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Vivo NEX Sレビュー 6.59インチの全画面スマートフォンの使い勝手と購入方法について

ワールドカップのスタジアム広告でも存在感を示しているVivoの新型スマートフォン「vivo NEX S」について、長く触ることができたのでそちらの実機レビューをこの記事で行いたいと思います。

Vivo NEX Sはその見た目が非常に特徴的なスマホです。

最近のスマホはベゼルを極端になくして前面パネルをディスプレイ表示で埋めようとしていますが、インカメラの存在によって画面すれすれまでが表示領域でありながら、上部にカメラを配したノッチタイプのデザインを採用するメーカーが増えています。

ノッチのあるデザイン自体はあまり気にはならないものの、どれも似たようなデザインになってしまう上にノッチ部分が結局ナビゲーションバーように使われてしまうため、せっかくの大画面ディスプレイを有効に活用することが出来ない点が不満なところとしてありました。

今回のVivo NEX Sはそうしたノッチに対する不満への一つの解決策を示しています。

前面パネルをノッチなしで90%以上をディスプレイで占めながら、インカメラはなんと本体に内蔵して必要な時だけ露出させるという形でインカメラ問題を解決してくるという、画期的なデザインとなっています。

ノッチ嫌いの方でディスプレイの表示領域を多く確保してほしかったという方には、現状理想的なデザインとなっているスマホであるために、その画期的なデザイン性含めて気になっているスマホかと思われます。

Vivo NEX Sは自分のようにデザインが気に入って輸入して使ってみようと思っている方もそこそこいると思うので、実際の操作性や特徴、それに購入方法なんかの参考になればとレビューとしてVivo NEX Sの特徴をまとめておきます。

Vivo NEX Sスペック

nexipho

Vivo NEXには2種類のモデルが存在しています。

  • Snapdragon 845/ディスプレイ内蔵指紋認証を搭載したVivo NEX S

  • Snapdragon 710/背面指紋認証を搭載したVivo NEX A

の2つです。

今回使っているのはディスプレイ内蔵の指紋認証精度を確かめたかったのもあってVivo NEX Sの方になります。こちらの機種をベースにレビューを進めていっているのでご注意ください。

Vivo NEX S(大陸版)
OS Funtouch OS
CPU Snapdragon 845
RAM 8GB
ディスプレイ 6.59インチ フルHD+(1080×2316)
ROM 256GB/128GB
バッテリー 4000mAh
サイズ 77×162×7.98mm
重量 199g
カメラ メインカメラ:1200万画素+500万画素
サブカメラ:800万画素
その他 4G対応Nano SIM+Nano SIM
LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28A/B28B
TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41(大陸版)
Hi-Fi DAC搭載

Snapdragon 845(SDM845)にRAMは8GBということで2018年前半のスマホとしてはほぼ最強のパワーを有しています。大画面での動画やゲームも難なくこなすことが出来るでしょう。

画面サイズは6.59インチ。情報量が求められる作業や操作をする時に非常に役立ってくれる大画面さです。

デュアルSIMかつデュアルスタンバイで両方とも4Gに対応しています。ただし日本での使用は技適の問題なんかがあるので・・・。

インカメラは内蔵のため、生体認証は指紋認証のみです。そしてこの指紋認証センサーはなんと画面内にあるという非常に珍しいタイプとなっています。

 

Vivo NEX S外観

こちらのスマホで気になるのはそのデザイン外観といったところが大きいと思うので、いくつか写真を用意しておきました。

結構高級感があり2018ロシアワールドカップのロゴも映える化粧箱です。

vivohako

内容物はイヤホンやケーブルなどが中心です。公式でケースが付いているので使い始めから傷から守ることができる安心感があります。

vivohakonakami

端末自体のデザインとしては丸みを帯びた無難な形状です。

公式の端末画像に比べると上下左右のベゼル幅はそこそこあるので注意しましょう。中国のメーカーはよくこういうベゼル詐欺をするので、実機を手に取るとイメージと異なる印象があるかもしれません。

vezelvivo意外とベゼルの幅はあるので注意

上部はインカメラが収納されている他イヤホンジャックが、下部はUSBとSIMスロットが用意されています。

came usbvivo

インカメラはほこりやゴミが挟まれない程度にしっかりと隙間のないデザインになっています。インカメラをだしても段差などがないため引っかかって出し入れができなくなるということはなさそうです。

incamera incame2

最初からフィルムが両面に貼ってあるため、アクセサリー類が充実するまでは小傷を付けないために貼っておくといいでしょう。

ノッチがないことですっきりとしたデザインになっているのは確かなところです。インカメラの挙動も不安こそあるものの不満なところはほぼ無いために、2018年後半からはこうしたノッチなしのデザインといったものがスタンダードになるであろう予感を感じさせてくれるデザインとなっています。

 

Vivo NEX Sレビュー:癖がある独自OS

funtouch

ここからは操作に関するレビューについてをいくつか。

まず今回手元にあるVivo NEX Sについては大陸版と呼ばれるものでグローバルモデルとは異なります。

大陸版の特徴としてはAndroidをベースにカスタマイズされた独自のOSを使っているという点があります。Funtouch OSと呼ばれる独自OSで、中国向けということもあってか色々と操作が制限されていたりと癖があります。

まずGoogle Playがないため、普通にアプリをインストールするにはこのGoogle Play自体をインストールする必要があります。

Google Playのインストール方法はいくつかありますが、例えばvivoのAppストアから『Google Play』と検索してそこからapkファイルをダウンロード、その後ファイルマネージャーからapkインストールを指定することによってGoogle Playが使えるようになります。vivoストアからのダウンロードが怖く感じるのならば、別途apkファイルを用意しておいてそれを端末側に移すといった方法でインストールするやり方があります。

他にはホームアプリが変更出来ないようになっており、ほぼ強制的にFuntouch OS謹製のホームランチャーを使い続ける必要があります。こちらの変更にはvivoアカウントのログインが必要なのですが、このログインには中国向けの回線からSMSを受け取る必要があり正攻法では難しいものになっています。5chのスレを見てみると何人かは特殊な方法でvivoアカウントのログインには成功しているようですが・・・。

かなり全体的に癖のある仕様があり、通常のAndroidでは普通に設定画面から選択できる項目が消されていたりと、変更したい設定が変更出来ないなどの地味に影響の強い扱いにくさがあるため、もしも必ず変更しておきたいポイントなんかがあるようならばグローバルモデルで普通のAndroidベースのVivo NEX Sを購入するようにしましょう。

※追記:公式VIVOアカウントについて

このホームアプリの変更不可問題について、VIVO公式が配布するパブリックアカウントにログインすることでホームアプリの変更や野良APKのインストールなどが可能になる、という方法が用意されておりこの方法を使えばちょっと前までは解決することができました。

ところが現在このVIVO公式のパブリックアカウントの配布が停止され、公式アカウントに類似する代替の方法が2018年後半ごろを目途に用意されるとして、今のところ日本からVIVOアカウントを登録することができなくなってしまいました。

このため現在および2018年中はホームアプリの変更を含めた要VIVOアカウントな操作について、かなり制限されてしまっているものになっています。

購入の際にはこの点に注意してもらう必要があります。

大画面を活かすにはアップデート後に開発者オプションから表示幅を変更
hyouji

大陸版のFuntouch OSで設定項目として削られているものの中で個人的に影響が大きかったのは、表示サイズの項目です。

Vivo NEX Sは6.59インチの非常に大画面なスマホであるにも関わらず、デフォルトでは画面内のコンテンツの表示サイズが大きく、大画面で表示が大きくて見やすいものの情報量が少ない表示になってしまっています。

老眼とかであればこの表示の大きさは助かるのでしょうが、まだそこまで目が悪くなっているわけではないので、この表示サイズの大きさは大画面を活かしきれていませんないと感じました。

この表示サイズをVivo NEX Sで変えたい場合には設定からはできないため、開発者向けオプションから表示幅の変更を行うことによって行えます。

開発者向けオプションは設定画面から「携帯電話について」を開き、「ソフトウェアバージョン」を8回連続でタップすると表示されるようになります。開発者向けオプションでは表示幅オプションがデフォルトで360dpiになっているので、こちらを460dpi前後に変更することによって表示サイズが大きく変更されることになります。

なおこの開発者向けオプションで表示幅を変える場合には、Funtouch OSのバージョンを「A_1.15.7」以上に上げてからにしましょう。それ以前のバージョンだとホームランチャーがこの表示幅変更の操作に対応しておらず、ずっとホームランチャーが再起動ループにはまってしまう問題があります。

この再起動ループにはまってしまうとナビゲーションキーの状態によっては復帰できずに準文鎮化してしまう恐れがあるため、OSアップデート後やある程度操作性を覚えた後に変更をするようにしましょう。

またこのような癖のある挙動になるため、大陸版をいじる場合には自己責任でお願いします。

ちなみに表示サイズを変えるとこんな感じで1画面中に情報が詰め込まれることになります。

表示幅左が360dpi、右が520dpi 表示の広さが増えています

ナビゲーションキーを完全に隠せるから大画面が活きる

nabije

グローバル版に載ってくる機能かどうかわかりませんが、大陸版のVivo NEX Sはナビゲーションキーに使われるスペースをなくすことができます。

端末下部からのスワイプ・ジェスチャー動作によってホームキー・戻るキー・履歴キー操作ができるようになっており、またWi-Fiなどのトグルを引き出すことができます。

これは画面領域を最大限に活かしてくれる機能になっており、大画面スマホの良さをさらに押し上げてくれます。

ナビゲーションジェスチャーと呼ばれるこのナビキーの仕様は、最初は慣れませんがしっかりと慣れるまで使いこなせば、常時6.59インチの大画面全てにコンテンツを表示させることができるようになるので、Vivo NEX Sを使う上では必ず設定しておいた方が良いと思います。

ほんのわずかな表示幅のバーやボタンによるナビゲーションジェスチャーポイントの表示の他に、一切表示のない本当のフル画面化もできるようになっており、スマホの機能として便利で楽しめるものになっています。

navi画面下部のナビゲーションジェスチャーの表示 バー表示でもたったこれだけしかスペースを使わない

グローバル版にも採用される仕様なのかわかりませんが、このナビゲーションジェスチャーの存在はVivo NEX Sの魅力の一つであるのは間違いありません。

 

4000mAhの大容量バッテリーでSDM845機種の中でも過去最高の電池持ち

これまでVivo NEX Sに限らず比較的多くの、最新SoCであるSDM845を採用したスマホを利用してきました。

その使ってきたSDM845スマホと比較して、特にVivo NEX Sが優れている点だと感じたのは発熱のしにくさとバッテリー持ちの良さです。

この2つはSDM845スマホをレビューしていくなかで、弱点であると指摘したスマホが多くありましたが、Vivo NEX Sについてはこの発熱とバッテリー持ちというのが特に弱点にはなっていません。

大陸版の独自OSが良いのかもしれませんが、高負荷の作業でも特にこれといって熱を持ち易いという印象はなく、バッテリー持ちに関してはSnapdragon 835採用の機種よりも良いのを実感します。朝から夜まで結構長く使っていても20%以上バッテリー容量が残っている日もあり、電池持ちの良さには非常に満足しています。

 

指紋認証は実用的な精度の高さ

fingerprint実用性十分なディスプレイ内蔵指紋認証センサー

Vivo NEX Sの生体認証機能には指紋認証が用意されています。

この指紋認証、なんとディスプレイにセンサーが内蔵されています。将来的なトレンドになりそうな最新機能をNEX Sではいち早く試すことができるようになっています。

この指紋認証、流石に実用的な精度になるのはもっと先かと思っていましたが、実際に使ってみると驚くほど精度が高いことに驚かされます。

タッチしてほぼ間をおくことなくロック解除がされるので、ストレスを感じることがまずありません。

しっかりと指紋登録をする必要があるので、感度や精度によっては何度か指紋登録をやり直す必要がありますが、しっかりと登録された状態であれば認証精度と認証スピードはディスプレイ内蔵のセンサーでも普通に背面やディスプレイ外のセンサー同等に実用的なものになっています。

かなり便利に使えてディスプレイ表示になにか問題も見られないため、今後はこの指紋認証方法が主流になりそうな予感がしています。

 

満足度は高いが解決しない問題などの不安から、グローバルROM版が発売されてから購入することをおすすめ

vivohakonakami

Vivo NEX Sについては動作もSDM845ということで不満もなく、発熱が少なめでバッテリー持ちが非常に良いところに対して高い満足感を得ることができます。

大画面でノッチもなく、ナビゲーションジェスチャーによって画面全体を表示画面として利用できるのは「全画面スマホ」の正しい姿を見せてくれていると思います。

ただし大陸版の独自OSは細かくいろいろ設定したい方には不満を感じる部分が多いのは確かで、ホームランチャーの変更がしにくいところなんかを含めて扱いにくさを感じるのは間違いありません。

大陸版を触ってみての感想としては、個人的には扱っていて一定の満足度を得ているもののこれを人に勧めるまでには至らない、となります。

グローバル版の内容がどのようになるのかはわかりませんが、通常のAndroid OSが利用できるようであれば設定などもいろいろと自分好みにいじれるようになると思われるため、どうせ購入するのならばそちらのほうが良いのではないかと感じます。

使っていて慣れてきたことでようやく満足を得られる状態になりましたが、そこまで至るのにある程度ストレスを感じたことも事実なため、それに10万円を支払うというのはちょっと冒険が強すぎるでしょうか。

購入をするなら覚悟の上で、といったレビューのまとめになります。

 

購入にはEXPANSYSが無難か

Vivo NEX Sの購入は海外のショップを使うかイオシス辺りに入荷するのを待つしかありません。

海外のショップでは大陸版しか発売されていない時期に何故かグローバル版と称されるものが売られていたりと、ショップによっては購入に関して注意が必要なところが多々あります。

今回の大陸版ではliaowを利用しましたが、これから購入するのであればEXPANSYS辺りがこれまでの実績からも無難でしょうか。

EXPANSYSの場合日本語で質問ができるのと、支払いもクレジットカードや代引きが利用できるので英語だけの海外ショップよりは多少購入に安心感があります。

現在販売されているものが大陸版、グローバル版、もしくは大陸版にカスタムROMを入れたものかわかりませんが、その辺りも質問すれば答えてくれるので購入のハードルは他の輸入ショップよりも低いでしょう。

急ぎで購入したい訳ではないようならば、イオシス辺りに中古品や未使用品が流れてくるのを待つというのも得策でしょうか。初期不良には保証がついているので、未開封品でも安心して購入することができます。

高額なスマホとなるために、自分が安心して購入できるところを選ぶようにしてください。

 

http://iosys.co.jp/

エクスパンシス

POSTED COMMENT

  1. NEX より:

    はじめまして
    自分も輸入してNEX Sを使っています
    Vivoカウントにログイン出来ないという問題はVivoの公式にメールで問い合わせるとパブリックアカウントを教えてもらえます。
    ログインさえ出来ればホームランチャーが変えられるので使い勝手がかなり良くなります。

    • smaho より:

      情報ありがとうございます。
      ホームランチャー変更はアカウントのログインが必要なのですね。。。
      ちょっと時間できた時に問い合わせてみてそちらの流れを追記してみようと思います。もう少し自由度高くなると使い勝手良くなって大画面と合わせていいスマホになりそうですよね。

  2. mine より:

    はじめまして。画面指紋認証にとても興味があってこちらのレビューにたどり着けました。
    現在ではグローバルROMが入手可能と思いますが、大陸版からの書き換えは行えるでしょうか?

    • smaho より:

      コメントありがとうございます。

      ちょっとそこまで熱心に弄る機会がなくなってしまっているので、大陸版の書き換えが可能かどうかについてはわかりません。
      お役に立てず申し訳ないです。

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