docomoとSoftBankが、下取りプログラムにMNP用の特別下取り額を設けてきたので、当然のことながらauもそれを追って同じようなキャンペーンを始めるようです。
下取りの還元が、他社と同じ最大4万3200円、そして最低額もSoftBankより少し上の2万4840円と高い下取りを行っています。
もちろん内容はdocomoやSoftBankとは微妙に違うので、今回はそのあたりを詳しく紹介してみたいとおもいます。
iPhone6,6plus、HTL23、TORQUEが対象
今回のauのキャンペーンは「auにかえる割 Plus」の一環として行われるため、適用条件が少しかぶっています。
「auにかえる割 Plus」では、キャンペーン適用対象のスマートフォンが限られていました。
それはiPhone6,6plus、HTL23、TORQUEという4端末です。この4端末以外のスマートフォンでは、MNPで契約してもauにかえる割 Plusを適用できませんし、今回のMNP用の下取りプログラムも利用できません。
いわゆるキャッシュバックが多いような、0円端末には今回の下取りを使ってさらに安くという方法がとれないということになります。
SoftBankと同じ下取り額と端末
auのMNP用下取りは、SoftBankの内容に合わせてきています。
最高額が他社のiPhone5sの64GBで4万3200円分の還元。特定の端末(Xperia Z2、Galaxy S5)も同じ額で下取りがされます。
そして、SoftBankが発表して驚かれた型落ちケータイの2万4240円還元というのを、auも同じくキャンペーン内容に含んできました。しかも額は600円ほど上の2万4840円です。
SoftBankと同じようにみまもりケータイ携帯やキッズケータイのようなものは対象外ですが、数年前の型落ちAndroidやガラケーなんかでも、下取りの還元として2万4840円が用意されています。
SoftBankと真っ向から勝負するキャンペーンとなりそうです。
還元は割引とwalletチャージ
さて、このMNPの下取りは、docomoではポイントによる還元か、その場での引取ができる店舗ならば値引き還元がされます。
SoftBankでは2年間の割引として24回にわけて総額分を通信費用から引いていきます。
auの採った方法は、ちょうど半々といった感じで、還元される金額の半分を通信費用からの割引に、もう半分をau walletにチャージして買い物などに利用できます。
※通信料の割引ではなく、本体代金からの割引になったようです。
使い勝手の良さでは、docomoに次ぐキャンペーンの内容だとおもいます。
SoftBankの場合は2年間使わないとメリットが薄れてしまいますが、auなら最低額の半分、つまり1万2120円は割引を乾燥するよりも先に手元にau walletという形でゲットできます。(チャージは5ヶ月後のようです。)
これだと途中でMNPする可能性があっても、5ヶ月使えば古くて買取価格が3000円にも満たないようなスマホを、1万2120円分のau walletに変えることができます。
LTEプランにも使えて、他の割引と合わせると通信費用の節約に
SoftBankとほぼ並んだ内容で、還元の仕方は上を行っているauですが、さらに上を行くのが旧プランでもこれが対応しているということです。
SoftBankとdocomoでは、新プランへの加入でないとこのMNP用の下取りプログラムは適用できないのですが、auではちゃんとLTEプランと呼ばれるネット向けの旧プランで使うことができます。
そのおかげで、このMNP用下取りプログラムの他のキャンペーンも合わせてauと契約してみると、auの通信費用が大きな値下がりを見せ、とても安く使うことが出来ます。
一例として計算してみます。iPhone6の16GBを契約するのに、他社のiPhone5sの64GBを下取りに出して、auスマートバリューを契約した場合の料金を計算してみました。
- 1008:LTEプラン
- 6156:LTEフラット
- 324:LTEネット
- -3015:毎月割
- -1008:auにかえる割 Plus
- -1522:auスマートバリュー
-900:下取り割(半額分)(3015:本体の分割料金)1043円(4058円):合計(2万1600円のau walletチャージつき)
各種割引キャンペーンを使うと、一括1043円での利用も可能になるかもしれません。(本体代金からの割引になったので、この方法はとれなくなりました。通信料は安くなりませんが、同じ金額が本体代から引かれますので、総額は変わりません)
auでは2万円のMNPクーポンを配ったり、今回のキャンペーンでは最大2万1600円のau walletチャージも受け取れるようになっており、一括での契約もしやすい状況が発売当初からできているので、この料金で使うことも可能性として低くはありません。
MNPで下取りができる端末の対象は少ないですが、iPhone6,6plusを契約するならば利用しておきたいキャンペーンであることは確かです。
SoftBankでは多くの注意点をともに書いてましたが、auのほうは注意が必要な条件は少ないので、MNPするときは下取り用の端末を用意しておいたほうが絶対にオトクになるとおもいます。