iPhone5sと5cの発売直前に、MNP引き止めポイントの存在がネット上で大きく取り上げられました。
このMNP引き止めポイントは、スマートフォンを複数契約している人にはおなじみの制度でしたが、この度多くの人がMNPを検討していく中で、口コミにより大きく広がっていったようです。
今では「コジ割」「コジP」などと呼ばれているようです。
今回は改めてMNP引き止めポイントについて紹介して行こうとおもいます。
MNP引き止めポイントとは
MNP引き止めポイントとは、文字通りMNPをしようとする人に思いとどまって貰えるよう渡される各キャリアで使えるポイントが渡されます。ポイントの額は過去の機種変状況、また継続利用期間といった様々な要因を考慮されて渡されますが、平均すると10000ポイントが大体の目安になるでしょうか。
MNP引き止めポイントの貰い方
「コジ割」「コジP」をもらう方法として紹介されているやり方には色々なやり方がありますが、個人的には電話で貰うのが一番確実な方法だと思っています。
docomoの場合はネット上でMNP予約番号を発行しても、対象者ならもらえますが、対象者でないと貰えません。電話の場合はうまく話を進めていけば、ネット上での申し込みでは対象外でも、特別にポイントを貰える場合があります。
ですのでここでは電話で貰う方法を勧めたいとおもいます。
それぞれの電話窓口は以下になります。基本的に通話料のかからない151・157へのダイヤルがいいとおもいます。
docomo
151または、0120-800-000
au
157または、0077-7-111
SoftBank
157または、0800-919-0157
交渉術・話術
ここでは電話でMNP引き止めポイントを貰う交渉術について紹介しましょう。2パターンのやり方を紹介してみます。
1:長期契約者の場合
長期契約者の場合は、迷ったふりを見せるのがポイントです。今使っているキャリアを変えたくないが、MNPしたほうが安いからどうしようかまだ悩んでいる、ということを伝えてみましょう。
MNPする理由に安さがあるということを伝えれば、相手にとってもポイントを利用して引き止め易くなるはずです。まずはこうした方法で探りをいれてみましょう。
2:短期間しか利用継続していない状態
上記のやり方で引き止めポイントが出なかった場合は、こちらの方法を使ってみましょう。こちらの方法は短期間しか契約してない人でも使えます。
その方法とは、はっきりとポイントが自分は貰えるのかどうかを聞いてしまうということです。
こうしたやり方はちょっと恥ずかしく思えてしまうことですが、電話の相手も慣れてるはずですので大丈夫です。「ネットで見たんだが」と前置きすれば話し易くなるはずです。そして「自分はそのポイントが貰える対象か」ということを聞き、貰えるならば機種変更で使いたいと素直に言ってしまいましょう。
こうすると案外簡単にMNP引き止めポイントが貰えてしまいます。
3:それでもダメな時は
それでも貰えないようならば、一旦MNP予約番号を発行するのはやめて、電話を切りましょう。そしてしばらくたったら再度電話して、「別のオペレーター」と交渉しましょう。
電話口に出てくるオペレーターさんも人間なので相性の良し悪しがあるものです。向こうがなんらかの気持ちで「今日は絶対にMNP引き止めポイントを配らない!」と心に決めていたら、例えば10年以上が使ってても、MNP引き止めポイントは出ません。
ですので、交渉がうまくいかないようなら別のオペレーターにつなぎましょう。そうするとすんなりポイントが貰えることがあります。
MNP引き止めポイントの額は?
MNP引き止めポイントの貰える額は人によって異なります。
長期契約者ほど高い額のポイントを貰えるのが一般的です。
ここではそれぞれのキャリアで貰える額の一例を紹介して見たいと思います。
docomo
10年未満:5000〜15000ポイント
10年以上:15000〜ポイント
au
10年未満:3000〜15000ポイント
10年以上:15000〜30000ポイント
SoftBank
10年未満:5000〜15000ポイント
10年以上:10000〜ポイント
SoftBankの場合、10年未満でも15000ポイント貰える人もいれば、10年以上で10000ポイントしか貰えないという人もいるようです。こちらは家族に他にSoftBankを使っている人がいるかどうかが関係してくるようです。
auの場合、交渉すれば家族の回線にポイントをつけることができます。
docomoでは対象の回線のみのようです。
これらのMNP引き止めポイントを使えば、機種変更でもiPhone5sや5cを安く購入することができるでしょう。乗り換える気が無くても試しに電話だけでもしてみるのがいいとおもいます。
本当は何も言わなくても長期契約者にこのような優遇策を行って欲しいのですが・・・。
*追記:Softbankは増額、docomoは減額傾向
2013年12月以降、ニュースで取り上げられるほど、携帯キャリア同士での顧客獲得競争が激しくなっており、MNPキャッシュバックの増額と共にこの引き止めポイントも大きく増え始めています。
特にSoftbankではこの記事を書いた当初では15000ポイントが限度だったのですが、それが今では最低でも30000ポイント、条件が揃えば50000ポイントという高額なポイントを貰えることが出来てしまいます。
条件も緩くて、4か月以上契約していて尚且つフラットプランに加入していると簡単に30000ポイントの提案は出てくるものと体感としては感じます。もしもSoftbankをお使い中で機種変更する予算が足りないという時は電話してみるといいかもしれません。
これとは逆にdocomoではあまりポイントを配らなくなりました。2年間ぐらいの契約にはポイントを配られても稀で、10年越えでようやくお得なポイント(大体1万ポイントぐらいから)が手に入るかな、といったレベルです。docomoについてはあまり期待しないほうがいいかもしれません。