2月8日よりドコモから新作のspモードケータイ(ガラケー・ガラホ)の発売が行われます。
こちらのモデルは従来のFOMA回線を使ったガラケーと比べるとiモードサイトやサービスが使えないなどの問題もありますが、機能面での向上が図られておりWi-FiやBluetoothを使ったネット接続でスマホ向けのサイトやサービスを一部利用できるようになっています。
従来のFOMAガラケーよりもスマホに近い形で使えるようになっているケータイなので、FOMAガラケーからの機種変更やSH-06G辺りからの変更を検討している方は、こちらの最新モデルのガラケーSH-02Lについて一つ目を通しておくと良いかと思います。
SH-02Lの機能や魅力
SH-02LはSH-01Jからの流れをくむ新作ガラケーの一つです。
今モデルではそこまで大きな変化はないものの、しっかりと機能面で揃えてきたモデルとなってはいるため、どんな機能があるのかを確認していきましょう。
VoLTE/Wi-Fiに対応、QHDで解像度もしっかりと高い
まず前作の初VoLTEガラケーの特徴をしっかりと引き継ぎ、このSH-02Lでも高品質かつ応答速度の早いVoLTE通話に対応しています。通話を中心とした機器としては必要な機能をまず身につけています。
そしてWi-Fiにも対応。ケータイパックのような2段階性のパケットプランを契約している場合、このWi-Fiを使って通信を任せれば料金が高くならないままにネットに接続をすることができます。
特にdocomo Wi-Fiがspモード契約によって無料化されるために、街中でもWi-Fiが使いやすい状態ができます。このWi-Fi対応によってパケットをそこまで消費せずともSH-02Lは日々のネットがしやすくなってきます。
画面は3.4インチでQHDの解像度です。前作のSH-01Jと同じガラケーとしては高解像度なディスプレイになっているため、文字の見やすさなどは助かるものとなるでしょう。
MIL規格にも準拠して耐衝撃性をアップ
SH-02Lになって追加された新しいポイントとしては、MIL規格に1つだけではあるものの準拠するようになっており、耐衝撃性といったものが強くなっています。
ある程度の高所から落としてしまったとしても、通常の動作をし続けられるという強さがついています。
防水・防塵・耐衝撃性といった堅牢性が今回のSH-02Lの強みの一つとなっています。
タッチクルーザーEXが非対応!?
一方でSH-01Jから弱くなってしまったポイントというのもあります。
それがガラケーでもスマホ的操作をサポートしてくれていた「タッチクルーザーEX」が現状のスペックを見る限り非対応になってしまっているという点です。
タッチクルーザー自体に一部不満の声も聞こえていましたが、それでもオン/オフができる状態だったので機能としてはつけておいてもらいたかったところです。
このタッチクルーザーEXの有無というのはSH-01Jと比較した時に大きなポイントになるため、よくSH-02Lの購入前に確認しておきたい内容です。
バッテリーは微妙に容量が減るもそれでも大容量
バッテリー容量は単体で見たときには大容量です。1,000mAh以上のガラケーがかつてはほとんど存在しなかった中で、1,680mAhという容量を用意しています。
連続待受時間も公式では500時間という数字を目安として出しています。
ただSH-01Jに比べると若干このバッテリー容量は少なくなっています。SH-01Jは1,800mAhに610時間という連続待受時間を用意しており、そちらと比べると電池持ちという点では見劣りしてしまうのは残念なポイントです。
SH-02L,SH-01Jのスペック比較
もう少し各所のスペックを前モデルのSH-01Jと比較してみましょう。
SH-01J | SH-02L | |
---|---|---|
CPU | MSM8909 | MSM8909 |
ROM/RAM | 8GB/1GB | 8GB/1GB |
ディスプレイ | 3.4インチQHD | 3.4インチQHD |
電池容量 | 1800mAh | 1680mAh |
重量 | 132g | 125g |
サイズ | 113×51×16.7 | 115×51×17.2 |
micro SD対応 | 256GB | 約3.9GB(?) |
カメラ画素数 | 800万画素 | 800万画素 |
ワンセグ/ミュージックプレイヤー | 〇/〇 | 〇/〇 |
VoLTE | 〇 | 〇 |
タッチクルーザーEX | 〇 | ― |
クイック起動キー/簡単音声発信 | 〇/〇 | 〇/― |
Bluetooth/おサイフケータイ/モバイルSuiCa/Wi-Fi | 4.1/〇/〇/〇 | 4.2/〇/〇/〇 |
歩数計/LINE | 〇/〇 | 〇/― |
防水性能/防塵性能/耐衝撃性 | IP5/8/IP5X/〇 | IP5/8/IP5X/〇 |
CPUやRAMといったところはSH-01Jと変わらないため、根本の性能は新機種となったSH-02Lになったとしても変わってはいません。
そのため機能の違いによってはSH-01Jを選んだほうが良いという方のほうが多いのが現状かもしれません。
というよりもSH-01Jのほうが結構機能が揃っており、軽さでは負けますがその他の要素ではむしろSH-02Lよりも色々なことができて使いやすさというのを感じられるものになっています。
AQUOSケータイ SH-02Lの価格
価格はこちら。
MNP | 新規 | 契約変更 | 機種変更 | |
販売価格 | 30,456円(1,296円×24回) | |||
月々サポート | ▲837円 | |||
実質価格 | 10,368円 |
実質価格では10,368円となっています。
SH-01Jなんかが契約変更で0円という価格をつけている中だと少し価格は高く感じてしまうでしょうか。
といっても元の一括価格の安さなんかを考えると十分に購入しやすいガラケー機種の一つです。
SH-02Lの維持費例
維持費はSH-02Lがspモードケータイとなるため、FOMAの料金プランではなくXiのケータイパックがベースとなります。
カケホーダイライト+ケータイパック:最も安く通話定額付きのプランで運用する
最初のプランは最もベーシックな通話定額+2段階制のパケットプランを組み合わせた内容です。
カケホライト+ケータイパック | |
カケホーダイライト(ケータイ) | 1296 |
spモード | 324 |
ケータイパック | 324~ |
docomo Wi-Fi | 永年無料CPで0 |
月々サポート | ▲837 |
合計(一括) | 1,107円~ |
SH-02L端末代 | 1,296円×24回 |
合計(分割) | 2,403円~ |
カケホーダイライトオンリー:ネットはWi-Fiオンリーの最安プラン
続いては最安の維持費についてです。
今ドコモのガラケー・ガラホは、最安で持てる方法としてはカケホーダイライト(ケータイ)プランに月々サポートを適用する、という方法があります。
こちらが最もガラケー・ガラホなspモードケータイを安く使う方法になります。
最安プラン | |
カケホーダイライト(ケータイ) | 1296 |
月々サポート | ▲837 |
合計(一括) | 459円 |
SH-02L端末代 | 1,296円×24回 |
合計(分割) | 1,755円 |
カケホライト+シェアオプション:家族で利用する際のネット定額プラン
家族で利用する場合にはシェアオプションに加入することでパケット通信量を気にせずにネットを定額で利用できます。
家族でドコモを使っていればSH-02Lでもネットを使い放題になります。
カケホライト+ケータイパック | |
カケホーダイライト(ケータイ) | 1296 |
spモード | 324 |
シェアオプション | 540 |
docomo Wi-Fi | 永年無料CPで0 |
月々サポート | ▲837 |
合計(一括) | 1,323円 |
SH-02L端末代 | 1,296円×24回 |
合計(分割) | 2,619円 |
維持費については2段階制のケータイパックと定額ベースのシェアオプションに加入し、ケータイパックではWi-Fiをうまく活用していくことによって料金に関してはほぼ心配のいらないレベルの料金で済ますことができるようになっています。
SH-01Jとの比較では大きな進化はない分、価格面では不利に
AQUOSケータイ SH-02Lは旧モデルに該当するAQUOSケータイ SH-01Jに比べるとそこまで大きな進化をしているわけではありません。
むしろ電池やタッチクルーザーといったところではSH-01Jのほうが優れているポイントもあり、どちらを選ぶかといったところでは迷わされます。
価格面ではFOMAからの契約変更だとSH-01Jが0円ケータイと化しているため、そうした点を考えると新しいモデルであるSH-02Lを選ぶ理由というのはそこまで多くないのが実情です。
といってもしっかりMIL規格に準拠した耐衝撃性を加えた扱いのしやすさなんかは魅力的ではあるため、spモードケータイとしてガラホ・ガラケーを新調したい方には「普通のケータイ」として利用することができる機種かと思います。
そこまで高額ではありませんし、スマホからケータイに戻したいと考えている方にとってもFOMAのケータイではないため月々サポートが適用できるので、ガラケータイプに戻しやすい契約にもなっています。
SH-01Jとどちらを選んでも良いですが、在庫があるうちは契約状況によって安くなる可能性のあるSH-01Jのほうがお得度はわずかながらに良いでしょうか。
ドコモオンラインショップで頭金と事務手数料なしでの契約が可能に
なお今回もしも契約をするならドコモオンラインショップを利用することをおすすめします。なぜならオンラインショップでは場合によっては12,000円以上お得に契約することが出来るからです。
また待ち時間や契約時間といったものにも悩まされず契約できるので、その辺りの時間の使い方についてもメリットのある契約が出来ます。
なぜドコモオンラインショップを利用すると安くなるのかというと以下の5つのメリットが用意されているからです。
- 頭金が端末にかからない
- 事務手数料が0円
- 待ち時間がなく契約完了まで5分程度
- 自宅への配達やドコモショップへ配達してくれて無料で初期設定
- チャットサポート完備でプラン相談などが可能
こうしたメリットがあるためにドコモオンラインショップでの契約というものを勧めています。
頭金と事務手数料は特にドコモオンラインショップのメリットとなるポイントです。頭金は5,000円ほど、事務手数料は最低でも2,000円かかる支払いですが、そうした支払いがオンラインショップでは無料になるため、そこは本当に大きなメリットとなっています。
他にもオンラインショップでは手続き全般がネット上で冗談ではなく2,3分で終わらせることが出来るようになっていて、時間的な浪費というのがかなり少なくなっています。どこからでも申し込み可能でありながら、時間が全くかからず契約できるのはオンラインの大きな魅力です。
さらに最近ではチャットサポートも実施することによって相談窓口というのも設置することが出来ており、オンライン契約の不安点であるプランや端末の疑問点が解決できない、という問題が解消しています。
オンラインショップではそのメリットとして頭金と事務手数料分お得に契約できるという特徴を持っています。そしてそれ以外にも時間をかけず(メンテナンス時間以外は)24時間いつでも申し込みをすることができる簡単さというのもありますし、サポートも充実しだしたという良さもあります。
こうした理由からオンラインショップは契約をするのにおすすめすることが出来るわけです。
せっかく安いスマホを契約するのですから、安いままの料金で契約するようにした方がお得になるのは間違いないため、特に機種変更のような頭金の付けられやすい契約はオンラインショップで契約したほうがお得になります。