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MVNO

4月1日以降のMVNO格安SIM、料金改定をまとめてみた

4月1日からNTTドコモからの接続料の値下げがあるとかないとかでMVNO各社がそれに合わせてプランの変更を告知しています。
卸値が安くなると言うことでその分をユーザーに向けて還元してくれるMVNOがこれから増えてきそうです。

現時点での発表では各社高速データ通信の容量を増量、あるいは値下げという形でプラン変更が入る予定です。

まだまだdocomo系のMVNOの料金プラン変更の報が届くと思いますが、ほぼ主要なMVNOについては出た感もあるので、その内容について軽くまとめてみたいと思います。

SIM

IIJmio:容量増加

以下価格は税別、基本データプランのみの料金を表に。

IIJmio ミニマムスタート
プラン
ライトスタート
プラン
ファミリーシェア
プラン
データ容量 3GB/月 5GB/月 10GB/月
(最大3枚のSIM)
月額料金(税抜き) 900円 1520円 2560円

*SMS追加:140円、音声通話契約追加:700円(最低利用期間12ヶ月)

真っ先に4月以降の容量増量を発表したのがIIJmioです。
約1年ほど慣れ親しんだ2GB/4GB/7GBという容量が4月からは3GB/5GB/10GBと、お値段そのままに増量が始まります。
これから紹介するMVNOで容量を増やす形でプランを改定しているところは、ほぼこのIIJmioの改定を踏襲しています。
3GB/900円が今後の基準値となるわけですが、このレベルになるといよいよキャリア回線からの乗り換えという選択肢もより多くのユーザーが考えるものになるのではないでしょうか。

この他にIIJmioでは4月1日に音声通話向けのサービスを準備しています。
最近流行りのプレフィックス番号を利用した通話アプリによって通話料を半額に。また同一のIIJ IDを持つ利用者間の通話も20%オフになるファミリー通話割引が利用できるようになります。

 

DMM mobile:値下げ、プラン追加

DMM mobile 1GBプラン 2GBプラン 3GBプラン 5GBプラン 7GBプラン 8GBプラン 10GBプラン
データ容量 1GB/月 2GB/月 3GB/月 5GB/月 7GB/月 8GB/月
(最大SIM3枚)
10GB/月
(最大SIM3枚)
月額料金(税抜き) 660円 770円 850円 1270円 2040円 2140円 2250円

*SMS追加:150円、音声通話契約追加:700円(最低利用期間12ヶ月)

他社MVNOがどれも料金そのままに容量の増加を行う中、DMM mobileでは新容量プランの新設と既存プランの値下げという方向に挑むようです。

元々6種類もの容量から選べるプランがあり、モバイル通信に必要なデータ容量の選択肢を既に十分用意していたということで、単純なデータ容量の増量ではなく値下げという形で更に各プランを選びやすくしています。
最安である1GBプランは660円と従来の料金据え置きではありますが、その他のプランでは最大1430円もの値下げ(10GBプラン)が行われるなど、どのプランを切り取っても安い料金で大容量のプランが使えるMVNOになっています。
今回の料金改定を伝えるページでは、「今後他社に合わせて最安プランを維持し続ける」という宣言も見られ、IIJmio系の回線を利用しながら常に最安で使える可能性のあるMVNOということになりそうです。
現時点では高品質なMVNO回線を提供しているDMM mobileですから、これがMVNOの中で最安値で使い続けられるようならば非常に魅力的なMVNOになるでしょう。

新設されたプランには他社が容量増加によってなくなってしまった2GBプランを用意しています。
現在1GBプランを使っている場合には、110円プラスすることで2GBプランを、190円プラスすることで3GBプランを使えるようになるので、多少高くなってもプラン変更することをオススメします。
3GB850円はコストパフォーマンスが高すぎるでしょう。

その他にはようやくその月の利用したデータ容量確認や高速通信の切り替えが可能になったアプリが提供され始めました。これによりほぼ完全にIIJmioと同じような使い勝手が得られることになりそうです。

hi-ho:容量増加

hi-ho hi-ho LTE typeD
ミニマムスタート
hi-ho LTE typeD
ミニマムスタート1年割
hi-ho LTE typeD
アソート
hi-ho LTE typeD
ファミリーシェア
データ容量 3GB/月 3GB/月 3GB/月 10GB/月
(最大SIM3枚)
月額料金(税抜き) 933円 10000円 1409円 2838円

*SMS追加:140円、音声通話契約追加:700円(最低利用期間12ヶ月)

IIJ系の流れでhi-hoも容量を増やしています。IIJ回線を使った特殊な契約をしたい際に選択肢に入ってくるでしょう。最初の支払い1万円で1年間3GB/月のデータ通信が使えるのは面白いプランです。

 

NifMo:容量増加

NifMo 3GBプラン 5GBプラン 10GBプラン
データ容量 3GB/月 5GB/月 10GB/月
月額料金(税抜き) 900円 1600円 2800円

*SMS追加:150円音声通話契約追加:700円(最低利用期間6ヶ月)

通信速度が速いことで当サイトではお馴染みになっているNifMoはここが正念場でしょうか。

一人あたりのトラフィックが増えることで、従来可能だった昼時でも高速な通信が出来るかどうかが試されることでしょう。
繰り越しやバースト転送機能のようなものは追加でも機能としてもたらされていないため、それが無い分このまま高速な状態を維持して欲しいところです。
なお3日間の通信容量に対する制限は残ったままです。

 

OCNモバイルONE:容量増加

OCNモバイルONE 110MB/日コース 170MB/日コース 3GB/月コース 5GB/月コース 500kbpsコース
データ容量 110MB/日 170MB/日 3GB/月 5GB/月 15GB/月
(上限速度500kbps)
月額料金(税抜き) 900円 1300円 1100円 1450円 1800円

*SMS追加:120円、音声通話契約追加:700円(最低利用期間6ヶ月)

OCNモバイルONEのプランで特徴的な日毎に提供されるデータ容量も今回の流れで増量しており、ついに最安のプランで100MB/日を超えるプランが実現しました。
30MB/日だった頃から考えると随分容量が増えています。

複数のアプリをダウンロードするにはまだWi-Fiが必要ではあるものの、環境構築が出来ているスマホで使うにはテザリングや動画でも見ながらじゃないと普通には使いきるのも大変な容量でしょう。
気兼ねなく1日使えるようになった分、帯域の混雑状況は継続しそうなのがユーザーにとっては不安要素になるでしょうか。

 

楽天モバイル:容量増加

楽天モバイル ベーシックプラン 3.1GBパック 5GBパック 10GBパック
データ容量 なし
(常時200kbps)
3.1GB/月 5GB/月 10GB/月
月額料金(税抜き) 525円 900円 1450円 2260円

*SMS追加:120円、音声通話契約追加:700円(最低利用期間12ヶ月)

4月以降の速度計測記事用にと最近使い出しているのですが、楽天モバイルは混雑時でもかなり速度が出ているのがわかりました。
昼時も速いため、同価格で使えるIIJmioなどよりも速度面では上の快適さを得られるでしょう。
その中で3GBプランは100MB分ですが他社よりも多く、通話料半額の楽天でんわや専用アプリが整っている環境は魅力的です。
データプランのみの契約も3月から始まり、契約のしやすさもアップしています。

3日規制も残っていますが、速度重視で利用するMVNOとしては今後候補に入ってくる格安SIMかと思われます。

 

ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE:容量増加

ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE 480円プラン 920円プラン 1380円プラン 2480円プラン
データ容量 なし
(常時250kbps)
3GB/月 5GB/月 8GB/月
月額料金(税抜き) 445円 852円 1278円 2297円

*SMS追加:139円(~920円プランまで)、音声通話契約追加:700円(最低利用期間12ヶ月)

ワンコイン以下で低速回線を使い放題というプランが特徴だったワイヤレスゲートですが、4月以降は自社で3GB/852円、他社でも900円ほどで同容量が使えるということで、250kbpsの低速回線のみの契約は今までとはまるで立場が変わって、コストパフォーマンスの悪い回線という印象が強くなってしまいました。

ワイヤレスゲートに限らず、低速系や最安系のプランは今回の大規模な改定の中でもテコ入れされておらず、一時話題を集めたワンコイン以下のプランも今後は3GB/1000円のプランに取って代わられて注目の度合いは低くなっていくかもしれません。

 

U-mobile:容量増加、値下げ

U-mobile ダブルフィックスプラン 1GBプラン 5GBプラン 無制限プラン
データ容量 1GB~3GB 1GB/月 5GB/月 制限なし
データプラン 680円~900円 790円 1480円 2480円
通話プラス 1480円~1780円 1580円 1980円 2980円
(1年プラン:2780円)

*SMS追加:150円、音声通話最低利用期間6ヶ月

Umobileは値下げと容量の増加という対応をしてきました。ただし主要なプランである無制限プランについては手付かずになっています。

無制限プランの一つであるLTE使い放題プランの料金および契約内容だけでコスト面では今までの水準でも十分魅力的であるため、あとはその回線品質を上げることに集中してもらって、接続料の値下げ分設備投資に回して欲しいというのが個人的には思うところです。

 

Play SIM:容量増加

Play SIM
(Amazon、G-SIM含む)
プラン140M/day プラン200M/day プラン4GB/month
データ容量 140MB/日 200MB/日 4GB/月
月額料金(税抜き) 880円 1278円 880円
Xperia J1向け
イオンスマホ用プラン
プラン100M/day(V) プラン150M/day(V) プラン320M/day(V)
データ容量 100MB/1日
(上限速度14Mbps)
150MB/1日 320MB/1日
月額料金(税抜き) 1280円 1580円 2580円

 

最近Xperia J1 compactとのセットMVNOとしてにわかに注目され始めたSo-netのPlay SIMも日毎・月毎のプランが共に改定。Xperiaセットの各プランも改訂されています。

特徴としては増量の幅が他社のMVNOに比べて大きいことです。
他社がIIJmio基準で2GB→3GBに増量幅を合わせる中Play SIMは2GB→4GBに、その他日毎のプランもどの販路・プランも100MB/日を超えています。
元々料金比でのデータ容量が他社MVNOに比べると多かったSo-netのPlay SIMですが、今回の改定後は更にその多さが目立つことになりました。

この他にXperia J1 compactセットのソニーストア契約プラン、So-netでの契約プランも同様にデータ容量が増加しています。

 

まとめ

全体の概要を書いていく中で、DMM mobileについてが文章量が多くなっていますが、正直この4月からのプラン改定の流れの中では特筆して全体のコストパフォーマンスが優れているのはDMM mobileではないかと思います。
IIJmio回線とほぼ同等の高品質回線を3GB/850円で出されては、他のMVNO事業社は手の打ちようがないでしょう。
昼時の速度こそ一部のMVNOには劣りますが、それ以外の時間帯ならばモバイル回線としては必要十分な結果を出せますし、補助的な機能も充実しているために使いやすさはMVNOの中でもトップクラスになるのではないでしょうか。

一応比較になりそうな3GB周辺の料金をまとめてみました。

MVNO 3GBプラン料金
IIJmio 900円
DMM mobile 850円
hi-ho 933円
OCNモバイルONE 1100円
NifMo 900円
楽天モバイル 900円
ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE 852円
Play SIM 880円(4GB)

 

という事で4月からのMVNOと格安SIMと呼ばれる製品群は、データ容量の増加でより使いやすくなってくれることでしょう。
しかし今回の改定によって利用者一人あたりのトラフィックが増え、更に新規の利用者もより増えていく事になるでしょうから、混雑の度合いというものは比例して増えていくことが予想されます。そのため今後はよりMVNOの速度や回線品質というものにも注目していくべきなのかと思います。
今回の改定で料金や容量というのは十分な内容になっていますし、以降のMVNO間の競争が品質を高める設備増強の方面へ進んでいくことを期待したいところです。
もう料金や容量による比較の話題はこの水準にまで達したこれからでは重要度も低いでしょう。

MVNO格安SIM10社の実効速度を主に混雑する時間帯で比較してみた | スマホ辞典

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