今回は趣向を変えて、絶対に買ってはいけない、おすすめしないスマートフォンの白ロムを紹介したいと思います。
このシリーズで紹介する機種は、どれも白ロムの価格が安いです。ですがその安さには理由があります。そのほとんどが不具合の多さが安い理由です。不具合の少ない機種は、例え2年前に発売された機種でも、高い白ロム価格です。Xperia rayなどはその代表格でしょう。
ですが、不具合の多い機種は、最新の機種でも白ロム価格がもの凄い安さになります。
今回はそうした安さが目立つ白ロムの中でも、買ってはいけない白ロムを紹介しましょう。
第一回目はARROWS X F05DとF10Dを紹介します。
F05DおよびF10Dは2012年に発売された富士通のスマートフォンです。当時のスマートフォンの中ではハイスペックなのに日本向け機能が全部入りしていた機種ということで、非常に人気が高く、売り上げも100万台を超えています。
たくさんの売り上げを記録したこの機種ですが、その売り上げとは対象的に評価の低い機種です。
F05D・F10Dが記録した伝説の不具合の数々、それを次で紹介しようとおもいます。全体的に電話機としても、記録・ネット閲覧デバイスとしても、あまりにもお粗末すぎる不具合が多いです。
- 電話ができない
- 発熱がすごい
- 電池持ちが悪い
- フリーズの連続
- 再起動の連続
- アップデート自体に失敗する
などなど、上げ続ければキリがないほどの不具合の連続です。
これらの不具合は、ソフトウェアの更新では解決出来ない、ハード面での根本的な不具合により修正はほぼ不可能な状態になっています。
発熱による温度上昇は、防水仕様による密閉構造により、その他のスマートフォンよりもはるかに頻度が高くなり、発熱から生じるアプリの暴走なども発生しやすいという悪循環が起きています。
電池持ちは、もはや内部からでも制御できないアプリのバックグラウンドでの暴走により、どうやっても減らされ続けていきます。
フリーズや再起動もアプリとの相性など関係なく、頻繁に起きます。完全に本体の問題で数多くの不具合が発生しているのです。
新品価格 |
このスマートフォンは、Amazonなどで白ロムが安く売られています。どちらも1万3000円ぐらいです。確かにスペックと比較すると安くおもえますが、実際の操作感と比較すると、ちょっと割に合わないと言えます。
こちらの機種を購入する場合は、ここで挙げたような不具合を覚悟の上で買わないと、絶対にあとで後悔するとおもいます。安くてオトクな白ロムのスマートフォンのようにみえますが、使い心地を考えると、それほど安いとはいえない代物です。