ドコモでは現在ガラケーやらくらくホン、キッズケータイを利用しているユーザーに対してスマホ乗り換えを促すキャンペーンとして『ウェルカムスマホ割』を実施しています。
こちらのキャンペーンについて今回は内容の詳細とお得な活用方法というのを提案してみたいと思います。
割引が非常に高額なので、対象となるFOMA契約や他社ガラケーを利用している方であれば、かなり効果的でお得度の強い契約といったものが出来るようになっています。
毎月1,500円、総額2万円近い割引が発生するウェルカムスマホ割
ウェルカムスマホ割は主にガラケーからスマホへ乗り換える方を対象に大きな割引を適用してくれるキャンペーンで、過去のドコモでも実施されたFOMA契約のスマホ移行を促進する内容のキャンペーンとなっています。
割引額は毎月1,500円。それが最大で13ヶ月間継続されます。総額では税込み時に2万円を超える金額が割引されるようになるため、約1年間ながら強烈な割引を適用することができます。
FOMAからの機種変更、それに他社ガラケー利用者はMNPでも適用することが出来ます。
詳細な条件は以下の通り。
機種変更 | 最新の契約機種がFOMA契約のガラケー/キッズケータイ/らくらくホンが対象 18ヶ月以上の利用期間が必要 |
---|---|
MNP | 他社ガラケーからのMNP ショップ店頭では目視の確認、オンラインショップでは電話番号を表示させたガラケーの写真を添付する必要あり |
機種変更ではFOMA契約であればキッズケータイやらくらくホンからでも適用可能なのが大きなポイントです。これにより特に子どもが成長してきてそろそろスマホを・・・なんて考えている家族には良い形での契約が実現できます。
一方でそのFOMA回線の利用継続期間は最低でも18ヶ月以上必要になってくるため、適用はしっかりこれまで対象回線を使ってきた方に限られます。
MNPの場合はショップ店頭では目視における他社ガラケーの利用を確認する必要があり、オンラインショップでは他社ガラケーにMNP予定の回線の電話番号を表示させた写真を添付することが必要になってきます。
ショップ店頭では一部しっかり確認しないところもある一方、がっつり確認するところもあるなど当たりはずれが多く、その辺りの事前調査は必要になってくるでしょう。
こうした内容がウェルカムスマホ割の概要となります。
条件は厳しいものの、短期間で高額な割引がまとまって手に入るキャンペーンとなっています。
ガラケーユーザーはもちろんキッズケータイやらくらくホンも対象で幅広い世代に選択肢ができる
このウェルカムスマホ割の注目点は、ガラケー以外にもFOMA回線であるキッズケータイやらくらくホンからの機種変更でもウェルカムスマホ割が適用できるという点です。
これにより子どものスマホスタートや、年齢の高い家族にらくらくスマートフォンを持たせてLINEで通話やコミュニケーションを行おうと思った時に、安く始めることができるようになっています。
特に子どもにスマホを持たせ始める時に利用できるというのはメリットが大きく、初めてのスマホというのが確実に安く契約できるようになっています。
このウェルカムスマホ割が適用できる状態で契約をおすすめできるスマホとしては、実質648円のスマホと合わせて実質価格をマイナスにする運用法、iPhone 8が実質19,440円なのでこちらを実質0円で契約するという運用法、そしてdocomo withのスマホと組み合わせて長期的な割引を確保する運用法、同じくdocomo withにはらくらくスマホが含まれているのでそちらを選ぶという運用法を挙げることが出来ます。
ガラケーやキッズケータイからの機種変更ならば実質価格の安い特価機種やiPhone 8、それに安さをより求める形でdocomo withを選択するといいでしょう。らくらくホンからならば同じコンセプトを持ったらくらくスマートフォンへの機種変更が無難でしょう。
個人的にはガラケーユーザーならdocomo withのarrows Be F-04Kがガラケーの機能をしっかりと踏襲しながらスマホとしての使いやすさを実現していると感じているので、機種選びに迷ったらこちらを検討してもらえればと思います。
ウェルカムスマホ割の維持費をdocomo withで計算してみる
次は実際にウェルカムスマホ割を適用した場合の維持費についてどれだけの料金がかかるのかということを確認してみたいと思います。
今回の想定ではドコモ公式でもおすすめされているdocomo withのスマホを契約した場合の料金です。
docomo withは毎月1,500円の割引が適用された上に、その割引が次に機種変更するまでずっと適用されたままになるという特徴を持っているため、長く機種変更をしない傾向にあるようなガラケーユーザーなんかにピッタリの割引が適用されます。
arrows BeやGalaxy Feel2、iPhone 6sといった使いやすいスマホが高くても一括4万円前後という安さになっているので、購入の負担額も少なく契約することができます。
こちらの契約とウェルカムスマホ割が適用された場合の1年目と2年目以降の料金を見ていきましょう。
プラン構成
- 通話基本料:プランによる
- spモード:324円
- パケットパック:プランによる
- docomo with割引:▲1,620円
- ウェルカムスマホ割:▲1,620円
※端末代は一括購入を前提
維持費の例
最安構成
基本料 | パケットパック | 1年目 (ウェルカムスマホ割 + docomo with) |
2年目 (docomo withのみ) |
---|---|---|---|
シンプルプラン | シェアオプション | 0円(▲1,318円) | 302円 |
ベーシック1GB~ | 1,274円 | 2,894円 | |
ベーシックシェア5GB~ | 5,162円 | 6,782円 |
5分通話定額構成
基本料 | パケットパック | 1年目 (ウェルカムスマホ割 + docomo with) |
2年目 (docomo withのみ) |
---|---|---|---|
カケホーダイライト | シェアオプション | 0円(▲540円) | 1,080円 |
ベーシック1GB~ | 2,052円 | 3,672円 | |
ベーシックシェア5GB~ | 5,940円 | 7,560円 |
合計で3,000円以上の割引が適用されるために、1年目の月額の安さというのはかなり大きなものになっているのがわかります。
特に家族でドコモを使っている時のシェアオプション契約においては、維持費がマイナス化していて割引が余ります(余りは代表回線の割引に利用)。2年目からはdocomo withの割引のみにはなりますが、それでも維持費は最安で302円(税別280円)で済むようになっています。
全体的に1年目は強烈な割引が入ることで、大分使いやすさを感じる契約となっています。
FOMA契約をスマホにするなら12月以降がキャンペーンやその他施策合わせてお得に
このように久々にFOMA契約からスマホへ変える際に特典を与えてくれるキャンペーンが再開しているので、対象の契約回線を持っている方は前向きにスマホ契約への変更を検討してみるといいでしょう。
特に12月以降はこちらのウェルカムスマホ割以外にも、一部の機種においてFOMAからの契約変更を行うことで端末の割引が増額するなどの施策も加わるため、よりお得にスマホへの機種変更というものがお得にできるようになります。
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12月から3月ごろまでは他の施策と合わせてお得な契約ができる可能性が高まるため、ウェルカムスマホ割に限らず安くなるキャンペーンと合わせて自分や家族のFOMA回線をスマホ化してみましょう。
またMNPも今だとiPhone XRなんかが一括で安いため、こちらの機種への乗り換えなんかを検討してみるといいでしょう。維持費が高めなiPhone XRですが、ウェルカムスマホ割を適用することで一気に安く運用することができます。
対象ユーザーは決して広くはないですが、対象になれれば確実にメリットのある契約となっています。