今回はキャンペーンを使ったiPhone6の機種変更をする際に、あまり契約に詳しくない方が注意しなければならない問題について紹介したいとおもいます。
別にキャンペーンを使わなくても、普段から注意すべき問題なのではありますが、携帯電話のわかりにくい契約内容のせいで、そのことに気づかない方も多い問題なので、改めてこの機会に注意を促していこうとおもいます。
今回は、SoftBankの「タダで機種変更キャンペーン」を例にとって、機種変更する時に注意しなければならない「スマートフォンの本体代」の支払いについて紹介しておきます。
「タダで機種変更キャンペーン」の「タダ」とは
今回はSoftBankの「タダで機種変更キャンペーン」を例にとっていろいろ携帯電話の契約で注意すべきことを紹介したいとおもいますが、このキャンペーンで言うところの「タダ」とはどういうことなのでしょうか。
このキャンペーンでは、iPhone6へ機種変更する時に、iPhone5sやiPhone5c、iPhone5を現在使っている方がその端末をSoftBankに預けることで、iPhone6の2年間の実質価格が0円になるというキャンペーンです。
実質価格なので、毎月の通信料割引が増えることで、本体代の24回払い分の料金を打ち消すという実質0円契約ができるというものです。
要はキャンペーンを適用した上で2年間iPhone6を使うこと、それで初めて「タダ」で機種変更できたということになるようです。
これの何が注意しなければいけないのかというと、iPhone5については2年前の端末ですから問題は少ないのですが、今iPhone5sやiPhone5cを使っている方がこのキャンペーンを使うと、「タダ」で機種変更できるにも関わらず、毎月の料金がアップしてしまう可能性が高いという注意点があります。
iPhone6はタダでも、iPhone5sの割賦残債がまだ残ったまま
今回のiPhone6の機種変更は、キャンペーンを使って2年間使うならば「タダ」になるというものです。
これはiPhone6の話ですが、iPhone5sや5cを購入した方は、同じような条件でiPhone5sや5cを購入した覚えはないでしょうか。
1年前に機種変更などをした方は、今回のiPhone6の機種変更の内容と同じように、「2年間使うこと」を前提にした実質0円や実質数百円でiPhoneが使える、という案内をされているとおもいます。
iPhone5ならそろそろ2年経つので、問題は大きくありませんが、iPhone5sや5cからの機種変更ではまだ1年しか経過していない状態です。
本来2年間使うことで実質0円や数百円という価格で機種変更出来ていたものを、1年ほどでiPhone6の「タダ」の機種変更をしてしまった場合、どうなるのでしょうか。
例として「実質0円」でiPhone5sを購入した方が、「タダで機種変更キャンペーン」を使ってiPhone6を契約した場合にどうなるのかを見てみましょう。iPhone5sは購入から12ヶ月が経ったものとしましょう。
「タダで機種変更キャンペーン」を利用すると、iPhone6の実質価格は16GBに限って0円になります。これが「タダ」ということになります。
さらに総額で最大1万7780円の割引があるのですが、ここでは一番最後に計算しましょう。
さて、iPhone6は実質0円で機種変更できるので、料金プラン的にはこうなります。データプランは一例です。
- 2916:スマ放題
- 3780:データ定額2
- 324:Sベーシック
- -2920:月月割(CPで実質0円化)
- 2920:iPhone6の24回割賦
- 7020円:合計
月月割が増えて、iPhone6の24回払いの分割金と同じ額になり、結果として実質0円=「タダ」という形になります。
機種変更でも実質0円ならば、2年間使う方にとっては契約的に安いスマートフォンの一つになるとおもいます。
ですが、iPhone5sや5cを使っていてこの「タダで機種変更キャンペーン」を利用すると、これ以外の料金が発生する可能性があります。
それはiPhone5sや5cの未払いの割賦残債です。
この2端末は発売からまだ1年です。一括で購入した場合ではなく、実質価格で購入した場合は、2年間の利用前提に実質価格が公表されています。
それを1年で機種変更してしまうのですから、残った約12ヶ月分のiPhone5sの残債を支払う必要があります。
iPhone5sの16GBの場合、16GBで2835円の分割金が1ヶ月かかりますので、12ヶ月分残っていたとして3万4020円、32GBや64GBだと1万円づつ残債が増えていきます。
この支払いがiPhone6機種変更後にも必要となるので、実は毎月の料金は先ほどの計算よりも高くなります。
- 7020:iPhone6タダで機種変更キャンペーン利用額
- 2835:iPhone5sの残債
- -745:(タダで機種変更キャンペーンの追加割引)
- 9195円:合計(iPhone5sの残債がある期間だけ)
iPhone6が16GBか64GB、iPhone6plusの16GBの場合は、「タダで機種変更キャンペーン」にボーナスで割引が追加されるので、若干安くなりますが、それでも当初のiPhone6実質0円で期待していた料金よりは高くなってしまいます。
この前端末の残債も支払う必要がある、というのが「タダで機種変更キャンペーン」を使って契約しようとする時に、知っておかなければいけない基本的な注意点です。
もしも来年、新型iPhoneで同じようなキャンペーンがあった場合、同様にiPhone6の1年分の未払い割賦残債が割引なしで発生してしまいます。
iPhone5や5cならオトクな可能性、iPhone5sはキャンペーン非適用も十分あり
ですので、「タダ」とは言っても、未払いの割賦残債の支払いは必要なので、キャンペーンのネーミングの割にはそんなにオトク!と大きな声で言えるものではありません。
ちょっとオトクになるのは、2年間使って残債がほとんど消えているiPhone5か、買取価格が安くて、キャンペーンを利用したほうが割引が増えるiPhone5cでしょう。
この2端末なら、2年間使うことを前提にした時には買取金額よりも割引額の方が大きくなるのでオトクです。(2年間使う予定がない場合は、買取店で現金化したほうが良い場合もあります。)
iPhone5sでは、カバーなどを使って綺麗な状態のiPhone5sならば、「タダで機種変更キャンペーン」の最大3万2400円の還元よりも、高い金額で買い取ってもらえる可能性もあるので、一度査定をしてもらったほうがいいとおもいます。
キャンペーンをあえて適用せずに、iPhone5sの買取金額で残債を支払い、iPhone6購入時の資金の足しにするというのが、iPhone5sを利用している方にいいとおもいます。還元額自体は、iPhone5sの12ヶ月分の割賦残債よりも高い場合もあるとおもいますが、2年間の使用が前提なので、途中で新型iPhoneやMNPをしようとした場合は、キャンペーンでは損してしまう可能性が高いです。
それがダメだった時に、このキャンペーンを利用すればキャンペーン適用中はiPhone6が実質0円で使えるという状態になります。
機種変更の機会が少なく、実質0円なんていう0円表記を勘違いして、今回のような注意点を理解せずにiPhone6へ機種変更しようとしている方は、SoftBankの利用者含めて多数いるとおもいますので、この割賦残債の状態は機種変更前に確認しておきましょう。
初めまして・・・スマホ辞典大変役にたち、ありがとうございます。
教えてほしいのですが、、、、
SOFTBANK使いです。
iPhone4Sを2年2か月使用していて、ダブルホワイトプラン+
標準プライスプランパケットし放題 forスマートフォンの980円プランに
入っていました。 モバイルルーターを持っているため、パケット通信料はこれからも最低料金でいきたいのです。
今回iPhone6 64Gに買い替え予定なのですが
ホワイトプラン継続で、パケットし放題forスマートフフォン4G
2000円~6200円のプランの2000円、「タダで機種変更キャンペーン」は適用できないといわれました。
タダで機種変更キャンペーンにしたいなら、通話し放題プラン+2Gのパケット通信で月約7000円チョイ超えになり、うーんと値上がりになっちゃいます。タダで機種変キャンペーン適用させたいのなら、店員さんの言う通り
にしなきゃダメでしょうか??
よろしくお願いします(^^♪
http://cdn.softbank.jp/mobile/set/data/legal/articles/pdf/tada-kisyuhen.pdf
これに書いてあります。ホワイトプランでもいいと
smahoさん〉私も同じ内容でショップに言われました
現在はwホワイトなんですが一件目の店では、必ずかけホーダイが必須と言われました。
店舗ごとによるルールがあるんでしょうね••••
オフィシャルでへないルールならユーザーを馬鹿にしているとしか思えません。
2件目のショップでは、現行プランのままで普通に受付てもらえました。
安心してください。
でもカラコンしてだらしない話し方をしている点はどこのショップは変わらないですけどねw