docomoが新たに始めたカケホーダイプランによって、これまで7GBまで利用出来たパケット通信のプランが、ほとんど料金が変わらずに2GBか5GBまでしか使えなくなりました。もっと使いたい場合は10GB以上使えるプランを用意していますが、それも費用が1万円近くなるなど、新プランになってからこれまで以上にパケット通信料は値上げされている印象を受けます。
古いプランを継続して使っていくというのもいいとおもいますが、カケホーダイプランの通話定額というのも魅力的です。
前の記事ではそのカケホーダイプランとMVNOの格安SIMを使った2台持ちについて紹介しましたが、ここではそのMVNOの格安SIMのプランを、より高速データ通信の利用量が多いプランで使うことを想定し、どういったMVNO事業者で大容量なプランが用意されているかというのを紹介したいとおもいます。
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docomoカケホーダイの2200円ガラケープランを使った格安SIMとの2台持ちを試算
カケホーダイプランを使う一台と、MVNOの大容量データプランを使って、キャリア回線並みの通信容量を持ったデータプランの一台という持ち方をしたい方に、どういった選択肢があるのかを紹介します。
3GB以上のデータプランを
MVNOの格安SIMのデータプランにおける大容量のデータ量となるのはどれくらいの容量からでしょうか。
2GBまでのサービスならば、かなりの選択肢があるとおもいます。2GBほどで良ければ、評判のいいBIGLOBEやIIJ、OCNの3社が用意しているので、これらのうちのどれかを選択すればいいとおもいます。
2GBの容量になると1500円前後で使うことが出来るでしょう。
ですので、ここでは3GB以上のデータプランが契約できるMVNOを紹介してみます。
BIGLOBEでは3GBと7GBのデータプラン
2GB以上のデータプランになると選択できるMVNOの格安SIMは限られています。
BIGLOBEでは2GB以外にも3GBと7GBという、docomoのデータプランと同じデータ容量のプランを用意しています。
docomoでは3GB4049円、7GBのデータプランで6156円という料金で提供しています。これに対してBIGLOBEで用意されているプランは、3065円で3GB、4093円で7GBが利用出来ます。BIGLOBEの場合には接続サービスもいれてこの値段ですので、料金が非常に安くなっています。
しかもSIMカードが3枚ついてくるため、スマートフォンはもちろんタブレットやゲーム機など複数の通信機器で利用出来ます。
通信の質も、docomoの本回線なみとはいきませんが、IIJやOCNと肩を並べる安定感を持ったBIGLOBEですので、大容量プランでも快適に使うことが出来るでしょう。
exciteでは4GBのプランが
exciteでは非常に珍しい容量となる4GBというプランを用意しています。月額の利用料金は3088円です。
こちらもBIGLOBEと同じようにSIMが3枚ついてきます。複数のスマホでデータ容量を分け合うのにいいでしょう。
exciteでは1GBも2GBのプランも3枚のSIMがついてくるので、大容量に拘らない方で複数端末を持つ方にはexciteの用意するデータプランは魅力的だとおもいます。
ただ通信品質に関しては、エキサイトはBIGLOBEほどの定評がまだないので、高速通信がしっかり利用出来るのかどうかは未知数なところがあります。
MVNOの注意点
MVNOで大容量のデータプランを契約しても、決してdocomoと同じようには使えません。注意しなければいけないところがいくつかあります。
一つはMVNOの事業者によって、同じdocomoの回線でも通信の速度がバラバラです。
しっかりした事業者ですと、帯域の購入に力をいれて、ユーザーが増えても十分な速度を出せるように環境を整えています。これを怠っている業者ですと、データ容量が多くても大した速度の出ないなんていう状況が生まれます。
そしてもう一つは、3日間の合計通信量でかかる規制が、docomoと比べて厳しいことです。
docomoですと3日間1GBの通信で一旦規制が入りますが、MVNOの格安SIMだと、この規制が3日間で336MBの通信でかかってしまいます。(ただし今回紹介してるBIGLOBEは1GBまでです。)
ですので、たとえ7GBの容量分高速通信が出来たとしても、この規制によってMVNOの場合は、何度か速度規制にかかることでしょう。この部分は、大容量データプランを契約しても覚悟しておくべきでしょう。
カケホーダイのガラケーと組み合わせることで、大容量のデータを通信出来るこれらのMVNOのプランは、ネットも通話も沢山したいけど安く抑えたいという方には節約方法として効果的であるとおもいます。
今後はauやSoftBankでも通話定額が始まるということで、通話は今使っているキャリアのガラケーで行い、ネットはdocomoのMVNOの大容量プランで行うという形が節約のモデルプランになるとおもいます。
規制の激しさはキャリアの回線よりも強いですが、節約に繋がるメリットもありますので、こうした持ち方をおすすめしておきます。MVNOのおすすめはBIGLOBE LTE・3Gです。これがやはり一番使いやすく安定しているとおもいます。