5G対応スマホとしてドコモとauで発売されるGalaxy S20について、実際に購入・運用を始めたのでレビューをしていきたいと思います。
従来のGalaxyシリーズから堅実なブラッシュアップを行い、尚且つ5Gモデルとなっているのが今回のGalaxy S20です。
軽さや持ちやすさ、狭ベゼルにカメラ性能といったこれまでも高く評価された部分を更に質の部分で高く仕上げてきた上に、日本ではAQUOS R5Gと共に初の5G対応スマホという扱いになっています。
あらゆる面で高品質で完成度の高いシリーズのスマホですが、実際最新モデルのこのGalaxy S20がどのような実力を持ったスマホなのかというところを確認していきたいと思います。
『Galaxy S20』の特徴をピックアップ!
まずGalaxy S20がどのようなスマホなのかというところを触れておきましょう。
1:ハイエンドモデルなのに軽くて持ちやすい
Galaxy S20は他社ハイエンドモデルと比較した際に、ディスプレイのサイズはそこまで変わりないにもかかわらず、本体のサイズからコンパクトさを強く感じるスマホです。
横幅が70mm以下、重さも163gと、6.2インチの大画面スマホにしては持ちやすさが高く軽くて扱いやすいスマホになっています。
スペックの高さ・性能の良さといったところ以外の軽さや持ちやすさといったところでも快適に使える設計がされています。
2:非常に高いカメラ性能で写真も動画も新しいアプローチができる
カメラ性能は従来のS10シリーズでも高いものを見せてきましたが、今回のS20ではさらにアップグレード。
センサーサイズも1.4㎛から1.8㎛へと拡大。よりダイナミックレンジも広くなりわずかな光でも受光することが出来るようになりました。
さらに動画では8K動画に対応、そしてその動画から画質を大きく落とさずに写真を切り出すことも可能です。
Galaxy S10以降強烈なインパクトを残したスーパー手ぶれ補正も進化しており、「カメラ」用途として使えるスマホです。
3:120Hz駆動のディスプレイに進化
Galaxy S20ではディスプレイ性能もアップ。
美しい発色の有機ELだけでなく、今回はリフレッシュレートをアップさせることによって残像が出なくなる高速表示が可能になっています。
120Hzでの表示はAQUOSシリーズが得意とするものですが、スクロールや映像・ゲームの残像が取れてヌルヌル動くため、さらに体感での気持ちよさがアップする機能になっています。
『Galaxy S20』はシンプルに強い軽量高機能ハイエンドスマホ
Galaxyシリーズのエッジディスプレイもここ最近違和感がなくなってきているかと思いますし、その性能の高さや多機能かつ高機能が揃っているところは、ハイエンドモデルの中で安牌の1台として選ぶことが出来る機種になっているかと思います。
高性能かつ軽くて持ちやすいといったところで扱いやすさは他の5Gハイエンドモデルと比べても高いものを得られるはずです。 120Hz対応や8K撮影など十分に進化を遂げた前モデルからさらに充実な進化をした満足度の高いスマホです。 |
『Galaxy S20』のスペック
Galaxy S20 | |
OS | Android 10 |
SoC | Snapdragon 865 |
ディスプレイ | 6.2インチ Quad HD+ |
RAM | 12GB |
ROM,SDカード対応 | 128GB,micro SD 1TB対応 |
アウトカメラ | 1,200万画素(広角/F1.8) 1,200万画素(超広角/F2.2) 6,400万画素(望遠/F2.0) |
インカメラ | 1,000万画素(標準/F2.2) |
サイズ | 152 x 69 x 7.9 mm |
重量 | 163g |
バッテリー | 4,000mAh |
通信機構 | Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac/ax(5GHz対応) |
生体認証 | 指紋認証、顔認証 |
その他 | 防水・防塵、おサイフケータイ、ハイレゾ、ワイヤレス充電 5G 最大受信速度3.4Gbps |
『Galaxy S20』の価格と実施中のキャンペーン【ドコモ/au】
販売価格 | 2年後返却時の実質価格 | |
ドコモ | 102,960円 (2,860円×36回) |
68,640円 (2,860円×24回) |
au | 117,480円 (2,975円×24回+49,055円) |
68,425円 (2,975円×24回) |
- ドコモ:XiまたはFOMAからの機種変更で▲5,500円、新規・MNPで▲22,000円
- au:春トク割によってMNPで▲22,000円、新規で▲11,000円
『Galaxy S20』のデザイン
ボディ全体はまずその見た目でベゼルが狭くて全画面感が強く没入感の強烈なディスプレイというものが伝わるかと思います。
エッジ部分も光を反射することなくそこまで曲面は目立たないため、扱いやすいものになっています。
パンチホールカメラは中央に。Galaxy S10よりもさらに上部にパンチホールカメラが配置されているので、ノッチ部分として切られるディスプレイ表示量も減っています。
こちらからもベゼルの狭さといったものが強く感じられるデザインというのがわかるかと思います。
今回はクラウドブルーというカラーを購入。
色合いは結構美しいです。
イヤホンジャックなどはなく、ボタンの類も片面に寄せられています。
『Galaxy S20』の各種ベンチマーク
以下ではGalaxy S20の客観的な性能を把握するためにも、各種ベンチマークの数字を確認していきましょう。
性能・Antutuスコア
まず性能面をベンチマークアプリで確認をしていきましょう。
性能に関するベンチマークについては最もポピュラーなAntutu Benchmarkアプリを利用し確認していきます。
こちらの数値を他のモデルと比較していくことで、Galaxy S20の実力がどの程度あるかというのを確かめてみます。
基本的に数値としては20万点を超えるようになると普通の使い方なら体感での差は少なくなり、ゲームなど一部の重いアプリの挙動に差が見えるのみになってきます。
Ver8.0.2 | Galaxy S20 Snapdragon 865 |
Galaxy Note10+ Snapdragon 855 |
iPhone 11 Pro | P30 Pro Kirin980 |
---|---|---|---|---|
総合スコア | 537666 | 447327 | 539249 | 406743 |
CPU | 153906 | 135039 | 162700 | 128591 |
GPU | 217028 | 171040 | 229733 | 138063 |
MEM | 73656 | 82428 | 63037 | 72155 |
UX | 93076 | 58820 | 83779 | 67934 |
AI性能対象のAntutu測定
AItutu | Galaxy S20 | Galaxy Note10+ | iPhone 11 Pro | P30 Pro |
---|---|---|---|---|
総合スコア | 461066 | 172880 | ─ | 65168 |
画像分類 | 258291 | 92559 | ─ | 41132 |
オブジェクト検出 | 202775 | 80321 | ─ | 24036 |
Antutuベンチマークでは53万点ともはや性能に関して不安に感じるところはないでしょう。
iPhoneとの比較に関してもここまで天井張り付き状態ならば大した違いはないはずです。
実際利用していても何でもサクサクと動かせることができるため、本当に快適に使い続けられる性能面でのアドバンテージを感じることができます。
このベンチマーク通りの性能はハッキリと期待できるため、その点では安心できる内容です。
バッテリー性能
バッテリー持ちについても複数の状況下で検証をしているので参考にしてもらえればと思います。
テスト内容 | バッテリー状況 |
---|---|
Always On Display表示オン:スタンバイ状態で10時間 | 100%⇒85% |
Always On Display表示オフ:スタンバイ状態で10時間 | 100%⇒90% |
明るさ50%でYoutube映画2時間 | 100%⇒82% |
黒い砂漠モバイル1時間オート戦闘 | 100%⇒83% |
こちらは全て120Hzモードでの検証です。60Hzとの比較は後述しています。
バッテリー持ちに関しては決して良くありません。120Hzとは言えYouTube2時間でこの消費量はハイエンドモデルの中でも結構下の方です。
Always On DisplayをOnにした状態では特にバッテリーが減っていきやすく、多くの機能をOnにしてしまうとバッテリー持ちは良くなくなってしまうというのがわかるかと思います。
このバッテリー性能に関してはGalaxy S20の明らかなネックとなるでしょう。
長時間スマホを触るであろうハイエンド志向のユーザーにはちょっと耐えるのに工夫がいるバッテリー持ちです。
※追記
コメント欄でインテリジェントバッテリーだから最初は消費が激しいとの指摘を受け、1ヶ月後に再度バッテリーテストをしてみました。
テスト内容 | バッテリー状況 |
---|---|
Always On Display表示オン:スタンバイ状態で10時間 | 100%⇒84% |
Always On Display表示オフ:スタンバイ状態で10時間 | 100%⇒90% |
明るさ50%でYoutube映画2時間 | 100%⇒83% |
黒い砂漠モバイル1時間オート戦闘 | 100%⇒82% |
一応YouTubeが向上はしていますが他はあんまりでしょうか・・・。
インテリジェントバッテリーがどの程度効いているのかが正直わかりにくいものになっています。
発熱
発熱に関してはAntutuを連続で起動し、Antutuアプリで観測した数値を確認していきます。
Antutu連続起動 | バッテリー温度 | CPU温度 |
---|---|---|
1回目 | 30.4℃ | 40.7℃ |
2回目 | 37.8℃ | 46.8℃ |
3回目 | 40.8℃ | 50.5℃ |
発熱に関してもバッテリー持ち同様に良さというのが見られません。
CPU温度は割とAQUOS R5Gと変わらないのですが、バッテリー温度が高くなりがちなために本体全体が暖かくなってしまっています。
金属ボディのために操作をせずに冷やすと割と温度は急激に冷めるのですが、操作を続けてしまうとそこまで放熱性が高くないため熱が残ってしまいます。
ゲーミング機能
最近のスマートフォンにはゲームプレイ中に最適な操作性および端末の状態にしてくれるゲームモードが用意されています。
今回のGalaxy S20でも「Game Booster」といった機能が用意されているので、そちらの機能をチェックしておきましょう。
「Game Booster」では以下の機能が用意されています。
- 着信通知画面最小化or通知表示なし
- 明るさ自動調整
- ゲーム用Dolby Atmos
- 自動画面ロック
- 画面ロック中に省電力モード
- ポップアップパネル
これらの機能がゲームプレイにおいて最適化されるようになっているので、設定等を面倒がらずにしっかりと利用していくようにしましょう。
今のところゲームプレイで問題になるところはほぼ感じません。
不安だった120Hz表示でタッチ精度やレスポンスが落ちる・おかしくなるといった症状は「第五人格」「荒野行動」「ミリシタ」あたりではないため、AQUOS Zero2のように倍速ディスプレイを有効化するとゲームの動きがおかしくなる、というようなことはなさそうです。
バッテリー持ちなど難点はあるもののゲーム向けのスマホとしても選んでよい機種でしょう。
『Galaxy S20』のカメラ性能をチェック!
続いてはGalaxy S20のカメラ性能についてを実際の写真と共に確認していこうと思います。
カメラスペック
アウトカメラ | 1,200万画素(広角/F1.8) 1,200万画素(超広角/F2.2) 6,400万画素(望遠/F2.0) |
---|---|
インカメラ | 1,000万画素(標準/F2.2) |
用意されている撮影方法としては、
- 写真
- 動画
- シングルテイク(一度の撮影で動画や写真を同時に撮影)
- プロ
- ライブフォーカス(背景がボケやすく)
- ナイトモード
- 食事
- パノラマ
- ライブフォーカス動画
- スローモーション
- スーパースローモーション
- ハイパーラプス
といったものがあります。
今回追加された撮影機能はシングルテイクです。動画撮影を一度行うだけで複数パターンの動画や写真が残ります。
機能・設定周りでは以下のような項目が用意されています。
- 解像度・撮影比率の変更
- 撮影ガイド
- オートフォーカス
- フラッシュ:On/Off/オート
- カメラグリッド:ライブビューに構図補助のグリッド線を追加
- タイマー撮影:2秒/5秒/10秒
- 動画手ぶれ補正
- スーパー手ぶれ補正
- 自動シャッター設定
- QRコードスキャン
といった内容です。
Galaxy S20実機で撮影した写真
それではGalaxy S20のカメラ性能といったところを見ていこうと思います。
基本的にカメラ設定に関しては大きくいじらずに撮影し、AIオート撮影での写真が中心となっています。
またページ容量の関係で写真に関してはオリジナルファイルではなく圧縮したものを挙げているのでご容赦いただければと思います。
まずは明るいシーンの写真を中心に。
若干青空が美しく撮れすぎているという所はありますが、SNSを中心に上げることを考えた場合には鮮やかで綺麗な写真が簡単に撮れるために優れたカメラであると言えます。
明るくて白飛びなんかもしないため、どんな景色でも何も考えずにシャッターを切っても十分な写真が出てくる安心感があります。
室内でも変に黄色い暖色が強くなることなく自然な色合いで写真を撮ることが出来ます。
食事は背景がボケるので、しっかり一番見せたいポイントにピントを合わせておく必要があります。
夜景・暗い場面での撮影もAIオート撮影となっており、今回すっかり忘れて夜景モードでの撮影をしていません。
それでもこれだけしっかりと綺麗に撮れるため、暗い場面でもカメラ性能の高さといったものは強烈です。
ただ一方で超広角カメラの撮影において気になる部分が。
こちらは超広角レンズで撮影した夜景ですが、画面の両端にノイズがかなり出ているのがわかるでしょうか。
これは別に圧縮したから出てきたわけではなく、オリジナルファイルの時点でこのノイジーさになっています。
Galaxy S10+やNote10+など前回のGalaxyシリーズでは見られなかった顕著なノイズ表示になっており、この点はかなり気になるというかマイナスに感じてしまう部分です。
これが自分の個体だけの不具合なのかそれとも全体でこのようなものなのかがまだあまりわからないのですが、ちょっと超広角レンズに期待していた方は注意が必要です。
なお望遠レンズは3倍から始まり最大で30倍まで寄ることが出来ます。
解像度もかなり高いため、50倍のP30 Proよりもズーム倍率は劣りますが実用性といったところでは十分に匹敵する実力を見せているのがわかるかと思います。
かなり強烈に寄ることができるため、スポーツ観戦なんかでも選手個人にフォーカスしてしっかりした画を撮れるかと思います。
解像度が6,000万画素を超えるため、トリミングにも耐えうるでしょう。
8K動画撮影について
8K動画撮影について比較や撮って出し動画をYouTubeの方にあげているのでそちらを確認してください。
AQUOS R5Gと比べても8K動画撮影はかなり安定したものになっています。
連続で約5分ほどしか撮影できないとのことですが、十分に実用性の高さといったものはあるでしょう。
後述するスーパー手ぶれ補正を活かした撮影なんかも強力なため、Galaxy S20は動画撮影においても非常に満足度の高い撮影が可能になります。
『Galaxy S20』のレビュー・評価
ここからは実際にGalaxy S20を触ってみて、感じたポジティブな・ネガティブなポイントといったところをレビューとしてまとめていきたいと思います。
1:軽くて持ちやすく、性能もサックサクなために長時間触っていられる
Galaxy S20を最初に利用して感動する部分は軽さと持ちやすさのところでしょう。
163gはAQUOS Zero2なんかと比べると20g近く差はありますが、その他のハイエンドモデルの180~190gぐらいのスマホに比べれば明らかに軽いです。そしてその軽さでありながら高級感などを失わずに、触った時に安っぽさというか中華スマホ感もありません(AQUOS Zero2はここがね・・・)。
さらにその軽さと合わせて6.2インチディスプレイでありながら横幅が69mmという狭さを実現。
これによって大画面なのに持ちやすいという稀有な存在感を見せています。
性能も高くてヌルサク動作を実現しているため、「軽くて持ちやすくて操作も詰まることのないサクサク運用」という非常に気持ちの良い体感でスマホを使い続けることが出来ます。
日々の中で長い時間触り続けることになるのがスマホな訳ですが、その大部分の時間を本当に快適なものにしてくれる「軽さ・持ちやすさ・性能」といったものを揃えているのがGalaxy S20です。
この扱いやすさは素晴らしいレベルです。
2:ブレない動画撮影!アクションカムやスタビライザー要らずで安定した撮影ができる
カメラ回りの性能・機能も強烈なのがGalaxy S20。
8K動画撮影にも対応している点は優秀ですが、個人的にはスーパー手ぶれ補正の存在が非常に好印象です。
スーパー手ぶれ補正をONにした動画は、「片手持ち・走って撮影」というやり方で撮影しているのですが、もはやアクションカムやスタビライザー要らずのブレない映像というのが撮れているのがわかるかと思います。
歩いて両手持ちで撮影をすれば、ほとんどブレを感じずにヌルヌルの動画を撮影することができることでしょう。
スマホの動画撮影の中ではかなり強烈な映像を撮ることが出来る機種になっています。
写真も綺麗ですが、動画もかなりいけるのがGalaxy S20です。
3:ワンセグはないけどそれ以外の日本向け機能や独自機能は充実
機能性の高さといったところもGalaxy S20の魅力の一つです。
日本向け機能ではワンセグ・フルセグこそ利用できないものの、防水・防塵、おサイフケータイ、ワイヤレス充電といったものに対応しています。
さらにGalaxyには、
- エッジスクリーン
- Game Launcher
- デュアルメッセンジャー
- かんたんモード
- Smart Switch
- ワイヤレスパワーシェア
- Always On Display
- 画面録画
- Dolby Atmos
- DeX
といった利便性の高い機能が揃っており、このGalaxy S20一台で何でも対応できるほどの便利さを持っています。
普段の使いやすさをアップしてくれるものから、エンタメ系・作業拡張用の機能までが揃っており、それぞれ使いこなせば従来のスマホライフがより向上していく機能が用意されています。
これらの機能性の高さといったところはこれからGalaxy S20を使っていくにあたり便利で助かる存在になってくるはずです。
4:指紋認証もセンサー精度向上!ディスプレイ内蔵センサーがようやく使い物になる
画面内指紋認証センサーはようやく反応精度が高まり使い物になっています。
Galaxy S10シリーズでは本当にこの指紋認証の精度の悪さにストレスを感じてしまいましたが、Galaxy S20ではこの部分でイライラさせられることはかなり少なくなりそうです。
マスクでは顔認証を突破できない時に指紋認証はマストとなりますが、そこのロック解除がスムーズに出来るようになった点は気持ちが良いです。
5:120Hzのディスプレイ表示は最高画質設定では実現できない&色味も変化&バッテリー持ちも悪化
Galaxy S20の新機能である120Hzのリフレッシュレートですが、こちらの機能は解像度設定で最高値であるWQHD+での駆動ができません。
フルHD+までの解像度でしか設定できず、高い解像度で高リフレッシュレートで利用する、という贅沢な使い方ができません。
さらにリフレッシュレートを変更するとディスプレイの色温度や色味が変わってしまい、120Hz設定の方が若干暗くて黄色くなってしまいます。
さらにさらに120Hzの方がバッテリー持ちも悪化してしまいます。
120Hzモード | 60Hzモード | |
Always On Displayオン でスリープ10時間 |
100%⇒85% | 100%⇒86% |
Always On Displayオフ でスリープ10時間 |
100%⇒90% | 100%⇒90% |
YouTube2時間 | 100%⇒82% | 100%⇒86% |
ゲーム1時間オート操作 | 100%⇒83% | 100%⇒86% |
この比較においては特に動きのある操作が続く際に、120Hzのリフレッシュレートモードの電池消費が激しいのがわかります。
せっかくの新機能ではあるものの、利用するにあたっては色々と犠牲にしなければいけないものが出てきています。
6:バッテリー持ちは期待出来ず、発熱も高いため連続して負荷をかけるとヤバそう
すでにこれは検証の項目でも明らかですが、バッテリー持ちや発熱周りに関しては決して良いものではないため、利用方法や環境といったところに注意が必要です。
まず今回のレビューが3月末中心に利用した感想になるわけですが、その時点で結構発熱について強く感じてしまっています。
そのためこれが夏場になったら、ということを考えると不安は結構感じてしまいます。
特にGalaxy S20の場合ハイスペックでカメラも8K動画撮影ができるため、発熱しやすい高負荷な作業ができてしまうために、環境と利用状況によっては発熱量が本当に高くなってしまう可能性があります。
またバッテリー持ちについても別に大きくネガティブな要素があるわけではないものの、特にポジティブな要素があるわけでもありません。
これといって今までのSDM845、855といったハイエンド向けのCPUと傾向は近く、普通に使った分だけしっかりと減っていってしまいます。
『Galaxy S20』レビュー総評:気持ちの良い扱いやすさでストレスはないがバッテリー持ちなどの不安はある
良い所
- 高性能で軽くて持ちやすい、長時間使っていてもストレスを感じない扱いやすさのスマホ
- カメラが写真も動画もスマホを超えたレベル
- 120Hzのリフレッシュレートに対応しヌルヌル表示が実現可能に
- ワンセグ以外には多くの機能に対応し、ゲーミング機能なども用意し色々と利便性が高い
悪い所
- 超広角レンズの夜景撮影で周縁部にノイズがかなり入る
- 発熱がしやすく、バッテリー持ちもあまり良くはない
- 120Hzのリフレッシュレートを実行するのに性能を落とす必要がある
Galaxy S20についてはその軽さ・持ちやすいサイズ感・そして性能の良さといったところで、長時間ストレスフリーの状態で触り続けることが出来るため、長く利用していくスマホとして最適な機種の一つであると言えます。
利用における体感・フィードバックといったものにストレスを感じないので、気持ちの良いスマホ体験を得ることが出来る機種と言えましょう。
これだけの使い心地の良さを見せながら、カメラ性能の高さ、豊富な便利な機能、条件付きとはいえ120Hzのリフレッシュレートに対応した倍速ディスプレイ利用といったものも用意されており、ハイエンドモデルとして充実したスペックを見せてくれます。
正直これだけコンパクトなのにパワフルさと多機能性といったものを見せてくれるスマホに対してはほとんど不満はないのですが、発熱やバッテリーといったところの弱さはGalaxy S20の弱点になりそうです。
負荷の強いアプリなんかを使うとバッテリー消費が激しくなるだけでなく発熱がひどくなり、そこからまたバッテリーが消費されていくというようなネガティブなフィードバックが繰り返されてしまい、結構ガンガンにバッテリーが減っていきます。
機能面での一つの特徴である120Hzの高リフレッシュレートモードを利用するとバッテリー消費が激しくなってしまうなど、ヘビーユーザーにとっては電池持ちとの戦いといったものが日々ネックになってくるでしょうか。
Galaxy S20を使うならうまく2台持ちやモバイルバッテリーなどの充電環境を用意しながら利用することで、この弱点は埋めていきたいところです。
ただ全体的な評価は本当に高いものを与えられる操作性の気持ちよさを持っているため、ハイエンドモデルの中で選ぶのであればおすすめの1台として挙げたい存在になっています。
試験的に動画レビューも始めているのでぜひこちらも。
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こうした理由からオンラインショップは契約をするのにおすすめすることが出来るわけです。
インテリジェントバッテリーだから二週間ほど利用しないと消費電力大きくなるのは普通では?
日常の利用シーンのルーティンを記憶させて初めて性能を発揮しますよ。