※追記:記事中では6月末までという表現がありますが、見事下取りプログラムの大幅下取り額増額キャンペーンが延長してくれたおかげで、7月以降も同じ条件で契約できるようになっています。
ドコモが6月24日から6月末までにかけて、下取りプログラムの還元金額/ポイントを大幅に増額させてきました。また一部機種のMNP/機種変更時の月々サポートも増額されており、下取りプログラムと併せることによって実質価格を0円相当で各種契約手続きが可能な状態になっています。
6月末までという月末限定施策にはなりますが、下取りプログラムを活用することによって最新スマホはもちろんのこと型落ちながら性能自体はよい旧機種各種を通常よりも格安に手に入れるチャンスが生まれています。
今回はこの下取りプログラム活用によって実質価格が0円相当になるほどに安いスマートフォンというのを確認してみようと思います。
下取りプログラム増額
6月24日から6月末まで、ドコモの下取りプログラムの各種スマホ還元額やポイントが大幅に増額されています。今回は誇張とかではなく本当に「大幅」に増額されているため、かつてないほどにこの期間中での下取りを伴った機種変更およびMNPなどがお得に出来るようになっています。
今回の下取りプログラムにおいて「大幅に増額」が行われたのは、これまで下取り金額として3,000円~6,000円ほどの値を付けていた機種群です。これらの機種の下取り額がなんと6月末まで11,000円または22,000円と文字通り桁違いの金額にグレードアップしています。
特に目立っているのが
- 他社のiPhone 5:3,000円⇒22,000円
- ドコモiPhone 5c:???円⇒17,000円
- Xperia Z2:6,000円⇒22,000円
- Xperia A2:1,000円⇒22,000円
などでしょうか。MNPではiPhone5以降の機種からなら確実に2万円以上の割引が受けられますし、機種変更でもドコモのiPhone 5cユーザーも今なら17,000円近い還元を次のiPhone機種変更時に受けることが出来ます。
Xperiaシリーズも同じく24日に発売されたXperia X Performance SO-04Hが初代Xperia Zユーザー以外はどれも1万円以上の割引を適用させてくれるため、今回の増額によって本当に購入しやすくなっています。
その他シャープや富士通のAQUOS/ARROWSシリーズも全体的に下取り金額が上がっている機種が多いので、これらのスマホを使っているユーザーももちろんお得に機種変更出来る機会になっています。
今回下取り金額が増額された機種の傾向を大まかにまとめると次のようになります。
- 14年夏モデル以降⇒22,000円の還元
- 13年夏冬モデル⇒11,000円の還元
全てに当てはまる形ではありませんが、大体がこの傾向に沿って増額されています。機種でいうと型番にEやFが付いている機種の大部分が対象ということになります。
先日Xperia X Performanceの記事においてXperia Z3やXperia Z2を下取りに出すと13,000円または6,000円相当の還元が得られると書きましたが、6月末まではこれが22,000円と11,000円と更に強化された内容になっています。この還元額が付いてくるなら機種変更は最新でも旧機種でもしやすいものになってくるでしょう。機種変更を予定していた方にはかなりの好機が来ていると見てよさそうです。
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/so04h-kakaku-ijihi/”]
今実質価格が安い機種は
場合によっては最大で22,000円もの還元をAndroid機種でも簡単に受けることが出来るということで、下取りを使えば機種変更では実質0円相当で契約できる機種というのも出てきています。
今回の月末までの特別下取り価格によって、機種変更やMNPで「化ける」機種というのを一部ピックアップしてみましょう。
機種変更
機種変更 | 実質価格 | 下取り▲11000円還元 | 下取り▲22000円還元 |
---|---|---|---|
Nexus 5X | 648円 | マイナス10,352円 | マイナス21,352円 |
AQUOS Compact SH-02H | 15,552円 | 4,552円 | マイナス6,448円 |
Xperia Z5 compact SO-02H | 25,920円 | 14,920円 | 3,920円 |
iPhone 6s 16GB | 31,752円 | 20,752円 | 9,752円 |
iPhone SE 64GB | 22,680円 | 11,680円 | 680円 |
Xperia X Performance SO-04H | 47,952円 | 36,952円 | 25,952円 |
MNP
MNP | 実質価格 | 下取り▲11000円還元 | 下取り▲22000円還元 |
---|---|---|---|
iPhone 6s 64GB | 15,552円 | 4,552円 | マイナス6,448円 |
Xperia X Performance SO-04H | 20,736円 | 9,736円 | マイナス1,264円 |
AQUOS ZETA SH-04H | 20,736円 | 9,736円 | マイナス1,264円 |
価格が安くて下取りによって実質価格が更に安くなる機種、そして性能も安定している機種というのを集めました。
まず今回の下取りがなくてもそもそも実質価格が在庫限りの特別割引によって648円という安さに下がっているNexus 5Xは狙い目の一つでしょう。この中のAndroidとしては唯一防水機能やおサイフケータイといった機能を持たない機種ではありますが、Google謹製ということもありOSアップデートも早く性能面でも最新モデルに全く引けを取らない機種です。
元々が実質648円と在庫処理価格になっていた中に、更に下取りによる1万円以上の還元によって実質価格はマイナス化、しかも1万円以上のマイナスという下手したら2月3月の最も安かった時期よりも安いということになりそうです。
コストパフォーマンス重視の機種変更を考えたらこのNexus 5Xが最も良いでしょう。他にも4つ648円で機種変更出来る機種はありますが、こちらは不具合やそもそもの性能が低かったりデザインの好みが分かれる機種しかないので、バランスの取れた良機種となるとこのNexus 5Xしかありません。
AQUOS Compactも通常の機種変更でも実質価格は15,552円とほぼ最新に近い性能を持ちながらも安かった機種です。これが今回の下取りプログラムを活用することによって実質5,000円ほどからやはりマイナスまでの超低価格機種変更スマホに化けます。CPUなどはNexus 5Xと同じくSnapdragon 808ですが、こちらは防水防塵機能、おサイフケータイ、そしてコンパクトな狭額縁モデルとなっているため、扱いやすさはより向上しています。日本向け機能が欲しい場合には最も性能と価格のバランスが良い機種となることでしょう。こちらも下取りと併せた機種変更に最適です。
続いてはXperia Z5 compact。今夏モデルではコンパクトサイズのXperiaが発売されなかったため、小型サイズではこちらのモデルが最も新しいXperiaということになります。
6月24日から機種変更の月々サポートが増額されたことによって実質価格が下がっており、下取りプログラムで22,000円ほどの還元を受けることが出来れば、ほぼ実質0円相当での機種変更が可能になります。元々人気の高い機種でしたが、4月以降高額化しており中々手の出しにくい金額になっていました。それが今回こうして期間限定・下取り併用ながらも0円に近い金額での契約が可能となっているので、機種変更のタイミングを逃していた方は狙ってみてください。
iPhoneももちろん下取りによって安くなります。ただし6sの場合機種変更では16GBが安さが目立つぐらいで、64GB以降はMNPのほうが良い状態になっています。SEならばMNPはもちろん機種変更でも下取りプログラムの効果を発揮させて実質0円相当での契約も可能になっていますが、問題は在庫が特に少ないというところがネックになるでしょう。
iPhone 5cでも17,000円還元となっていますから、これらの2年以上前の機種を使っている方は素直に下取りに出して機種変更をしてしまったほうが良いのではないでしょうか。
なおiPhoneの場合iPhoneおとりかえ割が適用可能出来る可能性もあり、そちらを適用出来れば更に5,000円ほど下がります。
次は0円相当ではないものの、最新モデルでも下取りプログラム活用によって安くなるという話をしておきましょう。
下取りプログラムが増額された6月24日はXperia X Performanceの発売日と重なることから、ある程度この機種の販売も意識してキャンペーンを打ったものと思われます。実際過去のXperiaシリーズのほとんどが従来の数千円から11,000円以上という値を付けているので、既存ユーザーにとって下取りの出しやすさというのが大きく上がっています。
Xperia X Performanceや既に発売されているAQUOS ZETAならば2万円級の下取りで実質価格は3万円以下に。0円相当には行かないまでもMNP級の安さにすることが可能です。MNPならば下取りを使うことによって実質0円相当となるので、MNP契約を予定している方は2万円級の価格が付く機種を白ロムなどで用意すると最新モデルでも格安に契約することができるはずです(機種変更の場合は契約機種の確認をされる可能性があるためこの白ロム流用はちょっと危険です)。
その他のスマートフォンの価格等やデータSパックやシェアパック5に加入した際の実質価格については公式ページからご確認ください。
iPhone 5sユーザーやE/F型番のAndroidユーザーは機種変更の好機
以上のように今回の下取りプログラムの「大幅増額」は、MNPはもちろんのこと機種変更でも実質0円相当、あるいはそれ以下の価格相当での契約を可能にしてくれる一大キャンペーンとなっています。
上記で紹介したスマートフォン各種は、どれも性能が良くて不具合も少ない機種がそろっているため、そうしたスマホをこの安さで契約できるなら今後2年間はまず困ることの無いスマホ生活を満喫できるでしょう。
6月末までの今回の増額は本当にお得でちょっとした祭りと化していますので、有効利用しないと勿体無いです。残り1週間もないですが、機種変更するならここしばらくの間で一番の好機です。
iPhone 5s/5cユーザー、それに型番E/Fの一部ユーザーにとってはほぼ2年かあるいはそれ以上の契約期間が経過しているので、端末分割の残債もなく月々サポートの適用も終了していることでしょう。実質0円相当の機種を契約することが出来れば、支払額はほぼそのままかもしくは安くなった上に新しいスマホを使えることになるので、機種変更をお得に出来る数少ないチャンスが来ています。
もちろんMNPに対して最近冷たかったドコモへののりかえ機としてはかつてないチャンスとなっているので、MNP予定者も下取りプログラム活用を意識していただければと思います。
6月末までではありますが、このかつてないほどにお得な機会を逃すことなくうまくキャンペーンを利用して契約してみてください。
なお今回は記事中の下取りプログラムの還元額を店頭下取りのものをキリのいい数字として利用していますが、実際によりお得な還元となるとオンラインショップなどで対応している郵送下取りのほうがちょっとだけですが優れています。
例えば22,000円還元は郵送下取りだと20,800ポイントと金額が下がってしまい、全体的に1,200円相当が郵送のほうが安く下取りされてしまうのですが、実はオンラインショップだと店頭契約で必ずかかってくる2,160円の機種変更時の事務手数料を避けることが可能なため、この分の費用を考慮するとポイント還元のほうがよりお得な下取り活用方法になってきます。(ただし新規とMNPの場合は判定日が開通時になるため、オンラインの場合時間がかかって時期によっては7月以降の判定日になってしまう可能性があります。機種変更の場合判定日は注文完了日となるので在庫があればギリギリでも余裕があります。)
下取りプログラム | 店頭下取り | 郵送下取り(オンライン) |
---|---|---|
還元額 | 22,000円相当 | 20,800ポイント |
機種変更事務手数料 | 2,160円 | 無料 |
約960円分郵送のほうがお得なので、余裕があるようでしたらこちらの下取りとオンラインショップの事務手数料無料特典を合わせて活用するようにしましょう。