サブブランド回線の強烈な回線品質を武器としているY!mobileとUQモバイルにおいて、実質0円スマホが追加されています。
キャリアの場合の「実質0円スマホ」となるとまだ維持費の高さというのが気になる方も多いかもしれませんが、元々の維持費が安いサブブランド回線において「実質0円スマホ」というのは強力すぎるコストパフォーマンスの良さを見せてくれるものになっています。
今回の「実質0円スマホ」の契約は、Y!mobileやUQモバイルのSIMのみ契約で実現する元々安い2,138円からの維持費をスマホセットでも同額の2,138円~で利用できる、というスマホセットでもSIMのみ契約と同じ維持費で使えるようになるというとんでもない安さになります。
「スマホもセットで利用できるのに通常のSIMのみ契約と同じ料金で使える」というのがサブブランド回線の「実質0円スマホ」契約となるため、キャリアの実質0円という響きよりもお得感というものが強い契約をすることができます。
そんなY!mobileとUQモバイルの実質0円スマホに、iPhoneを含んだ新機種が追加されているのでそちらの紹介を今回はしていこうと思います。
SIMのみ契約と同額のY!mobile・UQモバイルの実質0円スマホ契約
今後総務省の指針や法律によってY!mobileやUQモバイルの実質0円契約というのもなくなってしまう可能性が高いわけですが、それゆえになのか現在は実質0円化するスマホが増えてきています。
先にも書いたようにY!mobileとUQモバイルの実質0円スマホの契約は、スマホセットでの契約になるにもかかわらずSIMのみの契約と同じ料金で使えます。
スマホも一緒についてくるのにSIMのみ契約と同じ料金であるというのならば、どうせならセット契約の方を選んだほうがお得であるのは間違いありません。
しかも今回Y!mobileとUQモバイルで実質0円化したスマホは性能も良いために、そのお得感・コストパフォーマンスの良さといったところも非常に優秀な契約となっています。
ただしこちらの契約にはSIMのみ契約にはない一つの注意点があるため、実質0円スマホの紹介の前にそちらを確認しておきましょう。
実質0円スマホ契約の注意点は、2年以内に解約した時に回線の解除料だけでなくスマホ端末の残債支払いが必要になる、というものです。
SIMのみ契約の場合には2年以内に解約をしたとしても回線の解除料だけしかかかりませんが、スマホセットの場合はマンスリー割が適用されての実質0円契約のために途中解約でマンスリー割が消滅、2年満期までの残りの期間に支払うはずの端末分割の残債の清算というものを割引なしで行う必要があります。
このため毎月の維持費自体はSIMのみ契約と実質0円スマホ契約は一緒ですが、2年以内に解約した時に発生する残債というものが出てくるためにこの点は注意点としてまず把握しておいてください。
しっかり2年は継続して利用するのであれば問題はありませんが、別の格安SIMなどへ頻繁に乗り換えるような使い方になるのであれば今回紹介する実質0円スマホはあまり魅力的ではない契約になるでしょう。
今回の契約は最低でもY!mobileかUQモバイルを2年は使う方へ向けた内容になります。
Y!mobile:iPhone 6sが値下げで新規・MNPが実質0円、機種変更でも実質12,960円
まずはY!mobileの実質0円スマホの紹介から。
7月1日よりY!mobileではiPhone 6sが本体価格を下げて月額割引を増額する形で値下げ。
新規・MNPでは実質0円契約が可能になり、機種変更でもマンスリー割が少なくなっていますが実質12,960円という価格になっています。
一応頭金として540円が単発でかかるため実質価格として正確には540円となるのですが、安さとしては違いがないためここでは0円としています。
iPhone 6s 32GB | 新規・MNP | 機種変更 |
---|---|---|
価格 | 31,752円+540円 (1,323円×24回) |
|
月額割引 | ▲1,323円×24回 | ▲783円 |
実質価格 | 0円 | 12,960円 |
これまでサブブランドのiPhoneは型落ちでも高かったですが、今回の値下げではiPhone 6sが遂に3万円台と相場的には妥当な金額にまで下がってくることになりました。
ここにまだ分離プラン化が行われていないY!mobileでは月額割引が用意されており、毎月1,323円も通信料割引が適用されて実質0円化を果たしています。
実質0円は新規とMNPですが、機種変更でも783円という月額割引と共に同じ定価で契約をすることができるために結構お得な案件となっています。
こちらの月額割引と端末価格を反映させた一括/分割時の維持費は以下のようになります。
iPhone 6s 32GB 新規・MNP契約
一括
プランS | プランM | プランL | |
1年目 | 815円 | 1,895円 | 4,055円 |
2年目 | 1,895円 | 2,975円 | 5,135円 |
2年間平均 | 1,355円 | 2,435円 | 4,595円 |
分割
プランS | プランM | プランL | |
1年目 | 2,138円 | 3,218円 | 5,378円 |
2年目 | 3,218円 | 4,298円 | 6,458円 |
2年間平均 | 2,678円 | 4,838円 | 5,918円 |
分割で契約していく場合は1年目が2,138円からというSIMのみ契約と同じ金額です。iPhone 6sというスマホがセットになってこの料金というのはかなり安さを感じさせるものになっています。
一括で端末代を支払った場合には維持費は激安に。最初の1年目は815円という負担が非常に軽い料金でスマホを持つことができます。
こちらの料金プランでは10分の通話定額とデータ通信量として最低でも3GBが利用できるようになっているため、そちらのプラン内容を考えれば1,000円以下で使えるタイミングがあるというのもやはり魅力の高い契約となっています。
2回線目以降では家族割による540円引きやおうち割による割引といったものによる更なる維持費の割引というのも期待できるため、環境によってはかなり安い料金でiPhone 6sを持てるようになります。
iPhone 6sはAntutuでのスコアが15万点と性能面で昨今の格安スマホとそん色ないどころか上回る性能を見せており、格安スマホとして一定の安心感を持って使える機種となっています。
そのため価格と性能を見た時にコストパフォーマンスといったところも優れた契約として考えることができます。
こちらの契約があっているユーザーとしては家族のスマホ代を安くしたいという場合、それに小中学生に最初に持たせるスマホとしての役割を任せることができるでしょう。
2年使う前提であればかなり安価なスマホセット契約になり、しかもiPhoneということで使いやすさといったところでは普通のAndroidの格安スマホよりも良い部分が目立つものになっていると思います。
この契約単体だけでも十分魅力的な性能と価格を両立させていますが、さらに他のY!mobileの割引というのを適用できる環境であるならばもっとお得に使うことができるサブ回線にもなるでしょう。
UQモバイル:R17 Neoが実質0円に
UQモバイルでは6月28日に値下げ機種としてR17 Neoが追加されています。
新規・MNPでの値下げになり、こちらも販売価格の値下げとマンスリー割を増やす形での実質0円値下げとなっています。
プランS | プランM | プランL | |
販売価格 | 31,104円+540円 (1,296円×24回) |
||
マンスリー割 | ▲1,296円 | ||
実質価格 | 0円 |
38,880円から31,104円にまで値下がりした上で、マンスリー割が1,296円にまで増額されています。これによって実質0円での契約が可能になりました。
UQモバイルではAndroidスマホの実質0円機種というのはそこそこ用意されていますが、その中でもこのR17 Neoは性能が高い上に大画面というものになっており、実質0円機種の中で比較した時に最もコスパの良いものになっています。
維持費についてもやはり安いです。Y!mobile同様に分割でも一括でも安価であるのが確認できます。
一括
プランS | プランM | プランL | |
1年目 | 842円 | 1,922円 | 4,082円 |
2年目 | 1,922円 | 3,002円 | 5,162円 |
2年間平均 | 1,382円 | 2,462円 | 4,662円 |
分割
プランS | プランM | プランL | |
1年目 | 2,138円 | 3,218円 | 5,378円 |
2年目 | 3,218円 | 4,298円 | 6,458円 |
2年間平均 | 2,678円 | 4,838円 | 5,918円 |
実質0円なので分割時に料金はSIMのみ契約と同じ維持費を実現しています。値下げ前だと1,000円以上維持費が高かったですが、今回の値下げで2,138円からの料金で基本的には使うことが出来るようになっています。
一括でも安価な維持費なのはY!mobileと変わらず、1,000円以下での運用も可能というお得さを見せてくれています。
Y!mobileと比べた時にUQモバイルは回線の性能が微妙に異なります。Y!mobileの場合は通話定額が1回10分まで無料でしたが、UQモバイルの場合は1回5分の定額または1ヶ月間に限られた通話時間が無料になるという2種類から選べるものになっています。
通話定額の内容に関してはUQモバイルはY!mobileのプランよりも内容が劣るのですが、一方で規制時の通信速度がY!mobileの128kbpsに対して300kbpsという通信速度が出せるようになっているので、ネット環境的にはUQモバイルの方が優れた契約をすることが出来ます。
通話重視ならY!mobileですがネット重視だとUQモバイルの方が回線性能は使いやすいものになっています。
R17 Neoは性能も格安スマホ系の契約の中でも高いものになっています。
iPhone 6sには劣るといっても匹敵するレベルのAntutuスコアを見せており、大画面6.4インチで有機ELのフルHD+ディスプレイを有しているためにiPhone 6sよりもコンテンツを楽しむのに適しています。
動画や電子書籍をスマホで楽しみたいという場合にはiPhone 6sよりも適した機種になってくるでしょう。
性能面でも不安のないものとなっており、実質0円で買えるUQモバイルのスマホセットのなかでも高性能機種となっていてコストパフォーマンスの優れた契約となっています。
ちなみにUQモバイルの場合キャッシュバックが最低でも8,000円用意されているため、そちらを使えば実質的な価格はマイナスになります。iPhoneと同価格ということでR17 Neoの方の魅力が薄く感じられますが、キャッシュバックによって実際には安さという点でY!mobileのiPhone 6sよりもさらに安価に契約できます。
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/uqmobile-cashback0/”]
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/r17-neo-review/”]
こちらの2機種がここ最近でY!mobileとUQモバイルで値下げが行われたスマホになります。
頭金が540円分つくものの実質0円という契約が可能になり、SIMのみ契約と同額の維持費なのにスマホセットで契約できるというお買い得な契約です。
しかもiPhone 6sもR17 Neoも、P20 liteのようなこれまでの実質0円スマホに比べてもAntutuが15万点前後になる性能の良さを持ったスマホになっているため、コストパフォーマンスという点でも非常に優秀な契約となっています。
iPhoneは初めてのスマホや学生向けのスマホとして、R17 Neoの方は動画やマンガなどのコンテンツを楽しみたい方向けのスマホとしておすすめできます。
Y!mobileもUQモバイルも速度が良い格安回線
なおこのY!mobileもUQモバイルも普通の格安SIM、格安スマホとは異なる「サブブランド」回線となっているため、普通の格安スマホと比べても使いやすくて日々の利用が快適な回線になっています。
というのもどちらもキャリアの「サブブランド」という位置づけになっているために、他の格安SIMに比べても通信速度や条件を満たした時に割引の強力さというのが、その資本力など含めたバックボーンに支えられて非常に強いものになっています。
そのため実質0円のスマホセット契約が安くておすすめである、という理由の他にもY!mobileとUQモバイルの回線は単純に他のMVNOよりも使いやすいという理由でおすすめできる格安スマホの提供元になっています。
このサブブランド回線の特徴というものを軽くまとめてあるのでそちらを確認してみて下さい。
- 通信速度が遅くなりにくく、多くの格安SIMが苦しむ昼時でも常時高速なまま
- スマホセットに月額割引/マンスリー割が用意されており、かなり高額な割引になっており維持費が安い
- 家族で複数台持つと毎月540円の割引
- 月額割引/マンスリー割+家族割で維持費0円からの運用も可能
- Appleの正規品iPhoneを取り扱える
- iOSでのテザリングが可能(こちらは現在他の格安SIMも対応)
- メールアドレスはdocomoのPC向け迷惑メールフィルターに引っかからない
Y!mobileの特徴
- 通話定額が1回10分と非常に余裕がある
- LINEの年齢認証を突破できる
- ヤフーショッピングで常時5倍特典を得られる
- SoftBank Airなどによっておうち割の割引が適用できる
UQモバイルの特徴
- 規制時も通信速度が300kbpsを上限としているためストレスを感じにくい
- 高速と低速を切り替えることができるため、SNSや軽いWebサイト閲覧中心の時に無駄に通信量を使わない
- 契約にキャッシュバックがあるため表示されているプランよりも実際は安い
- WiMAX2とのセット割が適用できる
普通のMVNOの格安スマホと比較した時に、Y!mobileとUQモバイルの回線はお昼に遅くならないという点だけで快適さというところで差があるため、これだけでもY!mobileとUQモバイルの中から契約を選ぶというのは格安スマホ選びの中で正しい選択の一つになっています。
そして速度以外にも多くのメリットが上記のように用意されているために、単純なスマホの安さといったところ以外でも今回の契約は格安スマホとしておすすめすることが出来ます。
使いやすさといったところもキャリアに近い快適な速度や機能・サービスというものが用意されているのがサブブランドのY!mobileとUQモバイルであり、そうした回線で性能の良いスマホを実質0円で使えるというのが今回の契約の魅力となっています。
UQモバイルはキャッシュバック適用ページからの申し込みを。
よりサブブランド回線の詳しい内容などについては以下を確認してみて下さい。
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/uqmobile-2/”]
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/uq-demerit-matome/”]
[blogcard url=”https://smaho-dictionary.net/uqmobile-merit-speed/”]