SoftBankのiPhone XRの価格が発表されました。
10月19日から予約開始、10月26日からの発売となります。
こちらのSoftBankのiPhone XRの価格についての情報と、特定の条件で適用できる月月割についての説明をこの記事ではまとめたいと思います。
SoftBankのiPhone XR価格・月月割
SoftBankのiPhone XR価格は以下のようになっています。
iPhone XR | 64GB | 128GB | 256GB |
---|---|---|---|
販売価格 | 106,560円 (4,440円×24) |
112,800円 (4,700円×24) |
124,800円 (5,200円×24) |
月月割 | (▲3,050円) | ||
実質価格 | (33,360円) | (39,600円) | (51,600円) |
※10月12日発表時点
Apple公式のSIMフリー販売およびドコモのiPhone XRの販売価格が最安モデルでは10万円を超えないレベルで抑えられているのに対して、SoftBankでは最安モデルでも10万円を超える価格となってしまいました。
これに関してはケータイライターの石野さんの指摘が当てはまるでしょう。
ちょうど1万5000円ぐらい高いので、ソフトバンクから買う理由がないな、これ。1年1000円の割引の原資にしてるんじゃないか疑惑がまた強まった。
— Junya ISHINO/石野純也 (@june_ya) 2018年10月12日
SoftBankでは契約時にほぼ確実に適用される割引キャンペーンを複数用意していますが、そちらのメリットが消えてしまうような値上げがされてしまっています。
新規・MNP、そしてすでに通話基本プランを契約している状態の機種変更では、半額サポートを利用した48回払いが安く契約できる現実的な支払い方法になるでしょうか。
ただ家族4人かつ光回線などの固定回線もSoftBank系でないと、割引が1年間のみの1年オトク割と19年4月までのギガ使い放題キャンペーン+ぐらいしか適用されず、半額サポートで端末が回収されたとしても高額な維持費が毎月かかってきてしまうことになります。
端末代が高いために高額な維持費も仕方のないものにはなりますが、ある程度安さが期待されたiPhone XRでもこの価格というのはちょっと厳しい価格になるでしょうか。
ただし機種変更かつ現在契約しているプランが月月割対象であれば、3,050円の月月割が適用されることになります。それほど維持費には大きな差はないですが、半額サポート前提の通話基本プランと違って端末回収がないために契約内容自体はこちらの方が優れたものになってきています。
正直なところ月月割が適用される形以外での契約においてSoftBankであえてこのiPhone XRを契約するメリットが感じられない高さになっています。下取りもApple公式が実施してきている中で強みはなくなっていますし、割引キャンペーンがあったとしても15,000円近い端末代の値上げによって意味のないものになってきます。
通話基本プランをすでに使っている場合はSIMフリー版を購入したほうが場合によってはマシになる可能性があり、新規やMNPもよほどキャッシュバックが詰まれてないと他のキャリアと比較してお得にはなってこなさそうです。
SoftBank版の購入というのは熟慮した上での契約をおすすめします。
契約しやすいのは機種変更で月月割の適用プラン
端末回収、48回払いを選ばないとまともに安くならないSoftBankのiPhone XRですが、いわゆる実質価格での契約というのも一部の条件下で可能になっており、こちらで契約することによって従来の契約方法を踏襲することができるためにわかりやすいものになっています。
月月割を使った実質価格契約ができるのは、機種変更かつホワイトプランやスマ放題の月月割対象プランを契約している場合です。この状態であれば新しい料金プランである「通話基本プラン」を契約せずにホワイトプランとスマ放題を維持したまま契約することができ、しかも月月割を適用させての契約というものが可能になってきます。
月月割の金額は3,050円、実質価格は33,360円からということで従来の実質契約とほぼ近い料金となっているので、通話基本プランの新たな契約の形よりも契約しやすい内容になるのではないでしょうか。
月月割を活かした時の維持費は以下の通りです。
ホワイトプラン | スマ放題ライト+5GB | |
基本料 | 1008 | 1836 |
S!ベーシックパック | 324 | |
パケット | 6156 | 5400 |
月月割 | ▲3050 | |
合計(一括) | 4,438円 | 4,510円 |
iPhone XR 64GB 端末代24回払い |
4,440円 | |
合計(分割) | 8,878円 | 8,950円 |
2年間同額で使えるというのは1年で割引が終了してしまう通話基本プランよりも安心することができるでしょう。一括も分割も維持費の安さは割引モリモリの基本プラン同等のレベルですので、通話基本プランの割引施策を多く適用できそうにないのならばこちらの月月割契約をしたほうが良いでしょう。
こちらの契約を行う上での注意点は
- 今ホワイトプランやスマ放題といったプランを契約している人に限ること
- 2019年1月31日までに契約を行わないと月月割自体が廃止になって割引が適用されない
- ショップ店頭では断られたりする可能性がある
といった点があります。
基本的に今月月割が適用できるのは、すでに受付を終了しているホワイトプランやスマ放題の月月割適用可能プランを契約している方が対象となります。
そしてこの月月割は2019年1月31日までに契約しないと適用自体がされなくなってしまうので、それまでに契約しないといけません。一度適用されれば24回の割引を受けられます。
最後にこの形での契約というのはショップ店頭では受け付けてくれない可能性があるという点です。SoftBankでは通話基本プランへの移行、48回払いの設定というものを広げようとしており、それ以外の契約というものを嫌う傾向にあります。また内情の詳しいことはわかりませんが、48回払いで契約させないとショップに奨励金がでないというような話もあり、こうしたプランへの案内というのはされない傾向にあるのは確かです。
特に月月割の廃止が決まっているために、この実質価格での契約が期間限定というところに注意して購入までの予定を立てるようにしてください。
ウロポなども用意できれば機種変更はそこまで価格が負担にならない形に
この他にもiPhone XSやiPhone 8の契約時にも使えたウロポやMNP引き止めポイントを用意できれば、機種変更時の価格というのも下げることが出来るために、こちらもチェックしておくといいでしょう。
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現状選択できる通話基本プランでの契約というものがあまり良い内容ではない中で、機種変更で月月割を適用するという形であれば大分契約のしやすさというのは上がってくるかと思われます。
通話基本プランだと割引もなく公式より高くなる、しかもSIMロック付きという何もメリットを感じない契約になってしまいますが、従来のプランからの機種変更であればある程度メリットのある契約というのが実現できるため、もしもSoftBankでiPhone XRを契約するのであれば月月割付きのプランを選ぶようにしたほうが良いでしょう。
またその際にショップ店頭では契約をさせてくれない可能性もあるため、オンラインショップを利用するなど工夫をしてみて下さい。
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