6月22日より発売されたXperia XZ2 compact SO-05Kについて触っているので、そちらのレビューについてをまとめてみたいと思います。
Xperia XZ2 compact SO-05Kはその名の通りXperia XZ2シリーズにおけるコンパクトサイズモデルのスマホとなり、日本ではドコモ専売の機種となります。
https://www.sonymobile.co.jp/xperia/
人気の高い小型モデル、とくに今回は夏モデルの中でハイスペック型のスマホでコンパクトモデルはこちらのXperia XZ2 compact SO-05Kしかないこともあり気になっている方は多いと思うので、レビューを確認してもらって購入判断を付けてもらえればと思います。
ぶっちゃけ夏モデルの中ではトップクラスにバランスが良い機種となっており、暫くの間は非常におすすめできる機種となるので興味を持っている方は選んでも後悔しない機種かと思います。
性能はもちろん、そのサイズバランスの良さやコストパフォーマンスの良さはかなり目を惹くものになっているので万人に勧められる機種です。
ドコモオンラインショップ:Xperia XZ2 Compact SO-05K
※現在キャリアでの購入よりも白ロムでの購入の方が安くなっています。
こちらのスマホに興味がある方は、赤ロム保障・SIMロック解除周りの保証があるイオシスやじゃんぱらなどの白ロムショップでの購入も検討をしてみてください。
Xperia XZ2 compact SO-05K スペック&外観
Xperia XZ2 compact SO-05K | |
OS | Android 8.0 |
CPU | Snapdragon845 |
RAM | 4GB |
ディスプレイ | 5インチ フルHD+(1,080 × 2,160) |
ROM | 64GB |
バッテリー | 2760mAh |
サイズ | 65×135×12.1mm |
重量 | 168g |
カメラ | メインカメラ:1920万画素 インカメラ:500万画素 |
その他機能 | 最大受信速度644Mbps IPX5/8防水、IP6X防塵 指紋認証 ハイレゾ/LDAC |
まずはスペックの確認から。
5インチかつワイドディスプレイに対応し、フルHD+の解像度に進化しています。
SoCも最新ハイエンド向けのSnapdragon 845、RAM4GBという構成になっており、コンパクトサイズのスマホといってもスペック面に妥協はほとんどなくハイエンドスマホとして君臨しています。
Xperia XZ2シリーズ他2機種と比べても端末重量も許容範囲内に抑えられており、スペック面での不満点は少なくなっています。
防水・防塵、おサイフケータイに対応。ワイヤレス充電やダイナミックバイブレーションシステムなどシリーズ機種に搭載されている機能は一部削除されています。また最大受信速度が988Mbpsではなく644Mbpsとこちらも機能がダウングレードしているところはあります。
ワンセグ視聴はアンテナケーブルコードが必須です。イヤホンジャックもないため周辺機器をそろえる場合にはご注意を。
カラーは4色展開。シルバーやモスグリーンなんかはこれからの季節爽やかさが増すでしょうか。
サイズ感は良し ワイドディスプレイ化+狭ベゼル化で大画面でも本体サイズはコンパクト
Xperia XZ2 compact SO-05Kについてまず気に入るのがそのサイズ感だと思います。
大画面スマホをこれまで多く触ってきたというのも影響していると思いますが、Xperia XZ2 compact SO-05Kはまず最初に持った時の手の収まりの具合が非常に良く、取り回しの良さというものを強く感じることが出来ました。
横幅がスマホの持ち易さの基準とされている70mmよりもさらに細い65mmということで、無理なくホールドすることが出来るようになっています。
またXperia XZ2では無駄に感じられた背面のふくらみ、「ランチパックデザイン」についても横幅が細くてホールドに負担がないために、すんなりと手のひらになじむ形状のように感じることが出来ました。
横幅のスリムさと背面のふくらみによって、長時間持っていても無理がないために疲れないデザインが実現されており、似たようなデザインながら難を感じたXperia XZ2とは全く異なる快適さを実現しています。
このサイズ感とデザイン感というのはこれまで複数の夏モデルを触ってきましたが、ダントツで気持ちの良いものとなっており、持ち易さやそれに付随する操作性の快適さを求めようと思った時にはこのXperia XZ2 compactはベストな選択になってくるのは間違いないでしょう。
そしてもう一つサイズ感の中で触れておくべき大きなポイントは、18:9のワイドディスプレイ化と上下のベゼルを狭くしたことにより、コンパクトモデルの名を冠しながらディスプレイサイズは5インチという大画面を実現した点があります。
Xperia XZ2 compactは上述したようにコンパクトモデルの特徴である持ち易いサイズ感というものはしっかりと維持されていながら、従来とは違う縦長のワイドディスプレイを採用することによって端末サイズを大きくすることなく画面サイズを大きくしています。
上下のベゼルも今までのXperiaシリーズとは違って狭ベゼル化がされたことにより縦の幅も短くなっているため、全体的なサイズ感が使いやすさや取り回しの良さというものに特化したものになっているのは間違いありません。
重さも168gとコンパクトモデルにしては重いものの、夏モデルが180g~200gぐらいの重さとなってしまっている中では十分にこちらも取り扱いしやすい重さとなっています。
Xperia XZ2 compactを使って感じた良さというものにはまずこの全体のサイズ感、持ち易さ、操作のしやすさといったものに対してかなり強く好印象を持ちました。
大画面化が進み持ち易さというポイントがあまり重要視されてこなかった流れの中で、長時間触っても苦ではないサイズ・デザインというのはちょっと感動的なものになっています。
厚み以外はiPhone 8よりもコンパクトに。
横も縦もiPhone 8よりも狭いですが、ディスプレイがナビゲーションキー含めてもiPhone 8よりも広くなっています。
これはコンパクトサイズのスマホとしてかなりインパクトのあるサイズ感ではないでしょうか。
指紋認証の位置はXZ2よりも良い
このサイズ感の流れの中で指紋認証の位置についても触れておきます。
Xperia XZ2ではどういうバランス感覚なのか、端末のちょうど中心に指紋センサーが設置されており、指紋認証がしづらく何度も上の方にあるカメラを触ってしまうなどのストレスを感じましたが、このXperia XZ2 compactでは端末の背面中心にはdocomoロゴが居座っているために、指紋センサーは端末の上の方に配置されています。
これによってXperia XZ2よりも指紋認証がしやすく、まだ完ぺきとは言えないまでも使い勝手はXZ2から大きく向上しています。
動きもヌルヌルキビキビの優等生
スマートフォンとしての動きの良さについては特に語ることはないぐらいに快適です。
スクロール全般がいわゆるヌルヌルと動くので、高性能なコンパクトスマホを欲しかったという方にはベストな端末になることでしょう。
動きで引っかかるという場面は通常の操作の中ではほとんど感じず、気になったところは最近レビューでベンチマークに使っているPUBGモバイルを最高設定で動かした時に旋回時の反応が一瞬カクつくことがたまにある、という点ぐらいでしょうか。
目立った動作の気になる部分がそうした3D高負荷ゲームの1シーンぐらいなので、普段使っていく上では一切問題にならないぐらいに動きは良いです。
その他の3Dゲームや動画といったところでは処理性能の高さを感じさせるなめらかな表示を実現しているので、動作に関しては総合的な評価はかなりの満足度です。
このサイズ感でハイエンド級のスペックと動作を実現しているため、コンパクトサイズのスマホとしてはXperia XZ2 compactは一区切りのついた決定版としておすすめ出来るものになっています。
Antutuのベンチマークスコアでは26万点台。
Snapdragon 845を使った機種として相応のベンチマークスコアを記録しています。ただ同時に作業をしながらベンチマークアプリを回すと、他の機種では22万点や23万点程度までしか下がらない一方でXperia XZ2 compactは20万点ぐらいまで下がっていたため、マルチタスク時のCPU動作は他のメーカーのハイエンドモデルと比べて抑えられている可能性があります。
といっても特にそれが動作に影響しているとは思えないため、この点はあまり心配する必要はないでしょう。
フルHD+で画像も文字も見やすい解像度に
従来のXperiaのcompactシリーズと比べてXperia XZ2 compactで大きく変化したところにディスプレイがあります。
このディスプレイの変化は先ほどの持ち易さというところを大きく向上している他にも、ディスプレイサイズと解像度といった部分でも従来にはない変化が起きています。
繰り返しになりますが18:9のワイドディスプレイ化をしたことによって、横幅のサイズ感は変わらないままにディスプレイサイズはなんとコンパクトスマホにも関わらず5インチという大画面化を成し遂げています。5インチという一昔前の大画面スマホと同サイズでありながら、横幅自体は従来のXperiaのcompactシリーズと同じという端末サイズになっており、コンパクトさを維持したままの大画面化がXperia XZ2 compactでは実現しています。
5インチのディスプレイは18:9ということで従来よりも縦に長くなっています。スマホ向けのサイトやTwitterなどのSNSを中心に、縦に長いコンテンツというのが充実してきているために、そうした普段使うことの多い用途に適したディスプレイ比率なのは求めていた便利さと言えます。
縦長化したことによる情報量の増加、さらに設定によって表示サイズを小さくすることによってさらに1画面中の情報量の増加というものを図ることができ、コンパクトながらも1画面で多くの情報を参照できるようになっているのは使っていて本当にうれしいポイントです。ここまで端末サイズが小さいにも関わらず、画面に表示される情報量はしっかりと多いものになっているのはXperia XZ2 compactの魅力の一つです。
また今回のXperia XZ2 compactからようやくディスプレイの解像度がフルHDとなりました。Xperia XZ1 compactまではディスプレイサイズが5インチを超えなかったことからHD解像度のままとなっており、スペックアップとして手が付けられていないポイントでした。RAM容量にも余裕があった中で後はフルHD化することによって文字や画像のくっきりとした表示を求める声は多かったですが、今回ようやく5インチの大画面化によって解像度がフルHD+としてスペックアップされることになった点は待ち望んでいたユーザーも多いことでしょう。
これによって劇的な変化は起きないものの、細かい文字なんかであっても滲まずに読むことが可能になっているために、文字サイズや表示サイズといったものを気にしなく良いストレスレスな利用が可能になっています。
文字や画像がよりはっきりくっきりと表示されるようになったというのは、従来のXperiaのcompactシリーズに比べて大きなメリットになるでしょう。
ディスプレイについてはこれまで通りトリミナスディスプレイ、X-Reality、ダイナミックコントラストエンハンサーといった発色や解像技術、コントラスト調整に優れた機能が用意されています。
その上でXperia XZ2 compactからはHDR対応ディスプレイ/HDRアップコンバーターに対応することによって、映像コンテンツをHDR相当の美しさで見れるように変換してくれます。ぶっちゃけあまりよく違いは判りませんが、従来よりも映像がきれいになってはいるようです。
淡泊なディスプレイの発色が多かったXperiaシリーズですが、このXperia XZ2 compactはコントラストもはっきりした発色がされているので、その辺り映像や画像の綺麗な色合いというのは今までよりも向上しています。
Xperia XZ2 compact SO-05Kカメラレビュー:可もなく不可もなく、特徴はあまりない印象
続いてはカメラ回りのレビューを行ってみたいと思います。
2018年の夏モデルではカメラに大きな特徴を持つ機種が多く発売されていますが、Xperia XZ2 compactはそれらの機種に比べてしまうとそこまでカメラに対する特徴というのはありません。
これまでのXperiaシリーズに比べると青みがかりすぎた画作りというのがなくなっており、自然な発色がされるようになったという良さがありますが、そこ以外の進化というのはあまり感じられません。若干ダイレクトレンジが広がっている印象もありますが、コントラスト差の激しい所だと空の青さが飛んでしまったり、暗い所がつぶれてしまう傾向にあります。
これといって撮影モードの進化もないために、撮影される写真は可もなく不可もなくといった印象のものが多くなっています。
夜景に関してはこれまでよりもしっかりと細部のディティールが出てきているので、この点は幅広く対応できるようになっています。
それでも若干黒潰れしてしまうのですが、過去の機種のような白飛びも一緒に発生するというような極端さはなく、ある程度ダイレクトレンジが広がっているのを感じさせます。
音質・音圧が意外によいスピーカーでメディア体験も
これはそこまでメリット的な扱いはできませんが、付加価値として良いところだと感じたのは本体スピーカーが意外にも音質も音圧もしっかりしていた点は評価できます。
夏モデルの中で選んだAQUOS R2やそれまでメイン気味に使っていたGalaxy S8+なんかが結構しょぼめの本体スピーカーとなっていた中で、小柄なボディからは想像もつかないほどに音質がしっかりして迫力も十分にあるステレオスピーカーを本体に備えています。
YouTubeなんかの動画でも迫力のある音が出てくるので、画面は小さいながらもエンタメ目的での使い方にも適したスマホとなっています。
これだけ揃ってこの価格
Xperia XZ2 compactはこれだけ性能や使いやすいサイズ感といったところで満足度の高いスマホになりながら、その販売価格が安いという点もメリットとして挙げることができます。
販売価格は夏モデルのハイエンドモデルの中では異質の安さとなる79,056円となるギリギリ7万円台を実現、しかも月々サポートが他のスマホと変わらない金額が付けれているため、2年間利用する前提の実質価格は32,400円とこちらも夏モデルの中では目を引く安さとなっています。MNPであれば実質価格は更に安くなっていきなり15,552円という金額から始まり、Snapdragon 845をつかったスマホの中では飛び抜けて安い価格を実現しています。
Xperia XZ2 compact SO-05K | 新規 | MNP | 機種変更 |
---|---|---|---|
価格 | 79,056円(3,294円×24回) | ||
月々サポート | ▲1,944円 | ▲2,646円 | ▲1,944円 |
実質価格 | 32,400円 | 15,552円 | 32,400円 |
※6月22日時点
今後年末や年度末辺りで月々サポートが増額されるセールも実施されると思いますが、それを待たずとも購入しやすい価格となっているのは間違いなく、機種変更向けのスマホとして価格面からもおすすめ出来るスマホとなっています。
他のSnapdragon 845機種と比較しても一括での購入価格や実質価格というのは飛び抜けて安いため、これにdポイントや下取りプログラム、家族まとめて割などを組み合わせることが出来れば、性能比でのコストパフォーマンスの良さというのは夏モデルトップクラスの機種になるかと思われます。
一括価格 | 実質価格(機種変更) | |
Xperia XZ2 compact SO-05K | 79,056円 | 32,400円 |
Xperia XZ2 SO-03K | 94,608円 | 47,952円 |
HUAWEI P20 Pro HW-01K | 103,680円 | 57,024円 |
Galaxy S9 SC-02K | 99,792円 | 53,136円 |
AQUOS R2 SH-03K | 95,904円 | 49,248円 |
大画面スマホが良いという場合にはまた選択肢は変わってくると思いますが、使いやすさを重視したスマホということで考えていくのならば、Xperia XZ2 compactの性能・サイズ感、そしてこの価格の安さというのは他のスマホには見られない魅力としておすすめすることが出来ます。
※1月18日から値下げが大幅に加速
6月の発売時点でも安すぎる価格で手に入れやすかったXperia XZ2 compactですが、2019年1月18日に実施された値下げによってその価格がさらに下がることになりました。
今回の値下げではなんと機種変更価格がSnapdragon 845機種の中では最安となる15,552円という価格をつけています。
しかもドコモオンラインショップでは10周年限定特典として5,184円引きが適用されるために、実質価格はさらに下がって10,368円での契約をすることができます。
最新SoC搭載モデルがまだ出ていない(1月18日時点)中で、SDM845機種がこの価格というのは本当に破格の内容になるかと思います。
在庫が多すぎることによって予想以上に早い上に強烈な値下げが実施されることになりましたが、もしもこれから買うのであればこの価格で契約できるというのはとんでもない安さでの契約を実現できるということになるので、興味を持っている方におすすめしたい内容です。
※4月1日~、Snapdragon 845機種最安の実質10,368円
もともと価格の安さが魅力だったXperia XZ2 compactですが、その価格が値下げによってとんでもない安さを実現することになりました。
なんと価格はついに実質で10,368円(オンラインショップ価格)に。
これによってXperia XZ2 compactはAntutuで26万点以上を出す高性能SoC、Snapdragon 845の中では最安値を記録することになっています。
この価格はこれまでのスマホ安売りの中でも破格レベルで安い内容になっていて、とりあえず機種変更しておいても損のない契約をすることが出来ます。
文句なしで安くてコスパの良い機種になっています。
ドコモオンラインショップ:Xperia XZ2 Compact SO-05K
※月々サポート/端末購入サポート特価の特徴
今回の値下げ価格については、それぞれ月々サポート/端末購入サポートが適用されての価格になります。
実質価格:月々サポートを24回=24ヶ月適用し続けた場合の通信料割引分を端末値引きとして考えた時の価格。2年間の継続利用を前提とした価格になるため注意が必要
一括価格:端末購入サポート適用後の価格。端末購入サポートは14ヶ月の間機種変更や解約に対して解除料・違約金がかかる。一括で安く買えるものの、最低でも14ヶ月は継続して利用しないと一括値引き分の割引相当を解除料で支払う必要あり。
このように実質価格は24ヶ月の利用を前提とした価格、一括価格は最低でも14ヶ月は使い続けないとこちらの価格にならない、という注意点は確認しておいてください。
以下それぞれの割引サービスの説明についてです。
端末購入サポートについて
https://www.mydocomo.com/onlineshop/campaign/campaign_detail.html?campaign_code=support&_=1554117471684
発熱に関してはデメリットに含まれる
ヌルサクで動いてくれた上に手に収まりホールド感も強いサイズ感によってもたらされる使いやすさ、そしてそれだけの実力を持ちながらこの安さということで、満足度が非常に高いスマホとなっているのがXperia XZ2 compactなわけですが、全てが万能なスマホというわけではなくてデメリットも存在しているので、感じたものをまとめておこうと思います。
まずデメリット・ネガティブなポイントとして感じられたのが発熱です。
Snapdragon 845スマホ全般の弱点になっている発熱問題ですが、Xperia XZ2 compactでも同様に影響が感じられるものになっています。
発熱が起きるのは他のスマホ同様に負荷の強い操作をしている時ですが、他のフラグシップよりも負荷耐性は強く無いようで、弱めの負荷しかかからない操作やアプリでも微熱的なものを持ち出してしまいます。
2度のAntutuベンチマークテスト、それにPUBGモバイルを40分ぐらい遊んだ状態でのCPU及びバッテリー温度の推移としては、CPUが31℃~52℃、バッテリー温度が32℃~46℃といった温度の変遷となっています。熱自体は高温にはなりにくいものの、端末サイズが小さいために熱が全体に広まりやすく、手のひらで体感する温度は結構高いものになっています。夏モデルの中ではP20 Proに次ぐ熱さという感じでしょうか。
これから購入すると夏場での使用となることから、この発熱というのはデメリットとして感じやすくなるのは間違いないでしょう。
また発熱状態で使い続けるとこちらも他のSnapdragon 845機種同様に電池持ちが悪くなってしまいます。ここも発熱に絡むデメリットとして気を付ける必要があります。
なお発熱していない時の電池持ちは非常に良く、スリープ時間が長かったり短時間での運用が続くような使い方であれば電池の消費というのはほとんど感じられないものになっているのは特筆すべきメリットとなっています。
それだけに発熱によるバッテリー消費の影響は注意しなければならず、適度にスマホを休息させながら利用することが求められるかと思います。
Wi-Fiの相性ありか
Xperia XZ2同様に気になったポイントとして、Wi-Fiルーター等との相性に癖があるのを感じます。
他のスマホではWi-Fi切れや速度の低下というものがないWi-Fiルーターとの接続において、Xperia XZ2とXperia XZ2 compactのみ一部のWi-Fi接続がうまくいかないことがあります。
他の機種では問題ない中でXperia XZ2シリーズのみがおかしな挙動をするので、恐らくはWi-Fiルーター側というよりもXperia XZ2シリーズ側の問題というのも大きいでしょう。
一部で相性が悪いWi-Fi接続があるという点は、環境によっては注意しておく必要があるでしょう。
ワイヤレス充電非対応の残念感
地味に残念なのは他のXperia XZ2シリーズでは対応しているワイヤレス充電に非対応という所です。
机のQi充電器に置くだけで充電される気軽さを得られないというのは、最近のスマホの中ではちょっと気が利いてない仕様です。
特に今回使われているSnapdragon 845では発熱時の電池持ちに難があるため、仕事の時のちょっとした合間に気軽に充電できる環境があればバッテリーを気にせずに使えたために、わざわざUSBケーブルが必要な面倒くささは残念なところです。
使い勝手の良さは随一、安さも兼ね備えることで夏モデルの中でもおすすめ度は非常に高い
個人的にはXperiaシリーズについてはマンネリ化が強く、利用する前までは大きな期待感を持っていなかったのですが、実際に使ってみるとXperia XZ2 compactには非常に高い満足感を得ることが出来ました。
Xperia XZ2 compactはこれまでサイズ感自体には大きな不満はなかったものの、ディスプレイサイズについてはベゼルを広く取りすぎていたりと不満なところがありましたが、今回はワイドディスプレイ化によって本体のサイズ感は損なわずに5インチの大画面化を達成しており、より情報量を多く得られる端末として非常に使いやすい機種になったと実感しています。
背面のランチパックと揶揄されるふくらみも、このサイズであればむしろ手のひらとの一体感を促進させる良デザインに化けており、持ちやすくて操作しやすくてサイズの割に大画面という稀有な存在となっています。
性能面でもコンパクトモデルだからという妥協感も少なくなり、多少スペックでXZ2よりも落ちるところがあるといっても、基本性能はSDM845にRAM4GB、そしてフルHD+の解像度と、これから長期間使っていく上で不安も不満もない構成となっています。
そしてこれだけの使いやすさや性能の高さといったものがありながら、機種変更での実質価格はいきなり安い32,400円。キャンペーンやdポイントなんかを使うことによって2万円台にも簡単に落とすことが出来る低価格での販売がされています。SDM845機種としては破格の内容になっており、コスパというところでもXperia XZ2 compactは魅力的なスマホです。
多少発熱問題を抱える弱点はあるものの、それ以上に性能やサイズからくる使い勝手の良さ、そして安さというのはdocomoのスマホの中でも高く評価の出来るものになっているため、興味がある方は契約をおすすめ出来る良機種だと評価することが出来ます。
あまり興味を持つのが難しい機種でしたが、実際に使ってみて絶妙な使いやすさというものを多くのポイントで感じることができ、2018年夏モデルの中でも非常におすすめなスマホとして挙げることができます。
ドコモオンラインショップ:Xperia XZ2 Compact SO-05K
その他夏モデルのレビューはこちら↓
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/galaxy-s9-review/”]
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/arrows-be-f-04k-review/”]
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/xperia-xz2-review/”]
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/huawei-p20-pro-hw-01k-review/”]
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/aquos-r2-review/”]
>ワンセグ視聴はアンテナケーブルコードが必須です。イヤホンジャックもないため周辺機器をそろえる場合にはご注意を。
とありますが、この付属アンテナケーブルは、イヤホンケーブルも兼ねているので問題無し。
そこから出力される音色は、「さすがはSONYだ」と言えるレベルですよ^^♪