5月10日に一部キャンペーンが終了し、実質価格の値上げ、月々サポートの適用価格の減少が起きたdocomoのiPhone 6について、過去記事では情報が古くなってきたので改めて維持費などの計算をしておきたいと思います。
内容は価格と月々サポート、通常のカケホーダイ維持費、それを更に発展させた2台目プラスでの維持費等を伝えておきます。
docomoは6月からシェア回線の本数を20本までひとまとめに出来るため、マイナス維持費の回線を多数契約しておいた方がいいという状態になっています。
これからそれらを用意しようとしている方向けの参考になればと思います。
8月22日からのiPhone 6、価格と月々サポート
5月10日までだったiPhone春トク割が終わってしまったことで、405円分の月々サポートが消滅してしまいました。そのためMNPに至っても実質価格は0円にはなりません。
機種変更では他のAndroidスマホよりも月サポの金額的にはマシではあるものの、端末代の値上げによってそれもあまり感じにくいものになってしまったでしょうか。
*追記:8月22日からのMNP施策「端末購入サポート」を適用された場合のiPhone 6の月々サポートを表に反映しました。端末購入サポートによってオンラインショップでもなんと33,480円の値引きによって一括5万円からiPhone 6を契約できるようになる一方で、月々サポートは減額しています。
(最新の月々サポートや割引情報については追記漏れしている場合もあるので、オンラインショップでの適用内容を随時確認するようにしてください。)
iPhone 6
iPhone 6 | 16GB | 64GB | 128GB |
---|---|---|---|
販売価格 | 84240円 | 96552円 | 99792円 |
月々サポート 機種変更 |
2619円/月×24回 (62856円) |
2592円/月×24回 (62208円) |
2160円/月×24回 (51840円) |
月々サポート 新規/ |
3105円/月×24回 (74520円) |
3078円/月×24回 (73872円) |
2646円/月×24回 (63504円) |
月々サポート MNP |
2565円/月×24回 (61560円) |
2376円/月×24回 (57024円) |
1971円/月×24回 (47304円) |
iPhone 6 Plus
iPhone 6 Plus | 16GB | 64GB | 128GB |
---|---|---|---|
販売価格 | 96552円 | 99792円 | 99792円 |
月々サポート 機種変更 |
2592円/月×24回 (62208円) |
2160円/月×24回 (51840円) |
1620円/月×24回 (38880円) |
月々サポート 新規/ |
3078円/月×24回 (73872円) |
2646円/月×24回 (63504円) |
2106円/月×24回 (50544円) |
月々サポート MNP |
2376円/月×24回 (57024円) |
1971円/月×24回 (47304円) |
1431円/月×24回 (34344円) |
※追記:月々サポートの適用条件に前回機種購入から半年以上経過していることが条件になっていますので、その点を注意して下さい。
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/2015/06/docomo-tukisapo-6month/”]
https://smaho-dictionary.net/2015/06/docomo-tukisapo-6month/
5月11日8月22日からのiPhone 6、機種変更維持費
この場ではdocomoのiPhone 6、それも機種変更に焦点をあてて計算をしたいと思います。
値上げと月サポ減少後の5月11日8月22日以降に契約した場合にかかるiPhone 6の維持コストというものを確認しておきましょう。
機種変更維持費 | データSパック | パケットパック10 |
---|---|---|
カケホーダイ(iPhone) | 2916 | |
spモード | 324 | |
シェアパック | 3780 | 10260 |
月々サポート | ▲2619 | |
合計 | 4401円 | 10881円 |
iPhone 6 16GB24回払い | (3510) | |
端末代込みの合計支払い | (7911円) | (14391円) |
あえて代表回線としての利用を考えてシェアオプションでの維持費は考えていません。
普通に使ってしまうと一番安くても4500円近くかかり、家族数人でシェアしようとすると代表回線には15000円ほどの負担もかかる場合があります。
この負担というのが、これから以下で説明するあえて2回線以上持つ方法によって、普通に利用する分の回線だけを持った状態よりも安くすることが出来るので参考にしてみてください。
2台目プラスで新規購入を追加させた場合の維持費
もしも今使っているdocomo回線を、家族でシェアしていない単独で利用している場合、「2台目プラス」を利用したちょっとした節約方法が使えます。
機種変更と同時に新規でもう一台iPhone 6を契約し、その回線を「2台目プラス」として単独で利用していた回線に子回線として追加することで、高額な割引を親回線とシェアしてトータルの利用料金が安くなる仕組みを作れます。
まずは具体的な計算式(一括購入時のみ実現可能)を出してから説明に入ってみましょう。
主回線 データSパック |
子回線 2台目プラス |
|
---|---|---|
カケホーダイ(iPhone)/ データプラン(スマホ/タブ) |
2916 | 1836 |
spモード | 324 | ― |
パケットパック | 3780 | 540 |
月々サポート (主:機種変、子:新規) |
▲2619 | ▲3105 |
合計 | 4401円 | 0円(ユニバ2円) |
余った月々サポート | ― | ▲729 |
2回線の合計支払い額 | 3672円 |
普通に使う回線は機種変更しているので月々サポートが新規契約よりも少なくなっています。
2台目プラスに組み込んだ新規回線は「月々サポートを余らせて親回線へ渡す」ために契約しているため、最低維持の運用をしています。
これを見ると先ほどの機種変更だけした時の維持費よりも730円も安いのがわかります。
つまりdocomoでは1台持ちよりも、高額な月々サポートを付けたデータ回線との2台以上持ちのほうが維持費は安くなるというわけです。
*追記:2015年9月1日からはデータプラン(ルーター)への変更によって月々サポートが消滅してしまうように約款内容に変更が入りました。そのため、2台目プラスのプランはこれまでデータプラン(ルーター)でもつのが主流でしたが、データプラン(スマホ/タブ)という形にしないといけなくなりました。
iPhone2台分の費用が必要?
ただこれは2台とも一括で契約した時の維持費です。2台一括だと実に16万円以上の費用が最低でも必要です。
家族まとめて割によって機種変更側で5000円、新規側が1万円の値引きが発生するため、ちょっとだけ安くなるものの、支払金額としては携帯電話に出す金額ではありません。
この支払いの負担を避けるには、2台目プラスで契約したiPhone 6を売ってしまって、費用の一部を取り返すという方法がこの節約術を使う方の一般的な対処法として利用されています。
iPhone 6 16GBのゴールドカラーだと6万円ほどで新品未使用品が買取されているため、家族まとめて割分の割引込みで1万円ほどしか負担が発生しません。その1万円ほどの負担で2年間総額30456円(1296円×24回)の割引を加え得ることが出来るので、多少の手間をかけても節約には効果的なやり方になっています。
多少グレーなやり方ではありますし、2台目プラスのデータ回線の扱いも2年後の更新月まで必要なので、ちょっとテクニカルなやり方になってしまいますが・・・。
2台目プラスのデータ回線として契約するiPhoneは、最初新規の音声回線として契約するのが一般的で、いきなりデータプランで契約させてくれるところはなかなかありません。 音声契約後にデータ契約へ変更、そこから 音声契約からデータ契約への変更は、2年縛りがリセットされますので、なるべく契約から早いタイミングで行ったほうが月々サポートの割引と合わせることが出来ます。 |
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/2015/05/docomo-dataplan/”]
https://smaho-dictionary.net/2015/05/docomo-dataplan/
この割引の合算方法は2台目プラスだけでなくシェアオプションでも可能になっています。2台目プラス適用のプラン(データS~Lパック)では1回線分しかこのマイナス回線を持てませんが、シェアパック10以上を代表回線が契約した場合は6月から最大19回線をシェアオプションで組むことが出来るので、理論上は今回のようなマイナス回線を19回線用意して驚異的な安さのdocomo回線を所有することも出来てしまいます。
このシェアオプションを使ってファミリー割引の枠を最大限に利用した具体的な料金についてはまた然るべき時に記事を用意しておきたいと思います。
※追記:5月15日より、「iPhone買い替え割」キャンペーンが始まりました。これは機種変更でiPhone 6,6Plusを契約した場合に、自動的に月々サポートが毎月486円も増加するというものです。
このキャンペーンは今回上記で計算した内容には適用されていないため、キャンペーンが続く6月30日までの機種変更ならば、全ての計算式の表示合計支払い額より486円マイナスされた金額が正規の料金ということになります。
例えばデータSプランへの機種変更で、一括契約を果たした場合には、表記では4401円ですが6月30日までの契約によってこれが3915円まで維持費が下がります。
割引金額としては馬鹿に出来ない金額になるため、今回のキャンペーンは機種変更するには非常に良い助けになることでしょう。
少しでも費用を節約したい方にはドコモオンラインショップがおすすめです。2160円の機種変更手数料と、頭金と加入必須オプションを避ける事が出来ます。例えばヨドバシカメラ、あるいはビックカメラだと頭金として3240円が必要です。ただしそれはドコモのオプション加入によって取られないという仕組みをとっています。仮にオプション加入ではなく頭金を支払った場合だと、先ほどの機種変更手数料と頭金で初月の契約費用が5400円も通常の価格よりも高くなります。
例えば以下のドコモショップではiPhone 6ではないものの、スマートフォン全ての契約に対して頭金5400円という普通に契約したら発生しないはずの金額がついています。機種変更の場合、更に2160円がつくため7560円もの余分な出費が発生します。
この5400円あるいは7560円という本体代とも何の関係もない価格が、ドコモオンラインショップからの契約では節約というか一切費用としてかからないため、機種変更するならiPhoneに限らずドコモオンラインショップが一番無難です。店頭の割引を期待して携帯ショップへ行く方も多いですが、ドコモの機種変更はほとんど値引きがインセンティブ上期待できず、割引があっても5400円以下は手数料と頭金で相殺されてしまうため、旨味がありません。むしろ時間が拘束されて無駄でしょう。ですので機種変更ならばオンラインショップ経由がベターな選択です。