12月28日からdocomoが総務省指導前最後?のMNP値下げを行うようです。
今回MMPで値下げされるのはdocomoの人気シリーズXperia Z5シリーズの2機種です。従来はコンパクトモデルが先に値下げされることが多かったのですが、Z5シリーズでは標準モデルのXperia Z5 SOー01H、4K表示にも対応の大型モデルXperia Z5 Premium SOー03Hが先に値下げ対象となりました。
いずれも高額端末として契約のしにくさが指摘されていたモデルですが、今回のMNP値下げによって一括での契約のしやすさが上がっています。一括低価格での貴重な購入機会となるため、MNPをする余地のある方はこのチャンスを逃さないようにしましょう。
今回は端末購入サポート適用での契約となるため、短期契約解除料の内容や注意点、それに維持費を見てみましょう。
Z5,Z5 Premiumの価格
~1月4日まで | Xperia Z5 | Xperia Z5 Premium |
---|---|---|
端末購入サポート適用価格 | 19,440円 | 27,648円 |
月々サポート | ▲1,296円×24回 | ▲405円×24回 |
実質価格 | マイナス11,664円 | 17,928円 |
※価格には1月11日までののりかえボーナスの21,600円引きを適用済み。
12月28日からXperia Z5 SO-01HとXperia Z5 Premium SO-03Hは端末購入サポートの対象となって、MNPでの一括価格が下がります。その代わり14ヶ月の短期契約解除料が設定されたり、月々サポートは下がってしまうのですが、元値が両方とも93,312円という金額の高さを考慮すれば一括購入時の負担が少ないことで買いやすくなったと言えるでしょう。
月々サポートはXperia Z5 Premiumで500円に満たない額に。元々93,312円の定価の時でも月サポが低かったので、これは致し方ない金額でしょうか。一方でXperia Z5のほうは実質価格もマイナスになり、ここから更にシェア15特割による割引ボーナスを受けることのできる余地があることを考えると、非常に安くなっています。
端末購入サポートについて
今回の値下げは「端末購入サポート」が適用されたことによって可能となっています。端末購入サポート対象端末契約時の注意点については過去何度も繰り返していますが、人気のスマホということもあるので、この記事内でも改めて説明しておこうと思います。
端末購入サポート対象のスマホを契約した場合、端的に言うと14ヶ月以内の解約と機種変更ができなくなる縛りが付いてきます。
もしもこの縛りを無視して14ヶ月以内に解約または機種変更等をしてしまった場合には、端末購入サポートの短期契約解除料が2年縛りの解約金とは別に発生します。今回のXperia Z5 SO-01HとXperia Z5 Premium SO-03Hの14ヶ月間の契約解除料は公表されていないのでわかりませんが、これまでの平均から大体5~3万円ほどの短期的な契約解除料が発生するでしょう。
維持費端末購入サポートを適用させて契約した場合には、このように高額な契約解除料が発生してしまうため、ある程度長期間使う計画性をもって契約しなければいけません。
維持費について
端末価格は大幅減となった今回のZ5シリーズ2種ですが、その一方で月々サポートは少なくなってしまっているので、維持費は上がってしまいます。しかも端末購入サポによって14ヶ月は同じ料金で使い続けなければならないため、端末価格は安いもののこの維持費についても長期的に見て払いやすい金額かどうかを確認しなければなりません。
Xperia Z5 SO-01H
Xperia Z5 SO-01H | データM | シェアパック15 | シェアオプション |
---|---|---|---|
カケホーダイライト | 1836 | ||
spモード | 324 | ||
パケットパック | 5400 | 13500 | 540 |
シェア15特割 | ― | ▲540 | |
月々サポート | ▲1296 | ||
(一括時)合計維持費 | 6,264円 | 13,824円 | 864円 |
Xperia Z5端末代 | 19,440円 |
Xperia Z5 Premium SO-03H
Xperia Z5 P SO-03H | データM | シェアパック15 | シェアオプション |
---|---|---|---|
カケホーダイライト | 1836 | ||
spモード | 324 | ||
パケットパック | 5400 | 13500 | 540 |
シェア15特割 | ― | ▲540 | |
月々サポート | ▲405 | ||
(一括時)合計維持費 | 7,155円 | 14,715円 | 1,755円 |
Xperia Z5P端末代 | 27,648円 |
どちらもデータ通信中心のカケホーダイライトを前提に計算してみたため、必然的にシェア15特割が適用されているものとして考えています。特にXperia Z premiumは維持費が高額になっているのがわかります。端末購入サポートがあっても一括約3万でこの維持費なので、安くなっているといっても高額なスマホという位置付けは大きく崩れることはなさそうです。
もしもXperiaに限らず維持費が安くて一括でも安いdocomoスマホが欲しい場合には、1月11日までのiPhone 6へのMNPがおすすめです。こちらならXperia Z5よりも古いものの、その分全てにおいて安くなっています。MNPでは現在公式オンラインショップですら一括0円、しかも月々サポートも1年間ドコモにチェンジ割で2,000円を超える金額になっています。維持費と端末代金がどちらも安くすることが可能なので、料金重視に良いスマホをお求めの場合はこちらもMNPする端末候補としてチェックしてください。
ただし1月11日までなのでご注意を。
期間限定で安く、チャンスは短い
維持費も見ると若干高さを感じる設定ではあるものの、元々高額な2機種をお値打ちな料金で契約できる貴重な機会であることは確かです。しかも今回は一応期間限定ということで、年末年始(~1月4日)までしか安くならないようなので、多少無理してでもMNPする価値はあるかと思います。
ちょうどのりかえボーナスも10,800円割引の増額が1月11日まで行われており、タイミング的には良い条件が重なっています。総務省の指導が入ることで今後この一括特価が少なくなるという予想がされていますが、その前に最後の本命スマホを安く買うことのできる機会になるかもしれません。
期間は短いですが、その分今回は「欲しかったあの機種」が安くなっていると思うので、MNPの準備を急いだほうがいいかもしれません。ドコモオンラインショップでのMNP手続きは以下の記事でまとめてあります。格安SIMからのMNPも可能ですが、オンラインショップではdocomo系の回線を使ったMVNOからは受け付けてくれないので注意しましょう。mineoやUQ mobileからのMNPをするようにしてください。今からのMNP弾作成はちょっとキツめな日程なので、既に回線を保有している方にチャンスがあるでしょうか。
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/2015/09/docomo-onlineshop/”]
もしくはエクスパンシスという手も
今回のMNP値下げは今まで高かったXperia Z5シリーズを安く契約するにはまたとない機会にはなるのですが、既にdocomoを契約している方やMNPする回線がない、格安SIMに移行しているという方にとっては、せっかく安くなったと言っても手が出せない形になるかと思われます。
そうした場合には今回のMNP契約ほどではないものの、定価や白ロムよりも安く契約できる方法として海外版のSIMフリースマホモデルを購入するという方法があります。
現在エクスパンシスではXperia Z5シリーズのSIMフリーモデルを販売していますが、3種類いずれもdocomo版の機種変更価格よりも安くなっています。特に今回は安売りされなかったXperia Z5 compactも5万円台で購入できるようになっています。SIMフリー版ならテザリングのspモードロックもないため、MVNOなどでもテザリングが可能になっています。格安SIMユーザーの場合は無理にMNPを狙うよりもこちらのほうが維持費が変化しないためにお得になるかもしれません。
一応12月28日時点の販売価格を確認しておきます。
Xperia Z5 E6653 | 70,500円 |
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Xperia Z5 compact E5823 | 57,990円 |
Xperia Z5 Premium E6853 | 79,500円 |
MNPでの安売りは今後抑制されてくるという話は伝わってきますので、今回のような最新モデルの値下げがされている内に契約してみるのが良いかと思います。丁度Nexus 5やiPhone 5sのMNP一括安売りから2年目というユーザーもいるかと思いますので、そうした契約の更新月回線を最新Xperiaへと交換してみてはいかがでしょうか。