最近では5インチを超える大画面スマートフォンが一般的になっています。
一度大画面での操作と情報の見やすさに慣れると、それ以下のサイズのスマートフォンではなかなか満足出来なくなってしまいます。
大画面スマートフォンに満足いかなくなったら次に欲しくなるのがタブレットだとおもいます。
タブレットでは特に自宅での簡単なWeb閲覧で、非常に効率的な取り扱いが出来るとおもいます。人によっては動画や本といったコンテンツを存分に楽しめるアイテムでもあるでしょう。
ただ、タブレットはスマートフォンと比べてその知名度やレビューの数が少なく、どれを選んでいいのかというのが分かりづらい状態が続いています。
今回は、こうしたタブレットの中でも価格的におすすめのもの、機能的におすすめのものをいくつか紹介したいとおもいます。タブレットの中でも比較的使いやすいものを選んでいるつもりなので、きっと参考になるかとおもいます。
タブレットはAndroidを中心にしています。大きさは9インチまでで、10インチ級の据え置き前提の大きさではなくスマートフォンの延長として使えるものを選んでいます。
性能重視
まずは性能面を重視して、その中でも比較的安いタブレットを中心に選んでいきたいとおもいます。
個人的にタブレットを選ぶ時に重視したいのは、解像度です。大画面での閲覧になるので、解像度が低いとフォントに荒れが目立ち、読みにくく目も疲れやすくなります。
動画や画像はあまり気になりませんが、文字だと解像度の良し悪しの差がハッキリとわかれるので、ここでは最低でもFullHD以上の解像度のタブレットを大前提として、価格と性能で目立つ存在を選んでみました。
LG G Pad 8.3 V500
比較的コストパフォーマンスがいいのは8.3インチのLG G Pad V500です。このサイトでも何度かおすすめの白ロムスマートフォンとして紹介しているLG G2の兄弟機になるかとおもいます。
8.3インチの大きさは7インチタブレットよりも多くの情報を得ることが出来るでしょう。この大きさで重さは338gです。片手で数十分使うと流石に疲れる重さですが、大きさと比較すれば軽い方かとおもいます。
解像度はWUXGA。FullHDが広くなったサイズで、文章も画像も繊細に表示してくれるとおもいます。
唯一の問題点は、CPUがSnapdragon600という点です。このCPUは高性能で本来ならば全く問題が起こるような品質ではありません。ですが、WUXGAという解像度のタブレットを扱うには、若干のパワー不足を感じます。
タッチ後の反応やスクロールを多用する場面では、反応が鈍くなったり遅れたりするといったことが何度か起きることでしょう。決して性能の低いCPUではないのですが、高解像度の端末に採用するにはギリギリのラインのCPUを使っています。
価格はこれだけの性能を持って本体価格が3万円以下です。最安値とおもわれるエキスパンシスの輸入費用込みで3万3000円ぐらいかとおもいます。S600を使ったタブレットとしては非常に低価格と言えるでしょう。
CPUと解像度比ではパワー不足を感じますが、基本は高性能なCPUですので、コストパフォーマンス的には優れているタブレットです。
Galaxy TabPRO 8.4 T320
今のLG G Padとほぼ同じ大きさの8.3インチのタブレットがGalaxy TabPRO 8.4 T320です。
こちらはWQXGA(2560 x 1600)の高解像度を持った見やすいタブレットの一つです。
このGalaxyは、G Padで問題点と指摘したCPUの部分をS600ではなくSnapdragon800という上位のCPUを使いスペックアップされています。
S800ほどのCPUになると、高解像度の端末でもスクロールでの引っかかりやもたつき・遅れといった不満要素はかなり回数が減ります。
おそらく7インチから8インチ級のタブレットでは、最もストレスなく使えるタブレットの一つになるでしょう。
G Padからスペックアップしていながら、価格は現在3万3000円です。輸入コストを含めて3万6000円ぐらいでしょうか。S800搭載の高解像度タブレットとしては破格とも言える安さです。通常のネットサーフィンはもちろん、画像や動画の視聴にも満足いける快適さになるでしょう。
microSDカードは64GBまで対応しており、大容量のデータを所有可能になりますので、メディア用にはとても便利かとおもいます。
長く使えるタブレットであることは間違いないので、多少高額でも良いものを購入したい方におすすめです。
EXPANSYS:Galaxy TabPRO 8.4 T320
Nexus7 2013
タブレットとしてはお馴染みとなっているのがNexus7です。
2012年モデルはタブレットブームを作ったと言えるかもしれません。
今回は2013年モデルについてです。
2013年モデルは今では性能面で型落ち化しているため、上の2端末に比べるとコストパフォーマンスはよくありません。タッチパネルの反応も一部悪い部分があり、2012モデルよりも評価は安定していません。
CPUがこの中では最も性能が低いS4 proを使っていますから、FullHDの解像度ではG Pad同様にカクつきが起きてしまうでしょう。
それでも、日本においてかなり流通しているモデルなので、トラブルが起きた時に解決策をネットで調べることが出来ます。これは大きなメリットの一つではないでしょうか。
性能面では一周遅れではありますので、中古品を探すのが一番かとおもいます。
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Xperia Z Ultra C6833
大きさが6.4インチと、厳密にはタブレットとは言い難い大きさですが、紹介しておきたいのがXperia Z Ultraです。
大きさ的には今までの8インチや7インチをさらに下回る6インチ台です。そのため、これまでのタブレットよりも一度に出てくる情報は減ります。解像度はFullHDなので鮮明ではありますが。
情報が減る代わりに、とても軽くて薄いというメリットが追加されます。重さは212gと、今まで紹介してきたタブレットの中でも際立って軽いです。薄さも普通のスマートフォン以上にスリムであるため、とても持ちやすくなっています。
もしも外出時でも頻繁にタブレット端末を持ち歩きたいという考えの方は、このXperia Z Ultraがいいかとおもいます。
この端末にはSIMカードスロットがありますので、MVNOの格安SIMなどを使ってWi-Fi以外でも通信させることが出来ます。
価格は4万円前後で、輸入コスト込みで4万4000円ぐらいでしょうか。LTE通信も使える便利なタブレットとしては安いとおもいます。このタブレットもGalaxy TabPRO 8.4 T320同様に、S800のFullHDですから、カクカクしたりする動作は起きないでしょう。
激安系・中華系タブレット
続いては安いタブレット端末を紹介していきたいとおもいます。
ここからは先ほど焦点にした解像度の高い端末というのはあまり望めなくなってきています。重要なのはその値段という事になるでしょう。
安いタブレットのほとんどは中国製ということもあり、中華タブレットなんて呼ばれていることもあります。
Nexus7 2012
最初は7インチのNexus7 2012年モデルです。
発売当初は2万円ぐらいしましたが、今だと1万5000円以下で購入することができます。
スペックでは解像度がHD、CPUがTegra3で、今となっては古いスペックではありますが、それほど動きが悪いわけではありません。ちょっともっさりするぐらいで今でも使いやすい7インチタブレットです。
不具合も少なく、Googleの最新OS提供も今のところサポートされています。
文字はHDということもあり、FullHDと比べると荒いですが、漫画を読んだり動画を楽しんだりするには安くてオトクと呼べるメディア端末だとおもいます。
それほどスペックにこだわりがなく7インチのタブレットがとりあえず欲しいという方には価格的にもベストと言えます。
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Memo Pad
性能が安定している7インチ&8インチタブレットをシリーズ展開しているのがMemo Padです。
Nexus7の製造元であるASUSの1万円台タブレットです。
どのモデルもHD解像度はあり、最新モデルでは1万円台のタブレットとしては珍しい1GBのRAMがあります。
スペックを下げたり上げたり、カラーバリエーションを増やしたモデルが多様に揃っており、そのどれもが価格の割に使いやすいものですので、格安モデルとしてNexus7 2012同様におすすめ出来ます。
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激安系・中華系のタブレットとしては、この2つ以外にも多くの種類があるのですが、ハッキリ言って1万円以下のタブレットではスペックが低く解像度も低いため、タブレットとして使い続けるにはあまりにも厳しいものばかりです。
正直な話、おすすめなんて決めることの出来ない代物ばかりです。激安と言うには少し高いですが、1万5000円ほどでNexus7かMemo Padを購入した方が、満足度は計り知れないほど大きくなることでしょう。
今回紹介しているタブレットでは、海外通販を利用した購入方法を紹介しています。海外スマホを安く購入するにはこうした所を利用するのが良いでしょう。
性能重視だと、S4ProのNexus7 2013よりもS600のG PadやS800のGalaxy TabPRO 8.4の方が数字上のスペックでは圧倒的に上です。SDカードも使えるので、価格が同じような中ならGalaxy TabPRO 8.4が最もおすすめしたいタブレットです。
日本での購入実績が少ないので、困った時や細かいトラブルにあった時に参照するものがないのがリスキーですが、長い間使い続けられるのはこちらでしょう。
激安系ではNexus7 2012が最も良いでしょう。コストパフォーマンスが非常に高いため、家族分揃えてもいいぐらいです。
2014年現在のAndroidタブレットでは今回紹介してきた端末が良いかとおもいます。
Nexus7(2012)はこれから買うとなると微妙ですね。
現時点ではKitKat最新版がアップデートで落ちてきますが、18ヶ月ルールが厳密に適用されれば次期バージョンの提供はありません。
(GalaxyNexusのKitKat非提供と同じ問題)
ハード的には枯れていて玉数も多いですが、Lリリース以降は中華Pad並のソフトサポートになるリスクを加味すると積極的には薦めづらいです。
ME173だとASUSのサポート次第で延命できる可能性が残りますが。