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docomoが「ドコモ光」「ずっとくりこし」「ファミリー割、20枠に拡大」を発表!節約に大きな影響

docomoが光の固定回線とスマートフォンの料金をセットにした「ドコモ光」のサービスの発表、およびFOMA旧プランに向けた「ずっとくりこし」サービスの発表、「ファミリー割引の上限枠を20回線まで拡大」という発表をおこないました。

今回の各サービスの発表は、どれも通信費用が安くなったり今よりもオトクになるサービスとなっている場合があるので、サービスの活用や把握といったものをしっかりと行えば今まで以上にdocomoの通信費用は安くて使いやすいものになるかもしれません。
まとめて今回はその内容について紹介したいとおもいます。

ドコモ光

docomoではついに光回線をケータイ料金と紐づかせて割引できる仕様へとなりました。これによりauのスマートバリューへの一応の対抗が出来るようになりそうです。
ドコモ光の料金はマンション・戸建で異なりますが大体4000円~5500円ほどの間になっています。

契約タイプ 料金
タイプA 戸建 5200円
マンション 4000円
タイプB 戸建 5400円
マンション 4200円
単独タイプ 戸建 5000円
マンション 3800円

 

この光の固定回線の料金と、docomoのスマホ・ガラケー向けプランをセットにすることで、「ドコモ光パック」として一定の割引が得られるようになっています。家族向けのシェアパックなら最大で3200円/月の割引が、単身向けのデータパックでも最大1000円/月の割引が発生します。
割引金額は契約するパケットパックおよび光回線の契約種別によって異なってきます。

スマホの契約プラン タイプA戸建 タイプAマンション タイプB 単独タイプ
シェアパック30 ▲3200円 ▲3000円 左のタイプによる割引から

さらに▲200円

左のタイプによる割引よりも

+200円

シェアパック20 ▲2500円 ▲2400円
シェアパック15 ▲1800円 ▲1800円
シェアパック10 ▲1200円 ▲1200円
データLパック ▲1000円 ▲1000円
データMパック ▲800円 ▲800
データSパック ▲500円

(期間限定申し込み・1年間のみ)

▲500円

(左と同じ)

らくらくパック ▲500円

(期間限定申し込み・1年間のみ)

▲500円

(左と同じ)

 

スマートフォンおよびガラケーのパケットパックがデータSパックの場合には割引は1年間のみで500円/月の割引です。FOMAの旧料金プランでも組み合わせることが出来ますが、こちらも割引は1年間のみで500円/月の割引になってしまいます。
表は「ドコモ光タイプA」の金額で、光の契約タイプが「単独タイプ」だと-200円、「タイプB」だと+200円という形に表の「ドコモ光パック」の料金が変化します。割引金額自体は変わらないということになります。

また1年間のみですがカケホーダイと組み合わせた場合に光スマホ割が適用されて、1350円/月(データプラン(スマホ/タブ)は350円/月)の割引があります。

 

軽くとりあえず内容に触れてみましたが・・・あまり目立って安くありません。auスマートバリューと比べても主要なプランの割引が、また普通の光回線として見ても高めのように思えます。あまり特筆すべき内容はこれといってないかもしれません。

割引に関する大きな内容はありませんが、反対にどデカイ注意点が一つあります。
それは、docomoの携帯回線(紐付けたペア回線)を解約してしまうとドコモ光も解約扱いになってしまう、ということです。

docomoの携帯回線の契約をしている人にのみこの「ドコモ光」のサービスが提供されるため、携帯側を解約した時にはドコモ光自体も解約扱いになってしまいます。MNPを繰り返して維持費用を安くしている人の固定回線には全く向かないので注意しましょう。

内容的にテンションが上がりにくいものになっているので、その他の割引や詳しい料金については公式サイトのほうで確認してみてください。

ずっとくりこしサービス

ドコモ光の陰でこっそり発表されていますが、何気にうれしい新サービスが発表されています。それはFOMAの旧料金プランに向けたサービスで、「ずっとくりこし」というものです。
これはFOMAの旧料金プラン「タイプSS バリュー」や「タイプS バリュー」といったコースに設定されている「無料通信分」を、使わなかった場合に翌月以降にずっと繰り越しておくことが出来るサービスです。

繰り越した分の無料通信分は、使わなければ翌月以降・無期限で繰り越すことが出来ます。そして3か月分という上限こそ決まっていますが、上限分までを無期限にプールさせることが出来るため通話や通信が少ない人にとってはこれまで以上に確実に使いやすくなっています。急な通話や通信を長時間しなければいけない瞬間がきても、最大3ヶ月分の無料通信分が溜まっているため、場合によっては長時間の通話でも全く通話料がかからなかった、ということも起きるでしょう。

「ずっとくりこし」の詳しい繰り越し額は以下の表のようになっています。契約しているFOMAプランの無料通信分の3ヶ月分がそのプランがプールできる上限額になっています。

プラン名 1ヶ月分の無料通信分 繰り越し上限
タイプシンプル  なし なし
タイプSS 1000円 3000円
タイプS 2000円 6000円
タイプM 4000円 12000円
タイプL 6000円 18000円
タイプLL 11000円 33000円

 

docomoの場合ですと、月々サポートを使ってFOMAプランをうまく契約することで「2円ガラケー」なんていう格安ガラケーを持つことも可能です。この「2円ガラケー」では通話料の無料分というのは性質上少ないプランしか選べませんでしたが、今回の「ずっとくりこし」サービスの開始によって、繰り越し分がある時だけではありますが、長期間の通話にも耐えられる格安ガラケーになるかもしれません。
サービス開始時期は6月からと少し遅いですが、こうしたサービスが行われるということは、ガラケー通話向けの旧FOMAプランはしばらくなくなることはなさそうです。

『3円(2円)ガラケー』が契約できるdocomoとauのフィーチャーフォン端末とその方法 | スマホ辞典

ただしこのサービスに伴って、FOMA同士の家族割による無料通信分共有サービスが終了してしまいます。もしも個人ではなくて家族でFOMAのガラケーを複数所有している場合には、無料通信分の共有が出来なくなってしまったので、それぞれに見合った料金プランを再考・再構築する必要があるかもしれません。
この点に関しては改悪ということになるかもしれません。

 

ファミリー割の枠が20枠に増大

そしてもう一つ重大すぎる発表が行われています。それはdocomoのファミリー割の上限枠が10枠から20枠まで広がったということです。
これはドコモ光パックよりも、通信費用の節約という点では大きなニュースです。

これまでファミリー割は10枠までしかdocomo回線を紐づけることはできませんでしたが、これが20枠になることでどのような違いが生まれるのでしょうか。
それはデータプラン+月々サポートを活かした主回線割引という方法が、今まで以上に力を発揮するということです。

データプラン+月々サポートによる主回線割引

データプランと月々サポートを合わせるとなぜ主回線が割引されるのかということから説明しましょう。

実はdocomoのカケホーダイプランでは、たとえば新規やMNPで月々サポートの多い端末を契約し、その契約回線の料金から月々サポートを引いた時に月々サポートが余った場合、そしてその回線が子回線だった場合に、代表回線へとその余った月々サポートが追加されて割引を余すところなく使うことが出来ます。
docomoの契約で月々サポートが余るようなプランというのは一見すると難しいように思えますが、データプラン(ルーター)(1200円)+シェアオプション(500円)という最少の維持費構成にすることで、税込1836円以上の月々サポートがあれば簡単に割引を余らすことが出来ます。たとえばiPhone 6のMNPでは3078円の月々サポートがありますから、この最小構成で維持することで、1242円もの月々サポートを余らせて割引に充てることが出来てしまいます。

この方法は1回線だけでなく複数回線で行えばそれだけ代表回線の割引が増えます。これまでは割引に使える子回線が10回線中最大9回線まででしたが、これが20枠にファミリー割の上限枠が増えたので、やろうと思えば19回線を割引に利用して組み合わせることもできてしまいます。

 

もう少し具体例を出して計算してみましょう。家族3人がカケホーダイを契約しているとします。その場合に家族3人分のデータプランを15回線契約して月々サポートの余りを割引に充てた時、普通に家族3回線で契約した場合とどれぐらい料金が違うのかを確認してみたいとおもいます。
契約は全てiPhone 6の16GBを一括で契約した場合の月々サポートで計算しています。パケットはシェアパック10を代表回線につけます。

契約内容 カケホーダイ spモード パケット 月々サポート 合計
家族1 2916 324 10260 -3078 10422
家族2 2916 324 540 -3078 702
家族3 2916 324 540 -3078 702
通常合計 11826円/月
割引用データプラン15回線 1296 540 -3078 -1242×15

-18630円

音声3回線+データ15回線合計 -6804円/月

 

今回想定した契約の方法だと、割引用回線を作ることで料金はかからないどころかマイナスになります。(ユニバーサル料金があるので18回線分×2円は発生します。)

契約の仕方としては現実的ではないプランの組み方ですが、今回のファミリー枠の拡大で組み合わせられる回線数が増え、割引目的の寝かしデータプランというものを数多くまとめることが出来るようになりました。
実行に移す方は少ないかと思いますが、auやSoftBankに多数の回線を持っているような方は、このような方法でdocomoへ回線を集めることで大幅な節約が出来てしまいます。

回線数を増やせば増やすほど、docomoのスマホ料金は安くすることが出来るという面白い特徴があるということです。

枠の拡大は2015年6月からで、それまでにこの仕様が変更になってしまった場合には出来なくなりますが、6月以降もこういった割引の持ち越しが可能で高額な月々サポートを持ったスマホの安売りが行われていたら、是非とも使いたい方法かとおもわれます。

 

ドコモ光の内容は肩透かし感がちょっと強かったでしょうか。これからキャッシュバックキャンペーンなどが組まれないとわざわざ変更する必要性は無いかと思います。

また詳細なことを確認していないのですが、文面上ではdocomoの携帯回線解約でドコモ光も解約になった場合、ドコモ光からフレッツ光への再度転用が不可能との話になっており、新規契約(既存固定番号放棄)が必要になる、ようです。これは生活に関わるかなり大きな問題になりそうですので、今フレッツ光を契約している方はこの辺りの仕様の抜け道が見つかるまで様子見が無難ではないでしょうか。

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