国内ではdocomo専売モデルとなるXperia Z5 Premium SO-03Hが発売となりました。
4K画質までの表示に対応(通常のホーム画面などではフルHD、4kソースの動画などの表示に4k対応)した超高画質ディスプレイを搭載した5.5インチスマートフォンです。
発表当初から実売価格の高額化が噂されていたXperia Z5 Premium SO-03Hですが、その噂通りかつてないほどに一括価格と維持費が高額となっています。しっかりとした支払いプランを持っていないと購入後の負担が重すぎる契約になりかねません。そこでここでは今回のXperia Z5 Premium SO-03Hの価格と毎月の維持費を主に機種変更とMNPで確認しておきたいと思います。
Xperia Z5 Premium SO-03Hの価格と月々サポート
価格自体はiPad Proを除いては10万円を超えないようにしているdocomoなので、Xperia Z5やiPhone 6sといった最上位モデル系の端末と同じ金額です。問題は月々サポートの低さです。10万円を超えないようにした弊害によって、月々サポートがMNP以外購入サポート端末並みの低さになっています。
Xperia Z5 Premium SO-03H |
MNP | 新規 | 機種変更 |
---|---|---|---|
一括価格 | 93,312円 (3,888円×24回) |
||
月々サポート | ▲2,241円 | ▲918円 | |
実質価格 | 39,528円 | 71,280円 |
実質価格では実に7万円超えという近年見ない金額をつけることになりました。機種変更と新規では計画性を持った契約が必須となるでしょう。
追記:これまでは機種変更の実質価格が7万円を超えていたXperia Z5 Premiumですが、16年3月末まで限定で月々サポートがキャンペーンによって増額されており、最安で実質2万円近くにまで値下げされています。
期間限定の年度末セールとなっていますので、ぜひ機種変更を考えていた方は、こちらのキャンペーン価格についても確認してください。詳しくは以下の記事にまとめてあります。
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/2016/02/xperia-kisyuhenkou/”]
Xperia Z5 Premium SO-03Hの維持費
価格と月々サポートを元に維持費を出してみます。
月々サポートが契約によって異なるため、維持費は機種変更とMNPの2つを計算しています。割引系の施策は適用しやすいであろうシェア15特割を使うことを前提に、シェアパック15・シェアオプションの料金を計算に反映させています。また基本プランは少しでも維持費の安いカケホーダイライトを採用することで料金を抑えています。完全な音声通話定額が欲しい場合には、更に1,080円を追加する必要があります。
機種変更
Xperia Z5P SO-03H | データM | シェアパック15 | シェアオプション |
---|---|---|---|
カケホーダイライト | 1836 | ||
spモード | 324 | ||
パケットパック | 5400 | 13500 | 540 |
シェア15特割 | ― | ▲540 | |
月々サポート | ▲918 | ||
(一括時)合計維持費 | 6,642円 | 14,202円 | 1,242円 |
Xperia Z5P端末代 | 93312円 (3888円×24回) |
||
(分割時)合計維持費 | 10,530円 | 18,090円 | 5,130円 |
MNP
Xperia Z5P SO-03H | データM | シェアパック15 | シェアオプション |
---|---|---|---|
カケホーダイライト | 1836 | ||
spモード | 324 | ||
パケットパック | 5400 | 13500 | 540 |
シェア15特割 | ― | ▲540 | |
月々サポート | ▲2241 | ||
(一括時)合計維持費 | 5,319円 | 12,879円 | 0円(▲81円) |
Xperia Z5P端末代 | 82512円 (3438円×24回) |
||
(分割時)合計維持費 | 8,757円 | 16,317円 | 3,438円(▲81) |
MNPではのりかえボーナスによる端末値引きは適用済みとなり、82,512円が11月中のMNP価格となります。
機種変更ではシェア15特割前提のシェアオプションですら分割で5,000円超え、データMパックの単体での運用もついに1万円を超える形になってしまいました。MNPはまだ許容範囲な料金ですので、安さ重視ならMNP以外にはないでしょう。
カケホーダイライトを前提にしたプランでもこの料金ということで、今回のXperia Z5 Premium SO-03Hの高さが目立つものになっています。
10年以上の利用でどうなるか
10年以上利用している長期ユーザーの多いdocomo。そうしたユーザーが今回のXperia Z5 Premium SO-03Hを機種変更で契約した場合に料金がいくらになるのかを確認しておきましょう。
適用される割引は以下の2つです。
ありがとう10年割・・・10年以上の契約回線で機種変更をした場合、▲432円の割引が24回分増額- ずっとドコモ割・・・5・8・10・15年以上のdocomoユーザーは契約プランによって割引が継続適用
ずっとドコモ割は代表回線のみの適用で、シェアオプション回線には非適用です。またFOMAからの機種変更による特典などはありません。FOMAからならばもっと他のスマホへの機種変更がお得になるでしょう。
これら2つの割引が適用されることで値下げがされます。例として上記の機種変更の維持費に、10年以上のdocomoユーザーが受けられる特典を反映させた維持費を出してみました。
Xperia Z5P SO-03H | データM | シェアパック15 |
---|---|---|
ずっとドコモ割 | ▲648 | ▲864 |
ありがとう10年スマホ割 | ||
(一括時)合計維持費 | 5,562円 | 12,906円 |
Xperia Z5P端末代 | 93312円 (3888円×24回) |
|
(分割時)合計維持費 | 9,450円 | 16,794円 |
ずっとドコモ割・・・
※10年以上:(データM/L:▲648円 シェア10/15:▲864円 シェア20:▲1080円 シェア30:▲1620円)
その他
5年以上:(シェア10/15:▲324円 シェア20:▲648円 シェア30:▲864円)
8年以上:(シェア10/15:▲648円 シェア20:▲864円 シェア30:▲1080円)
15年以上:(データS/らくらく:▲648円 データM/L:▲864円 シェア10/15:▲1080円 シェア20:▲1620円 シェア30:▲2160円)
10年以上の利用で大体月に1,000円ほど安くなります。毎月1,000円は結構大きな割引金額だと思うのですが、Xperia Z5 Premiumの元値が大きすぎるためちょっと恩恵は感じにくいでしょうか。
15年以上になるとデータSパックからも割引がされますが、カケホーダイライトの誕生であまり関係はないでしょう。
追記:ありがとう10年スマホ割は終了しており、長期利用者優遇系キャンペーンはずっとドコモ割が中心となっています。
海外版も高額、年度末の値下がりに期待か
Xperia Z5 compact SO-02Hの時はSIMフリーモデルの海外版のほうが、契約時の割引を無視すれば安く、利用方法によってはお買い得になる状況にありましたが、このXperia Z5 Premium SO-03Hでは海外モデルも9万円超えとdocomo版とほぼ変わりない値段になっています。
安く購入する方法というのが今回はほとんどなく、MNPと各種割引を駆使することでしかしばらくはお得な購入・契約はできないでしょう。
今後安売りや割引の増額が期待できるとしたら、12月~3月のいわゆる「年度末」のセール的な価格による販売でしょうか。携帯電話が最も安く購入できる確率が高いこの時期まで購入を待つことが出来るのならば、Xperia Z5 Premiumも多少は販売促進の施策対象になって安く契約できるかもしれません。
それ以外はある程度金銭的に余裕がないと、特に新規とMNPは厳しい価格設定でスタートしている状態です。予約キャンペーンへのエントリーを済ませている場合は一発逆転のチャンスもありますが、それ以外での購入は計画性を持って契約する必要があります。
追記:これまで高額なXperia Z5 Premium SO-03Hですが、ようやく年度末になってセールが始まりました。特に機種変更においては条件を満たすことによってこれまでとは比較にならないぐらいに価格が変化しているため、今一度確認してみて下さい。
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/2016/02/xperia-kisyuhenkou/”]