iPhone XS Maxが届いたのでとりあえず開封直後ですがレビューとして気になる部分を残しておきたいと思います。
詳細なレビューとまではいきませんがちょっとした気になるポイントの確認の参考にでもなれば。
iPhone XS Maxデザイン・外観
まずはiPhone XS Maxの見た目からちょろっと確認していきましょう。
箱やデフォルトの壁紙がキモいです。蓮コラを連想させるのと工業廃水見たいな油膜感もちょっと無理です。すぐに壁紙を変えることをおすすめします。
今回はゴールドを購入しましたが、予想以上に黄色みが強いのが印象的です。別に悪くはない色合いですが「濃い」という点は好みが分かれるかもしれません。
SIMカードは上にして指すという従来とはちょっと異なる仕様。SIM詰まりがなければいいですが。
iPhone 8とiPhone Xとのサイズ比較。
Galaxy Note9とのサイズ比較。
個人的には予想よりもグリップ感が良くて持ちやすさもかなり好印象です。Androidの大画面端末に慣れているユーザーだとこちらは違和感なく持ち運べる大きさだと思います。iPhoneだとPlusシリーズなんかよりも断然持ちやすいので、予想以上に満足度が高いです。大画面モデルをあえて選んで良かったと思える、手の許容範囲内に収まったサイズとなっています。
iPhone XS Max、Antutuベンチマークスコア
あまりiOSデバイスにおいてはベンチマークスコアというのは参考にならないと思いますが、一応antutuの数字を確認しておきます。
iPhone XS Maxでは34万点というスコアをたたき出しています。先日iPhone XSに近い価格で買ったGalaxy Note9ですら24万点(Exynos版)ぐらいという中でぶっ飛んだ成績であるのは間違いないでしょう。
高額な価格だけあり性能面ではしっかりとした強さを持っており、これさえ買っておけば2年でも3年でも使い続けても全く不満を感じるところというのはないです。
GPU性能が特にアップしているということで期待されるのはゲームアプリのより高い進化です。
iOS12対応、XS/XS Maxの解像度対応といったところで現在ゲームアプリの対応というのは充分ではない状況ですが、対応が揃ってきたときにはゲーミングデバイスとして最も使いやすい機種の一つになってきそうです。
発熱はiPhone Xよりはマシに
iPhone Xでは非常に気になっていた発熱に関してはiPhone XS Maxでは多少ではあるものの改善がされています。
端末が大きくなったことも関係しているかもしれませんが、全体的に熱が広がる一方でピンポイントで温度が高くなるというようなiPhone Xに見られた発熱はありません。
iPhone Xでゲームや動画などを利用した際にはピンポイントに発熱が高くなる部分が出てきて不安にさせられましたが、この辺りは多少ですが改善はされている模様です。
ただ発熱自体は高負荷動作で簡単に発生してしまうため、そこはまだ改善には至っていません。
顔認証精度はちょっとアップ?ストレスが現状感じない
登録したての顔で使っているというのもありますが、iPhone Xの時と比べても精度やレスポンスというのが向上しているのを感じます。
iPhone XではiPhoneを「見る」必要がありましたが、iPhone XS Maxでは「チラ見」程度でもロック解除がされている時があります。
顔認証に関してはイラつかされていた方もいると思いますが、こちらならば多少そのイラつきは抑えられているのではないかと思います。
スピーカーが進化、大画面と合わせると映像コンテンツに迫力あり
地味ではありますが従来機からの大きな進化を見せているのはスピーカーです。
端末全体から音が響くようになり、これまでにない迫力を見せる本体スピーカーを搭載してきました。
これによりスポーツのハイライトや映画などの映像コンテンツにおいてかなり従来機よりも迫力と臨場感を感じられる音響環境を実現しています。
大画面のディスプレイと合わせることでスマホながら映像としてはかなり満足できるものを提供してきます。
カメラ:ポートレートモードでのボケ味確認
カメラについてはボケ機能をちょっと試してみたのでそちらを。
ボケ機能の調整にはポートレートモードでの撮影が必要になります。
画像からわかるように結構強烈に背景のボケみを調整できます。調整しすぎた場合のボケの表現はさすがに加工臭が強くなってしまうところは感じられるものの、スマホ1台で撮れる写真としては十分すぎる機能を持っています。
ボケ加工にメインの被写体の輪郭といったところが引っ張られてボケていないのは嬉しいポイントです。往々にしてこうした機能を取り入れたカメラではメインの被写体の輪郭も一緒にボケてしまうことがありましたが、そうした問題が生じにくくなっています。
カメラについては他にもダイレクトレンジの幅も広がったことで、白飛びなどが防げて霞がかった青空でもよりしっかりと映すことが可能になっており、より実際の状況を目に見た感覚と近い写真というのを撮影することができるようになっています。
このカメラ機能の進化といったところでは従来のiPhoneよりもはっきりとその違いというものを感じられると思います。
SNSへの写真投稿が多いという場合には、その活動をさらにこのiPhone XS Maxが高めてくれるものになるかと思います。
追加:暗い環境での撮影能力比較
他のカメラに特徴のあるスマホとの比較というのもしてみたいと思います。
iPhone XS Max/P20 Pro/Galaxy Note9で夜間の撮影を軽くしてみたのでそちらの写真を見比べて見てください。
Galaxy Note9の写真が若干光の強い提灯の部分で光が放散してしまっている印象があります。P20 Proはそのあたりをパキッと仕上げておりコントラストがはっきりしている印象があります。iPhone XS Maxはその中間といったところでしょうか。
暖色も強めに感じられるのがiPhone XS MaxとGalaxy Note9の特徴となっています。
空の階調表現としてP20 ProとiPhone XS Maxがしっかりと表現しているでしょう。
白飛びする部分がないために明暗差が強くてもしっかりとディティールを表現してくれています。
ファイルサイズは今回の記事上では落としていますが、オリジナルサイズだと1枚7MB前後となっており結構容量を食うファイルサイズとなっているので注意です。
追加:夜景撮影シーンを追加
夜景での撮影写真を追加しました。
暗い中でも全体的にしっかりと細部の陰影を残し、光との強いコントラストでも白飛びせずに比較的くっきりと光源の内側のディティールを捉えています。
これはカメラ機能としてかなり進歩したクオリティではないでしょうか。
iPhone XS Max:価格さえ安ければ万人におすすめできそうな機種
まだ触って数時間という時点でのレビューではありますが、気になっていた
- サイズ感
- 発熱の状態
- カメラ機能の進化具合
というのを確認することができ、そのどれもが一定以上の満足度を感じられるものだったために今回のiPhone XS Maxについては非常に好印象を持っています。
特にサイズ感については大画面に慣れたユーザーだとすんなりと受け入れられるでしょうし、Plusシリーズのようにベゼルの無駄な広さがないのでグリップ感も良いものを持っています。
これで後は価格さえ安ければ買い替えを普通に推奨できる機種になるのですが・・・。
価格についてはうまくキャンペーンなど利用できるものを使って購入することでなんとか安くしてもらうしかありません。
ドコモならばオンラインの特典やdカードを利用するなど以下のまとめにあるような方法を。
ドコモ、iPhone XS/XS Maxの価格/値段、おすすめプラン、キャンペーン情報のまとめ
SoftBankあたりならば月月割が2019年1月31日まで適用させることができる運用が隠されているので、そちらを使って2年間の実質価格を安くすることで契約しやすくなります。
SoftBankのiPhone XS/XS Maxの実質価格 3,050円の月月割がホワイトプランなどからの機種変更で適用可能
こうした契約の工夫を行うことで少しはiPhone XSやXS Maxといった機種も安くなると思いますので、それらで実質価格をうまく下げることができればなんとか購入もしやすくなるでしょうか。
そうすれば普通におすすめできるスマホの一つとして、従来のiPhoneユーザーや大画面好きのAndroidスマホユーザーに推奨できるスマートフォン、といった印象を受けることができました。
予想以上に満足度の高いスマホなので、価格さえもう少し安ければなぁという感じになっています。価格が問題なければ買ってしまいましょう。
iPhone XS/XS Max,iPhone XRの価格/値段、基本情報、予約日、購入方法まとめ 【SIMフリー/ドコモ/au/SoftBank】