最近はすっかりその役割が「みまもり化」に奪われてしまい、影の薄くなってしまった「銀SIM化」ですが、あらためてその役割を紹介したいとおもいます。
最近では「みまもり化」を頼むと、みまもり用のSIMが足りないという理由で、断られることが出てきました。そうした時は、他のSoftBankSHOPへ行って手続きをしてもらいたいところですが、近くにSHOPが少ない場合は、この「銀SIM化」をすることである程度はしのぐことができます。
今回は、こうした銀SIM化の方法、維持費用を紹介したいとおもいます。
銀SIM化とは
銀SIM化とは、スマートフォン契約回線の、高い維持費を抑えるための方法です。
スマートフォン契約回線は、パケットプランと接続サービスが、解除出来ない仕様になっています。
そのため、スマートフォン契約回線の維持費用を下げようとおもったら、スマートフォン以外の機種に、持ち込み機種変更して、契約プランをいじる必要があります。
その方法が、みまもり化であり、銀SIM化なのです。
銀SIM化の方法
まず、銀SIM化には必要な道具があります。
それが、SoftBankのガラケーです。銀SIM化の銀SIMとは、このガラケー用のSIMが銀色だからつけられている愛称です。ですので、ガラケー化とも言える行為で、ガラケーが必須の行為になります。
銀SIM化ができるのは、SoftBankのガラケーだけです。プリモバイルとして購入したガラケーは、一応銀SIM化はできますが、方法を知らない店員が多いです。FAX登録すればプリモバイルとして購入したガラケーでも、銀SIM化はできますが、そのことを知らずにジニー登録しようとして断られることもあります。
SoftBankのガラケーを用意したら、ガラケー本体と契約変更したい電話番号を用意して、SoftBankSHOPへ行きましょう。そこで持ち込み機種変更を行いましょう。ガラケーSIMが発行されたらそこど銀SIM化の作業は殆ど終了です。
銀SIM化のメリット
銀SIM化をしたら、あとはプランの変更です。これは銀SIM化と同時にも出来ますし、MySoftBankからも出来ます。
銀SIM化の最大のメリットは、このプラン変更ができるところにあるとおもいます。銀SIM化に伴い、回線の契約がガラケーのプランに変わります。ガラケーのプランになると、スマートフォンのプランでは不可能だった、パケットプランの廃止と、Sベーシックパックの廃止が可能です。スマートフォンのプランでは、この2つのプランはどうしてもくっついてくるため、700円ほどの負担が発生していたのですが、ガラケーではこの2つの契約を外し、基本料金のプランであるホワイトプランだけで維持することができるようになります。
銀SIM化最大のメリットは、このホワイトプランだけで維持する、最低維持費用980円維持が可能という点にあります。
これが銀SIM化を使った、維持費用の節約になります。
SoftBankガラケーへ持ち込み機種変更をすることで、パケットプランとSベーシックを外し、維持費用を通常よりも安い最安980円維持が出来る方法なのです。
みまもり化が490円、あるいは580円なので、それと比べると高くなりますが、みまもり化以外の維持費用節約術として覚えておいてください。
それとよくコメントで質問をもらいますが、12月の時点で、この銀SIM化もみまもり化も、「のりかえサポート」の違約金対象にはなりません。のりかえサポートはスパボ一括購入の時などの機種変更には違約金がかかりますが、持ち込み機種変更には違約金はかかりません。
おまけ:銀SIM化が廃れてしまった理由
銀SIM化が最近それほど節約術として話題にならないのは、みまもり化よりも維持費用が高くなってしまったからでしょう。
昔は銀SIM化もみまもり化も3円で維持できました。それがのりかえ割の改悪によって、不可能になってしまったため、基本料金がかかるようになってしまったのです。昔はのりかえ割の基本料金無料特典が10ヶ月の代わりに、フラットとかのパケットプランを付けなくても適用されていました。それができなくなってしまったため、維持費用がより安くなるみまもり化のほうがメジャーになってしまっています。