ドコモユーザーでお子さんがいる家庭であれば、連絡手段や安全のためにという目的だけでなく将来のスマホ購入のためにも『キッズケータイ』を持たせておきましょう。
キッズケータイを持っていればその本来の役割である子どもとの連絡が低料金で可能になるだけでなく、期間限定のキャンペーンにおいてキッズケータイからの機種変更などに特典が付くようになっているため、子どもが大きくなった時にそのキッズケータイからの機種変更という形で安くスマホを契約できるようになる可能性があります。
普通の利用方法においても役立つ上に、将来のスマホ生活をスタートさせることを考えた時にも便利な契約になるので、今回はこのキッズケータイ契約の利点などを説明していこうと思います。
ドコモのキッズケータイの価格と基本料金
まずはキッズケータイからスマホに安く変更できる理由、の前に現在ドコモで販売されているキッズケータイの価格と毎月いくらかかるのかということを確認してみましょう。
ドコモで販売されているキッズケータイは『キッズケータイ F-03J』という機種が現行モデルとなっており、こちらが今のところ契約において選べるキッズケータイとなります。
価格は以下の通り。
キッズケータイ F-03J | 機種変更/新規 |
---|---|
販売価格 | 10,368円 (432円×24回) |
一括で10,368円というのはどのような契約であっても変わりません。基本は新規契約になるかと思うので、その形で契約を行いましょう。
キッズケータイについての維持費はこちらの通り。
月額合計 | |
キッズケータイプラス | 540円 |
料金プランはキッズケータイプラスという540円のオプションに近いプラン一つとなっています。家族内の通話であれば無料で利用することが出来ます。
このプランの契約では、
- 子どもが12歳以下であること
- 家族でドコモ回線を使うベーシックシェアパック系のプランを使っていて、その子回線に組み入れること
といった条件が必要になってきます。
契約自体は親権者が行うことになりますが、利用者となる子どもの情報を登録する必要があったり、利用者確認の書類などを用意しておく必要があります。
540円という安さで使えるものの、12歳以下のお子さんがいて尚且つ1人1回線までしか契約できないものになっています。
ドコモのキッズケータイでできること
キッズケータイにどのような機能があるのかということもまとめておきましょう。
- 家族への電話
- 家族へのSMS
- 防犯ブザー機能
- GPS搭載による位置情報把握
- 一定距離を離れると知らせるみまもりアラート(要親子のきずなアプリ)
- 防水・防塵
といった機能があります。
基本的に家族間の通話ができるトランシーバー的な扱いにはなりますが、メールやGPSによる追跡、アプリや追加のデバイス次第では帰宅時のお知らせメールなども利用することが出来ます。
設定方法もキッズケータイ自体を操作する方法の他にも家族のスマホから電話帳の編集などをすることができるので、労を要さずに必要な電話番号の編集を行うことが出来ます。
子供を見守ることが出来た上で連絡も取り合えるツールとして十分な機能を持っているのがわかります。この機能を利用する目的でもキッズケータイは契約の価値は高くなっていると言えます。
ドコモのキッズケータイは将来スマホへの機種変更で役立つかも・・・?
さてここからが一応本題というか、必要なくてもお子さんのいる家庭ならばキッズケータイの契約をおすすめしたいという話題になります。
ドコモでは定期的にFOMA契約(ガラケーやキッズケータイなど)をXi契約(スマホ、iPhone)へと変更を促進するキャンペーンを実施しています。
このキッズケータイ F-03JもFOMA契約のため、契約を維持しておくことによってドコモが今後Xi契約への変更促進施策を行った際に、それを利用して子供にスマホを安く契約させることができる可能性があります。
このため将来的に子供にスマホを持たせる必要が出てくると思いますが、FOMA回線であるキッズケータイを持っておくことでその際に安くスマホへの機種変更をすることができる可能性があり、よりお得で負担の少ない形でスマホを手に入れることができるかもしれないというわけです。
あくまでもFOMAからXiへの変更を促すキャンペーンが発生することが前提の考え方ですが、ドコモのこれまでの姿勢や他のキャリアの状況から考えても今後もFOMA巻取り施策がどのような形であれ行われることは間違いないため、施策の実施に関してはそこまで心配はいらないでしょう。
FOMA契約であるキッズケータイを持っておくことは、通常の利用方法で便利なだけでなく将来的に子供にスマホが必要になった時にも役立ってくれることになります。
期待されるスマホ契約時の特典
続いてはキッズケータイをスマホへ変更させようと思った時に、期待される特典というものを現在実施されているFOMA回線からの機種変更が優遇されているキャンペーンをベースに見ていきましょう。
2018年12月時点でFOMA回線からXi回線への契約変更が対象となっているキャンペーンや割引施策には、
- ウェルカムスマホ割
- ドコモの学割
- 端末購入サポート
の3つがあります。
この内ウェルカムスマホ割とドコモの学割はほぼ似たような内容で通信費からの割引という特典となっています。
一方で端末購入サポートの特典はスマホ代金の値引きというものになっており、それぞれ特典が異なった上で2つを併用して契約を行うことができるようになっています。
キッズケータイからスマホへの特典①:通信料割引
まずキッズケータイからスマホへ変える場合に得られる特典の一つに通信料を割り引いてくれる特典が用意されています。
時期によって料金は異なるものになっていますが、2018年12月では1,500円の割引が発生する割引特典が用意されています。
これによってこの後の特典にもある端末購入サポートによる安い機種を契約しても、維持費が280円で済んでしまうという安い料金での利用というのもできるようになっています。
また機種変更では適用できなくなっている最近の学割も、FOMA回線からの契約変更では適用可能になっているため、学割のその他の特典も一緒に手に入れることもできるようになっています。
キッズケータイからスマホへの特典②:端末値引き
もう一つFOMA回線であるキッズケータイからスマホに変える際に得られる特典が、端末購入サポートによる一括購入ができるというものです。
ドコモでは一部の割引対象機種において、端末代を一括価格で大きく値下げする端末購入サポートを適用しています。
そしてその適用される契約というのが主にMNPと契約変更(FOMAからXiへの機種変更)に多くなっており、対象機種であればスマホを一括648円~2万円前後で契約できるようになります。
スマホの端末価格が一括でそれだけの安さになるのであれば、これはかなりお得な内容といえるでしょう。通信料の割引と合わせることで、スマホの契約を本当に安く行うことができます。
特売時期を逆算して12月から3月ぐらいに契約を行っておくのがベスト
このようにFOMA回線を持っておくということは将来的にFOMA巻取り施策の恩恵を受けることが可能になるということなので、今後スマホを使う前提としてそのスマホを安く契約するためにキッズケータイを持っておくというのは賢い選択かと思われます。
FOMA巻取り施策の条件として、18ヶ月~24ヶ月の回線保有が条件となってくるので、セールや施策が実施される時期を考えると12月から3月ぐらいのタイミングでキッズケータイを子供に持たせる形で契約すれば、ちょうど条件を満たした段階で良い形の安売り・値下げキャンペーンに出会えるかと思います。
キッズケータイはそれ自体子供に持たせるのに適した機能を持っており便利に利用できますが、十分に利用した後はこうしてスマホの格安購入にも繋がる活用術があります。
普通の利用方法以外にもこのような安くスマホを契約できるクーポン券的な利用方法も用意されているため、キッズケータイの契約を迷っていた方なんかはこの付加価値も購入判断に入れてみてはどうでしょうか。
通常の子供を見守る・連絡手段として利用するという使い方以外にも便利に利用できるのがキッズケータイの契約の特徴となり、スマホをより安く買う目的も込みでキッズケータイを子供に持たせてみるのも良いでしょう。