携帯電話の各キャリアが通話定額に重きを置いた新料金プランを発表してから、早いもので7ヶ月が過ぎようとしています。
docomoではもの凄いスピード感で新料金プラン「カケホーダイ」一本にプランを集約して、早々にこれまで使っていた料金プラン「Xiプラン」を終了させました。現在は「カケホーダイ」一本に絞った効果というのは出ておらず、収益が思ったほど伸びていないようですが、これからどんどん利用者が「カケホーダイ」へ移行する事でその問題も解決できると考えているようです。
auは一番最後に通話定額の料金プラン「電話かけ放題」を発表しました。当初は古い料金プランの廃止時期についても案内されていましたが、利用者の選択肢を増やすためにと当面の間は継続して受け付けを行い、現状新旧2つのプランを共に選べるようになっています。
そしてSoftBankでは11月30日まではホワイトプランと呼ばれる古い料金プランを継続していく予定ではありますが、今のところこの期間が延長されておらず、このままいくと12月以降はdocomoと同じく通話定額プランである「スマ放題」のみが契約出来る唯一のプランとなってしまいます。
*追記:無事期間延長が発表されて、ホワイトプランの終了時期は無期限延長となりました。
docomoの通話定額プランの低調さや、SoftBankが利用者から求められている特性から判断して、ホワイトプランを廃止するという決断は今以上に顧客獲得競争で不利になりかねないので、普通に期間延長をしてくる可能性が高いです。
ですがもしもこのままホワイトプランが終了してしまいますと、通話をする方にはオトクな料金プランではあるものの、ネットをする方には同じような通信費を支払うにも関わらず高速通信が可能なデータ容量がホワイトプラン7GB:スマ放題では2GB~と、大分減ってしまうプランしか選択肢が無くなってしまいます。
ホワイトプランの新規受付が終了したら、docomoのように月月割をスマ放題のみに適用する形にしてホワイトプランを巻き取るようにするかもしれませんので、一応この残り数日がホワイトプランで契約出来る(今のところ)最後の期間になります。
電話をしない方にとっては確実にホワイトプランのほうがネットの通信量を多く使えて利用方法にマッチしていますので、これからもSoftBankを使う方はこの11月30日までに機種変更などを検討したほうがいいかもしれません。
幸い今SoftBankからはiPhone6やXperiaZ3といった異なるOSのフラグシップモデルが販売されていますので、機種変先の選択肢としては不満のないものが購入できます。
今回は延長の可能性はありますが駆け込みでホワイトプランの契約を残したまま最新モデルへ機種変更する場合に、活用できるキャンペーンなどの紹介をしてみたいとおもいます。
といっても機種変更で活用できる大きめなキャンペーンは少ないのですが。
タダで機種変更キャンペーン
Xperia Z3でもiPhone 6でも同様に受けられる機種変更のキャンペーンには、「タダで機種変更キャンペーン」があります。ネーミングでオトク感がかなり出ていますが、実際には下取りのキャンペーンです。
11月から下取り金額の減額が行われて、若干オトク度は下がっています。ただ12月になると更に割引金額が減ってしまうため、利用するなら今の内がいいキャンペーンでもあります。
といってもタダで機種変更キャンペーンでは、端末の下取り額を月月割増額やTポイントという形で還元してくれますが、残債を無料にしてくれるわけではありません。
ですので利用状況次第ではこのキャンペーンを使わずに中古買い取り店などを利用したほうが良い場合もあります。
SoftBankのタダで機種変更キャンペーンをiPhone5sからの変更で使う際の基本的な本体代に関する注意点
オンラインショップ限定、3000円分のクーポン
XperiaZ3 401SOとAQUOS CRYSTAL 305SHのみが対象なのですが、オンラインショップでクーポンコード「3000OFF」を入力して機種変更することで、SoftBank SELECTIONで使える3000円分のクーポン券が手に入ります。
スマートフォンのアクセサリーの購入に使えますので、ケースや保護フィルムが無料で購入できると考えられるでしょうか。
オンラインショップだと余計なオプション加入も強制されず長時間契約カウンターで手続きをする必要がないので、購入のし易さを求めるならこちらにしましょう。
引き止めポイントが貰える
実は今回の話題で一番お伝えしたかったのがこの話題です。
SoftBankの利用者さんなら結構高額な引き止めポイントが貰える可能性が高いので、ホワイトプランが終了寸前とは言え金銭的な理由で契約に躊躇していたという方の後押しになってくれるかもしれません。
引き止めポイントは恐らく3万ポイントが平均的な数字として出てくるのでは無いでしょうか。
過去に紹介した時には1万ポイントほど出れば良いというような紹介をしたのですが、2013年の終わりから2014年の始めまでに凄かったキャッシュバック合戦の頃に、3万や5万ポイントという引き止めポイントをMNP予定者に渡しており、それがこの時期になっても同じようなポイント額で配られ続けています。
MNP引き止めポイント(コジ割・コジP)とは? docomo、au、SoftBankで貰える機種変更ポイント
こちらを使うことが出来れば、SoftBankでの機種変更は大変しやすくなるかとおもわれます。
例えばXperia Z3 401SOは定価が6万9120円ですので、ここから3万円引きされると3万9120円になります。24ヶ月で割ると1ヶ月あたり1620円。Xperia Z3 401SOの機種変更月月割が1600円ですので、実質0円に限りなく近い金額で機種変更することが出来ます。
Xperia Z3の価格と維持費用の料金をdocomo/au/SoftBank間で比較してみた
また同じようにiPhone6ならば16GBで7万80円です。ポイント分を引いて4万80円となり、月月割が2315円ということで実質価格は0円、正確には-1万5480円でiPhone6への機種変更が可能になります。
機種変更に金銭面で悩んでいる方は、まずこのポイントが貰えるかどうか試してみてはいかがでしょうか。実質的な3万円引きがローコストで利用できますので、今までの機種変更の考え方とはまた違った結論が出るかとおもいます。
私も8ヶ月前に契約したiPhone5sの契約で3万ポイントを頂いて、XperiaZ3へと機種変更してみました。8ヶ月の回線でも貰えるのでちゃんとSoftBankを使っている利用者の方ならポイント提供対象者になるかとおもいます。
多分直前で延長の知らせなどが発表されることかとおもいますが、もしもスマ放題のみの料金プランへとSoftBankが予定通り舵を切るようでしたら、特にスマートフォンの利用頻度がインターネットに偏重している方の場合、ホワイトプランを維持したまま機種変更出来るこの11月までに2年契約を済ませておきたいところですので、今回紹介したキャンペーン(特に引き止めポイント)を使って安く機種変更をしてみて下さい。