ここ最近のMVNO格安SIMは音声付帯プランが好まれて契約されているようです。
楽天モバイルなんかだと全体の6~7割以上が通話付きのプランが選ばれているようで、かつてはデータプランでサブ回線運用が主流だった格安SIMですが、プランの豊富さやキャリアのMNP優遇が少なくなったことでMVNOをメイン回線として運用する方が大きく増えています。
低価格な音声基本料とデータ通信料を合わせても2,000円を超えないようなプランも各社用意されており、料金面での契約のしやすさというのはキャリアの回線にはないものになっています。
音声付帯プランが広がるにつれて各MVNOでは無料通話/通話定額系のオプションも登場してきており、楽天モバイルを中心に最近ではIIJmioやmineoまでが通話向けのサービスを充実させています。
1回5分の通話時間までなら何回でも無料の通話定額オプションが各MVNOで約850円ほどで提供されていて、音声付帯プランを契約するユーザーの多くがオプション込みでの運用を選択するとのデータを各社公表しています。
このオプション含めて契約しても3GBのデータ量で2,500円ほどの料金に収まり、MVNO格安SIMでのメイン回線の運用は通信費の節約という点で簡単に実現できるようになっています。料金面では「格安SIM」という通称通りの満足度の高い金額を提供してくれているでしょう。
しかし一方で通話時間が1回5分では少なく感じる、通信速度の点にも目を向けると不安要素も多い、という料金面だけのメリットだけでは十分ではないと感じる賢明な目を持ったユーザーは、安い料金で通話定額ができると言ってもMVNO格安SIMの契約には慎重かもしれません。
今回はそんな料金以外にも高いクオリティの通話定額回線に目を向ける特集記事になります。通話定額プランのMVNO格安SIMをこれから契約しようという方にむけて、回線品質も求めた上で安く運用できる代替通話定額回線について紹介しようと思います。
通話定額プランとして他社よりも良いY!mobile
安さと回線の高いクオリティを持った回線として、格安SIMの通話定額回線の代替案としてだせるのはY!mobileの回線です。
Y!mobileの音声付帯プランは、標準の状態で通話定額を利用できる回線となっています。
通話定額の内容は
- 1回10分
- 300回/月
の通話が無料になるというものです。無料通話時間終了後は30秒/20円の通話料がかかります。
MVNOの一部通話定額と比較すると次のようになります。
通話定額内容 | |
Y!mobile | 10分間まで300回 |
楽天モバイル | 5分間まで無制限 |
mineo | 30分または60分の通話が定額 |
通話定額の内容を比較すれば、他社よりもY!mobileのほうが10分と5分長く無料で通話をすることができます。
事務的な内容であれば5分でもいいかもしれませんが、ある程度の意思疎通を目的とした通話をしたいのならば時間として10分ぐらいは必要になるでしょう。
Y!mobileはそうした需要をしっかりとカバーできています。
そもそも格安SIMの通話定額オプションへ加入予定の方は、通話の機会が多いということを自覚した上で契約していると思いますから、そうした場合にはより無料通話の時間が長いこのY!mobile回線のほうがより適しているかと思います。
通話回数は月に300回に制限はされているものの、1日平均10回は可能であるので十分な回数ではあるでしょう。
通話定額の部分の比較だと格安SIMよりもY!mobileのほうが魅力的というユーザーは少なくないはずです。
今ならSIMのみの契約でも1年間2138円から
しかしこうした音声定額のメリットがあると言っても、安くなければ格安SIMとの比較というのは難しくなるでしょう。格安SIMが2500円ほどで使える中で、Y!mobileの料金が高くては中々こちらを選ぶというのはできないでしょう。
Y!mobileの料金プランは通常ですと以下のようになっています。
通常料金 | スマホプランS(1GB) | スマホプランM(3GB) | スマホプランL(7GB) |
---|---|---|---|
月額料金 | 2,980円(税込3,218円) | 3,980円(税込4,298円) | 5,980円(税込6,458円) |
平均的な3GBのプラン(スマホプランM)で3,980円は単体で見ると悪くない料金ですが、格安SIMと比較すると若干高い印象です。1GBのスマホプランSは安いですが1GBというデータ容量が若干不安を感じるものになっています。
ただ現在はこの料金とデータ容量での契約にはなっておらず、各種キャンペーンによってもっと安くて多めのデータ通信量を利用することが出来る契約が可能です。「データ2倍キャンペーン」と「ワンキュッパ割」の2つのキャンペーンがY!mobileのSIMのみ契約にも適用されて、上記の料金表が現在異なる形になっています。
CP適用料金 | スマホプランS(2GB) | スマホプランM(6GB) | スマホプランL(14GB) |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,980円(税込2,138円) | 2,980円(税込3,218円) | 4,980円(税込5,378円) |
実際に現在の契約における通信料およびデータ量が適用されるのは上の表の内容です。
通信料の割引は1年間限定、データ容量の増量は2年間限定で以降は500円毎月かかります。それでもこの2GBで2,138円から使えるようになるというのはかなり安く感じないでしょうか。これなら料金面でもMVNO格安SIMの通話定額との比較が十分可能ですし、次の表のように実際最初の1年の料金ではY!mobileのほうが安く運用できるという特徴があります。
通話定額プラン料金 | |
Y!mobile | 2,138円(2GB) |
楽天モバイル | 2,646円(3GB) |
mineo(30分無料通話) | 2,635円(3GB) |
通話定額として無料になる通話時間が長いだけでなく料金も実は安いという格安SIMとの比較では大きなメリットをもっているのがY!mobileの一つの特徴となっています。
Y!mobileのその他のメリット
これ以外にも豊富なメリットがY!mobileには存在しているので、更にその点を通話定額型の格安SIMと比較してみましょう。
通信速度
Y!mobileが格安SIMと比較して優れている点は通話定額時の通話時間の長さだけでなく、通信速度の点でもどんな格安SIMよりも速いというメリットがあります。
格安SIMは安い上に通話定額も選べ、低価格で大容量のデータプランを選ぶことが出来る魅力的な契約なのですが、一つの大きなデメリットとして通信速度が時間帯によって大きく変化してしまい、特に昼や夜間は相当に遅くなる状況というのが珍しくない性質の回線です。
この回線速度は格安SIMを中長期的に使っていく上で考慮すべき大事な要素で、毎日利用するネットの閲覧にストレスを感じながら使い続けるというのは結構辛い運用になってしまいます。別のMVNOへの乗り換えやキャリアへの出戻り理由になるのもこの通信速度が一番の理由になるほどに、遅い回線を使うのはストレスを感じるものであり、MVNO格安SIM全体で抱えるデメリットです。
この問題をY!mobileなら解決してくれています。Y!mobileは料金こそ安いもののキャリア回線であるSoftBank回線をほぼそのまま利用しているため、時間帯による極端な速度低下はありません。速度が落ちる場面と言えば出勤・帰宅時間のビジネス街の駅前ぐらいが普段の速度低下ポイントでしょう。格安SIMに比べれば速度の不安定さで悩まされることはほとんどありません。
この通信速度が良いというメリットは、料金や通話定額プランといったメリット共にY!mobileを選ぶ際の理由に確実になります。
豊富なサービス
これ以外のメリットとしてはサービスの豊富さを挙げられます。
「シェアプラン」「家族割引サービス」「データSIMプラン」に「店頭サポート」とMVNOには見られないサービスやオプションの類を用意しています。
詳しくはそれぞれのサービス・オプションについても触れたY!mobileの特集記事に任せますが、例えば「家族割引サービス」なんかはこちらを利用するだけで毎月500円も料金割引が適用されるため、家族でY!mobile回線を利用することによって更に安く運用することが出来ます。
また店頭でのサポートも大手3キャリアのクオリティは望めないもののある程度受けられるため、遠方に住む家族がスマホのことで困った時も代わりにサポートしてくれるのも助かる点でしょう。もちろん自身が困った時も聞きに行けるメリットもあります。
こうしたサービス面でまだまだMVNOが対応できていないところをカバーしているというのは、Y!mobileを選ぶべき理由として考えることが出来るでしょう。
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/mvno/ymobile/”]
デメリット
2年縛り
ただメリットだけではないのは格安SIMと同じです。
Y!mobileは格安SIM以上のメリットを持っていますが、格安SIMよりもデメリットと感じられる点も存在していることも契約前には確認しておかなければなりません。
特に格安SIMと比較した時にデメリットとなるのは契約解除料が発生する縛り期間が長くて更新型という点です。
格安SIMの音声付帯プランだと、通話定額オプションを提供しているところでも長くて12ヶ月、短いところだと6ヶ月の通話プランの利用で解約金が発生する「縛り」というものはなくなります。
これに対してY!mobileは解約金がかからないのは2年間の継続契約をしないとだめで、その後もこの2年縛りが更新されてしまい格安SIMのように縛りが消えるような仕組みにはなっていません。
契約に後悔しても少しの間我慢すれば乗り換えが容易になる格安SIMと比較すると、Y!mobileは解約やMNP契約のタイミングが限られているという点で劣った内容となっています。
通話定額系格安SIMを契約するならY!mobile
2年縛りの扱いでキャリア的な不自由さを持つY!mobileですが、通話定額で使うと考えた時にはそれ以上のメリットを得られるのは確実ですので、Y!mobileを使うという選択も考えてみてください。
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通話定額の部分と通信速度の良さで格安SIMの通話定額オプションよりも内容・品質共により上のものを提供し、料金でもほぼ格安SIMに近い金額を示すことが出来ているのがY!mobileです。そのため通話定額系の格安回線を契約したいと思っているならば、まずはY!mobileを最初の選択として加え入れることが適しているかと思います。
これまでのY!mobileはスマホとセットで契約しなければ月額割引が効いて安くなる、というやり方しかお得な契約はありませんでしたが、今だとSIMのみ契約にキャンペーン2つが適用されることによって、MVNO格安SIMのようにSIMだけの契約でも安くお得に大容量プランを利用できる環境になっています。
契約のしやすさというのも今までよりよくなったことで、キャリアに近い使い勝手で料金を節約させたい方、通話定額プランが必須で格安SIMの回線速度や品質に不満を持っている方、そしてこれから格安SIMの通話定額プランに加入予定だった方なんかは、このY!mobileの契約を優先的に考えたほうが後悔のない契約が出来るかと思われます。
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