キャリアスマホ初となるXiaomiのスマートフォン「Mi 10 Lite 5G」を使っているのでそちらのレビューを行いたいと思います。
SIMフリーモデル同様に高性能でありながら価格の安さも目立つスマホになっており、いわゆる「コストパフォーマンス」に優れたスマホとなっています。
ここでは実際にこのスマホがスペック相応・価格相応の使いやすさを見せてくれるのか、といったところを検証してみたいと思います。
『Mi 10 Lite 5G』の特徴をピックアップ!
まずはMi 10 Lite 5Gの持つ特徴を確認していきましょう。
1:Snapdragon 765Gを搭載し、4万円台で買えるauスマホ
Mi 10 Lite 5Gの特徴というのは
- Snapdragon 765Gの高性能CPU搭載
- 価格が
4万円台前半定価値下げでなんと3万円台前半に - auで機種変更契約できる
という所に集約されています。
非常に性能の高いスペックを持ちながら安い価格で購入でき、しかも安いスマホの少ないauから出てきている、というのはMi 10 Lite 5Gの他にはない特徴です。
注目度が低く目立たない機種ですが、実はスペック上のコストパフォーマンスの高さに優れた機種となっています。
2:カメラは4眼で画素数も高い
地味にカメラ性能にも力を入れているのがこのMi 10 Lite 5Gです。
メインの広角カメラは最大4,800万画素での写真撮影を行えます。他にも超広角とマクロ撮影用のレンズを含めた4眼構成でカメラに力を入れた機種になっています。
夜景モードのような今求められている機能も用意されており、低価格寄りのスマホでありながらカメラも使えるスマホになっているのは間違いありません。
3:キャリア初のXiaomiスマホ 独自機能の利用も
キャリア初のXiaomiスマホとなるのかこの「Mi 10 Lite 5G」ですが、個人的に注目されるのがそのXiaomiスマホ/MIUIが用意する独自機能が何処まで利用できるか、という所です。
実際後述するレビューでもその独自機能の利便性などを紹介していますが、これまで一部の海外メーカーのスマホにおいてはそうした独自機能がキャリアモデルになることで塞がれてしまうことが多かったですが、今回のモデルでは現状フルでXiaomiスマホに用意された独自機能が使えるようになっているため、そちらも注目される内容となってきます。
『Mi 10 Lite 5G』はauにおいて実現した高コスパスマホ
Mi 10 Lite 5Gはそのスペックと価格といったところがまず最初に目に入ってくる機種かと思います。
高性能なCPU、高いカメラスペックといったものを実現しながら4万円台ということで、Pixel 4aのような低価格高性能スマホが登場してこないauにおいてその代替となる格安スマホになってくれるはずです。 機種変更で安いスマホがなかったauにおいて、このスマホは低価格機種の最有力候補になってくる可能性を秘めています。 |
Mi 10 Lite 5Gのスペック
Mi 10 Lite 5G | |
OS | MIUI 11/Android 10 |
SoC | Snapdragon 765G |
ディスプレイ | 6.6インチ (1080×2400) |
RAM | 6GB |
ROM,SDカード対応 | 128GB,micro SD 非対応 |
アウトカメラ | 4800万画素(広角) 800万画素(超広角) 200万画素(マクロ) 200万画素(深度センサー) |
インカメラ | 1600万画素(標準) |
サイズ | 164 x 75 x 8.7 mm |
重量 | 193g |
バッテリー | 4160mAh |
通信機構 | Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac(5GHz対応) |
生体認証 | 顔・指紋認証 |
その他 | ハイレゾ |
スペックにおける注意点は
- 防水
- おサイフケータイ
のどちらにも非対応という点です。一応XiaomiスマホはP2i防水というものを備えているようですが、IP/IPX規格の防水性能とは異なりスペック上は非防水スマホという事になります。
おサイフケータイに非対応という所は他の4万円台の高コスパスマホが用意している中でこのMi 10 Lite 5Gが見劣りする点になるでしょうか。
さらにスマホとしては結構大きくて重たいものになっていて、持ちやすさといったものも感じられない大画面モデルとなり、その辺り小型で持ちやすくて軽めの機種が良いという人には合わないモデルであるということも確認をしておいてください。
Mi 10 Lite 5Gのデザイン
デザイン面ではこれといった目新しさはありません。
水滴型ノッチにアルミボディで重厚感があり、イヤホンジャックを用意したデザインです。
画面が6.6インチと大きく、横幅が75㎜となっているために持ちやすさや扱いやすさといったところはありません。
『Mi 10 Lite 5G』の価格【au】
販売価格 | 2年後返却時の実質価格 | |
au | 28,890円 | 1,010円×23回+5,380円 |
- 4月から値下げが行われて3万円以下に
Mi 10 Lite 5Gの各種性能について
性能・Antutuスコア
まず性能面をベンチマークアプリで確認をしていきましょう。
性能に関するベンチマークについては最もポピュラーなAntutu Benchmarkアプリを利用し確認していきます。
こちらの数値を他のモデルと比較していくことで、Mi 10 Lite 5Gの実力がどの程度あるかというのを確かめてみます。
基本的に数値としては20万点を超えるようになると普通の使い方なら体感での差は少なくなり、ゲームなど一部の重いアプリの挙動に差が見えるのみになってきます。
Ver8.4.3 | Mi 10 Lite 5G | Pixel 4a | Redmi Note 9S | iPhone SE |
---|---|---|---|---|
総合スコア | 325923 | 275962 | 249133 | 468492 |
CPU | 106412 | 96723 | 100321 | 121407 |
GPU | 94246 | 70825 | 49736 | 205341 |
MEM | 66359 | 55931 | 46883 | 62288 |
UX | 58906 | 52483 | 52193 | 79456 |
Antutuのベンチマークスコアでは32万点という非常に高い数値を付けています。
このベンチマークスコアはあくまでも参考程度の数値にしかなりませんが、それでも4万円台の価格で32万点を付けるというのはかなりのコスパと言える高性能さを見せています。
Pixel 4aやここには比較していないですがLG Style3といった同じ4万円台の高コスパスマホと呼ばれる機種よりもさらに高いスコアを見せているため、2020年に発売された同価格帯の機種の中ではトップクラスの性能を見せることになります。
あくまでもベンチスコアということでしかないものの、このスコアの高さというのはMi 10 Lite 5Gを買う理由の一つになり得るものになるでしょう。
価格の安さを考えればこの性能の高さは大きな魅力です。
バッテリー性能
バッテリー持ちについても複数の状況下で検証をしているので参考にしてもらえればと思います。
テスト内容 | バッテリー状況 |
---|---|
100%⇒% | |
AOD表示オフ:スタンバイ状態で10時間 | 100%⇒99% |
明るさオートでYoutubeスポーツ2時間(720p) | 100%⇒92% |
黒い砂漠モバイル1時間オート戦闘 | 100%⇒92% |
フォートナイト、パーティーロイヤル1時間エモート | 100%⇒77% |
YouTube推移
(同時記録ではなくそれぞれ購入直後の推移。気温差などで同条件ではないものの、バッテリー劣化する前の結果として比較の参考にしてください。)
1時間 | 2時間 | 3時間 | 4時間 | 5時間 | |
iPhone 11 Pro | 99% | 91% | 86% | 79% | 71% |
iPhone SE | 89% | 76% | 63% | 50% | 26% |
Xperia 1Ⅱ | 93% | 80% | 76% | 71% | 62% |
Redmi Note 9S | 96% | 92% | 88% | 82% | 76% |
Pixel 4a | 92% | 82% | 76% | 71% | 62% |
Mi 10 Lite 5G | 96% | 92% | 87% | 83% | 78% |
バッテリー持ちはRedmi Note 9S同様に非常に優秀です。
特にスタンバイ時の持ちはかなり強いのを感じます。
このバッテリー持ちの良さというのはXiaomiスマホ特有の強烈なタスクキルが発生するおかげでもあるため、その辺りの普通のAndroidスマホとの使い勝手の違いというのも発生していますが、単純なバッテリー持ちといったところでは優秀です。
一方で発熱耐性といったところではRedmi Note 9Sよりも弱さを見せ、フォートナイトのような熱を持ちやすいアプリなんかだとバッテリー消費は早くなってしまいます。
YouTubeレベルなら平気ですが、それ以上に負荷の高い操作を連続して行うとバッテリー消費というのはしっかりと発生してしまうのでそこには注意が必要です。
発熱
発熱に関してはAntutuを連続で起動し、Antutuアプリで観測した数値を確認していきます。
Antutu連続起動 | バッテリー温度 | CPU温度 |
---|---|---|
1回目 | 35.9℃ | 37.9℃ |
2回目 | 38.3℃ | 40.8℃ |
3回目 | 39.4℃ | 41.8℃ |
(同じ環境下:9月の気温(29℃ぐらい、エアコンなしでの設定)で比較)
比較機種/同一環境下 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
---|---|---|---|
Mi 10 Lite 5G | 35.9℃/37.9℃ | 38.3℃/40.8℃ | 39.4℃/41.8℃ |
Google Pixel 4a | 34.6℃/51.6℃ | 37.2℃/55.6℃ | 38.3℃/58.5℃ |
Redmi Note 9S | 32.7℃/32.2℃ | 34.8℃/34.1℃ | 36.2℃/35.2℃ |
発熱は優秀だったRedmi Note 9Sよりもしやすくなっています。
ただそれでもこの程度の発熱であれば十分かと思います。
夏場の気温が高い所でも熱が高くなりすぎないため、1年通しての利用を考えれば発熱周りには安心できるかと思います。
ただ負荷が強いとしっかりと熱は持ってきますし、その熱がバッテリーに影響しているのを感じられるために、発熱自体には気を付けて利用した方が良いでしょう。
ゲーミング機能
Xiaomiスマホのゲーム向けの機能、ゲーミング機能には「ゲームターボ」を用意しています。
この機能では
- パフォーマンスモード
- メモリ例外アプリの設定
- 機能制限(明るさ調整・読書モード・SSジェスチャー等の制限)
- タッチレスポンス感度
- 連続タップ感度
- タッチ耐性エリアの設定
- コントラストを弱めて暗部の表示
といったものを利用することができます。
パフォーマンス調整のような他のスマホにある機能だけでなく、タッチ感度やタッチ耐性エリアの設定などの独自性のある調整があるのはこのMi 10 Lite 5Gの良さでしょう。
下手にゲーミングスマホを謳うモデルよりもゲーム向けの機能が用意されているのがわかります。
ゲーム操作についてはかなり耐性は高いです。
重たさやカクつきを感じるのはフォートナイトのような最上位のゲームアプリぐらいとなっており、その他のゲームアプリでは設定を上げてもしっかりと動かせることができます。
荒野行動の60fps以上でもカクつきなく動かせるので、割と本気でゲームで遊ぼうと考えている人にも最適なスマホになっています。
『Mi 10 Lite 5G』のカメラ性能をチェック!
続いてはMi 10 Lite 5Gのカメラ性能についてを実際の写真と共に確認していこうと思います。
カメラスペック
アウトカメラ | 4800万画素(広角) 800万画素(超広角) 200万画素(マクロ) 200万画素(深度センサー) |
---|---|
インカメラ | 1600万画素(標準) |
用意されている撮影モード・撮影機能は以下の通りです。
撮影モード
- 写真
- 動画
- 48Mモード
- 夜景モード
- スローモーション
- ポートレート
- パノラマ
- プロ
撮影機能
- AI撮影
- グリッド線
- マクロ撮影モード
- Googleレンズ
- ドキュメントスキャン
- 水平器
といった内容です。
Mi 10 Lite 5G実機で撮影した写真
それではMi 10 Lite 5Gのカメラで撮影した写真を見ていきたいと思います。
撮影は全てオートモードです。
明るい場面でのコントラスト差の激しい場面でも、白飛びや黒く潰れる場面が少なくなっており、価格を考えたら大分良いカメラ性能を持っていることが感じられます。
よほど変な撮影環境でない限りは日中の撮影シーンにおいてはそこまで不満を感じるものにはならないでしょう。
夜間の撮影では前半の写真の左が通常モード、右が夜景モードでの撮影です。
夜景モードでの撮影はかなり効いているのがわかります。
Pixel 4aほどのパキパキ感なんかはありませんが、それでも匹敵するぐらい強烈な夜景撮影が可能になっているために使いやすさといったところに優れたものを感じます。
一方で後半に用意している超広角の撮影ではかなり暗くなってしまって写真のディテールといったものがなくなってしまっています。
超広角側のレンズでの夜景モード利用というのもできないため、こちらでの暗い場面での撮影は半ばあきらめた方が良いでしょう。
Mi 10 Lite 5Gのカメラ性能に関しては高く評価できるかと思います。
4万円台で購入できるスマホのカメラとしては十分実用的なカメラになっています。
動画性能
動画撮影においてもYouTubeの方で用意してあるのでそちらを確認してみてください。
『Mi 10 Lite 5G』のレビュー
ここからは実際にMi 10 Lite 5Gを触ってみて、感じたポジティブな・ネガティブなポイントといったところをレビューとしてまとめていきたいと思います。
1:サクサク動作で4万円台前半は満足度が非常に高い auスマホでこのコストパフォーマンスは非常に優秀
Mi 10 Lite 5Gの良い所はなんと言ってもそのコストパフォーマンスの良さでしょう。
Antutuベンチマークスコアが32万点という高さで42,740円というのは本当にコスパの良さが目立つものになっています。
今4万円台で販売されている高コスパの機種と比較してもMi 10 Lite 5Gは一つ飛び抜けた存在になっています。
販売価格 | Antutuスコア | |
Mi 10 Lite 5G | 325923 | |
LG Style3 | 41,976円 | 291181 |
Pixel 4a | 42,900円 | 275962 |
iPhone SE | 49,280円 | 493296 |
Galaxy A41 | 39,660円 | 158633 |
Xperia 10Ⅱ | 41,976円 | 175405 |
Pixel 4aやLG Style3のコストパフォーマンスの良さでも十分に興奮させるものでしたが、Mi 10 Lite 5Gはそれを更に上回るものになっています。
他の同価格帯のスマホとも比較を用意していますが、高コスパ機となっているPixel 4a/LG Style3/iPhone SE以外はとても対抗しうるものではないのがわかります。
この価格で遂にベンチスコアが30万点を超えてくるのは驚異的といえるでしょう。
動作に関しても非常に良く、結構重たくてこの価格帯だとカクつきやすいTwitterアプリなんかでも余裕を見せるため、価格を考えれば快適度は優れていて満足度が高いです。
ゲームの動作も滑らかで、フォートナイトなんかは少し難しいですがそれ以外では多少重くてもしっかりと動かせるものがあります。
※追記
12月24日からauスマホの一部が値下げされたのですが、このMi 10 Lite 5Gにはなんと1万円もの定価値下げが実施されました。
高額なスマホに1万円の値下げがされることはよくありますが、元々4万円の価格に対して1万円引きは相当な値下げとなります。
販売価格は32,470円となり、この価格で買えるスマホとしては破格な性能を実現してしまっています。
Snapdragon 765Gで32,470円はあまりも安すぎるものになっており、この価格ならコストパフォーマンスを重視して契約するならばもうMi 10 Lite 5Gしかないんじゃないかと思わせる内容です。
とんでもなく安いスマホへと今回の値下げで進化しているため、auユーザーにはぜひチェックしてもらいたいです。
※追記その2
2021年4月からさらに値下げが適用されました。
約3,500円ほど値下げが行われ、32,470円から28,890円という遂に3万円以下という価格が付けられています。
性能の部分でも触れているように、Snapdragon 765GでAntutu32万点のスマホが3万円以下は破格です。
この安さでこの性能が手に入るのは、在庫がある内であればコストパフォーマンスといった視点においてはトップクラスの契約内容になるはずです。
2:auユーザーは契約を伴えば割引が付けられるので非常にお得
このMi 10 Lite 5Gは端末のみ購入をすることができ、auユーザー以外でもこの4万円台前半で購入することができます。
そのためPixel 4a以上の性能のスマホをPixel 4a同等の価格で購入することが誰でもできます。
ただやはりauでの販売ということもあり、auとの契約を伴う形での契約であればよりお得にこのMi 10 Lite 5Gを購入することができるため、もしも契約周りでの更新も予定している・auで機種変更を考えているならば契約を挟んだ方がいいです。
auの契約を伴う形だと、MNPはもちろん機種変更なんかでも割引が発生するようになっているため、そちらを含めるともっとこのMi 10 Lite 5Gは安くてお得になります。
割引後価格 | 割引額・条件 | |
機種変更 | 37,240円 | ▲5,500(5G夏トクキャンペーン) 1年以上機種変更をしていない回線で機種変更(9月30日まで) |
新規 | 31,740円 | ▲11,000(au onlineshopお得割) オンラインショップでの契約において新規契約を行うと11,000円引き |
MNP | 20,740円 | ▲22,000(au onlineshopお得割) オンラインショップでの契約においてMNP契約を行うと22,000円引き |
このようにMNPでは22,000円引きで20,740円という安さ、さらに機種変更でも条件を満たせば5,500円引きを適用できるために37,240円という4万円以下での契約ができるようになります。
auの機種変更、それで4万円以下で32万のAntutuベンチマークスコアを持つスマホを契約できるというのは非常に魅力のある契約になるでしょう。
この割引込みでの価格で契約できるというのはauユーザーにとっては朗報であり、その中でも機種変更でこれだけの安さが実現するというのはこれまでのauスマホでは中々無かったことでもあるため、非常にお得な契約というのを実現できるはずです。
3:独自機能が豊富でどれも使いやすい キャリア版でもアプリ複製機能がフルで使える
XiaomiのスマホにはMIUIというAndroidをベースにしたカスタムUIというのを採用しています。
こちらは若干挙動がAndroidとは異なるものになるものの、その分便利な機能を豊富に利用することができるようになります。
これらの便利機能を使えるというのはMi 10 Lite 5Gの良さでもあるため、どのような機能が利用できるかを確認していきます。
クイックボール
クイックボールはショートカットランチャーの役割を果たします。
画面が大きいためにナビゲーションキーやステータスバー付近の操作が難しいことがこのMi 10 Lite 5Gでは発生するのですが、そうした操作をカバーしてくれるのがクイックボールです。
こちらは画面横から呼び出せるランチャーになっており、戻るキーや履歴キー、それにWi-Fiや各種アプリといったものの中から頻繁に使うものを配置できるようになっています。
大画面での操作性を大きく改善してくれるものになるため、こちらの機能は積極的に利用していきたいものになっています。
デュアルアプリ
デュアルアプリはアプリの複製機能です。よく中国製のスマホではメッセンジャー系のアプリを複製できるようになっていますが、Xiaomiの場合さらに選択肢が増えていてGoogle系のアプリ以外は大体複製することができるようになっています。
そのため他のスマホで見られるLINEの複製以外にも、ゲームアプリの複製だったりブラウザアプリの複製だったりが可能になっており、本当に多くのアプリをコピーして利用することができるようになります。
このアプリの複製機能は、ドコモなんかだと利用できないように機能から削除されていることもあったのですが、今回auはSIMフリーモデルと同様の機能をしっかりと利用できるようにしており、Xiaomiスマホの特徴の一つでもあるこのデュアルアプリ機能をフルで使えます。
主にLINEの複製といったものが一般的な使い方ですが、同じアプリを異なる形で保存できるために利用方法やアプリによっては非常に便利に使えるものになるはずです。
セカンド・スペース
セカンド・スペースは通常のホーム画面とはまた別に「裏ホーム」を作れる機能です。
他人に見せたくない、あるいは他人に見せる用のホーム画面を通常のホーム画面とは別に作ることができ、Googleアカウントやインストールするアプリも全く異なるものにすることができます。
「スマホの中に別のスマホを持つ」ことができる機能になっており、使い方によっては相当に面白いやり方が利用できるはずです。
デュアルアプリと併用すれば同じアプリを異なるアカウントで3つ持つこともできるため、複数アカウントを持ちたいサービスとの併用がより効果的になります。
最も便利に使えるのはやはり他人に見られたくないアプリを置いたりするという使い方でしょう。
こちらの機能もキャリアスマホとして登場すると削除されることが多いのですが、auではしっかり残して利用できるようになっています。
このようなオリジナルの機能が便利に使えるようになっているのがXiaomiスマホです。
他のスマホでは中々利用できない機能といったものが用意されているので、面白い活用方法といったものが期待できるようになっています。
4:充電器やケースが最初から付属しているのは国内メーカーと比べて非常に親切
このMi 10 Lite 5Gには充電器やケースが付属します。
SIMフリー版の中国製メーカーのスマホでは珍しくないですが、国内のキャリアスマホだとこうした付属品は用意されてないことが多い中で、ちゃんとこれらが付属しているのは親切なものになっています。
特に古いスマホからの機種変更を予定している場合、充電ケーブルの規格なんかが変わって新しい充電器を買わないといけなくなる中で、余計な出費なしに揃えられるのは助かるポイントです。
ケースも不要、保護フィルムも最初から貼ってあるので、アクセサリー類に費用をかける必要が無いのはうれしいポイントです。
5:スピーカーが1つしかないため動画や音楽は臨場感に欠ける
Mi 10 Lite 5Gの不満な点の一つはスピーカーです。
スピーカーがスマホの下の部分にしか用意されていないため、横で見た時に音が片側からしか出てこず臨場感がありません。
スピーカー1つを指で塞ぐと一気に何も聞こえなくなるため、動画を楽しむのには少し不向きではあります。
特にこのMi 10 Lite 5Gは大画面ということもあって動画向けのスマホとなるわけですが、臨場感の無い音響環境というのはあまり褒められるものではありません。
6:タスクキルやバックグラウンド制御が強烈なため、Wi-Fiやアプリ通話なんかが途切れることがある
中国製のスマホはバッテリー持ちが非常に良い機種が多いわけですが、その理由としてタスクキルやバックグラウンド処理の制御が強い、というのがあります。
これによって普通のAndroidと比べても挙動が異なるアプリというのが出てきます。
しばらく使わないアプリが再起動・再読み込みが必要になったり、Wi-Fiがスリープ状態の時に途切れたり、アップロードが一時中断してしまったり、LINEの通知が来ない・遅れるといった挙動があったり、アプリ通話なんかで一旦切れてしまうことがある、など、他のスマホと比べると挙動が独特というか、バッテリーセーブのために結構制御の強い挙動がなされてしまいます。
この辺り普通のAndroidスマホと比べても違いがあるために、これまでのAndroidスマホの感覚で使うと通知の遅れやアップロード周りの仕様などに苛立ちを覚えるかもしれません。
バッテリー持ちがその分良くなるのですが、それとトレードオフのような感じで制御が強くて継続して同じ状態を維持しにくいという問題があります。
こちらはMi 10 Lite 5GおよびXiaomiや中国製メーカーのスマホを使う上での注意点です。
まとめ:auでこの安さ、この性能はおすすめしないわけにはいかない
良い所
- 3万円以下のスマホとして性能が非常に高く、コストパフォーマンスが優れている
- カメラ性能が比較的高く、Pixel 4aほどではないものの常用できるレベル
- 独自機能はこれまでのキャリアスマホにはない面白さ
悪い所
- デカくて重くてスピーカーもショボい
- MIUIの制御はバッテリー持ちに好影響だがこれまでのAndroidとは少し勝手が違う
Mi 10 Lite 5Gは安いスマホが欲しかったauユーザーには非常に魅力的な機種になるのは間違いなく、古いスマホから機種変更を考えているということであれば価格含めておすすめできます。
性能、バッテリー持ち、カメラ、そして割引込みで見た時の価格といったところにおいては、これまでのauのスマホの中でも目立つ機種です。
かなりの満足度を得られる上に、価格面での安さがあって購入しやすいというのは古いスマホを使っている人やこれからスマホを使っていこうと考えている方には最適な存在になってくるかと思います。
特にauではこうした安い機種が希少な上に、高性能といった要素も満たしてくれるスマホが中々出てこないため、「安くて良い機種」を探していた方にとっては求めていたスマホが出てきたといえる内容です。
カメラ性能も価格帯を考えれば良い部類に入りますし、MIUIの独自機能といったものがauだからと言って潰されることなく使えるようになっているのはメリットを感じられます。
問題としては大きくて重たいというところがまず一つあり、小型で持ちやすいスマホなんかを探していた人にはちょっと不向きな機種ではあります。
その画面の大きさを活かす使い方であろう動画視聴においても、スピーカーが一つしかないために臨場感は少ないものになってしまっています。
さらにMIUIの挙動はこれまでAndroidスマホを使ってきた人ほどちょっと違和感を覚える制御の仕方がされるため、その点も慣れや個別アプリの挙動が問題ないものかどうかを確認していく必要があるでしょう。
価格なりの作りの甘さや、中国製のスマホ特有の強力なタスクキル問題・バックグラウンド制御問題といった慣れが必要なものもありますが、それらの問題が気にならないレベルの高性能さと価格の安さになっているため、auで安いスマホを探していた方にはおすすめ出来るスマホです。
機種変更をするならオンラインショップで
契約、特に機種変更はオンラインショップで。
なぜオンラインショップを利用することをおすすめするのかというと以下の5つのメリットが用意されているからです。
- 頭金が端末にかからない
- 事務手数料が0円
- 待ち時間がなく契約完了まで5分程度
- 自宅への配達をしてくれる
- チャットサポート完備でプラン相談などが可能
こうしたメリットがあるためにオンラインショップでの契約というものを勧めています。
頭金と事務手数料は特にオンラインショップのメリットとなるポイントです。頭金は5,500円ほど、事務手数料は最低でも2,200円かかる支払いですが、そうした支払いがオンラインショップでは無料になるため、そこは本当に大きなメリットとなっています。
他にもオンラインショップでは手続き全般がネット上で冗談ではなく2,3分で終わらせることが出来るようになっていて、時間的な浪費というのがかなり少なくなっています。どこからでも申し込み可能でありながら、時間が全くかからず契約できるのはオンラインの大きな魅力です。
さらに最近ではチャットサポートも実施することによって相談窓口というのも設置することが出来ており、オンライン契約の不安点であるプランや端末の疑問点が解決できない、という問題が解消しています。
オンラインショップではそのメリットとして頭金と事務手数料分お得に契約できるという特徴を持っています。そしてそれ以外にも時間をかけず(メンテナンス時間以外は)24時間いつでも申し込みをすることができる簡単さというのもありますし、サポートも充実しだしたという良さもあります。
こうした理由からオンラインショップは契約をするのにおすすめすることが出来るわけです。
特に今回のMi 10 Lite 5Gは価格が元から安いために、なるべく頭金などの無駄な支払いは避けて追加の値上げなく契約したいところですのでこちらのオンラインショップを利用するというのは賢い契約方法への第一歩になるでしょう。