットのある契約が出来ます。
なぜドコモオンラインショップを利用すると安くなるのかというと以下の5つのメリットが用意されているからです。
- 頭金が端末にかからない
- 事務手数料が0円
- 待ち時間がなく契約完了まで5分程度
- 自宅への配達やドコモショップへ配達してくれて無料で初期設定
- チャットサポート完備でプラン相談などが可能
こうしたメリットがあるためにドコモオンラインショップでの契約というものを勧めています。
頭金と事務手数料は特にドコモオンラインショップのメリットとなるポイントです。頭金は5,000円ほど、事務手数料は最低でも2,000円かかる支払いですが、そうした支払いがオンラインショップでは無料になるため、そこは本当に大きなメリットとなっています。
他にもオンラインショップでは手続き全般がネット上で冗談ではなく2,3分で終わらせることが出来るようになっていて、時間的な浪費というのがかなり少なくなっています。どこからでも申し込み可能でありながら、時間が全くかからず契約できるのはオンラインの大きな魅力です。
さらに最近ではチャットサポートも実施することによって相談窓口というのも設置することが出来ており、オンライン契約の不安点であるプランや端末の疑問点が解決できない、という問題が解消しています。
オンラインショップではそのメリットとして頭金と事務手数料分お得に契約できるという特徴を持っています。そしてそれ以外にも時間をかけず(メンテナンス時間以外は)24時間いつでも申し込みをすることができる簡単さというのもありますし、サポートも充実しだしたという良さもあります。
こうした理由からオンラインショップは契約をするのにおすすめすることが出来るわけです。
せっかくiPadを契約するのですから、安いままの料金で契約するようにした方がお得になるのは間違いないため、特にiPadのような頭金の付けられやすい契約はオンラインショップで契約したほうがお得になります。