SoftBankで特価販売されていたHTC U11を手に入れることができたので、そちらのレビューと価格からみる機種変更スマホとしてのおすすめ具合なんかも紹介していこうと思います。
au版は在庫がほとんどなくなっていますが、SoftBank版はまだまだ現役での販売がされていますし、SIMフリーモデルの販売も行われ始めたということで、これからもちょくちょくスマホ購入の際には比較対象に入ってくるかと思いますので参考になれば。
HTC U11スペック&デザイン
HTC U11 | |
OS | Android 7.1 with HTC Sense |
CPU | Snapdragon 835 |
RAM | 4GB |
ディスプレイ | 5.5インチ Quad HD (2560 x 1440) |
ROM | 64GB/外部メモリ256GB |
バッテリー | 3000mAh |
サイズ | 76x154x8.3mm |
重量 | 170g |
カメラ | カメラ(リア):1200万画素 カメラ(イン):1600万画素 |
その他機能 | 受信最大350Mbps カメラ:HDRブースト ワンセグ ハイレゾ おサイフケータイ 防水 |
利用しているのがSoftBank版のため、そちらをベースに話をしていきますがスペック自体は各モデルほぼ共通です。
Snapdragon 835/RAM4GBのハイエンドモデルとなるスペックを有したスマホになります。
これといって特にスペック面で欠けてるようなところはなく、他社メーカーにスペック上は対抗しうるHTCのハイエンド機種という位置づけになります。
比較的軽いので使い続けても疲れにくいのは地味に嬉しいポイントです。
イヤホンジャックは搭載されておらず、USB Type-C経由で有線かBluetooth経由でイヤホン・ヘッドホンを使うことになります。
音量調整と電源ボタンは右側に集中、ホームボタンは指紋認証が行えます。後述もしていますが全体的にベゼルのスペースは広めです。
SoftBankにおいては格安なSnapdragon 835機種
HTC U11では、2017年後半から2018年前半までのAndroidスマホにおいて最高峰レベルの性能を見せているSnapdragon 835をCPUとして採用しています。
Snapdragon 835のスマホはその性能の良さと安定感の高さから、ドコモにau、それにSoftBankでもそうですが実質価格ですら高額な機種が多いのが全体的な傾向にあるのですが、SoftBank版のHTC U11においては非常に格安な価格で販売されています。
他社だと同程度のスペックのスマホは実質価格が安くても3万円前後、高いものになると6,7万円といった金額をつけることがあるのがSnapdragon 835スマホですが、SoftBank版の場合だと機種変更においてもその実質価格は安すぎるレベルになっているのが特徴の一つです。
機種変更実質価格10,800円は破格
そのSoftBank版のHTC U11の機種変更価格は実質10,800円。
HTC U11 | 機種変更 |
---|---|
一括購入価格 | 92,640円 (3,860円×24回) |
月月割 (APPパス契約時) |
▲3,410円 |
実質価格 | 10,800円 |
これはSoftBankのスマホの機種変更価格としても安いですし、Snapdragon 835を搭載したハイエンドモデルの中でも破格レベルの安さになっています。
一括価格自体は元々9万円するものですが、月月割が3,000円を超える金額を用意しているということで、2年間使用時での負担が1万円と高スペックスマホにしては本当に安い価格を実現しているのがSoftBank版の特徴です。
他のSnapdragon 835スマホもそうですが、au版の実質価格4万円台のHTC U11と比べてもやはりSoftBank版はその価格の安さが目立っているのを感じます。
スペックの高さとこの安さというコスパの良さというのは、SoftBank版HTC U11を語る上では外せないポイントになるでしょう。
なお維持費の例は以下のようになります。
ホワイトプラン | スマ放題ライト | ||
基本料 | 1008 | 1836 | |
S!ベーシックパック | 324 | ||
パケット | 6156 | 5400 (5GB) |
6480 (20GB) |
app pass | 399 | ||
月月割 | ▲3410 | ||
HTC U11分割支払い | 3860 | ||
分割時維持費 | 8,337円 | 8,409円 | 9,489円 |
MNP引き止めポイントを使えば実質価格はマイナスに
そしてSoftBankの場合、ここからさらに値引きを簡単に加えることも可能となっているため、もっと安い実質価格でHTC U11を購入することも容易となっています。
それがMNP引き止めポイントを中心としたSoftBankの値引きに使える非公式ポイント群です。こちらのポイントを使うことが出来れば、HTC U11のただでさえ安い10,800円という実質価格をさらに落としてマイナス価格にすることが出来ます。
割引に使えるポイントは15,000ポイントのSMSで配布されるメール機種変ポイント、30,000ポイントも貰えるMNP引き止めポイントといったものが今はSoftBankで非公式的に配布されています。
15,000ポイントのほうは対象ユーザーに対してSMSが送られているのでそちらを確認してみてください。こちらのSMSポイントを獲得できればHTC U11の実質価格は0円を下回る形で5,000円分マイナスとなります。
30,000ポイントのMNP引き止めポイントについては、電話でMNPする旨を伝えると優良ユーザーであれば引き止めという形で機種変更に使えるポイントの提案がされます。こちらを使えれば実質価格はマイナスで2万円というものになります。
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/au-sb-kisyuhenpoint/”]
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/mnp-point-kojiwari/”]
実質0円での機種変更が総務省によって塞がれてしまいましたが、こうした非公式のポイント施策を使うことによって機種変更実質0円どころかマイナスとなる形で契約することが出来ます。30,000ポイントがあれば、先ほどの維持費から実質的に1,250円が毎月割引されることになるのでかなり効果が高い割引です。
他にもすでに貯まっているポイントなんかを使えばもっと安くなりますので、ポイント施策を合わせることによってそのままでも安いHTC U11はさらに安価な格安スマホになっていきます。
性能に不満はないが電池持ちはS835スマホの中でも悪いか
上記のように2年間利用した時の安さについてはこのHTC U11はSoftBankスマホの中でもお買い得感があります。MNP引き止めポイントなどを使えば実質価格を簡単に0円以下にすることができる機種変更スマホなので、価格だけを見れば今SoftBankで一番買いやすいスマホとなっています。
この安さという特徴は、HTC U11をSoftBankユーザーに対して機種変更をおすすめするのに値する大きな特徴の一つと言えます。
では次にこのHTC U11について、この安さではあるが実際使ってみての評価といったところがどうなるか。安かろう悪かろうではなく満足感が満たせるものなのかどうか、といったところをレビュー的に自分が触ってみての感想といったものを参考に記しておこうと思います。
HTC U11はCPUにSnapdragon 835、RAMは4GBとこれまでもこのサイトでレビューしてきたハイエンドモデルと同等のスペックを有しているHTCのフラグシップモデルとなっています。
Snapdragon835機種のレビューについてはこちら辺りから
他機種のレビューにも書いてあるようにSnapdragon 835搭載のスマホはここ最近のハイエンド級のAndroidスマホの中でも動作が非常に安定しておりサクサクと動きます。このHTC U11も例外ではなく、動作面では高性能CPUであるS835搭載機種らしくストレスのない動作が実現されており、発熱も抑えられているため全般的な動作は快適です。
負荷の高いゲームや動画といったものにも処理が重くなることもないので、実質10,800円以下で契約できることを考えるとコストパフォーマンスの高さを感じる性能の良さとなっています。
普通に使っている中で動きに関しては不満を感じることはほぼないスマホとなっています。
ただし同じスペックのスマホの中でも、電池持ちに関しては不満を感じるのがHTC U11の評価として避けられないところでしょうか。
他のS835スマホはどれも電池持ちの改善が印象に残り、そのポイントが高い満足度を与えてくれていたのですが、HTC U11は同じS835スマホでありながら電池持ちはあまり良くなく、使っていくとバッテリーが結構減りやすいというのを感じました。
他のS835スマホだと丸1日ヘビーに使っても夜寝る前まで電池は残っているのですが、HTC U11はヘビーに使っていくと夕飯の時間には5%ぐらいになってしまう感じの電池持ちの弱さというものがあります。
自分の場合は他にスマホを持ち歩くので問題はないものの、これ1台で運用しようという場合にはモバイルバッテリーが必須のバッテリー消費の仕方です。
この点は使っていて不便・不満に感じるポイントの一つです。
端末下にナビキーはあるが、それでも画面の相対的な小ささは気になる
もう一つ不満に感じるポイントとしては、ディスプレイが他のハイエンドモデルと比較すると小さく感じてしまうという点があります。
単体で見ると5.5インチと決して小さくはないですし、ナビキーも独立しているため画面全てが情報で満たされるのでその点は気に入っているのですが、ディスプレイの比率が最近流行の18:9ではない上にベゼルも上部が太いため、本体サイズと比べてしまうと画面の小ささが気になってしまいます。
Galaxy S8+と端末サイズがほぼ近い中で、ディスプレイサイズの差がはっきりとわかるものになっています。大画面スマホで多くの情報量を得たい、という考えの方にとってはこのディスプレイサイズはちょっと不満を感じるかと思います。
最近のハイエンドモデルとほぼ遜色ないスペックではありますが、ディスプレイ比率やベゼルの広さを見てしまうと若干の古臭さを感じてしまう所があります。
目立つところはないが高性能かつ機種変更で最も安いSoftBankスマホとして十分に買う価値あり
少しネガティブさのあるレビューが中心となってしまいましたが、基本的にHTC U11の全体的な動作や操作性については不満はありません。
普通に高性能で処理能力も高いスマホとなっているので、2年間の利用を前提とした契約にも十分に耐えうるかと感じます。ディスプレイやバッテリーなどの一部には不満を感じますが、それでも価格の安さがこのHTC U11にはあることを考えると、全体的な満足度は高くなっています。
機種変更ではSoftBankスマホの中で実質価格が最も安く、2年間利用するのであればその性能比でのコスパはかなり良いものとなっているのは間違いありません。
この価格でS835搭載のスマホというのは、多少バッテリーに問題があったりディスプレイサイズが物足りないという事であっても、契約の価値は十分にあると思います。
うまくポイント系の施策を適用することが出来れば、価格をさらに下げることも可能なのがSoftBankであるため、ポイントの獲得を試してみてゲットすることができたならば今回のHTC U11への機種変更を実施してみると良いかと思います。
この価格と得られる性能のバランスはかなりお買い得なものになっているので、SoftBankのAndroidスマホユーザーはチェックしてみるといいでしょう。Nexus 6などの格安機からの機種変更に適しているかと思います。