約1年ぶりとなる2月15日より新しいらくらくスマホがドコモから発売されることになりました。
今モデルは『らくらくスマートフォン me F-01L』という名称であり、特に機能面の充実とこれまでのらくらくスマホの弱点であった「長期的に使おうとした時の維持費の高さ」といったところを克服したモデルになっていて、家族へのプレゼントなどに適したらくらくスマホとなっています。
高齢の家族がいてLINEでスムーズにやり取りをしたい、子供やペットの写真なんかを離れたおじいちゃんおばあちゃんとすぐに共有したい、らくらくスマホであればそうした使い方に対応できる上に、家族全体の通信料に対する負担も僅かで済んでしまうというかなりお得で便利な契約が可能になっています。
今家族がらくらくスマホを使っているという方、これから家族にらくらくスマホを持たせてあげたいと考えている方は、15日から発売されている『らくらくスマートフォン F-01L』の価格情報についてこの記事でチェックしてもらえればと思います。もしその料金内容やスマホで出来ることなんかが気に入ったようならば、こちらのスマホをプレゼントしてみても良いかなと思っています。
らくらくスマートフォン me F-01Lの価格
『らくらくスマートフォン me F-01L』の価格について、まずはベースの部分を確認していきましょう。
らくらくスマホ F-01L | |
販売価格 | 43,416円(1,809円×24回) |
docomo with | ▲1,620円 |
24ヶ月継続利用時の実質価格 | 4,536円 |
らくらくスマホ F-01Lは販売価格が43,416円と少々高めです。一応2年間使った場合の実質価格が0円にならず4,536円になっているため、旧モデルのらくらくスマホ me F-03Kに比べると高額に感じられてしまいます。
ただ、恐らくはらくらくスマホの利用は2年以上を前提にしていると思いますので、2年以上使うことを考えたら実質的な価格は0円以下になります。
その理由は今回適用されている通信料に対する割引に「docomo with」というものを利用しているからです。
このdocomo withは割引サービスの一種なのですが、その特性として次に機種変更するまでは割引がずっと継続する、というドコモの中でも非常に特殊な割引となっています。
通常こうした2年、キャンペーンだと1年程度で終わってしまうのですが、このdocomo withは機種変更をしないまま使い続けると3年でも5年でも1,620円の割引が毎月適用されることになります。
このため機種変更の機会が少ないであろうらくらくスマホのようなスマホの場合、継続して割引が適用されるために、長期的に見た時に安いまま使い続けられるという性質を持っています。
次で説明している維持費というのが継続的に続く(端末代分割支払いの場合には2年後から一括時の料金へと安くなる)ため、見た目の価格ほど高い契約ではありません。
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/about-docomo-with-2/”]
らくらくスマホ F-01Lの毎月の維持費
では実際にその割引を使った場合、らくらくスマホ F-01Lの毎月の料金としてはどういった形になるのか、ということを続いては確認していきましょう。
らくらくスマホの料金として想定されるものとして3つのパターンを用意しました。
①シンプルプラン+ + ベーシック3GB |
②シンプルプラン + シェアオプション |
③カケホライト + シェアオプション |
|
基本料 | 1058 | 1058 | 1836 |
spモード | 324 | ||
パケットパック | 4320 | 540 | 540 |
docomo with | ▲1620 | ||
一括時もしくは3年目以降 維持費 |
4082円 | 302円 | 1080円 |
F-01L 分割支払い | 1809円×24回 | ||
分割時維持費 | 5891円 | 2111円 | 2889円 |
①:こちらのプランは家族にドコモを使っている人がおらず、一人でドコモを利用するパターンです。
家族でシェアして使う形の契約ではないため、維持費は高い形になってしまいます。
②:こちらは最も安い形のプランです。家族がドコモを使っている場合に契約できます。
シンプルプランという無料通話がない代わりに、基本料が非常に安くなったプランです。家族とネット通信のデータ容量をシェアするため、データプランの料金は安いです。
③:こちらは②のプランを通話しやすくした形です。維持費は上がってしまいますが、1回ごとの通話で最初の5分間は通話料がかかりません。
電話をする機会が多い場合はこちらのプランを選ぶと通話料として追加でかかる料金が減ります。
この中で注目してもらいたいのは②のプランです。この形は家族のドコモ回線のシェア子回線に紐づけるやり方になりますが、こうした持ち方であれば維持費は端末代を分割にしても毎月2,111円しかかかりません。もしもスマホ代を一括で支払った場合、または2年間の分割を終えた後の3年目の料金に至っては、302円で使い続けられるという恐ろしい安さを実現しています。
家族用にらくらくスマホ F-01Lを購入しても、この維持費の安さであれば負担になりにくい金額になるのではないでしょうか。一括で購入すれば初年度から302円で、次に機種変更するまでこの料金ずっと使い続けられるという安さを実現できるのは非常に魅力的かと思います。
端末代こそかかるものの、それさえ支払い終えてしまえば3年も4年も維持費が302円で済ませられてしまうので、らくらくスマホのような頻繁に機種変更することのないスマホと、今回のdocomo withという形の割引は非常に相性が良くなっているわけです。
LINEやラジオアプリなどがプリインストールされておりダウンロードをしなくても使いやすい

こちらのらくらくスマホ F-01Lは機能面で従来のらくらくスマホのように制限されているというようなことがなく、らくらくスマホの見た目そのままにGoogle Playが利用できたり最初からLINEなどの主要なアプリがインストールされています。
LINEがあれば家族とのコミュニケーションも簡単にできるために便利ですし、これ以外にもYouTubeやFMラジオ・NHKラジオなどのアプリ、それにグーグルマップや歩数計なんて言う便利に使えるアプリが最初から用意されています。
新規にアプリを追加するのが難しいという方にでも、最初から十分便利なアプリが用意されているのは心強い点です。
操作に困った時はらくらくホンセンターに無料で問い合わせることができる!操作ガイドも先着順で付属

らくらくスマホということで通常のスマホに比べても中高年以上の方にわかりやすい操作が出来るように工夫がされていますが、それでも操作に不安だという場合には無料のサポートセンターが用意されています。
らくらくスマホに用意されている「らくらくスマホセンター」直通のダイヤルアプリにつなげることによって、操作方法について無料である程度のサポートを受けることが出来ます。
またドコモオンラインショップでの契約においては初心者向けの操作ガイドが無くなり次第終了の先着順で同梱されています。
こうしたサポートが用意されているために、困った時でもドコモショップへ行く前に解決が図れるようになっています。
ワンタッチで文字サイズを巨大化

らくらくスマホではスマホの文字を設定で変えられる他、普通に操作している時に読みにくいと感じたらカメラボタンを押すことによって文字を大きく拡大することが出来ます。
わざわざ設定画面から大きさを変更しなくても、必要な場面で文字を大きくすることができる機能を持っています。
文字の大きさに不安があるという方でもこうした文字拡大機能が付いているので安心して利用できます。
花カメラ・ハンドソープ防水・ボイス検索なども充実

他の機能としても
- 花の名前がカメラごしにわかる「花カメラ」機能
- ハンドソープで洗う事もできる防水機能
- 声を使って検索できる機能
といったものも用意されています。
どれも便利さを感じる機能となっているため、らくらくスマホも洗練されてきているのがわかる機能性の多さとなっています。
家族のプレゼント用に、長期的な視点で見た時のコスパは悪くない

らくらくスマホ F-01Kは価格が若干高めではあるものの、docomo withの割引込みで長期的に利用することを考えたならば決して高くない契約であると言えます。
特に家族の子回線として追加してあげることで、維持費はほぼ負担にならない料金で使えるようになっているので、らくらくスマホが必要な家族にプレゼントとして渡してあげるのも良い考え方かと思います。
なお契約の際には本人と共にドコモショップへついていくか、もしくはオンラインショップなどで家族が契約して設定などを済ませてあげてかららくらくスマホを使う本人に手渡してあげたほうが良いでしょう。