ドコモのiPhone 7/7 Plusの販売価格と各種キャンペーンについて揃ってきたのでまとめてみようと思います。
また料金プランを適用した具体的な維持費についても出してみました。
価格・月々サポート・実質価格
iPhone 7 | 32GB | 128GB | 256GB |
---|---|---|---|
価格 | 82,296円 (3,429円×24回) |
93,960円 (3,915円×24回) |
105,624円 (4,401円×24回) |
月々サポート | ▲2,322円 | ▲2,322円 | ▲2,322円 |
実質価格 | 26,568円 | 38,232円 | 49,896円 |
iPhone 7 Plus | 32GB | 128GB | 256GB |
---|---|---|---|
価格 | 96,552円 (4,023円×24回) |
108,216円 (4,509円×24回) |
119,880円 (4,995円×24回) |
月々サポート | ▲2,349円 | ▲2,349円 | ▲2,349円 |
実質価格 | 40,176円 | 51,840円 | 63,504円 |
ドコモの場合、一括価格および実質価格ともに今回iPhone 7を扱うキャリアの中でも高額な価格設定がされています。そのためau/SoftBankのような安さで購入しようと思ったら割引のされるキャンペーンを使う必要があります。
10万円という割賦詳細審査が始まるラインも今回超えてきており、全体的に高額化は目立ちます。
一応月々サポート等が大容量モデルになると減るということはありませんが、機種変更もMNPも同額になっています。このあたりMNP優遇などもあくまでキャンペーンを利用して行われることになるでしょう。
※追記:冬のおとりかえ割スタートで機種変更の実質価格が更に下がる
11月1日~1月9日までに契約をした場合、新たなキャンペーンとして始まっている「冬のおとりかえ割」が適用されます。
この割引は機種変更で2年間の総額が5,184円割り引かれるという内容になっていて、上記の実質価格が機種変更に限りさらに割り引かれるということになります。このためiPhone 7の32GBでは21,384円で契約できるようになっています。
全てのモデルでこの割引が1月9日までの契約で割引が適用されるために、機種変更ユーザーはそれまで各iPhoneのモデルが契約しやすくなっています。
iPhone 7 128GB:維持費一例
iPhone 7の維持費を128GBモデルを利用して一例を出してみましょう。
データ通信を重視して基本プランはカケホライト、パケットパックはデータM(5GB)/シェアパック10/シェアオプションを想定しています。
機種変更とMNP/新規の料金の違いはありません。
iPhone 7 128GB | データM | シェア10 | シェアOP |
---|---|---|---|
カケホライト | 1836 | ||
spモード | 324 | ||
パケットパック | 5400 | 10260 | 540 |
月々サポート | ▲2322 | ||
一括合計 | 5238円 | 10098円 | 378円 |
iPhone 7分割代 | 4509 | ||
分割合計 | 9747円 | 14607円 | 4887円 |
基本の料金はこちらの形になります。ここから更に安くするには以下で挙げているような各種施策やキャンペーンを利用する必要があります。
※追記:先ほどの「冬のおとりかえ割」適用によって、機種変更の場合ここから毎月216円追加で割引されることになります(24か月合計5,184円)。
僅かではありますが、機種変更だと更に安くなる余裕があるのを確認してください。
追加割引施策
上記の料金プラン・維持費から更に通信料を割り引くことの出来るキャンペーンがいくつかありますので、そちらを確認しましょう。
ずっとドコモ割

「ずっとドコモ割」は言わば長期優遇割引です。
契約年数や契約プランに応じて毎月割り引かれる金額が決まります。ずっとドコモ割はずっとドコモ割コースを選択中は終了期間無しに継続して割引が続くために、長期ユーザーであれば契約を続ければ続けるほど他のドコモユーザーよりもお得な料金で使い続けられます。
割引表は以下の通り。今回維持費を計算したシェアパック10契約で15年以上継続して契約していれば、毎月1,080円の割引が追加されることになります。維持費計算ではこの割引について含めませんでしたが、このずっとドコモ割も考慮するとドコモのiPhoneは大分抵抗感なく持ちやすくなるのではないでしょうか。
4年以上 | 8年以上 | 10年以上 | 15年以上 | |
---|---|---|---|---|
シェアパック30 | ▲1080円/月 | ▲1296円/月 | ▲1944円/月 | ▲2700円/月 |
シェアパック20 | ▲864円/月 | ▲1080円/月 | ▲1296円/月 | ▲1944円/月 |
シェアパック15 | ▲648円/月 | ▲864円/月 | ▲1080円/月 | ▲1296円/月 |
シェアパック10 | ▲432円/月 | ▲648円/月 | ▲864円/月 | ▲1080円/月 |
シェアパック5 | ▲108円/月 | ▲216円/月 | ▲648円/月 | ▲864円/月 |
データLプラン | ▲216円/月 | ▲432円/月 | ▲648円/月 | ▲864円/月 |
データMプラン | ▲108円/月 | ▲216円/月 | ▲648円/月 | ▲864円/月 |
データSプラン | ▲648円/月 | |||
らくらくパック | ▲648円/月 |
注意点はずっとドコモ割の適用はシェアを組んでいる場合は代表回線のみが割引を受けられるようになっていて、子回線は割引対象外です。そのためなるべく代表回線には契約年数の長い回線を据えるようにしましょう。
はじめてスマホ割

FOMA契約の内ガラケー・キッズケータイ・らくらくホンからの機種変更を行うことによって、「はじめてスマホ割」をiPhone契約に適用させることが出来ます。
はじめてスマホ割が適用されると2年もの間非常に高額な割引が適用されるため、基本料が半額以下で使えるようになります。税込み時の割引料金を以下の通りです。
基本料 | はじめてスマホ割割引額 | |
---|---|---|
カケホーダイ | 2,916円 | ▲1641円 |
カケホライト | 1,836円 | ▲918円 |
高額かつ2年間という割引となっているため、ガラケーからスマホへの移行を考えていたユーザーにとってはスマホ移行でもそれほど料金が高騰しないようになっているので、非常に助かる割引になるかと思われます。
今回のiPhone 7は日本向けのガラケーに搭載されていた防水やおサイフケータイといった機能を含めているため、ガラケーからの機種変更需要にも応えられる存在かと思います。ガラケーユーザーでiPhone 7への機種変更を迷っていた方なんかは、この割引の存在は大きな後押しになってくれるのではないでしょうか。
ガラケーユーザーの大半は長期ユーザーになるかと思われるので、これプラス先ほどのずっとドコモ割も適用されるため、今回維持費計算で出してきた料金よりも実際はかなり安くなることが予想されます。
ドコモにチェンジ割

ドコモへとMNPで加入した場合、12ヶ月もの間918円の割引を行ってくれるのがこの「ドコモにチェンジ割」です。
ドコモでは他社と異なりMNP時の月々サポートの金額を増額させることはしていませんが、こちらのキャンペーンによって実質的に割引を増額させています。1年間の総額では11,016円ほどMNP契約時の割引が増えることになります。
MNPでの優遇はこのドコモにチェンジ割と下取りプログラムの高額下取り値設定、それにクーポンの利用のしやすさが挙げられるかと思われます。
その他実施中のキャンペーン
その他料金への割引とはまた違ったポイント還元や請求書割引の類のキャンペーンを見ていきましょう。
Web予約で77,700ポイント抽選会

ポイント系のキャンペーンでiPhone向けに行われているのがこちら。
9月発売のスマートフォンをWebから予約した場合に自動的にエントリーがされます。
抽選で77,700ポイントが当たるようになっていますが、当選者は100人に1人の割合に固定されていてエントリー者が増えても当選確率の変わらないキャンペーンです。
100人に1人ならもしかしたら当選するかもしれない、という期待が持てるキャンペーンであるために予約は絶対にWebから行いましょう。
山分け
もう一つのポイント系キャンペーンはドコモオンラインショップ限定のものになります。
999万ポイントをドコモオンラインショップで予約した上で購入した場合に参加者全員で山分けするというものです。
参加人数が多くて山分けされるポイントが減ってしまったとしても、最低獲得ポイントに500ポイントを保証してくれるため、ある程度まとまったポイントが必ず手に入るキャンペーンです。
先ほどのWeb予約の条件もドコモオンラインショップで予約・購入した場合は満たせるので、この2つのキャンペーンに参加できる点でオンラインショップは優位です。
9月30日までに予約しているユーザーが対象なので、買う買わないは別としてとりあえず予約だけでもしておくと良いかもしれません。
※上記2つの予約キャンペーンは既に終了しています。追加のキャンペーンについては今のところ公表されていません。
下取りプログラム

かつてほどのiPhone値引きキャンペーンが各社消えてしまった中で、唯一高額な還元・実質割引が期待できるのは「下取りプログラム」です。
機種変更用とMNP用とで金額が異なる時がありますが、現在発表されている金額だと2年前に販売されたiPhone 6ならば機種変更・MNP共に2万円相当を還元してくれるので、iPhone 7/7 Plusの本体代割引として非常に効果的なキャンペーンとなることは間違いないでしょう。
iPhone 5sでも1万円ほどの還元があるため、こうした2年前3年前のスマホが高く下取りされる内に、機種変更なりMNPなりをしていくのがよいかと思われます。
下取りプログラムの金額は時期によって大きく変わるため、利用する前に金額のほうをキャンペーンページでしっかりと確認するようにしてください。
なお最も効率いい下取りの出し方はオンラインショップ機種変更契約で郵送下取りです。これだと店頭機種変更よりも960円相当お得なります(店頭と郵送では郵送のほうが1,200円相当低い査定になりますが、オンラインショップで機種変更をすると2,160円の事務手数料がかからないため、そちらを加味するとオンラインショップと郵送の組み合わせがお得です)。
※追記:iPhone 5sの下取り価格が増額されており、3年前のiPhone 5sでも下取りで2万ポイント以上を付けるようになりました。これによって機種変更での購入でも過去docomoから発売されたiPhoneならば非常に高額に契約することが可能となっています。
11月に入ってから増額が終了、再びiPhone 5sの下取り価格は1万円ほどからになってしまいました。
家族まとめて割

割引金額は全盛期よりも下がってしまったものの、相変わらずキャンペーンの中でも有効なのが「家族まとめて割」です。
適用できれば適用回線あたり5,184円が割り引かれます。
同一シェアグループ内の回線が2ヶ月以内に契約を2回線分以上実施した場合に割引の適用がされます。シェアパックへの加入が条件となっていて、シェアパック5はMNPのみが対象です。
常に継続して行われているキャンペーンではあるものの、実施期間ごとに条件が細かく変わっているので、こちらも下取りプログラム同様に契約前に条件の中身を確認するようにしてください。
以上のような割引を追加できる各施策やポイント還元などを行ってくれる各キャンペーンを利用すれば、ドコモのiPhone 7/7 Plus価格も結構安くなります。
むしろ最初からキャンペーン各種を活用していくことが前提とされて価格が高くなっている印象があるので、各割引やキャンペーンをしっかりと把握してそれらを利用していくのがドコモでの契約のコツになるでしょう。他社よりも高い分、他社よりもiPhone向けの施策やキャンペーンが3倍くらい多いので、うまくそれらを使っていくようにしましょう。
より安く購入するために使っていきたいもの
これらのドコモの実施する公式キャンペーンを駆使することで、iPhone 7/7 Plusは公表されている価格や想定した維持費よりも安く契約できることになるのは間違いありません。
そしてこうしたキャンペーン以外にも安い契約や実質的な値引きに使える方法というものがわずかですが更にあるので、そちらの方法もついでに確認しておきましょう。ただし直接的な値引きや誰もが使えるキャンペーンという類のものとはちょっと異なる様相があるのでそこはご了承下さい。
dカード GOLDと回線の連携でドコモの料金が10%毎月還元
もう一つの特典はdカード GOLDを持つことでそれと連携させた回線がdポイントクラブのゴールド会員になれます。
このゴールド会員には非常に多くのメリットがあるのですが、その中でも特筆してドコモユーザーにお得なのは「ドコモの通信料をdポイントとして10%毎月還元する」というものです。
ドコモの通信費(税別時に1,000円ごとに判定、月々サポート適用後の料金で端末分割代やケータイ補償の料金は除く)から10%というのは相当にお得な内容です。仮に毎月7,000円支払っていれば700ポイントを還元できるようになり、1年間では8,400ポイントをドコモの支払い料金だけで貯めることが出来ます。
しかもドコモの料金プランの特質上、シェアパックの代表回線になっていると1万円以上の支払いがかかってくる場合がありますから、そちらの回線とdカード GOLDを連携させることが出来れば、ポイント還元は更にお得な金額になって行われることでしょう。
この特典はdカード GOLDと対象のドコモ回線が紐づいていれば毎月行われるようになっています。期限等は今のところありませんから、先ほど紹介した「ずっとドコモ割」のように長く利用すればするほど他のドコモユーザーよりもお得になっていく性質を持った特典です。
出来るだけ早い時期にこのdカード GOLDを持っておけば、それだけ10%還元の特典を受ける期間が長くなりますから、まだ持っていない方はiPhone関係なく所有しても良いぐらいのメリットです。
この他にもdカード GOLDにはdカード GOLDケータイ補償などのメリットがありますが、とりあえず特に大きなメリットのものを紹介しました。その他については個別記事をご覧下さい。
ドコモクーポンを利用

全てのユーザーが貰えるわけではありませんが、一部のユーザーにはドコモから割引クーポンが配布されているので、そちらを利用することで契約を安くすることが出来るでしょう。
クーポンはドコモ側がユーザー属性を見ながら配っています。対象でない場合は届かないので、その場合にはヤフオクやメルカリあたりでクーポンを購入することで対応出来ます。オークションサイトでクーポンを購入すると実質的な割引金額は少なくなってしまうものの、それでも利用価値はあるので余裕があれば購入してみるのもいいでしょう。
ちなみに。
当サイトでもドコモオンラインショップで使える限定クーポンを配布中です。取得数が限定なのでお早めに(新規/MNP限定ですが・・・)。
よろしければこちらも利用してみて下さい。
価格は高いものの割引適用の選択肢は豊富
ドコモのiPhone 7/7 Plusの価格はauやSoftBankに比べても結構高く感じてしまう設定になっていますが、ドコモの場合この2社にはない多様なキャンペーンや割引施策が用意されています。それらを活用することができればこの価格の高さはほとんど気にならないものになり、むしろ3キャリアの中でも一番安く契約できる可能性があるものになっているのが特徴の一つです。
割引施策の豊富さは一つ魅力的な点であり、ドコモのiPhone契約をしていく上でも把握と活用が大事になってくる点です。
今回は実施されているキャンペーンの種類といくつかその活用方法について説明しましたので、是非それらを参考にした上でドコモのiPhone 7/7 Plusの契約に活かしてみていただければと思います。
予約方法はこちら。
https://smaho-dictionary.net/2016/09/docomo-iphone7-yoyaku/
https://smaho-dictionary.net/2016/10/iphone7-zaiko/
auの情報はこちら
SoftBankの情報はこちら
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