楽天モバイルのMNO回線『Rakuten UN-LIMIT』の正式サービスが開始されました。
こちらの『Rakuten UN-LIMIT』、サービス開始に伴いローミング先であるau回線での通信が発表されていた2GBの通信量&規制後128kbpsの通信速度というのが大幅に緩和されるなど、結構情報として変わってきたところがあるので、今回はその辺りの変更点や対応スマホに関する情報をまとめていこうと思います。
正直思っていた以上にこの『Rakuten UN-LIMIT』は使い勝手が良くなっているので、現時点で判明しているポイントについて確認をしていこうと思います。
『Rakuten UN-LIMIT』、1年間無料なのに楽天モバイルエリア無制限、auエリア1Mbpsで無制限(高速5GBデータあり)

『Rakuten UN-LIMIT』は当初からそのキャンペーンの凄さから非常にお得な回線となっていましたが、そのお得さが今回の正式サービス開始に伴う発表によってさらに向上しています。
『Rakuten UN-LIMIT』は現在「先着で300万人の契約者を対象に」という条件で、
1年間基本使用料が無料
という特典が適用されます。
もはやこの「1年無料」というキャンペーン内容だけでも十分すぎるほどにお得で、これだけでも契約して良いものになっているのですが、さらに
- オンライン契約で楽天ポイント3,000円分
- 楽天Linkアプリアクティベートで事務手数料相当の楽天ポイント3,300円分
が貰えるようになっているので、事務手数料にかかる費用も実質0円、さらに追加のポイント分が手に入るので費用全般としてはむしろプラスになってこの『Rakuten UN-LIMIT』を契約することが出来ます。
1年無料でポイントで3,000円分プラスになり、しかも解約金も無料なのでキャンペーンが終わったらいつでも気軽に解約することができます。
『Rakuten UN-LIMIT』には現在こうした契約に関するキャンペーンが用意されており、それが全く損をしないどころか本当に100%お得に契約できるようになっています。
本当にこの内容だけでも契約を進めていいと思うのですが、さらにこの「1年無料」で使える契約で利用できる回線スペックといったものが、
- 楽天モバイルエリアの通信はデータ通信量、無制限で利用可能
- 楽天モバイルエリア外はauの回線が利用可能で、毎月2GBまで・4月22日からは毎月5GBまで利用可能
- auエリアで通信量を超過した後の規制後の通信速度は128kbpsだが、4月8日からは1Mbpsにアップ
- 実質的に広い範囲で1Mbpsの通信速度で無制限に使える
というものになっており、非常に速度・データ通信量といったところで大きな余裕を持った回線が使えることになります。
この「1Mbps無制限(5GBまで高速&一部エリア高速無制限)」といった契約が「1年間無料」というのはとんでもなくお得な契約です。
まだまだSIMのアクティベート問題などでメイン回線としての利用は注意したいところですが、サブ回線としてならMVNO格安SIMを契約するよりも何倍、いや何百倍もお得な契約内容になっているのは間違いありません。
4月22日からの契約プランの規制周りの緩和によって、これは契約しないと勿体ないレベルの格安0円SIMになっているため、まだ契約してないって方は利用用途とかあまり思いつかなくてもとりあえずでもいいから契約すべきです。
300万名の先着に漏れることはないと思いますが、あまりにもお得すぎて早期終了とかもあり得るので、キャンペーンが終わる前に1年無料のこの回線を手に入れておきましょう。
iPhone 11ではSIMを入れるだけでデータ通信可能、VoLTE設定を行えば通話(非Rakuten Link)も可能

現在この回線が自分にも届いており色々と試していますが、まずiPhoneでも普通に利用可能な点は非常に大きなポイントになるかと思います。
まだ物理SIMのみでの確認ですが、
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone XS Max
(全てキャリア版でSIMロック解除済み、MVNOの構成プロファイルは要削除)
といった機種でSIMを入れるだけでデータ通信が可能です(auローミング中心)。
iPhone 8およびiPhone Xではかなり不安定ですぐに圏外になってしまい、iPhone XRでは通話が難しいものになっており、基本はiPhone XS以上が使いやすいかと思います。
さらに「音声通話とデータ」という項目からVoLTEをオンにすると通話の発着信も可能になります。楽天LinkがまだiOSアプリが出ていないため、そちらのアクティベートと無料通話といったものはできないのですが、それでもこの無料のSIMで特に難しい設定もなくデータ通信と通話が利用可能になるというのはかなりアツい内容になるのではないかと思います。
テザリング対応もインターネット共有に「rakuten.jp」といった設定値を加えるだけで可能になります。
正直楽天Linkのアプリをアクティベートできないという問題・それにSMSの送受信がうまくいかない以外は、Androidスマホの設定よりもかなりスムーズに『Rakuten UN-LIMIT』の利用が出来るようになっているため、それらの無料通話やSMSが必要ないのであればiPhoneで『Rakuten UN-LIMIT』を使うのはかなり相性の良い組み合わせになるかと思います。
また、iPhone XR以降のモデルではeSIMを利用することができるため、そちらを設定することで例えばドコモやSoftBankの回線を残したままeSIMを追加して楽天&auが使える回線を加えることができるため、デュアルSIM/トリプルキャリアで通信できるiPhoneが利用することも可能です。
ほとんど問題なくデュアルSIM化することができ、通話はメインの物理SIMに担当させてデータ通信はこの『Rakuten UN-LIMIT』を利用するという使い方も余裕でで出来るようになっています。
iPhoneでの利用というのが拍子抜けするぐらいに簡単なため、眠っているiPhone XS以降の機種が家にあるようならばそちらでの利用のために『Rakuten UN-LIMIT』を申し込んでみていいかと思います(要SIMロック解除)。
iPhone 11+『楽天モバイル UN-LIMIT』でデュアルSIM/トリプルキャリア運用が実現!
iPhone SE(2020)もeSIM対応 価格の安さと性能の高さを考えれば『Rakuten UN-LIMIT』とのセット運用は格安スマホとして最高のものになるか
さらに新たに発売されるiPhone SE2も今回eSIMに対応しており、ここまでのiPhoneと『Rakuten UN-LIMIT』のeSIMの挙動を見る限りこちらも余裕で動作することが期待出来ます。
iPhone SE2は性能ではiPhone 11 Proと同等になっており、デザインはiPhone 8というコンパクトなハイスペックモデルとなっている機種です。
しかもそれだけの性能を持ちながら、価格は約5万円からというものになっており、コストパフォーマンスの高さといったところも目立ったスマホになっています。
このコスパの良いiPhone SE2と、今回無料で使える『Rakuten UN-LIMIT』を組み合わせることで、格安スマホとしては現状ほぼ最高のものが出来上がるのではないでしょうか。
価格が約5万円、性能はiPhone 11 Pro相当、維持費は1年間0円、それでいてauエリアを中心に全国的に使え、データ通信は高速無制限or5GB、規制速度も1Mbpsと余裕がある回線を利用できるというのは格安スマホとしてかなり魅力的なものになってくるかと思います。
iPhone SE2の購入を検討している方は、こちらの『Rakuten UN-LIMIT』もその組み合わせ回線の一つとして検討をしてもらえればと思います。
Androidスマホは余裕で通信できる機種や一部不都合の出る機種あり、規則性がわからないため注意を
Twitterなんかを中心に楽天モバイルと機種名で検索すると、結構有志の方が『Rakuten UN-LIMIT』の動作報告を挙げてくれています。
そちらの報告や自分の検証なんかで確認してみると、Androidスマホでは
- 何もしなくても通信・通話できる状態
- ネットワーク設定の再起動なんかでつながるようになる状態
- APN設定を一部用意することで通信が出来る状態
- 何も反応しない状態
※全てSIMロック解除済み
※APN設定はまだ不明瞭ですが、APN項目に「rakuten.jp」だけでいける場合があります。「ユーザー名」「パスワード」不要です。
など中々挙動がどのスマホも安定していません。
基本はau回線が使えることが前提になってくると思いますが、それでもうまく通信できない端末があるなど規則性とかもわかりません。
こちらについてはやはりTwitterなどで報告されている正常に動作する端末を見つけてそちらを利用する方法というのがしばらくはAndroidで利用する対応策になるかと思います。
AQUOS、OPPO(楽天販売モデル)系は割と問題ないのですが、他のモデルになると個別に対応が違ってくるものになるので結構注意が必要になります。
WiMAX2のルーターなんかでは余裕でデータ通信できるなど本当によくわからない挙動になっているので、Androidで使う場合にはもうしばらく情報を待つ必要がありそうです。
割と相性問題が激しそうだけど無料で無制限SIMが1年間も使えるなら契約しない手はない
iPhone XやiPhone 8以前、それに一部のAndroidスマホといったところでそもそも繋がらなかったり一部の機能が使えない相性問題といったものは発生してしまいますが、データ通信だけでもできるようならば十分以上の元を取れる「1年間無料の回線」であるのが『Rakuten UN-LIMIT』なので、特に利用用途があまり思い浮かばないと言ってもとりあえず契約はしておくべきではないかと思います。
5GBまでau回線が使えて以降も1Mbpsの速度で使える、しかも通話機能も付いてくる回線が1年無料というのはやっぱりスマホユーザーなら契約すべきだと思います。
色々遊べるのはもちろんですが、データが足りない時や緊急時なんかにかなり余裕を持って助けてくれる回線になってくれるはずです。
繰り返しになりますが、1年無料・解約金0円の回線でここまでのデータ通信量が付いてきて色々と使えるというのは本当に契約内容としてはお得すぎるものになっているので、まだ申し込んでないという方は今からでも全然遅くないというか、到着する頃にはいろんな情報が集まってて使いやすくなっているかと思うので、申し込んでおくようにしましょう。
紹介コードについてここで記載していましたが、楽天モバイル側から「紹介した側が6人目を超えると、以降の紹介を受けた側がポイントは発生しない」と通告されました。
そのためここでの紹介コードの記載は取りやめさせていただきました。
また、恐らく多くの方がこちらの紹介コードを利用していただいたと思いますが、2,000ポイントを有効化できない方が大半になってしまっているかと思います。
せっかく紹介コードを利用していただいたにも関わらずお役に立てず申し訳ありません。
楽天モバイルは端末セールが熱い!:現在1円スマホ、実質1円スマホが用意

Rakuten UN-LIMITのメリットには回線の使いやすさといったところがこれまでの説明の中でわかってもらえたかと思いますが、さらに追加で良い部分が用意されています。
それが端末セールが豊富でお得、という点です。
楽天モバイルではRakuten UN-LIMIT回線とのセット契約で、端末購入時に楽天ポイントバックを行ってくれたり、定期的な端末セールといったものを実施しています。
こちらを利用することによって、実質的な端末価格が1万円以下になったり、セールタイミングによっては1円なんて言うスマホを契約することが出来ます。
現在(6月2日時点)実施中のセールで見ていくと、
- Rakuten mini1円セール:Rakuten UN-LIMITと契約でRakuten miniの端末代が1円
- Galaxy A7実質1円セール:旧楽天モバイルMVNO回線からRakuten UN-LIMITへの切り替えで、18,700円の端末代に楽天ポイントが18,699円分戻ってくる
といったものが実施されており、わずか1円でスマホを契約できるようになっています。
Rakuten Mini1円セールが実施中 無料回線とセットで完全0円なタダスマホに ※Galaxy A7も | スマホ辞典
Rakuten Mini(楽天ミニ)レビュー スマホ機能を持ったおサイフケータイカードとしてめっちゃ便利 | スマホ辞典
こちらのセールと一緒にRakuten UN-LIMITを契約すれば、ほとんど出費もなくスマホを追加で手に入れることが出来るようになるため、セールが実施されていればこちらと合わせての契約というのをおすすめできます。
適用中のクーポンは無効ですとなります。
もしかして1円のRakuten miniで利用予定でしたかね?
そちらだと紹介コードが併用できないので使えないものになってしまいます。
普通に回線だけの契約をしようとしてその表示だとちょっと理由がわからないですね。。。申し訳ないです。