4月に入ってdocomoのiPhoneが値上げとなりましたが、続いてSoftBankも4月14日からiPhone 6,6 Plusの販売価格を値上げしています。
円安等が影響しているようで、9月の発売時から比べると各モデルで1万円以上の値上がりとなってしまいました。
今回のSoftBankの値上げでは、端末価格10万円超えのモデルが複数出ています。
docomoではiPhone 6 Plus 128GBという最上位モデルでも10万円を超えないように月々サポートをうまく調節していましたが、SoftBankではそのあたりお構いなしに値上げしてきました。
10万円超えの端末が出てきてしまったということで、今後SoftBankでiPhoneの上位モデルの分割契約時には審査が大変な事になりそうです。
以下では4月14日からの定価と月月割についてを紹介しておきます。
4/14~SoftBank iPhone 6,6 Plusの定価
SoftBankでは一部のモデルでついに10万円を超える金額が付くようになりました。
実質価格の値上がり自体はほぼ起きていないため、値上げした分月月割の増額で補っています。
そのため高くても2930円ほどだった月月割は今回の値上げに伴って、MNPなら最高で3620円などという高額な割引が付くようになっています。機種変更でも3015円と3000円を超える割引が付くようになり、割引金額は過去に例を見ないほどの金額になっています。
iPhone 6 | 16GB | 64GB | 128GB |
---|---|---|---|
一括価格(税込み) | 83040円 | 95760円 | 108720円 |
月月割 新規・MNP/機種変更 |
3460円/2855円 | 3450円/2845円 | 3540円/2935円 |
iPhone 6 Plus | 16GB | 64GB | 128GB |
一括価格(税込み) | 95760円 | 108720円 | 121440円 |
月月割 新規・MNP/機種変更 |
3450円/2845円 | 3540円/2935円 | 3620円/3015円 |
もしも一括で購入できればSoftBankの通信費を格安で利用することも出来るのですが、最高3620円の割引を一括支払いの契約に適用させるにはiPhone 6 128GB=12万1440円を一括で支払う必要があるというとんでもない内容になっており、割引の高さを活かすのは難しそうです。
それでもiPhone 6の16GBモデルぐらいならば、4月から一括購入割引の対象外になりながらも2台同時でMNP一括0円で売られていたため、値上げ後でも2台同時ならば一括3万円以下ぐらいのMNP向け案件があるかもしれません。
そういったものを契約できれば、一括でも安いですし高額な月月割をうまく活用できるかもしれません。
新しい月月割を使ったMNPの料金の一例は以下の通りです。
iPhone 6 16GB | スマ放題 | ホワイトプラン |
---|---|---|
基本料金 | 2916 | 1008 |
のりかえ割特典 | ▲1000(×10) | ▲1008(×24) |
S!ベーシック | 324 | 324 |
データパック 5GB/し放題 | 5400 | 5616 |
月月割 | ▲3460 | ▲3460 |
合計 | 4180円 | 2480円 |
(分割時の端末代) | (3460) | (3460) |
(分割時の合計通信費) | (7640円) | (5940円) |
10万円超えには割賦審査が厳し目に
今回SoftBankはdocomoが避けた定価10万円超えという値付けをしてきました。
docomoが避けた理由として10万円を超える割賦契約では審査が簡易なものから年収や世帯の構成状況など、項目が多岐に渡る審査を行わなければいけません。
そうするとこれまでよりも審査に落ちてしまう確率が上がり、SoftBankと契約できないユーザーが増える可能性があります。
今後iPhone 6,6 Plusの大容量モデルを分割契約する予定の場合は、過去にクレカ支払いの滞納などの履歴があると審査に落ちてしまう可能性があるため、心当りがある方は注意するようにしましょう。
これでSIMフリー版に続きdocomoとSoftBankが値上げしたことになりますが、auも恐らくはこれに追随すると考えておいたほうがいいでしょう。
フラグシップモデルの中ではAndroidよりも比較的安かった印象のあるiPhoneでしたが、円安の影響を受けてこのような結果になってしまいました。