SoftBankが実験的な販売方法を一部の地域において試しているようです。今後この流れが全国的に広まってしまうのでしょうか。
SoftBankでは公式的な発表はしていませんが、5月11日〜6月19日にかけて中国地方で販売するiPhoneの機種変更について、月月割がオンラインショップなどで案内されている通常の契約とは異なるものになっているようです。
一体何故一地方の契約のみこのようになっているのかは謎ですが、今後他地方への波及も可能性としてあるかもしれないので、その内容を紹介しておこうと思います。
中国地方限定、月月割が減額
5月11日から変更点が生まれているのは、「中国地方」で「iPhone 6、6 Plus」を「機種変更」した場合に、他の地域と比べて「月月割が減少」する、という点です。
4月に本体価格の値上げ、5月に月月割を減額してきたSoftBankのiPhoneですが、中国地方に関しては特別に更に追加の実質値上げが行われています。
具体的な金額は以下の表の通りです。上が通常の月月割、下が中国地方向けに新たに出来た月月割です。
iPhone 6 | 16GB | 64GB | 128GB |
---|---|---|---|
月月割(全国版) | 2370 | 2360 | 2370 |
月月割(中国地方版) | 1830 | 1820 | 1830 |
iPhone 6 Plus | |||
月月割(全国版) | 2360 | 2370 | 2360 |
月月割(中国地方版) | 1820 | 1830 | 1820 |
全ての契約で540円減額されています。これはiPhone 6,6 Plusの表ですが、同様にiPhone 5s,5cでも同じように540円の減額が発生しています。
iPhone基本パック加入が実質無料
ただしこの540円の減額もiPhone基本パックに加入することで通常の月月割に戻すことが出来ます。といってもiPhone基本パックの基本料はかかってきます。その金額は税込540円なので、結局割引総額というのは変わりません。
中国地方の方は実質的に月月割が下がった代わりに、iPhone基本パックが無料で利用できるようになっているということのようです。
iPhoneパックでは以下の有料オプションサービスが全て込みで540円で使えるというオプションサービスです。
- 留守番電話プラス
- 一定額ストップサービス
- 紛失ケータイ捜索サービス
- 割込通話
- 位置ナビ
- グループ通話
- Internet SagiWall
その他同時に加入することでサービス無料化のあるオプションもあります。
- ナンバーブロック
- 待ちうた
- S!メール(MMS)どこでもアクセス
電話関係のオプション加入をしたい方には良い内容のオプションかもしれません。
このやり方が今後の月月割満額適用の条件に見合うものなのかという実験なのか、単にiPhone基本パックの加入増を求めてのスポット的な施策なのかはわかりません。
ただ中国地方ではこのような形で月月割の減額が行われているようなので、もしも今後iPhoneへ機種変更をする予定ならば、しばらくはオンラインショップを利用した方がいいでしょう。どうせ機種変更だと特典もないので無難な判断かと思います。