ドコモの新料金プラン『ahamo』の詳細が確定したので、そちらの内容についてをまとめておこうと思います。
当初発表したahamoの内容から値下げが行われた他、セット契約可能なスマホの安さやahamo用のdカード連携特典、その他各種新たな情報といったものがあるため、それらを確認していきます。
今回のahamoの正式内容はかなり印象深いものになっており、ahamoを契約したい、と思わせる魅力に溢れているのを感じます。
特に料金プランの値下げとセット契約可能なスマホの価格の安さ(新規/MNP限定価格ではあるものの)は必見です。
新料金プラン『ahamo(アハモ)』の詳細・特典・キャンペーンについて
ahamo、当初発表料金から値下げ 税込2,970円に
まずahamoは正式サービス開始の3月26日を前に値下げを実施しています。
これまでの3,278円(税抜き2,980円)から税込で2,970円(税抜き2,700円)という料金へと下げています。
他社の2,728円(税抜き2,480円)と遜色ない安さになっていますし、何よりもahamoの方は5分通話定額があるために通話をある程度するユーザーにとってはこちらの方がコストパフォーマンスの優れた料金プランになってくれるはずです。
auのpovoやSoftBankのLINEMOも対抗してくるかと思いますが、これだけの安さで5分定額+20GBとなればそのままahamoを第一候補として考えて良いかと思います。
セット販売スマホを用意 iPhone/Xperia/Galaxyが買取価格以下の激安販売
ahamo向けの販売スマホというのも同時に発表されており、新端末ではなく既存の端末をahamo専用に新たな価格と共に販売が行われるようです。
対象機種は以下の3機種で、価格は新規とMNPが後日対応予定の機種変更よりも安い価格を実現していて、非常にお買い得な内容になっています。
新規/MNP | 機種変更 | ||
iPhone 11 | 64GB | 49,390円 | 62,590円 |
128GB | 54,890円 | 68,090円 | |
256GB | 66,990円 | 80,190円 | |
Xperia 1Ⅱ SO-51A | 71,500円 | 79,200円 | |
Galaxy S20 5G SC-51A | 62,700円 | 70,400円 |
機種変更価格も結構安いので注目に値しますが、しばらくは対応しないということで今回は新規・MNP価格を中心に見ていきましょう。
3つのスマホそれぞれに共通する内容としては『ahamo公式価格が白ロム価格よりも安い、というよりも買取価格よりも安い』というものです。
iPhone 11もXperia 1ⅡもGalaxy S20も、国内最安と言っていい価格をつけており、中古白ロム価格よりも安いどころか新品買取価格の相場よりも安いものになっています。
ahamoへと乗り換える際にはこちらのセット契約機種も一緒に購入すれば、相場よりも大きくお得な形で高性能なスマホを手に入れて利用することができるようになります。
この端末セット契約の3機種はどれも本当に安くてお得なため、スマホの買い替えも検討している方ならば同時に購入した方が絶対にいいです。
特に iPhone 11の49,390円からの価格は驚異的です。この価格から iPhone 11の新品を買えるのは海外でもちょっと見られないと思われます。
学生向けなんかには20GB+ iPhone 11という組み合わせで維持費も端末代も安い形で契約できるこちらのセットを新規契約で持たせれば、3年から4年ぐらいは性能的にも回線的にも困ることはないでしょう。
激安レベルのセット販売がされるので、こちらは本当に今回の正式発表の中でもアツい内容です。
先行エントリーでdポイント 混雑回避をしてくれたユーザーは追加ポイントで高額還元
なおahamoでは26日の正式サービス開始前まで先行エントリーキャンペーンを実施しています。
既存ユーザーの契約変更での受付はもちろん、新規・MNPでの契約でも先行エントリーを受け付けています。
こちらの先行エントリーを実施すると3,000dポイントがもらえるキャンペーンが実施されていたわけですが、今回新たに追加のキャンペーンとして「サービス開始時の混雑を回避して申し込んでくれた人に追加で3,000dポイントを付与」という内容を実施します。
具体的には「先行エントリーをして4月15日から5月31日までにahamoの料金プランへと「新規契約」または「端末購入を伴う形で機種変更」をすると追加の3,000dポイントが貰えて、合計6,000dポイントをもらえる事になる」という内容です。
時期をずらして契約することによって、これからドコモにするユーザーも既にドコモユーザーという方でも、6,000dポイントをもらえるようになるのは非常にお得になるはずです。
先ほどの端末代の安さ、そして維持費の安さと言ったものがありながら、さらに6,000dポイントもくれるというのは相当に太っ腹な内容と言えます。
急ぎでない場合には先行エントリーをした上で4月15日以降に契約をするといいでしょう。
原則ドコモスマホで利用可能 iPhoneも6や初代SEまで対応
セット販売スマホ以外のドコモスマホでも原則的にahamoには対応しています。
これまでドコモで販売されてきたスマホやiPhone 6や4インチiPhone SEといった機種でも利用可能です。
対応端末は公式サイトに書かれているほか、今後は他社端末やSIMフリースマホも検証に入る予定のようです。
dカード特典を用意 従来の内容は利用できないが独自仕様に
ahamoではdポイントプログラムのdカード特典を利用できない問題が当初はあり、dカードを持っている意味というのが無くなってしまいかけていたのですが、今回ahamo用のdカード特典が用意されることによってカードの解約を考え直しても良いものになりました。
dカード保有では毎月1GBのボーナスパケットが付与され、
dカード GOLDでは毎月5GBのボーナスパケットに加えてdカード利用金額100円につき10%のポイント還元(最大300ポイントまで)を行ってくれます。
ポイント還元は正直上限が狭すぎますが、ボーナスパケットの存在は地味に助かる内容になってくるでしょう。
dカード自体の各種ポイント還元もこれまで通り使うことができるので、多少dカードを辞めない理由というものがついてくることとなりました。
ケータイ補償に対応 オンライン専用プランでもサポートはしっかりしてる
ahamoの対象機種を購入した場合、これまでと同じように契約と同時にケータイ補償サービスへの加入が可能になりました。
オンライン専用プランということで、この辺りの補償サービスの扱いに関しては不安なところがありましたが、これまでのドコモスマホ同等のサポートオプションを適用することが可能になっています。
利用継続期間は引き継ぎ可能、ファミリー割引系のカウントにも対象
当初はahamoに変えるとこれまでのドコモの利用期間がリセットされると案内されていましたが、正式運用に当たってこの利用期間が引き継ぎされることとなっています。
ahamoに変えた後に5Gギガホに変えたくなった時なんかに、利用期間が引き継ぎされているためにdポイントプログラムの高いステージの特典を利用することができるようになっています。
ahamo以外のプランを今後魅力的に感じた時なんかにプランを変えても、各種サービスや特典を条件良く利用できるようになっているため、この利用期間の継続は助かるポイントです。
またahamoプラン事態にはファミリー割引やみんなドコモ割の適用はされないものの、家族が別のプランを利用する時のカウント対象にはなるために、家族回線に少し割引を与えることができます。
そのため家族の一部がahamoに変えたとしても、そこまで大きな割引の現象といったものもなく、これまで通りに利用することができるはずです。
キャリアメールには現状非対応、留守番電話サービスも不可、spモード決済も使えないのでそこは要注意
ahamoを使う上で従来のサービスで利用できないもので大きめの内容は以下の3つが挙げられます。
- キャリアメール
- 留守番電話サービス
- spモードコンテンツ決済
です。
キャリアメールに関しては総務省からの要請によって利用できるようになるかもしれないため、まだわからないところではありますが、スマホ世代の方にとってはspモードコンテンツ決済が利用できないのは注意したいところです。
スマホ代に合算する形で、クレカなどの情報を入力しなくても各種コンテンツの決済ができるこちらのサービスは、非常に使い勝手の優れたものだったわけですが、それをahamoでは利用できないものになってしまっています。
ゲーム内課金やその他サービスの支払いをこちらの方法で行っていた方は、ahamo切り替えの際に代替の決済方法を用意しておく必要があります。
こちらはahamoを利用する上での注意点となってくるでしょう。
ahamoについて確定してきた内容についてはこのようになります。
特に強烈だったのがスマホの安さでしょう。
iPhone 11もXperia 1Ⅱも最新とはいかないもののほぼ最新級のスマホでありながら、中古や未使用白ロムよりも1割2割以上安い販売価格となっており、ahamoを契約するつもりでスマホも古くなっているなら一緒に買っておくべき特価級の価格になっています。
さらに先行エントリーキャンペーンで契約時期をずらせば6,000dポイントも貰えるキャンペーン中なので、それと合わせるとスマホの実質価格といったところはさらに安いものになってくるはずです。
料金プランの値下げも凄いですが、今回のスマホ価格もユーザーにとっては相当に得する内容となっているため、ahamoは料金プランだけでなくスマホセットでの購入といったところもコストパフォーマンスに優れた契約と言えるものになっています。
spモード決済が使えない以外はかなり良い内容・特典・キャンペーンが揃っているため、ahamoへの切り替えは前向きに検討する価値があるはずです。
ahamo:容量たっぷり20GB、国内通話5分無料も付いて、2970円(税込)