スマートフォンの料金を節約する方法として、有名な方法の一つとして認知されているのが2台持ちです。
ガラケーとスマートフォンを2台持ち、電話とメールをガラケーで、ネット通信はスマートフォンでするという役割分担をすることで、1台持ちの時よりも全体の料金を節約することができます。
プランをしっかり組めば、2台でも合計3000円以下で毎月の通話・通信費用が組むことができます。
今回は実際に2台持ちする際のガラケー側のプランと、スマートフォン側をどのようなプランや契約で持てばいいのかということを紹介してみたいとおもいます。
ガラケーは最安プランで運用を
ガラケーとスマートフォンの2台持ちをする理由としては、電話がし易かったり電池持ちがいいからという理由があるかとおもいます。
今だとMNPをすることで、毎月の料金を安くすることは簡単ですが、それだとキャリアメールのアドレスが変わってしまうので、ネット専用のスマートフォンとガラケーとを分けて持った方がいいという考えもあるとおもいます。
どちらの考えにしろ、スマホと2台持ちし料金プランを最適化することで毎月の料金は1台持ちよりも節約に繋がることがあります。
ではこの場合、ガラケーのプランはどうすればいいのでしょうか。
ガラケーでは電話とメールしかしませんので、パケットプランは最低額のもので十分です。そしてメールが可能なように324円からの接続サービスとは契約しておきます。あとは基本のプランを自分の利用する方法にあわせて変更するだけです。
例えば同じキャリア間同士の通話が多い場合は、docomoなら「タイプシンプルバリュー」auなら「プランZシンプル」が最適です。
違うキャリアでの通話が多いばあいは、無料通話のついたプランがいいはずです。無料通話の時間に応じて、料金は違いますが、一番安くて1008円からになります。
これらをプランとして構成すると、こういう計算になります。
- 1008:バリュープランSS(auならプランSSシンプル、またはプランZシンプル)
- 324:iモード
- 401~:パケットプランの下限
- 1733円:合計
大体1700円ぐらいです。最も安いプラン(「タイプシンプルバリュー」、「プランEシンプル」)にすると、パケットプランが必須じゃないので、1200円になります。
- 802:タイプシンプルバリュー(auならプランEシンプル)
- 324:iモード
- 0~:パケットプランの下限
- 1126円:合計
今スマートフォンを使っている方で、ガラケーに戻そうと考えている方は、前に使っていたガラケーを持って、各キャリアショップで「持ち込み機種変更」という手続きをしてもらえば、あえて新品のガラケーを買わなくてもプランを元に戻せます。
こうしたプランでまずはガラケーを持ちましょう。
ただ、新たに購入をしても月々サポートによって通信料がこの料金よりも下がる場合もあるため、そちらも一つの選択肢になるとおもいます。
https://www.mydocomo.com/onlineshop/home/index.html
特にガラケーの高額な月々サポートや毎月割を持った端末を購入すると、最安で2円で使えてしまうものもあります。auの場合は新規とMNPが2円で使える条件ではあるのですが、docomoの場合だと機種変更でも2円や200円ほどで毎月のガラケー維持費が済んでしまうという非常に面白い料金プランで持つことが出来ます。その内容については以下の記事で解説しています。
『3円ガラケー』が契約できるdocomoとauのフィーチャーフォン端末とその方法 | スマホ辞典
*追記:ドコモに関しては更に本体が安くて料金も安い「SH-07F」というガラケーが出てきており、これを機種変更で契約すると相当安くすることが出来ます。
機種変更で節約運用可能なdocomo格安ガラケー(SH-07F,F-07F)の在庫が復活 | スマホ辞典
スマートフォンはネットだけに特化
スマートフォンの持ち方はいろいろあります。
メインの話題となるのは、やはりMVNOの格安SIMを使った運用方法だとおもいます。
格安SIMは安いもので月額1000円以下でネットが使えます。ネットしか使えないので、ガラケーのほうで電話をするという2台持ちモデルとぴったりあいます。電話を使える格安SIMもありますが、それは料金が上がります。おすすめとしてはOCNモバイルONEやBIGLOBEなどですね。
*追記:BIGLOBEは速度低下が激しくなっており、おすすめから外します。その代わりIIJmioというOCNモバイルONEと共に「格安SIM界の2強」とも呼べるMVNOを選べば失敗はないでしょう。
*追記2:MVNOの情勢は日々変わってきております。最近ではBIGLOBEだけでなくOCNモバイルONEも速度の低下が目立つようになりました。増える契約者数に対応できてないようです。ここ最近の高速なMVNOについては10社の速度計測結果を比較していますので、それを参考にしてもらえればと思います。こちらではNifMoやDMM、IIJmioが優秀な結果を出しています。
MVNO格安SIM10社の実効速度を主に混雑する時間帯で比較してみた | スマホ辞典
格安SIMの利用にはSIMが使えるスマートフォンが必要です。このスマートフォンはSIMフリースマートフォンと呼ばれるものか、docomoのスマートフォンである必要があります。
auやSoftBankから出ているスマートフォンは、格安SIMが使えないものがほとんどです。
格安SIMを使う場合には、格安SIMの契約とdocomoかSIMフリースマートフォンの「白ロム」と呼ばれるものを用意しておく必要があります。すでにdocomoのスマートフォンを持っている方はそれでもいいですが、持っていない方は別に購入する必要があるのです。
格安SIMと白ロムスマホ、この2つを組み合わせてようやくネットができる2台持ちのスマホ側がつくれます。
この格安SIMと白ロムスマートフォンの組み合わせについてはいろいろ選択肢があります。この選択肢について、おすすめの選択肢なんかを他のブログ記事で書いてますので、そちらを見てください。「白ロム」カテゴリーには、docomoのおすすめスマホを紹介したりしてるので、そちらも見てくだされば、参考になるかもしれません。
*追記:最近ではdocomoの白ロムではなく、「データプランでMVNOの格安スマホを契約する」という方法が簡単になってきています。docomoの白ロムよりも若干スペックは低いですが、APNの設定やテザリングが可能などの使い方に幅がでるため、オススメできるセットが登場してきています。docomoのスマートフォンを持っていない方は、こちらのMVNOが販売する格安スマホセットを契約することをおすすめしています。
どのセットがいいかについては、以下の記事を参考にして下さい。
おすすめ格安スマホセット5選 2015年度版 | スマホ辞典
もう一つMVNOに頼らない2台持ちのスマホの持ち方があります。
それがdocomoのデータ回線で運用する方法です。データ回線は、MVNOの格安SIMのように電話は出来ませんが、その分毎月の料金が普通に持つよりも安くなります。
docomoのデータ回線は月々サポートと合わせると、安くなります。この安くなる例は過去にいろいろ計算しているので、それを見てください。
例えばiPhone5cをMNPで買ってデータ化した場合の料金はこちらに書いてます。「ネットだけの料金」という項目です。
MNPで買ってデータ化というのは、MNP弾が必要なので難しいですが、新規で安い月々サポート付きの端末をデータ化した場合の例はこちらです。
なかなか新規で0円は探すのが大変ですが、これを見つけてデータ化すれば、わざわざ白ロムスマートフォンを用意せずに、0円でスマホが手に入って安くネットができる運用回線も手に入ります。お暇のある方はこういう特価商品を探すのもいいかもしれません。
*追記:上記2つのデータ化運用については、現在スマホ自体の在庫が無く、記載されている方法での運用ができなくなってしまっています。そのため、上記2つの方法については既に不可能となっているのでご了承下さい。
やはり今はMVNOがセットにして販売している格安スマホセットの中から、高性能なものを選んだほうがより快適につかえるかと思います。先ほどオススメのセットについて乗せておいたので、それを参考にしてみてください。
毎月の出費は2台持ちだと2600円
一旦話をMVNOの格安SIMに戻します。
このようにガラケーと格安SIMで運用するスマートフォンの2台持ちにした場合、1ヶ月の維持費用は大体2600円となります。
格安SIMは安いプランで900円ほどです。これでも充分使いやすいので、この900円のプランと先ほどガラケーの料金計算で出た1700円を合わせると、大体この料金が毎月の維持費用になるとおもいます。
ネットも電話も出来て、月3000円以下で持てるというのは、普通に1台で持って5000円以上するキャリア回線よりも結構安いのではないでしょうか。
2台持ちのプランの料金プランの構成の仕方は、このような感じです。電話とネットをする回線をあえて分けることで3000円以下の運用費用となり、普通に持った時の6000円前後といった費用よりも半分ほどまでに節約することができます。
具体的なネット側の料金はここで紹介した過去のブログ記事や「MVNO」カテゴリーなんかを見ていただければもうちょっとはわかりやすくなるかもしれません。
2台持ちには、こうした料金節約の他にも電池持ちの負担を分散させてリスク管理できるというメリットもありますし、悪い運用方法ではなくむしろ良い運用方法であるはずです。こうした持ち方を是非皆さんもしてみてください。
スマホ辞典さんを参考にして、DOCOMOのスマホからGRATINAにMNPして、OCN モバイル ONE 契約して格安運営してます。
嫁もGRATINAにMNPしました。データはARROWS V F-04Eを新規一括0円で買って毎月1600円ほどですむのですが。通話料で計1万円ほどになってしまいます。料金プラン変えたり、楽天電話契約しましたが使いこなせないので悩んでいました。
今度のDOCOMOのカケホウダイ、いいかも。2200円だけで運営できるかですが。AUの対抗策をとりあえず待ちます。
マイナビの記事だと出来そうなんですよ。
http://news.mynavi.jp/articles/2014/04/11/docomo_newplan/002.html
「利用者によっては、新料金プランの適用によって利用料金が上がってしまうのではないか」という質問に、加藤社長は「基本的には、カケホーダイとパケあえるの両プランを使っていただき、リッチなコミュニケーションを実現してほしい。でも、通話だけ使えれば良いという利用者には、カケホーダイだけ、というプランを適用できる。また、スマートフォンはデータだけ使う、という利用者にもそのようなプランを適用できる」と説明した。
申し訳ありません、ど素人なのですが
教えてください・・・。
今DOCOMOのSO-02E(xperiaZ)を使用していまして、月々7,000円程請求が来ます。
上記にあるように、ガラケーと2台持ちして出費を抑えようと思っているのですが、質問させてください。
マツコデラックスがCMしているOCNのSIM(980~)と
オークションなどで入手(予定)のガラケーを準備すればよいのでしょうか?
いままで使用していたドコモのアドレスは削除されることはないでしょうか?
上記に書いてある中で特にデメリットはないようですが、あるとすればどのようなことでしょうか?
多分7000円の中に本体代の請求もあるとおもいますので、ガラケーに変えると月々サポートが消えて大して節約にならないとおもいます。
本体代が精算されたら本文中のようなやり方で節約にはなるとおもいます。
初めまして。参考にさせていただいてます。
今au光に入っていてauスマホを持っており電話をそんなに使わないのにも関わらず計12000円ほど掛かっています。
通信費を減らしたく2台持ちに是非代えたいのですが家用回線がどうなるか気になります。
テザリングで対応するかauの回線をそのままにガラケーを持てばいいのでしょうか?
ご教授賜りたくコメしました、よろしくお願いします。
ちょっと何が何だかよくわからないので何もわかりません
申し訳ないですがお役にたてそうにないです。ごめんなさい。
テザリングでネットに繋ぐとあっという間に制限をオーバーして低速モードにされるようなので常用はやめておいた方がいいです。あくまで非常時用にと思っておいたほうがよさそうです。
今からスマホに替えようと思っておりますが、auガラケーで月々2500円位しか係っておりません。ショップで聞くと安くて6800円になってしまいます。自宅ではauひかり回線でネットと電話を使用しているのでスマートバリュー適用になりますが、それでもこの金額が最低係ります。一番安くスマホを持てる方法を教えて頂けないでしょうか?(2台持ちでもOKです)おうち電話でau間同士と自宅は無料です。無料通話は1000円ついてます。
例えばこのようなスマホを買って
Ascend G620S
格安SIMを使って2台持ちにするのはどうでしょうか。例えばDMMモバイルなんかは最安のプランと大容量のデータプランもあって契約の変更がしやすくて初心者の方でも使いやすいかもしれません。
DMM mobile
あくまで一例ですがそれほどネットを熱心に使うことをしなければ充分かと思います。